龍 晃一 作
| 第９章 福岡支社に転勤になる 携帯の電源もOFFにしたままになっていた。真理子のことを忘れたまま寒風の府内城公園のベンチで呆然としていた。偶然にも竹田市のお店で出会い、市内まで乗せてきたことのあるハリウッド化粧品の大島チーフが通りかかった。 「カトレアの山﨑さんではないですか----先日はありがとうございました」 「○○の家」と言う宗教を会社の精神的な支柱にしているだけに丁寧に挨拶をしてくれた。 「この間の大島悠子さん----」 「こんな寒風の中で何をしているのですか」 僕は会社での所長との顛末記を話した。 「架空送品する所長が悪いわ----こんなところでは風邪を引くわ----私のアパートに来てください。クリスマスイブなのでご馳走しますわ」 「済まない-----」 「遠慮しないで------」 僕は悠子に甘えてしまった。隙間風が吹き抜ける心を癒して欲しかった。顔見知りと言う安堵感で悠子のアバートに転がり込んでいた。 「少し炬燵でテレビを見ていて----買い物してきます。温かい鍋をします」 このとき真理子との約束を完全に忘れていた。携帯の電源が切れていたことも気が付かなかった。真理子を待たせていることを------。結局、真理子とは会えないままで新年を迎えることになった。 僕は悠子と暖かな鍋料理を食べながら今後のことを思案していた。過去のことを考えても仕方なかった。悠子に勧められるままにワインを飲んでいた。酔うことで僕が失敗したことを忘れることができたが、お互いが酔ってくると知らないうちに抱き合ってキスを交わしていた。悠子の暖かい舌と舌を絡ませることで明日の希望が湧いてくる。元気になってくると肉棒もムクムクと元気になってくる。 悠子の下着の下から乳房に触れたが抵抗されないことをいいことに乳首を捏ねった。 「あ---うふん----あう------いいいいぃぃぃぃぃぃ」 悠子の悶える声を聴くとスカートに右手を入れてショーツの割れ目に触れた。僕は悠子は真面目な女だと思っていた。悠子には淫らなことはしないと決めていたが悠子の優しさと美しさに誘惑されていた。 キスすることを拒否されなかったことで悠子の花園に指を伸ばしていた。悠子の吐息に抑えられなかった。 「好きだよ----」 「私も----好きなの」 この言葉で僕の理性は吹っ飛んでいた。悠子と結ばれたいという思いになっていた。 ブラウスを脱がせ、スカートを脱がす時はお尻を持ち上げて協力してくれる。もう一度、ショーツとパンストを一緒に皮を剥ぐように腰から抜き取るときも、お尻を持ち上げてくれた。 口付けを交わしながら悠子を全裸にして、抱き上げた。両手を僕の首に廻してくれたことで愛を確認できた。その裸体をベッドの上に運び、両脚を開いた。両手で顔を隠した。愛液に濡れている花弁を開いて、舌で愛撫する。 「ああああ-----いいいいいぃぃぃぃぃぃぃ-------」 花弁とクリを舐めながら僕も全裸になった。 全裸になると勃起したペニスを悠子の愛液に濡れた花園に押し込んでいった。入口は狭かったが何度も前後させているとすんなりと奥に吸い込まれるように挿入できた。陰毛と陰毛が絡み合っている。浅く浅く深く、ゆっくりとゆっくりと素早く押し込み子宮に亀頭を激突させる。 「くっくっ----いいいいいいぃぃぃぃぃ-------」 悠子の悶える声が大きくなったり、小さくなったりしながら絶唱に変わっていった。 絶唱した時、僕も悠子のお腹の奥に精液を吐き出していた。寒風の中でどうしょうかと思案していたが悠子に救われた。その悠子と交わっている。二人の出会いを反芻しながらこのようになる運命にあったことを実感しながら悠子を逝かせ、失神させることに傾注していた。逝かせることが恩返しになると思っていた。 悠子も僕の裸体にしがみ付いている。口付けをしながら秘骨の裏側に亀頭を擦りつける様にして子宮にコッンと当てるようにしてたピストンを繰り返した。 「いいいいぃぃぃぃ-----逝っちゃんよ-----逝く逝く------」 悠子をやっと逝かせることができた。ペニスを抜くと精液と愛液が溢れている。ティシューで何度も拭いているがその股間がピクピクと痙攣している。 痙攣している割れ目に、人差し指と中指を差し込み、指の腹で秘骨裏のスポットを刺激する。スポットがクリの大きさ程に勃起している。そのスポットを強く弱く擦り続けた。２～３分位強く刺激すると、 「でちゃう-----でちゃう-----」 悠子が潮を１ｍ以上に噴き上げて絶叫した。 お腹まで痙攣させて２度目の失神をしてしまった。潮を噴き上げたフロアーを拭き、悠子の裸体に毛布を掛けて入浴することにした。