４．

　それからが、僕としては大変だった。

　あんな物凄い映像をみせられた後に、その乱れまくっていた優子のお母さんと向き合って食事しないといけなくなったからだ。

　正直、三回も抜かれて、脳のどっかに麻薬を直接注入されたような状態になってしまった僕は、見事に舞い上がっていた自信はある。

　どうも、お母さんは僕が優子のボーイフレンドだと勝手に思ってくださったので、それで親との対面に緊張していると勘違いしてくださり、可愛いとかいう望外の感想をおっしゃってくださった。

「しかし、パパも運が良かったのか悪かったのか」

「運が良かったんですよ。あんな大きな事故で、あの怪我で済んだんですから」

　優子の若いパパさんの話をされている優子とお母さん。何でも、スクーターで出勤中に居眠り運転の十トントラックに追突され、その勢いで外車ディーラーの店舗にガラス突き破って侵入し、その中に展示されている高級外車にぶち当たったとのこと。たしかに、話だけ聞くと、死んでいてもおかしくない事故だったみたい。

「ぱぱ、帰ってこないの？」

「どっか、あそびにいっての？」

　優子の横に座って、小さな食器で晩御飯を可愛くいただいている双子ちゃんが、パパさんがいないので寂しそうにしている。

「う〜ん、お母さん、どう言えばいいのかな？」

　事故の説明を二歳児にするのは、難しいのだろう。優子がお母さんに訊ねると、お母さんは二人の頭を優しく撫でて、なだめるように言った。

「パパもしずとめぐとゆうちゃんに会いたいって寂しがってたわよ。ふたりがいい子にしてたら、すぐ帰ってくるから」

　なんか、見た目どおりの優しいお母さんだなぁ、と感心してしまう僕。

　でも、そのお母さんが娘とパパさんと……

　あ、思い出したらまた変な気分になりそうだ。

「ねぇ、武士くん」

「は、な、なに？」

　いきなり名前を呼ばれ、語尾のイントネーションがおかしくなった返事を返してしまう僕。心の中を見透かしたような笑顔をして、優子が話しかけてきた。

「武士くんのお父さんも、長期入院コースなんでしょ？」

「そうなんですか？」

　母子に訊かれ、平常心を必死に装って、僕は答える。

「なんだか、忙しいからって放って置いたツケを一気に請求されたみたいでして。一ヶ月はベッドから動けないらしいです」

　腰椎にボルトか何かで補強したとか医者がいっていたのを思い出しながら、僕が言うと、優子がさらに話しをつなげる。

「で、武士くん、家に一人なんだよね」

「まぁ、そうなんですか？」

　今、なんでそんな事を改めて確認してくるのか首をかしげながら、僕は、

「母もずいぶん前に亡くなってるし、兄も嫁さんと一緒に大阪だですから。ここしばらくは親父の面倒、僕が見てたんですよ。だから、しばらく、楽できそうです」

　母親がいないと、よく哀れみの目で見られてしまうので、なるべく軽い感じで言ったのだけど、いかにも人の良さそうな優子のお母さんには通用しなかったようだ。

「それは……　大変ですね……」

「そ、そんなことないんですよ、本当。親父がいなければ、家事が減りますし、うん」

「立派な主夫やってるんだ、武士くん。えらいね〜、僕も見習った方がいいかな、お母さん？」

「優子にやってもらうと、かえって手間が増えるのよね」

「あぁ〜、お母さんヒドイなぁ〜」

　でも、湿りそうになった空気は、優子の機転ですぐにもとに戻る。こういうの上手いよな、この子。クラスでも誰とでも上手く話していたし。

「じゃあさ。また家にご飯食べにきなよ。いいでしょう、お母さん？」

「東くんさえよければね」

　なんか話が美味しすぎるほどトントン拍子に進んでいる気がしないでもないんですが……

「と言うわけだから、武士くん、また来るよね？」

「え、でも……」

　うれしいことではあるけど、やはり咄嗟に遠慮が出てしまう。

「気にしない気にしない♪　それにうちも男の子ゆうちゃんしかいないから、男の子いると安心できるからね。ね、お母さん」

　優子、お母さんの方に向ける笑顔と、こっちに向ける笑顔が何か違うんですけど……

　お母さんのほうは無邪気で、こっち向くと可愛い小悪魔って感じで。

「そうね。東くん、遠慮しないでいらしてくださいね」

　と母性漲る笑顔でそう言われますと……

「あ、ありがとうございます」

　そう頷くしかない僕だった。

　夕食を頂いたあと、帰ろうとした僕だったけど、ゆっくりしていらしてというお母さんと、お茶でも飲んでいきなよという優子の誘いと、おにいちゃん、ゆっくりしてけ〜♪と意味もわからず言ってくる双子の三重の誘いを固辞などできず、優子の部屋へ案内された。

