| ２． 母への愛撫を終えた男は、下半身だけ裸の状態のまま、大きなペニスを揺らしながら立ち上がった。 勃起のたくましさを母に見せつけるようにしながら、男はシャツのぼたんを外し、下着と共に脱ぎ捨てた。 全身裸になると、男の体は、中年を迎えた年相応のものであった。お世辞にも鍛え抜かれた体とはいえなかった。 しかし、その股間部分からそそり立っている勃起は体とは不釣り合いなほどに力強く、その黒ずんだ色合いは、今まで貫いてきた女性の多さを物語っていた。 男は、先ほどフェラチオをされていたのと同じ態勢でソファに腰かけて、母に声をかけた。 母は、男のペニスを見つめながらうなずいて、体を起こすと、男と向かい合う形で、男の腰にまたがっていった。 二人が何をしようとしているのかは、私にもすぐに分かった。母が男の上になって交わるのだろう。 私は、早くセックスを見たいと思うと同時に、母があのグロテスクなペニスを受け入れてしまうのだろうかと、どこか信じられない気もした。 しかし、母は、私のそのような気持ちをすぐに裏切って、男の腰の上で短いスカートをまくりあげた。母の白く大きな尻が私にも丸見えになった。 その態勢で、母は、左手を伸ばして、たくましく勃起したペニスの根元に近い部分をつかむと、自らの腰を動かして、勃起の先端を自らの割れ目にこすりつけるようにした。 その時の私は、目の前で挿入がなされようとしていることに興奮して、気がつく余裕がなかったものの、男のペニスには避妊具が被せられていなかった。 母は、何のためらいもなく、男のペニスを生のまま、自らの膣の中へ導こうとしていたのである。 裸の亀頭を、数回前後させて、自らの膣口にこすりつけた後、母は、白く柔らかそうな尻をゆっくりと下げていった。 初めに大きく張り出したエラの部分が見えなくなり、母の腰の動きに合わせて、ペニスの幹の部分も、母の性器にくわえ込まれていった。 母は、一番下まで尻を下ろすと、体を軽く反らせて、目を閉じて、「あぁ・・」と大きな呻き声をあげた。 いや、正確にいうと、母のあえぎ声が窓の外にまで聞こえていたのかは定かでない。 しかし、母の表情が、男性を深く受け入れた女性のものであるのは明らかであった。母の表情を見て、私は、声が聞こえたような気がしたのかもしれない。 母は、腰をおろした状態で大きく息を吐くと、ゆっくりと腰を上げていった。男性器の幹の部分が、母の中から再び顔を出した。 そこには、先ほどのフェラチオでつけられた唾液とは違った液体がまとわりついており、母の濡れた肉壺の中に挿入されていたことを、私に教えているようであった。 その液体が愛液と呼ばれるものだということは、当時の私も知っていた。 しかし、モザイクのかかったビデオしか見たことのなかった私の興奮は、母の体から出てきた愛液を目の当たりして、益々かき立てられた。 母の膣からは、かなりの愛液が出ているらしく、母が何度か腰を上下させると、男のペニスはすっかり白くなっていた。 男の本能なのか、私は、自分が産まれてきたところであるにもかかわらず、あそこにペニスを挿入できればどれほど気持ちがいいだろう、という思いを禁じ得なかった。 母が腰を上下させるリズムは徐々に早くなっていき、母の口から発せられるあえぎ声も、甲高いものになっていった。母の声は、確かに、窓の外にまで聞こえるようになっていた。 しばらくすると、男は、母のブラウスに手を伸ばした。母は、男の意図を察して、腰の上下の速度を落として、男がブラウスを脱がせやすいようにしていた。 男によってブラウスが取られると、母は、黒いブラジャーと、まくりあげられたスカートだけを身に着けている状態になった。 ほぼ全身が露わになった母の肢体は、白い肌が美しく、程よい肉づきが熟した女性の色香を醸し出していた。 黒いブラジャーに包まれた乳房は盛り上がっており、その柔らかさを伝えるように上下に波打っていた。 母の白い尻は、丸出しにされて、男のペニスを生でくわえ込んでいた。 目の前の母の姿は、アダルトビデオの中で見る、若くて綺麗な女性よりもはるかに卑猥で、私を興奮させるものであった。 次に、男は、母の黒いブラジャーに手を伸ばした。私は、当然、男はブラジャーを脱がせるのだと思った。 しかし、男は、ブラジャーを取ることなく、カップの中に手を入れ、豊かな乳房を引っ張り出すようにした。 姿を現した乳房は真っ白で、浮き上がる血管が窓の外の私にも見えるようであった。 