| ２９. 画面に映るＳは、母と上半身を密着させた状態で、キスを止めることなく、腰を上下させ続けていた。女の肉体を熟知した父親Ｔのピストンとは違って、Ｓは、余計なことを考えることなく、ただ欲望の赴くままに、母の温かい肉壺にペニスを突き立てているように見えた。 Ｓが母の口唇を舐めまわす様子からも、上手にキスをしようなどという意図は感じられなかった。Ｓは、母と口唇を絡め合うことが気持ち良くて仕方がなく、ただ快感を味わうためにキスをしているようだった。 しかし、母は、だたＳの欲望のはけ口となっていたわけではなかった。母も、自分からＳの唇に吸いつき、Ｓの背中を強く抱きしめていた。若々しく、稚拙に思えるＳのセックスであったが、母もＳとの交わりを欲していることが、画面を見つめる私にも伝わってきた。 Ｓが、腰の動きを止め、両手をついて上半身を起こすと、母の口の周りは唾液でベトベトになり、口紅は完全に取れてしまっていた。母を見降ろすＳの顔には、1度目のセックスのときは違って、不安そうな表情は全く浮かんでいなかった。Ｓは、女を抱く満足感に溢れた表情を浮かべていた。 Ｓは、両手で母の足を広げると、結合部を見つめながら、ペニスをゆっくりと出し入れし始めた。亀頭から根元へと、濡れた肉壺の中へ押し込んでいくＳは、自分が女を犯していることを確認しているかのようであった。 Ｓは、腰を動かしながら、何かに気がついたような表情を浮かべ、右手を母の股間に持っていった。Ｓの右手の親指が、2人の結合部のすぐ上に当てられると、母は、今までよりも大きな声で「あっっ！！」と叫んだ。Ｓは、親指の腹で、先ほど教えられたクリトリスを刺激していた。 若く元気な肉棒で膣壁をこすられ、同時にクリトリスを刺激された母は、大きな喘ぎ声をあげ始めた。格段に強い快感に、母の肉体が声を押さえることができなかったように見えた。 Ｓは、母の股間を覗き込みながら、右手の親指で母のクリトリスをこねくり回していた。最初のうちは、恐る恐る肉芽を触っていたＳであったが、母の反応を目にして、自らの愛撫に自信を深めたようであった。 自分より20歳以上も年上の女性の膣に長いペニスを送り込みながら、その女性の最も敏感な部分を愛撫するＳは、とても人生2回目のセックスをしているようには見えなかった。Ｓは、自分が気持ちいいように動くだけでなく、母の反応を楽しむ余裕も出てきたようであった。 対照的に、若いペニスを受け止める母は余裕を失っていっていた。母が、Ｓの腰の動きに合わせて豊かな乳房を揺らし、大きな喘ぎ声をあげる様子は、息子よりも年下の高校生の初体験の相手を務めているようには見えなかった。 母は、予想していなかった展開に少し戸惑いながらも、体の奥から湧きあがってくる快感に身を委ねようとしていた。 Ｓは、数分間に渡って、同じ状態で母を責めた後、腰の動きを止めた。額にうっすらと汗を浮かべた母は、喘ぎ声を止め、肩で呼吸をしながら、「もぉぉ・・・Ｓ君ったらぁ・・・すごいじゃない・・」と言った。母は、右手で乱れた髪を直すと、「もおぉ・・・あぁ、はぁ・・いやだ・・ほんとに初めてなの？？」と呟いた。 先ほどまで、欲望に突き動かされた表情をしていたＳであったが、母の言葉を聞いて、先生に褒められた子供のような笑顔を浮かべた。それは、たった今まで、逞しいペニスで女性を喜ばせていたとは思えない無邪気なものであった。こうしたＳの両面性が、母には魅力的に映っているに違いなかった 母は、ゆっくりと上半身を起こして肘をつくと、「Ｓ君。後ろからする？」と言った。Ｓは、「あっ・・はい」と答えた。母が「うん、じゃあ」と頷くと、Ｓはペニスを母の中から引き抜いた。 母は、体を回転させて四つん這いになると、少し尻を突き上げた。母は、その体勢のまま、髪をかき上げて肩にかけた。枕元のカメラには、熟した乳房が重力にひっぱられて、垂れる様子が大きく映し出された。柔肉を覆う真っ白な肌が、汗ばんでしっとりとし、わずかに紅潮する様子が、非常に艶めかしかった。 Ｓは、膝立ちの状態で、愛液と精液でベトベトになった勃起を母の尻に近づけていった。Ｓは、左手でその根元をもち、母の入口にペニスをあてがおうとしていた。化粧台に設置したカメラの映像にはＳの背中と尻が映し出され、2人の結合部は映っていなかった。 Ｓが挿入に少し手間取っていると、母は腰を軽く浮かせて、「もう少し上よ」と言った。Ｓがペニスの先端を少し動かすと、母は「そこ」とだけ言った。Ｓは、右手を母の尻の上におき、ゆっくりと腰を突き出していった。若い肉棒が、再び母の肉壺に埋め込まれていった。 Ｓは、両手で軽く母の尻を押さえると、ぎこちなく腰を前後させ始めた。先ほど、正常位で腰を上手に動かしていたＳであったが、後背位はかなり勝手が違うのか、何度も膝の広げ方を変えて、腰の高さを調整していた。 しばらくすると、Ｓは、ペニスを出し入れしやすい高さを見つけ、腰をリズムよく突き出し始めた。母は、性経験の豊富な女性の多くがそうであるように、バックの体勢で膣奥を刺激されるのが気持ちいいようであった。Ｓが若い肉棒を母の奥まで送り届ける度に、母の口から「あぁっ！・・あぁっ！・・」と大きな喘ぎ声が漏れた。 私が見つめる画面には、母の豊かな乳房が、Ｓのピストンに合わせて、大きく前後に波打つ様子が映し出された。