お湯を注ぎ湯船を満たすまでクリスマスイブの時間を満喫していた。湯船にゆったりと浸かっていると悠子が裸身のまま夢見心地の状態できた。 悠子を抱え上げて一緒に狭い浴槽に入った。入ると唇を求めてくる悠子がいた。 「悠子を離さないで-----悠子は山崎さんのものよ-----もう離れられない---愛している」 「悠子に助けられたもの---手会っていなければ今頃凍死していたかも----」 「よかった、出会えて-----明日どうするの-----」 「悠子に出会って思いついたの----この解決方法は、福岡支社に行って支社長に会うしかないと思う」 「私もそう思うわ」 「そうする」 風呂から出ると知らない間にベッド抱き合ってスヤスヤと眠ってしまった。寒い朝であったがベッドの中は二人の体温で暖かかった。悠子の裸体に重なり朝の愛撫を行っていた。悠子の子宮に信じられない量の精液を吐き出していた。 妊娠したら責任を取るしかないと心の中で感じていた。 悠子の簡単な手料理を食べた。玄関で何度も抱き合ってキスを交わした。 「頑張ってきてね----帰ってきたらここに来てもいい----」 「いつでもお待ちしています」 悠子に送られて大分駅に向かった。１２月２５日の寒い朝であった。 福岡支社に行ったことで意外な展開が待っていた。 「今回のことはなかったことにする。その前に福岡転勤が確定していた。佐賀県を担当して社長賞を獲得せよ」 と支社長より言明された。 真理子とのクリスマスイブが空転して、悠子との出会いがあり、今また佐賀県担当として福岡に転勤することになった。 真理子とのことはと考える余裕もないままに流れに翻弄される僕がいた。今は目の前の社長賞を獲得することが僕に与えられた天命のように思えた。全国５００名を越える全営業マンの頂点に立つことを意味する。３階級～５階級の特進が約束されている。企業においては肩書がすべてである。 支社長代理よりそのまま博多にいるように指示された。アパートが確保できるまでは独身寮でいることにした。年末の仕事納めの日に佐賀のチーフと会った。 「杉本小夜子で２９歳で身長も高くスリムで１６８センチ」 と聞いた。 僕の憧れのスタイルであるが小夜子は問題を抱えていた。結婚を約束していた彼に捨てられて捨て鉢になっていたところであった。その夜、一緒に食事をしてスナックに行った。 「良かった。佐賀の担当で山崎さんのような人と出会って-----嬉しいです」 「仕事熱心な人と聞いています」 「ありがとう。本当は美容部員と言う仕事は、人を美しくしてあげられるので好きだし、プライドを持っていたの----。 彼に捨てられてヤケになっていたことがあるの------後悔しているの」 「今からでも遅くないから----一緒に頑張ってほしい」 「嬉しいわ-----」 気が付くとスナックの片隅でキスを交わしていた。火が付くとキスだけでは終わらない。杉本小夜子に誘われるように小夜子が宿泊しているホテルに行った。シングルからツインに変更した。 目くるめく展開の中で僕も気が動転していたが運気だけが進展していった。真理子、悠子、小夜子と相手が代わった。 大分から福岡に、担当として佐賀県を与えられた。それによってパートナーも代わったが、小夜子はチーフということもあって、僕が社長賞を目的にしていることも理解してくれ、協力してくれることになった。 小夜子のフェラは巧みであった。亀頭を咥え、睾丸を愛撫し、アナルも舐めてくれる。アナルを舐められるとペニスがギンギンに勃起してしまう。その亀頭を咥えられて吸われると小夜子の口の中に発射してしまった。それでもペニスはギンギンに硬くなったままである。そのペニスを小夜子の愛液に濡れた秘口に挿入する。 「大っきい---きもちいい---好きになりそう-----いいいいぃぃぃぃ----」 小夜子を横向きに代え、バックから入れる。次に小夜子を上位にして跨らせる。口を少し開け、白い歯を見せながら小玉スイカの乳房が揺れる。その乳房の乳首を摘まむと、 「だめだめため-----感じてしまう-----いいわ----」 体位を反転させて、正常位に戻るとフィニッシュで突き上げていく。 「逝きそう-----逝く----逝く---逝く------逝きます」 小夜子の裸体が弓なりに反れ上がり、ゆっくりとベッドに沈んだ。股間はピクピクと痙攣している。小夜子の敏感な体質に驚かされた。ベッドは愛液で大きなシミを作っていた。 |
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| 2014.10.29掲載 |