| １７. Tを迎え入れるために仰向けになった母は、頭の下の枕を直すと、両足を軽く広げた。母は、男性を迎え入れる直前に女性が見せる、視線のやり場に困ったような表情が浮かべながら、Tが体勢を整えるのを待っていた。 母の両足の間に移動したTは、自らのペニスを何度か軽くしごくと、母の両足をM字の形に広げさせて、巨大な亀頭を母の膣口にあてがった。母の陰唇とそこに侵入しようとしているTの亀頭が私からも見えた。 Tは、異様に張り出した亀頭の裏側で、母の陰唇の最も下の部分からクリトリスまでをなぞるように、何度も腰を前後させた。母を妊娠させようとしているTのペニスには、当然ながら、避妊具は被せられておらず、亀頭は肉棒を歓迎するかのように溢れ出してくる愛液で濡れていった。 Tがそのままペニスを挿入していくのだと思っていると、Tは、亀頭で母の入口をこすりながら、母の顔を直視して、これまでと変わらぬ優しい口調で語りかけた。「百合子・・君が何年も服用してきたピルを止めて、もう何か月か経つ・・・すっかり正常に戻ったんだよね？」 母が「はい」答えると、Tは続けた。「そして、今日は生理が終わってから14日目・・百合子の体の中では、男性を受け入れる準備ができてる・・」Tは、母が妊娠する可能性を高める事実を並べて、母の意志を改めて確認しようとしているようだった。 Tの言葉を聞いて、私は、遅まきながら、今日が母にとってどのような意味をもつ日なのか気がついた。今日は、母の生理の周期からして妊娠しやすい、いわゆる危険日として選ばれたのだった。 私は、母から電話があった時に、母が「色々とあるから」と言っていたことを思い出した。私は、他の用事との兼ね合いで、今日しか都合がつかないと言っているのだと思っていたが、そうではなかった。母とTは、母の卵子がTの精子と最も結びつきやすい日として、今日を指定したのだった。そうしたことに全く思いがいたらなかった自分に、私は、男としての劣等感を抱かずにはいられなかった。 亀頭を膣口にあてがったままのTは、真剣だった表情を崩すと、少し茶化したような口調で「私も、今日のために2週間近く射精していない・・少し辛かったけどね・・おかげで、たっぷり溜まってるよ」と言った。 母も、Tを見つめ返しながら、笑みを浮かべた。母の柔らかな表情は、男のすべてを受け入れることを覚悟した女のものであり、私に見せる母性とは全く違った包容力にあふれていた。私は、そうした母の表情を見て、母がTのものになってしまおうとしていることを実感した。 Tは、再び、「覚悟はいいね？受け入れてくれるんだね？」母に声をかけた。母は、少し時間をおいた後、Tを見つめたまま、はっきりと頷き、「はい。・・Tさん、来て下さい・・」と答えた。母の決意に、Tは「嬉しいよ」と答えた。 続けて、Tは、母のほうを向いたまま、「ゆう君も聞いたね？今から、君のお母さんを、かなりの確率で妊娠させることになると思う。君も理解してくれてると思ってるよ」と、もう一つのベッドに座っていた私に声をかけてきた。 私は、このタイミングで、Tに話しかけられるとは全く予想していなかった。非常に驚いた私は、狼狽し、何と答えればいいのか分からなかった。ただ、今から母親を妊娠させるという、考えようによっては屈辱的な宣告は、私にとっては、異様に興奮させられるものであった。私は、すでに頂点に達していた興奮が限界を超えて振り切れていくのを感じながら、ただ頷いた。 Tは、私のほうを一瞥したが、当初から私の返事を期待していなかったようだった。Tは、肉棒の根元を支えもつと、腰を突き出して、これから妊娠させると通告した女性の肉壺に自身の長大な肉棒を埋め込んでいった。 私には、そもそも、あれほど大きな物が、女性の膣に収まってしまうことが信じられなかった。しかし、赤黒い巨大な亀頭は、陰唇の間をかき分けて、ゆっくりと肉壺へと侵入していった。母は、巨大な肉の塊を感じ取ると、小さい喘ぎ声をあげて首を反らした。 その後も、Tは、一気に奥まで突くようなことはせず、母の反応を確かめながら、何度か亀頭を入口まで引き戻しつつ、じっくりと時間をかけて、母の最深部へと亀頭を進ませていった。 細心の注意を払いながら、自身の肉棒を埋め込んでいく様子からは、Tがいかに真剣に母を妊娠させようとしているのかが伝わってくるようだった あれほど大きかった肉棒が、根元まで母の膣におさまると、母は、力を抜こうとしているのか息を大きく吐き出して、「あぁ・・やっぱりすごい・・。あぁ・・。」と呟いた。Tを迎え入れた母の肉体は、自身を孕ませるために入ってきた雄に反応して、何度かピクンと動いた。 Tは、自らの肉棒を歓迎するかのような女体の反応を満足そうに眺めながら、「百合子も、私のものにだいぶ慣れてきたみたいだね。最初の頃とは全然違う」と言った。