AVでは、男優がバックで女優を責め、揺れる乳房を前から映したシーンがあるのが通常である。私が見つめる画面でも、同じような映像が映っていた。 しかし、私の目の前に映し出された映像は、私が見たことのあるどんなAVよりも、はるかに官能的であった。AV女優よりも豊かな乳房の質感、画面からも伝わってくる白い肌のしっとりとした肌触り、少し浮きあがった大き目の乳輪、柔らかそうな揺れ方など、画面に映る母の乳房を見て欲情しない男がいるとは思えなかった。 さらに、画面の中で、母をバックから突き立てて、乳房を揺らしているのは、あどけなさの残る高校生であった。息子より年下のＳが、熟した女体を持て余しつつも、懸命に腰を振る様子は、禁断の行為が行なわれているかのような淫靡さに溢れていた。 Ｓは、母が大きな声をあげるのに気をよくしたようで、腰を勢いよく前後に振っていた。しかし、2分も経たないうちに、Ｓは、腰の動きを止めて、母に後ろから覆いかぶさるようになった。喘ぎ声を止めた母は、Ｓのほうを振り返って、「Ｓ君？・・んっ？・・バックは気持ち良くない・・？」と聞いた。 母に顔を近づけていたＳは、「いや・・・すごくいいんだけど・・」と言って、言葉を止めた。母が「ん？」と言いたそうな表情を浮かべていると、Ｓは照れくさそうに、「百合子さんの顔が見えないし・・キスも・・」と言った。 Ｓの言葉を聞いた母は、晴れやかな笑顔を浮かべて「もおぉ・・Ｓ君ったら・・」と言った。Ｓを見つめる母の笑顔は、本当に嬉しそうであった。母が「じゃあ、向かい合ってしよう・・ねっ」というと、Ｓは、頷いてペニスを引き抜いた。 四つん這いの体制であった母は、ベッドの上で体を回転させると、膝立ちになっているＳの股間に顔を近づけていった。母は、そのまま、手を全く使わずに、Ｓの精液と自分の愛液にまみれたペニスの先端を口に含み、頭を上下させ始めた。 母は、5回ほど頭を上下させた後、四つん這いの体勢のまま、舌を伸ばしてペニスの付け根から亀頭にかけて舐め上げていった。母が、手を使うことなくフェラチオをする様子は、あたかも、餌にありついた犬のようであった。 Ｓは、しばらくの間、美しい裸体が、眼の前にひざまずき、自分のペニスを舐める様子を見つめていた。そして、満足そうな表情で、大きく息を吐くと、Ｓは、両手を母の乳房に伸ばして揉み始めた。母が、「ふふっ」と笑ってペニスから舌を離すと、Ｓは、両手で母の顔を持ち、その唇にキスをした。母も、Ｓのキスに応じた。 母は、四つん這いの体勢のままで、首を伸ばして、Ｓと舌を絡め合っていた。Ｓは、膝立ちの状態のまま、上半身を少し窮屈そうに曲げて、母の口唇を吸い立てていた。2人のキスは、2分ほど続いた。 Ｓは、キスを止めると、興奮し切った眼で母を見つめながら、「百合子さん・・」と呟いた。Ｓは、それ以上の言葉を発しなかったが、その表情は、再び挿入を許し、膣内射精を受け止めるよう母に求めていた。母は、小さく頷くと、髪の毛を軽く整えて仰向けになった。 Ｓは、女性器の入口を探すこともなく、スムーズに母の中へと侵入していった。腰を動かし始めたＳは、上半身を前に倒し、母の口唇に貪りついていった。枕元のカメラで撮影した映像には、2人のキスが大きく映し出された。 母とＳは、途切れることなく、唇と舌を絡めあい、舌を伸ばして互いの口内を舐めまわし続けていた。2人の鼻から漏れる荒い息と、唾液と粘膜の擦れ合う卑猥な音が、画面から生々しく聞こえてきた。 母とＳのセックスは、愛し合う夫婦やカップルのように非常に自然で、2人とも非常に気持ちよさそうであった。Ｓの動きは、先ほど女を知ったばかりだとは思えず、何も知らない人が映像を見れば、2人が日頃から関係を持っており、すでに何度も体を交えた仲であると思うに違いなかった。 それでも、爽やかな風貌の高校生と、豊富な性歴を感じさせる熟女とでは、やはりバランスが悪いことも否めなかった。2人のセックスが自然になるほど、母とＳの肉体のバランスの悪さが際立つようにも感じられた。 私は、複雑な気持ちで、若々しい肉体に組み敷かれている母を見つめていた。というのも、母は、男性の相手をして金銭を受け取るという関係を終わりにしようと考えており、最後に、普通の人の年収の何倍にもなる多額の金銭と引き換えに、美しく磨かれた肉体を、高校生Ｓの初体験に捧げることを選んだはずであった。 しかし、画面に映る母は、自分の意に反して肉体を差し出しているようには、とても見えなかった。むしろ、自分のことを欲望のはけ口にするのではなく、大切に扱おうとするＳの想いを嬉しく感じ、1人の女性として、Ｓの気持ちに応えたいと思っているようであった。 私は、母がそのような感情を抱いているとは認めたくなかった。しかし、自分よりも年下のＳに母を奪われることに対して、屈折した興奮を感じているのも事実であった。私は、自分の中の感情と、どのように折り合いをつければよいのか分からなかった。 いずれにしても、画面を見つめている私にできることは何もなかった。私は、Ｓが母に覆いかぶさり、その美しい肉体を貪りながら、2度目の膣内射精を迎えようとする様子を、ただ見つめていた。 |
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| 2011.10.22掲載 |