　さっき僕が居たのは、旦那さんの仕事部屋兼家族の娯楽室みたいなとこだったらしい。

　なんでそんな部屋にベッドがあるのかは、まあ、訊かないでおこう。

　今は、子猫のようにじゃれついてくる双子の相手をして童心にかえっているおかげで、さっきまでの別世界が夢のようにさえ思えてくる。

　優子の部屋は、男の子の部屋のようにさっぱりしている。勉強が嫌いと公言していたのに、本棚が充実しているのが意外だった。

　双子がぐるぐる回って、どっちがしずちゃんでどっちがめぐちゃんか当てるゲームではしゃいでいると、コンコンとドアがノックされ、お盆にお茶とお菓子を載せて優子のお母さんが入ってきた。

「あら、しずもめぐも本当によく懐いてますね」

　と、年代物の卓袱台に紅茶を淹れたカップが置かれ、にこやかに微笑まれる。さっき観た淫らといっていい痴態をさらしていた女性と同一人物とは思えなくなる。

「あ、あの優子さんは？」

　双子の相手をして三十分はたっている。放置されているのに、ようやく気づいた。

「ごめんなさいね。ゆうちゃん−あ、下の男の子ね−のご飯を食べさせてたら、服の上に溢されちゃってね。髪にもついたからお風呂入ってくるって。お客さんいるのにねぇ」

　お風呂……　その単語にさっき直にみた優子の胸が思い起こされて、下半身に妙な力が漲ってしまう。あ、じ、自制せねば……

「で、こんな時に、訊くのもなんなんですが……」

　そんな僕の邪さを見抜けないようで、お母さんは僕の横にちょこんと座り話しかけてくる。

「あの子、クラスで上手くやってましたか？　あの子、ぜんぜんそう言う事話してくれないんですよ」

　そのお母さんにまとわりつく双子の女の子たち。あ、服引っ張るから、胸の谷間が見えるんですけど……

「男の子連れてきてくれたの、初めてなんで、わたしの方が喜んでるかもしれませんね。あの子、可愛いのに、ぜんぜん男の子の話とかしてくれないんですよ」

「ま、まぁ、クラスでも人気はありましたよ。でも、女の子からのほうがモテていたみたいですけどね」

　動揺を声に出さないように笑いながら、僕が知る優子のことを話してあげる。

「下級生の子からバレンタインのチョコレートもらった数、全校トップだったはずですし。ホワイトデーのお返しが大変だって騒いでいたの、覚えてます」

　でも、そう喋っている間も、僕の視線は微妙に下を向いてしまう。しずちゃんかめぐちゃんかわからないけど、ちょっと服、伸ばしすぎです。それに、なんでその服、そんなに胸元が緩いんです！？　なんか、手がすっぽり挟まりそうなんですけど、お母さんの谷間！？

「そういえば、いっぱいチョコレートもって帰ってきました、あの子。ホント、私に似ないで、背が高いですし。女の子に人気あるんですか？」

「でも、男子もけっこう評価よかったですよ。なんか、自然に付き合えるって感じで」

　だから、僕の中でも優子の評価はけっこう高い。まぁ、ガールフレンドとしてというようりクラスメイトとして、だけど。

「じゃあ、東くんが恋人ってわけじゃないんですか、残念」

　と可愛く笑顔を向けるお母さんに、僕は赤くなるだけ。こんな時、どう返せばいいんでしょうか神様！？

「武士君はポイント高いんだよ、ボクの中では〜♪」

　当惑している僕。するとその時、バスタオルを一枚巻いただけの優子が、水を髪から滴らせて部屋に入ってきた。

片手で器用に、タオルにくるんだ赤ちゃんを抱いている。

「まぁ、優子、なんてカッコしてるの？」

「だって、いきなりお風呂はいることになったから、着替え忘れたんだもん。ほら、お母さん、ゆうくん、パス♪」

　呆れた声で嗜めるお母さんの声もどこ吹く風って感じで、優子が弟をお母さんに渡す。その妖しい眼差しが何だか怖いんだけどぉ……

「ほら、ゆうくん貸して、もう。ごめんなさいね、東くん」

　遊太くんを受け取るとお母さん、こんなナリの娘さんを置いて、あっさり部屋を出て行ってしまった！　普通、なんか　僕にアクションするでしょう。すいません、部屋を出て行ってとかさ！？