母は、軽く目を閉じたまま、「あぁ・・でも・・あっ・・やっぱり、おっきいです・・」と呟いた。Tは、「ううん。優しく包み込んでくれて、すごく気持ちいいよ」と言った。母も「私も、気持ちいいです」と可愛らしく応じた。 やはり、母も、あれほど大きなペニスを初めて挿入された際には、痛みを感じたのだろう。Tは、これまでに抱いてきた女性にしてきたのと同じように、逢瀬の中で、母の性器を慣らし、自らの巨大なペニスに順応させていったに違いなかった。 私は、このホテルのベッドの上で、Tに開発されていく母の様子を想像した。白い美乳を露わにして仰向けになった母が、巨大な肉棒の侵入に苦悶の表情を浮かべる中、Tは、力を抜くように促しながら、唾液などで濡らした巨根をゆっくりと埋め込んでいったのであろう。 従順な母が、Tの手によって徐々に開発され、巨大な肉棒がもたらしてくれる快感を教え込まれていったのだと思うと、私の勃起は痛みを感じるほど堅くなった。 母の最深部まで肉棒を埋め込んだTは、両手をつき直すと、自らの長いペニスが母に苦痛を与えることのないように細心の注意をはらいながら、ゆっくりと出し入れし始めた。Tが腰を引く度に姿を現す肉棒は、先の部分が母の中に埋まったままとはいえ、非常に長く、太かった。 私から見ると、気持ち悪く思える男性器であったが、母の肉体は、侵入してくる肉塊が歓迎すべきものであることに気づいて、反応を始めていた。 母の女性器は、Tが腰を動かして送り込むペニスを優しく包み込み、快感を強めようと愛液を分泌するようになった。母の口からは、Tの肉棒が膣腔を隙間なく満たし、子宮の入り口を刺激する度に大きな喘ぎ声がもれるようになった。 Tが優しく腰を動かし続けると、肉棒全体が、白い愛液でうっすらと覆われたような状態になった。それによって自らの侵入がスムーズになったことを喜ぶかのように、肉棒はさらに逞しくなり、母の中をえぐり始めた。 Tが、母の反応を確認しながら、自らの性器を母のものとじっくりと交える様子は、自らの欲望を満たすためだけに腰を動かしていたKとは全く違うものであった。 Tの巨大な肉棒と、母の膣壁が完全に馴染み、肉棒が滑らかに出入りするようになった時、Tは、ピストンを止めて、上半身を前に倒し母にキスをした。母は、唇への刺激を待ち望んでいたかのように、Tの唇にむさぼりついた。Tの口に塞がれたため、母の声がこもって聞こえるようになった。 キスの合間に、Tは、甘美な言葉を投げかけた。「百合子、すごく気持ちがいいよ・・・。君が受け入れてくれて、僕は本当に幸せだ・・」母は、Tの唇に吸いつきながら、うなずいた。 Tは、体を支えなおすと、ピストンを再開した。それは荒々しいものではなかったが、これまでとは明らかに異なる、テンポのよいものだった。Tの腰の動きに合わせて、母の白い巨乳も、大きな乳輪を中心として勢いよく前後に揺れた。 Tが、腰を前後させ、大きな肉棒を母に打ち込み続ける中、母の喘ぎ声はさらに大きく、乱れたものになっていった。母の膣からあふれ出る大量の愛液をTの亀頭がかき分けて肉壺の最深部へと突き進む度に、ズチュ、ズチュという音が、私にも聞こえるようになった。 Tは、自らの欲望を抑え込むように、一定のリズムを守りながら、冷静な様子でピストンを続けた。Tが淡々とペニスを出し入れする様子は、Tが何か作業をしているかのようにも感じられた。 しかし、Tのピストンを受け止める母の様子は、冷静なTとは対照的だった。Tの肉棒が侵入してきてからしばらくの間、母はその大きさを持て余すような素振りを見せていたが、いまや母の反応は全く違うものであった。 母は、Tのペニスが出入りする度に、余裕がなさそうな様子で、「あっ！・・あっ！」と大きな喘ぎ声をあげるようになった。さらに、しばらくすると、母は、頭を左右に振って、自らの中の悦びを抑えきれないように「あっ！・・いいっ！・・いいっ！・・いいっ！」と叫んだ。 快感を露骨に表現する母を見たのは初めてであり、私は非常に驚いた。さらに、喘ぎ声の合間に、「あっ・・ひっかかってるぅ！あぁ・・いいっ！」という声が聞こえた。 私が母の言葉の意味を分からずにいると、Tは、微かに笑みを浮かべて、腰を止めることなく母に言葉をかけた。「百合子は、奥でカリがひっかかるのが気持ちいいんだね・・可愛いよ・・。」 母の中では、グロテスクなほど大きなカリ首が、母の膣壁をえぐり、Tの子供を孕ませる準備を整えている。そして、その刺激によって、母は、自らを抑えることができないほどの快感を得ていた。 当初は、自らの意思で、Tに抱かれ、その子供を孕むことを決めた母であった。しかし、今や、母の肉体が、さらなる快感を求め、それをもたらしてくれるTの子種を欲しているように見えた。 |
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| 2011.2.26掲載 |