| ３． 私が射精を終えてしばらくすると、男の上で腰を上下させていた母は、全身を軽くのけ反らせるようにして、腰の動きを止めた。 母の表情は伺えなかったが、軽い絶頂をむかえたのであろう。 男も、乳房を揉む手を止めて、母が落ち着きを取り戻すのを待っていた。 母は、呼吸が整ってくると、乱れた髪を手で直しながら、視線を男に戻した。すると、男は、自分の腰の上にまたがっている母に声をかけた。 母は、うなずいて、男の声に短く応答した。「はい」、あるいは、「分かりました」といった答えをしたようであった。 男に促された母は、両膝をソファの上につき直して、男の上で、自らの腰を再び動かし始めた。 再開された動きは先ほどよりも早く、上下に動かすというよりも、前後に激しく動かすという感じであった。 男も、母の腰を両手でつかみ、母が腰を動かすのを助けるようにしていた。 セックスの経験がない私にも、2人がフィニッシュへ向けて動き出したことが分かった。 母は、男を射精へと導くために腰を動かし始めたのである。 私が知っているいつもの姿とは全く違う母をみつめながら、私の頭の中では様々な思いが湧き上がってきた。 母は、どのような表情をしているのだろう。何を考えながら、男性を射精へと導こうとしているのだろう。母も性的な快感を得ているのだろうか。 私が、そのようなことをあれこれと考えていると、意外と早く、男の射精の瞬間が訪れた。 男は、何か声を発すると、母の腰を両手で持ち、自らの腰を突き上げるように何度か動かした。 母は、自らの腰の運動を止めて、自らの体を男にゆだねていた。 男が、自分にまたがっている母の中へ射精しているのは、私にもよく分かった。しかし、それは、期待していたほど興奮する光景ではなかった。 もちろん、男は、強い快感を味わっているのだろう。しかし、見ている私としては、2人の動きは止まってしまい、なんだか拍子抜けするようなものであった。 自らの精を吐き出したばかりで、興奮が少しおさまっていた私は、意外と冷静に男が射精する様子を眺めていた。 男が精液を母の中に注ぎ終わって、10秒ほどすると、母は、男の肩に手を置きながら、ゆっくりと腰を浮かした。 男のペニスが母の膣から抜かれる際に、母の股間と、目的を遂げた男性器の間に、白い液体が糸を引いていた。2人の体液が直に交わった証しであった。 母が男から離れると、母の中に挿入されていた男性器の全体が、私からも見える状態になった。 それは、まだ固さを失っておらず、赤黒いままであったが、母の愛液と自らの精液が混じり合った白い液体がまとわりついていた。 ソファに座った母は、机の上に置いてあったティッシュを数枚手にとって、あふれてくる精液をおさえるように、自らの股間にあてていた。 私は、2人のセックスに目を奪われていたが、後始末を考えて、ティッシュもあらかじめ準備されていたわけである。 母の乳房が見える角度になったため、私の目は、大きなふくらみと、何とも官能的な乳輪にくぎ付けになっていた。 母の胸に興奮して、私のペニスが再び勃起しつつあることに気がついたのと同時に、私は、もっと衝撃的な事実に気がつき、ハッとなった。 それは、今、母がしている行為が何を意味しているのかということである。 母が、自分の膣から出てくる精液を拭いているということは、当然、母は、男の精液を、自らの膣内で受け止めたということである。 期せずして母のセックスを目撃し、自身はセックスの経験のなかった私は、その瞬間まで、大人の関係でなされるべき避妊ということに全く気が回っていなかった。 しかし、その時の2人の行為からして、男が避妊をしておらず、母の中に直に射精したのは明らかであった。 男が無理強いした様子もなかった。むしろ、母が、男に射精させていたことは、セックスを終始眺めていた私には明らかだった。 高校生であった私も、妊娠を望んでいないカップルであれば、コンドームを使うものだということは、もちろん知っていた。 すでに女性経験のある同級生たちが、「生」でするほうが気持ちいい、といった自慢話のようなものをしているのを聞いたこともある。 しかし、男は、当然のように、母と「生」で交わり、母の中へと精液を注ぎ込んでいた。 母は、何を考えているんだろう。妊娠してしまわないのだろうか。