　お母さんが階段を下りる音が遠くに聞こえる。

「あは、ははは……」

　固まった表情で笑うしかない僕に、優子はあからさまに見せ付けるように歩いてくる。

　胸も腰もギリギリのラインで隠しているのもきっとわざとだろう。

「お母さん、天然入っているかねぇ〜♪　どう、せくしぃ？」

　おどけて脚を強調するように前に出しポーズを決める優子。僕はもう、視線があっちこっちさ迷って落ち着きがないったらありゃしない。

「あ、あのね、優子さん。ちょっと僕には刺激強いんだけど、さぁ……」

　双子二人があどけない顔でここにいてくれるから、理性が保たれているけど、僕の中に湧き上がっている欲望はこのままじゃどこにいくかわからない、あー、わからない！

「ふふん♪　お母さんの巨乳色香に迷っていた武士くんでも、ここまですれば陥落できるんだねぇ」

　そういうと、優子はバッと勢いよくバスタオルを取った！　

　刹那の間、僕の目は彼女の細く綺麗な裸体を刻みつけた！

　が、次の瞬間、覆いかぶさった白いタオル地の感触に、視界が白一色に占領される。

「おばけぇ〜♪」

「おに〜ちゃん、おばけぇ〜」

　どうやら優子が巻いていたバスタオルが僕に被さっているらしい。双子が喜んで僕にまとわりついてくる。

「Ｈな武士くんは、ボクが着替えるまでお化けになってなさい♪」

　そう言われると、どうにもこれを剥がすことはいけないことに思える。仕方なく、僕にまとわりつく双子ちゃんに「お化けだぞぉ〜」とやって遊んでもらう。

　パンツを穿いた時のゴムのパチンとする音とか、なまめかしいんですが……

「はい、ご苦労さん。今度はしずとめぐがお化けだぞぉ〜♪」

　と僕からバスタオルを剥ぎ取ると、今度は双子にそれをかぶせる優子。なんか、上手く歳の離れたお姉さんやっているよな、優子。

　優子の湯上りのスタイルは、みずいろのチューブ何とかに、長い脚が大変よく映える短パンというラフなスタイル。あぁ、無論ノーブラみたいです、この子……

「で、Ｈな武士くんは、お母さんと二人きりで何してたのかな？」

　と、自然な感じで僕の隣に腰掛け、もたれかかるようにしてくる。湯上りの髪の匂いが、芳しいな、うん。

「訊かれたのは、優子が学校でどうだったかってことくらいだよ。あんまり家でそういう話してくれないって言ってたよ」

「ふぅ〜ん、そういえば、クラスのこととか、あんまり話さなかったっけ。ボクがいくら女の子の方が好きだからって、好みもあるしねぇ、うん」

　そう言いながら、母親が飲み残した紅茶をすすって、ぬる〜いと不平をもらす優子。どうも表情がコロコロ変わる彼女に、僕の心がついていってないような気がする。

「でも、どうせお母さんのオッパイ、気になってたんでしょ？」

「な、何をおっしゃる！？」

　声が図星をさされ、上擦ってしまう僕、情けないかも。

「でも、事実でしょ？」

「そ、それは」

　ずい、とアップになって僕を追及する優子。その小悪魔チックな瞳、何とかしてくれ、本当に……

「図星でしょう？」

「面目ありません……」

　追求にまけ、あっさり折れる僕。優子は、本当に正直なんだからとモゾモゾとバスタオルかぶって動いていた双子を抱き寄せる。そのまま僕にパスしてくるので、タオルにくるんだ幼女を、抱っこする形になった。

「まぁ、本当にボク、遺伝子ついでるか自信なくなるんだけどね、お母さんのオッパイってば」

　と、優子は自分の胸のあたりに仮想空間をつくり、そこを揉むように手を動かす。

「お母さん、今、Ｇカップ超えてるんだよ、信じられる？　もう四十近いのに大きくなったんだから、また」

　そう不満をぶちまけると、途端に自分の行為が空しくなったのか、はぁとため息をついて優子は手を降ろす。

「感度じゃ負けてないんだけどなぁ。挟んだりはこのオッパイじゃ不可能だし、ねぇ」

　と、上目遣いでチューブの上を少し開く優子。確かに谷間も形成できそうにない薄さだ、うん。で、でもその先っぽのピンクのポッチが一瞬見えて、僕の心臓はいいように弄ばれる。