母は男のほうを向いていたため、乳房の先の部分はときおり見えるだけであったが、そこには、ほとんど色素の沈殿しておらず、子供を産んだことがある女性とは思えなかった。 母の乳房は、重みと年齢のせいで少し垂れ下がっているようだったが、着けたままのブラジャーがそれを下から支えるような形になった。 乳房の白さと大きな乳輪の赤みが、黒い下着によっていっそう強調されて、美しく見えた。 母が腰を上下させるたびに、美しい乳房が上下に揺れる姿は、息子である私から見ても、何ともいえない官能的なものであった。 男が、母の乳房を美しく見せて、楽しむ方法を知っていることは明らかであった。 男は、ブラジャーに支えられた母の乳房を、両手で味わうように、ゆっくりと揉み始めた。 豊かな乳房は男の手に収まりきらずにあふれ出ており、柔らかい感触が男を楽しませているのが、私にもよく分かった。 男は、柔肉の感触を楽しみながら、その先端部分を口に含んだり、舌を伸ばして乳輪を舐めまわしたりし始めた。 母は、ペニスの挿入とは違った快感に、体をピクッと動かして応えている。 見知らぬ男が、揉み、舐めまわしている乳房は、私も赤ん坊のときにくわえていたはずのものである。 もちろん、私には、当時の記憶はない。しかし、目の前で、美しい乳房を、男がほしいままにしているのを見ていると、その感触を全く覚えていない自分が恨めしく思えてきた。 さらに、男が自分の欲望のままに乳房を扱うことによって、母は、快感を得ている。 私は、嫉妬のような、何ともいえない感情を抱きながら自分のペニスをしごき続けた。 男が乳房を楽しんでいる間も、母の尻は上下し続けていた。 母は、いつの間にか、男が乳房を舐めやすいように、上半身を少し前に傾けていた。 それに合わせて、男は、少し足を広げる態勢になったため、挿入部分から男の玉袋まで、私のいる場所からも、よく見えるようになった。 男の玉袋には、母の女性器から流れ出た白い液体が、筋となってついていた。 それも卑猥な光景であったが、私には、愛液はそんなにたくさん出るものなのかという驚きのほうが大きく、それほど興奮させられるものではなかった。 しかし、そのすぐ上の光景は、私にとって一生忘れられないものであった。 それは、私が初めて見た、モザイクのない、男性器が女性器に挿入されている光景であった。 母の陰唇は、丸く口を開けるようにして、男のペニスをパックリとくわえ込み、母の腰の運動に合わせて上下していた。しかも、そのすぐ上には、母の肛門がある。 私にとっては、母の尻が上がる度に、ペニスを逃がすまいと吸いつくように、母の陰唇が少し引っ張り出されるのが衝撃的であった。 今の私が同じ光景を見たならば、男のペニスにゴムが被せられておらず、裸であることにも衝撃を受けたであろう。 しかし、その時の私には、大人の関係において当然あるべき物がないことに気がつく余裕はなく、性器の結合にだけ目を奪われていた。 私は、射精が近づくと無意識にペニスをしごくスピードを緩めていたが、初めて男女の結合部分を直に見た興奮で自制を失ってしまった。 内心「しまった」と思ったが、ここで手の動きを止めても、射精は止められない状態であった。 そうであるなら、最後まで刺激を与え続けて、思いっきり射精したほうが気持ちいいに決まっている。私は覚悟を決めて、手の動きを速めた。 瞬く間に限界が訪れ、私は、見知らぬ男のペニスが母の性器に出入りする光景を凝視しながら射精した。 クラクラするような快感が全身を貫き、私は、いつもティッシュの中に出すよりも、かなり多くの精液を迸らせた。 気がつくと、庭の土の上には、私が飛ばした白濁液の筋ができていた。 長い射精の余韻がおさまり、快感がひいていくと、いつもオナニーを終えた時に感じるよりも強い虚しさが込み上げてきた。 自分は、いつものように、自らの手で射精しただけである。 しかし、目の前の男は、愛液にあふれた肉壺にペニスを出し入れし、手と口では、柔らかい乳房をもてあそんでいる。 同じ男でありながら、全く違った状況で射精をしようとしている。 私は、男を羨ましいと思うと同時に、早くその射精を見たい、いや見せつけられたいという、変な気持ちになっていた。 |
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| 2009.6.6掲載 |