| １０． その日も、私は、母とKのセックスを見るために、学校から急いで帰宅した。すでに何度も母のセックスを目の前で見ているものの、Kが来る日の私は、朝から母のセックスのことばかり考えていた。 母がKに奉仕する姿や、母の美しく熟した乳房は、どんなAVよりも私の欲情を駆り立てるものであった。数回目撃したくらいで、私の興奮が弱まるはずがなかった。 隠し持っていたAVは使い物にならなくなり、Kがやって来ない日にも、母の乳房や、母がフェラチオをする光景などを思い浮かべながらオナニーをするのが日課になっていた。 その日、私は、3日ぶりに見ることのできるセックスへの妄想を膨らませながら、ペニスを堅く勃起させて母とKの待つ家へと帰った。 しかし、部屋に入った私を待っていた光景は、全く想像していないものだった。部屋の中は、いつもとは違う様子で、2人の間には少し険悪な空気さえ漂っているように感じられた。状況が理解できなかった私は、じっと黙って立っていた。 しばらくすると、母の様子から、母がKに何かを謝っているのだということが伝わってきた。母は、小さな紙袋を出して、そこから長辺が15センチほどの紙箱を2つ取り出すと、「すいません・・」とつぶやきながら、食卓に座るKの前にその紙箱を置いた。 Kは、差し出された紙箱を手に取ると、それを眺めながら「う〜ん・・」と小さな声で呟いた。箱の表と裏を簡単に見ると、Kはその箱を食卓の上に置いた。私には、その箱が何なのか、すぐには分からなかった。 母は、椅子に腰をかけて、細々とした声で謝罪を続けた。「すいません・・でも、さっき近くの薬局で、なるべく薄いやつを探してきたんです・・」。 母の言葉を聞いて、私は、ようやく、Kの前に置かれたものが何であるのかを理解した。それはコンドームに違いなかった。私も、高校の同級生が、どこか自慢げに、財布にしのばせているのを見たことがあった。 コンドームは、本来であれば、妊娠の許されない大人の関係では、当然、装着されるべきものである。しかし、私は、Kがゴムの器具を着用しているのを見たことがなかった。これまでの母とのセックスでは、Kは、常に生のペニスを母の中に挿入し、何の躊躇もなくそのまま膣内に射精していた。母も、それを当然のように受け止めていた。 最初の目撃の際には、母が妊娠してしまわないのだろうかという疑問も脳裡をよぎったが、私も、いつしか、2人のセックスが「生」で行なわれることがあたり前であるかのように思っていた。むしろ、なぜ、今日に限って、母はコンドームの着用を求めているのかが分からなかった。 その理由を考えながら、私は、母が薬局で避妊具を買い求めている姿を想像した。昼間から、自宅の近所の薬局で、より薄い避妊具はどれだろうかと探し回っている母は、店員や他の客からどのように見えたのだろう。昼間から妊娠の許されない性行為に溺れる女のように見られていたのだろうか。 恥ずかしそうにしていたに違いない母を想像すると、私のパンツの中の勃起は、さらに堅くなった。 Kは「薄いといっても、やっぱり全然違うんだよ」などと渋っていたものの、結局「分かった・・仕方ないな」と、母の要望に応じた。母は「本当に、すいません」とKに軽く頭を下げた。 「でも、これからは気をつけてくれよ。俺はゴムは嫌いだし、百合子が忘れずにピルを飲んでくれれば問題ないんだからな」とKは続けた。 その時、初めて、私は、母が避妊用ピルを服用しているのだという事実を知った。母は、Kに生でペニスを挿入させるため、そして膣内で精を受け止めるために、避妊薬を服用していたというのだ。 考えてみれば、母は、金銭的な援助を受け、その対価として男の欲望のはけ口となっているのだから、男がより深く満足できるように、ピルを服用することも十分に考えられる。 しかし、避妊の知識などほとんどなかった私には、全く想像もできなかったことだった。当時の私は、ピルについてほとんど何も知らず、友達との会話などから、「生」でできる薬があるらしい、といったことくらいしか知らなかった。 いずれにしても、母は、男により強い性的快感を与えるために、毎日、薬を服用していた。そのおかげで、男は、母の膣の中で、窮屈なゴムの圧迫を感じることなく、心置きなく精液を迸らせることができた。母は、男が訪ねてこない日であっても、自分の肉体で男が最高の快楽を感じることができるように、準備を怠らずにいたのである。 母とKのセックスを目撃してから、私は、母の知らなかった顔を、次から次へと思い知らされてきた。そして今日、新たに、避妊という、母の女としての、いや雌としての一面を知ることとなった。 自分でも驚いたことだったが、母がピルを服用しているという事実は、私を興奮させるものだった。母の濃厚なセックスや母の乳房が、視覚的に興奮させられるものであったのに対して、避妊のためにピルを服用しているという事実は精神的に興奮させられるものであった。 AVなどでは、避妊に関する描写がなされていることは、ほとんどない。