「はい、チビたち、ちょっとお母さんのトコいくよぉ〜♪　お姉ちゃんたちはお楽しみ
だからねぇ」

「おたのしみ？」

　意味もわからずリピートする双子たち。

「そ、おたのしみ♪　Ｈなお兄ちゃんはちょっと待っててねぇ」

　そう言うと優子は双子を抱えて部屋を出て行った。

　残された僕はどうすればいいのかと戸惑っているうちに、優子は駆け足で戻ってきた。

　その手には、スースーと寝息を立ている赤ちゃんが抱かれている。

「お母さんとチビたちはお風呂に入るんだって。ふふ、これはチャンスだよぉ、武士くん」

「ちゃ、ちゃんす？」

「そ、チャンス♪」

　遊太くんを自分のベッドに静かに寝かせると、優子は僕ににじり寄ってきた。すこし腰が引け気味になるのが、我ながら情けないかも……

「ボクの感度っていうの、確かめてみたくない、武士くん？」

　そう言って、また服の前をさっきより大きく開く優子。先ほどよりはっきりと控えめな双丘、そしてピンクの突起が見えた。僕の視線はそこに自然と引き込まれる。

「た、たしかめるって？」

「もちろん、決まってるじゃない」

　ゆっくりと服を下ろしていく優子、あらわになった彼女の胸に僕は誘蛾灯に引き寄せられる虫のように、引き込まれていった。

「は、はぅ！　あ、あぁぁぁん！　し、舌をもっと、ね、こね回すの、わ、わかる……？」

　うっすらと汗ばんだ優子の白い胸、その二つある小さい果実を、僕は丹念に嘗め回していた。

　僕の舌が動くと、優子は声を上げる。あまり大きくはないけど、何かを堪えているような彼女の愛らしい声に、僕の脳はとっくに、蕩かされていた。

「乳首、ち、乳首をね、ゆっくりと舐めて、ね、舐めて……」

　硬く尖った優子の乳首が、僕の舌がこうしたんだと思うだけで、僕は酔ってしまったかのように、その行為に没頭してしまう。舌に感じる、未知の感触、やめられない。

「はふ……　じょ、上手だよ、た、武士くん……　右のほう、つ、抓んで。ねぇ、抓むの……」

　僕が舐めているのは左の乳首。空いている右の乳首に優子は僕の右手を誘う。硬い、それでいて暖かい小さな感触、ゆっくりと指でそれを抓むと……

「ふぁ！　は、はぅ……　し、しびれちゃう、そ、それ……」

　少し力を込めると、優子はさらに背を反らして、快感に震えている。離れそうになる彼女の体をとっさに左手で抱き寄せた。

「あ、あぁぁ……　だ、だめ、き、きもちよすぎるの……　こ、こんなにすごいって、すごいの……」

　言葉が不明瞭になっていく優子。さっきまで僕を弄んでいた小悪魔が、僕の手の中で可愛くなっているのが、とても面白く感じていた。興奮が増加して、もっと彼女を鳴かせたくなる。

「優子、もっとしていい？」

　少し口を放して訊いてみると彼女は何度も激しく頷いてくれる。これは、嬉しくて楽しいぞ。

　胸を責めているうちに、僕の中である欲求が湧き上がってきた。それはさっき見た一瞬の彼女の全裸。その中で焼きついて離れないのは彼女の美しい臍下から脚にかけてのライン。