そもそも、2人は、一体、どういう関係なんだろう。 そうした無数の疑問が私の頭をめぐった。しかし、母は、さらに私を驚かせる行動に出た。 母は、手に取ったティッシュを、何度か股間に軽くあてるようにすると、それ以上の後始末はせずに、少し慌ただしく男の足の間に再びひざまずいた。 挿入前にフェラチオをしていた時と同じ態勢になると、母は、勢いを失い始めているペニスを左手で優しくおさえて、顔を近づけていった。 そして、母は、舌を伸ばして、男の玉袋から、ペニスの先へとゆっくりと舐めあげていった。今度は、私のいる場所からも母の舌の動きがよく見えた。 その動きは、玉袋とペニスについている白い液体、つまり、自らの愛液と男の子種が混じり合ったものを、舐めとるためのものであった。 母は、自らの舌と男のペニスの接する面積がなるべく大きくなるように舌を広げて、下から上へと丁寧に、舌を動かしていった。 母が、５、６回、尿道口まで舐めあげると、男の玉袋とペニスについていた白い液体はほとんどなくなっていた。 すると、今度は、母は、自らの唇を亀頭にかぶせていった。その動きは、挿入前のフェラチオよりも、ずっと優しいものであった。 母は、ときおり男の顔を見上げながら、ゆっくりと頭を上下させていった。男への刺激が強くなりすぎないように、注意しつつフェラチオしているのが私にも分かった。 私も、アダルトビデオの中で、顔に射精された女優が、男優のペニスを舐めるのを見たことがあった。 それを「お掃除フェラ」ということも知っていたし、そのシーンを見ながら、射精したこともあった。 しかし、ビデオの中の女優の「お掃除」は、どこか視聴者を喜ばすための演技くさかったのに対して、母の「お掃除」は純粋に相手の男性のために行なわれているものであった。 射精後で敏感になっているペニスに強すぎる刺激を与えて、男が苦痛を感じることがないようにしつつ、同時に、男に最大限の刺激と興奮を与えられるギリギリのところを見極めようと母がしているのが、私にも伝わってきた。 それほど、優しく、丁寧に、母は、男のペニスを吸い上げていた。 男は、女性の膣内に射精しただけでなく、その後に丁寧に口で清めてもらっている。私は、その相手が私自身の母であることも忘れて、男として、それほど幸せなことがあるだろうか、と心の底から羨ましく思っていた。 母の「お掃除」は、私がビデオで見たことのあるものよりも、かなり長時間にわたって続いた。 母は、ペニスをくわえた状態で、頭をゆっくりと上下させる動きを10回ほど繰り返すと、ペニスを口から出した。 ペニスについていた白い液体はすっかりなくなり、母の中に挿入される前と同じように、唾液で光っていたが、勃起のたくましさは少し失われつつあった。 ペニスの根元を左手で支えると、母は、再び舌を伸ばして、カリの部分を小刻みに舐めたり、幹の部分にキスをするような動きを繰り返した。 母の後戯がさらに1分ほど続くと、母の様子を満足そうに眺めていた男が母に声をかけた。「もういいよ」などと声をかけたのだろう。 母は、目で男に応えると、最後に亀頭の先の部分に音を立てるようにキスをして、ようやくペニスから口を離した。 胸を揺らしながら顔を上げ母の頬には、自らの唾液の他に、精液と愛液が混じったものの跡がついていた。男に奉仕した証しであった。 母の横顔は、私が知っているものとは全く違うものであった。女として、男の性的快感のために尽くし終えた母の姿は、どこか神々しくさえ感じられた。 私の感覚が、連続する興奮で、麻痺したような状態になっていると、行為を終えた2人は後片づけを始めた。 私は、これ以上のぞいていては気づかれてしまうと思い、頭を引っ込めた。 興奮の反動なのか、全身の脱力感に襲われて、私は、庭に尻をついて、壁にもたれかかってしまった。 その状態で、どのくらいの時間が経過したのか定かでない。私の脳裏には、この20分ほどの間に見せつけられた光景が繰り返し浮かんでは消えていった。 その後、私は、近所の本屋やコンビニで時間をつぶしてから帰宅した。その間も、違うことを考えようとしても、母のセックスのことばかり思い出していた。 |
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| 2009.9.19掲載 |