何度か「中出し」をするAVを見たこともあったが、膣内に射精をされた女優が「温かくて、気持ちいいい・・」などといった、画面の向こうの男性を喜ばせるためのセリフを口にするだけだった。 しかし、女優も一匹の雌であり、何の準備もせずに雄の精を受け止め続けると、妊娠してしまう。その性に逆らうべく、撮影に際しては中出しをされてもよいように何らかの準備をしているに違いない。 今、目の前にいる私の母も、画面の中の女優たちと同じように、自分を抱く男性が、妊娠など心配することなく、ただ快楽だけを感じて心置きなく膣内射精することができるように、一日も休むことなく、私の知らないところで準備をしていたのである。 私が何度か見てきた母とKのセックスは、快楽のためだけの行為ではなく、雄と雌の交尾であること、そして、母も雄の精を受け止めると妊娠してしまう雌であるという事実が、私を興奮させたのかもしれない。 私が衝撃を受けていると、突然インターフォンが鳴った。宅配便が届いたようだった。母が玄関へ向かうと、私とKが部屋に残された。 どうしたものかと思っていると、Kの方から私に話しかけてきた。「ゆう君は、いつも、見た後で、自分でしてるの？」Kは、いきなり、私が聞かれたくないことを尋ねてきた。 私が押し黙っていると、Kは気まずい空気を打ち破ろうと言葉を続けた。「いや、別に怒ってるわけじゃないよ。むしろ、ゆう君ぐらいの年頃だったら当たり前だよ。悪い事じゃない。目の前でセックスなんて見たら、我慢してられないだろうなと思っただけだよ。」 Kは、さらに、思いがけないことを言い始めた。「私と百合子がしている時に、自分でしたって構わないんだよ、別に。さすがに、実の母親だから、触ったりするのはまずいと思うけど、ゆう君が自分でするんだったら、いいんじゃないかな。」 私が驚いた様子でいると、「恥ずかしがることはないよ。私なんか、いつもゆう君に見られてるんだから。それに、我慢してるのもつらいだろ」と、Kは少し茶化したように言った。 ちょうどその時、母が部屋に戻ってきた。母は、私とKが何を話していたのかを少し気にしながら、受け取った荷物などを片づけていた。 その様子を見ていたKは、「じゃあ、百合子、始めよう」と声をかけて、ソファへ移動した。母は「はい」と応じると、いつものように私の方を見ないようにして、Kが待つソファへと向かった。 そこから先の流れも、いつもと同じだった。母は、ソファに座るKの前にひざまずいて、フェラチオを始めた。いつもと違うのは、服を脱いだ母が着けていた下着の色が、紫だったということだけだった。 いつもの黒の下着が、母の白い肌を際立たせ、美しく見せていたのに対して、紫の下着は、母の色香を強め、その艶めかしい肉体をさらに官能的に見せていた。 私が、下着姿で奉仕する母を見つめていると、Kは、私の方を向いて目配せをした。Kが何を伝えようとしているのか、私にはすぐに分かった。Kは、私に対して、オナニーをしてもいいと言おうとしているのだった。 母親の前でオナニーをすることに対して、確かに抵抗はあった。しかし、避妊に関するやり取りを聞いたり、母の美しい下着姿を見ることによって高まっていた性的興奮が勝った。私は、ベルトを外してズボンと下着を慌ただしく下すと、すでに堅く勃起していたペニスを左手でしごき始めた。 私が椅子に座ったまま、ペニスを刺激し始めると、その様子を見たKが、悪戯っぽく母に声をかけた。「百合子。ほら、ゆう君も自分でし始めたぞ。」 これまで、Kとセックスをしている時には、私の方を見ないようにしていた母が、ペニスから口を離して、恐る恐る私の方を向いた。 母の視界に、腹につきそうなほど勃起した私のペニスが入ると、母は、小さく「キャっ」と叫んで目を閉じた。 Kは、その場を取り繕うように、「ゆう君だって、いつも我慢してるんだから、いいじゃないか」と言った。そして、自分のペニスを持ち、「こっちがおろそかになったら、駄目じゃないか、百合子」と言った。 母は、目の前のペニスを咥え直し、目にしたばかりの息子の姿を忘れようとするかのように、一心不乱に頭を上下させ始めた。そんな母のいじらしい様子を見て、私だけでなく、Kのペニスの勃起も、さらに堅くなった。 私は、今にも射精しそうだったが、これから始まるセックスの前に射精してしまうのは、あまりにもったいない。それに、Kが挿入さえしていない時点で射精してしまうのは、どこか恥ずかしいという気持ちもあった。 私は、ペニスの付け根の奥深くで感じる射精感と相談しながら、強弱をつけつつペニスをしごいた。 母が自宅で男にフェラチオをする様子を、息子が見つめるというのも、十分に異常な光景である。今日は、さらに、息子がその様子を見ながらオナニーをしている。平日の夕方、私の自宅では、異様な光景が繰り広げられていた。 |
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| 2010.9.29掲載 |