「優子、立って」

「え、た、たつの？」

「ほら、早く」

「ふあぁ！　は、はい……」

　乳首を少し強く抓むと彼女は驚くほど大人しく僕に従った。

「な、何するの……？」

　僕の頭を両手で押さえるようにしいて立った優子。フラフラなのをそれで抑えているって感じだ。

「もっと、優子を知りたくなったんだ」

「え、そ、そうなの……　あっ！？」

　僕の手が彼女の短パンにかかったので、彼女は驚きの声を上げる。

「そ、そんな、し、下は、まだ……」

　抵抗を示す彼女の言葉には耳を貸さず、僕はそれを一気に引き下げた。パンツも一緒につかんでいたみたいで、一瞬で彼女の秘所が僕の前にあらわにされる。

「ダメ、僕が見たいの。あ、わぁ〜〜」

「いやぁ……」

　僕が直に目の当たりにした少女の秘裂、そこにはわずかに淡い毛があるだけで、他はその形をよく僕にわからせてくれた。

「は、はずかしい、かも……　ぼ、ボク、毛とか薄いでしょ……」

　優子がこんな可愛い声をだして恥ずかしがるなんて。その予想外の反応に、僕の理性は完全に本能に飲まれてくれた。

「もっと、よくみたいな、優子」

　さっき見た優子のお母さんのアソコと、その娘のアソコを僕は自然と比べていた。

　お母さんのは淫ら、とかいやらしい、って感じだったけど、こっちのは可愛い、とか綺麗とか言いたくなる感じが僕にはした。

　陰唇っていうんだっけかな。その襞にそっと指を這わせる。くちゅって言う音が聞こえ、粘り気がある雫が彼女の秘所を潤しているのがわかった。

「これが、濡れているって状態？」

「あぁん、だめ、そんなこと訊くの……」

　襞にそってなぞっていく。指には明らかに初めての感触を僕に伝えてくれている。

「くちゅくちゅ言うんだね、本当に」

「や、やさしくしてね、武士くん……　はぁん……」

　指が少し開いた箇所を見つけた。指が一本、やっと入りそうな大きな。これが彼女のその膣、っていうのかな？

　ゆっくり、湿り気を帯びている彼女の秘口に、指を入れていく。

「はぁぁん！　ふ、ふぁ！　は、はいっちゃ、ダメ、そ、そこぉ！」

　まだ入り口に少し入っただけなのに、優子は明らかにビクンと身体を震わせ、その行為に反応した。

「い、入り口、弱いの、ボク……　あんま、動かさな、あぅ！　あぁぁぁあぁん！」

　弱点を申告してくれたんだから、それを活用しない手はない。僕はもっと優子が鳴くところをみたいんだから。

　指を入ったばっかりのところで、出したり入れたりを開始する。

「あぁぁぁ！　そ、そこ、ホント、弱いの、ボク！　だ、ダメ、ダメになっちゃうの、そこ、そこ、そこ！　はぁん！」

　ガクガクと振るえ、僕の肩に強く手を置いて、ようやく立っているって感じの優子。蜜はその淫らな口からさら溢れ、僕の指をさらに濡らしていく。

「も、もう、立ってるの、駄目なの！　た、武士くん、そ、それとめて、ねぇ、あぁん！」

「だめ、立ってて。あ、そうだ。お母さん、クリトリスすごかったっけ？」

　さっき観たビデオを思い出す。優子のお母さんはクリトリスを触られると、それだけですごい反応をみせていたから。娘さんはどうなってるんだろうかと僕の興味はそれに移る。

「く、くりとりす！　だ、だめ、そこもだめ！　お、お母さんほどじゃないけど、ボクも、そこ、すごいんだから！　あ、だ、だめ、だめなんだって、あぅ！」

　抵抗が少し強くなったので、まだ入れたままの右の人差し指を少し激しく出し入れしてみることにした。

「だ、だめ、と、とめるの！　と、とめて。あ、あぅ！　お、おかしくなりそう、ボク！　気持ちよすぎるの、ねぇ！　あぁぁあぁあぁ！」

　陰裂の境目、少し包皮にくるまれたピンクの肉豆がそこにあった。お母さんはすごく大きかったけど、優子のも少し大きいかもしれない。まぁ、他に見たことないから勘なんだけど。

　そこを舌先で試しに突っついてみた。すると優子はビクンビクンと震えて、僕に倒れこんできてしまった。指もそのせいで外れてしまう。

「あ、あぁぁぁ……　た、武士くんに、い、いかされちゃったかも……」

　荒い息でそんなこといって、ペタンと床に座り僕にもたれかかってくる優子。

「もしかして、いったの、優子？」

　絶頂、というのはさっき優子が見せてくれたビデオで目の当たりにしたけど、直に生身の少女がそういうことになったのは、初めて見た。

「う、うん。武士くんにいかされちゃった……　なんか、ショックかも」

　そういって、首ったまに抱きついてくる優子。汗ばんだ身体が、興奮に火照っているのがわかる。

「さすが、ボクが見込んだだけはあったかも、予想以上だよ、ホント」

　落ち着いてきたのか、優子の手が動いて、ズボンの上から僕の股間をまさぐりだした。

　当然、堅くなっている僕の分身の感触を確かめ、楽しそうに笑う優子。

「こっちもまた暴れたいみたいだね、また舐めてあげようか？」

　ボタンを外し、ジッパーをおろし、そして形をなぞるように優子は僕のモノを確かめていく。目があった。あどけなく、あやしく、かわいく、色んな情をたたえた瞳。吸い込まれそうになる。

「僕も、優子の舐めてみたいかな……」

　淫らに曇った僕は、自然とそんな欲望を口にしていた。

「ふふっ。ホント、Ｈなんだから武士くんってば」

　その欲望を肯定するように、重ねられた優子の唇。そして絡まる僕らの舌。

　親の目を盗んだ淫らな遊戯は、まだ続いていく。

　−続く−