| ３１． フェラチオを止めて上半身を起こした母は、首を傾けて髪留めを外し、頭を左右に振った。栗色の艶やかな髪が柔らかそうに揺れた。母が体に巻いていたバスタオルをゆっくりと取り払うと、白磁のようなしっとりとした肌と、美しく熟した巨乳が姿を現した。 母は、立ち上がってＳの腰をまたぐと、足をМ字に曲げてＳのペニスの上に腰をおろしていった。反り返ったペニスの根元を持った母は、流入した血液で赤くなっている亀頭を自らの陰核に当てた。 母は、その体勢で何度か腰を小さく上下させて、自らの膣口の下端からクリトリスまでを亀頭でなぞるように動かした。亀頭の裏側がクリトリスに当たる度に、母は、体をピクンと反応させた。 その間、Ｓは、何もせずに、母を見上げていた。若い肉棒の痛いほどの勃起や、力なく開いた口から洩れる息からして、Ｓが異様に興奮していることは確かであった。しかし、豊富な性歴を持つ女性が、自らのペニスをまたがってこようとする状況を前に、Ｓとしては、何もできないようであった。 亀頭の先と膣の入口が馴染むと、母は、ゆっくりと腰をおろして、高校生のペニスを、裸のまま自らの膣の中へと沈めていった。亀頭が温かい肉に包まれると、Ｓは、「あっ・・」と声をもらした。母は、少し遅れて、ペニスが膣奥にまで達したときに、「あぁぁぁ・・・」と、より深く、長い声を出した。 体の奥から発された声と、母が幸せそうな表情を浮かべて首を軽く反らす様子から、若くて勢いのある肉棒を迎え入れた女性としての、満足感が伝わってきた。 母は、足をМ字に曲げた状態で、何度か腰を上下させた後、ベッドの上に膝をついて、騎乗位の体勢となった。Ｓと視線のあった母は、両手をＳの腹の上におくと、妖艶な笑みを浮かべながら腰を動かし始めた。 母は、重心を前に傾けて、背中から腰にかけて大きく後ろに反らしていたため、化粧台に設置したカメラの映像に２人の結合部が大きく映し出された。母が尻を前に動かすと、女性器が若いペニスを離すまいとして吸いつき、小陰唇が少し引っ張り出される様子がよく見えた。 Ｓにまたがる母の様子は、これまで私が見てきたセックスの時とは全く違っていた。Ｋとのセックスでは、Ｋの欲望のためにひたすら奉仕をし、Ｔとのセックスでは、Ｔになされるがままであった母が、Ｓの上で自らの快感がより強くなるように動いていた。そうした母を目にするのは、初めてであった。 Ｓは、どうすればよいのか分からぬ様子で、強い刺激に時おり目を閉じながらも、自分の上で腰をつかう母を見つめていた。画面を見つめる私も、筆おろしという任務を忘れて若いペニスの上で腰を上下させる母の姿に、戸惑いを感じていた。 前かがみの体勢で腰を動かしていた母は、一度、腰の動きを止めた。そして、両手をＳの腹から離すと、両手で髪をかき上げ、上半身を大きく反らした。枕元に設置したカメラで撮影した映像に、母の上半身が大きく映し出された。カメラからの距離や光の加減がちょうどよく、母の肢体が鮮明に映っていた。 その映像を見た私は、思わず息をのみ、身震いをした。母の裸は何度も見たことがあり、とりわけ見事な乳房は、眼を閉じていても思い出せるほどであった。しかし、その時、画面に映し出された母の姿は、私の記憶の中の母よりもはるかに美しく、神々しさすら感じさせた。 若い女性と比べるとしっとりとした質感をした母の肌は、興奮と快楽でわずかに汗ばんでいた。その色は、透き通るように白く、胸元には青白い血管が微かに見えていた。肌の白さゆえに目立つ、鎖骨の辺りと胸の谷間の少し上にある黒子が非常に色っぽく感じられた。 Ｇカップ以上ある豊かな乳房は、母が腰を動かす度に柔らかそうに波打った。釣鐘型の美乳は、その重みに耐えきれず、わずかに垂れ始めていたが、その絶妙な加減によって、グラビアアイドルやＡＶ女優たちの若い乳房とは違った、官能的な曲線を描いていた。 乳輪と乳首は、子供を出産して間もないとは思えぬほど色素が薄く、ピンクと薄茶色の中間のような色をしていた。大き目の乳輪の周辺が僅かに膨らんでいる様子や、乳頭の小さなくぼみが蠱惑的であった。 腰回りは、豊かな乳房とは不釣り合いにくびれており、美しい曲線を描いていたが、決して細すぎることはなかった。まるで抱き心地を損なわぬように配慮したかのような、適度の肉づきから、女性らしい柔らかさが伝わってきた。 母の肉体は、あらゆる点において、完璧なまでに美しかった。しかも、それは決して、芸術作品のように、性的な魅力を欠いた美しさではなかった。上品さを感じさせる美しさと共に、男性を欲情させる魅力や、孕ませたいと思わせる卑猥さが見事に同居していた。画面に映る母の肉体は、男性が妄想しうるどのような女体よりも魅力的であった。 母の肉体だけでなく、その顔に浮かぶ表情も、非常に官能的であった。母は、全身を貫く強い快感と、若くて、逞しい肉棒を迎え入れることのできる幸福感を噛みしめるかのように目を閉じ、赤いルージュの塗られた唇から甘い吐息を漏らしていた。 高校生のペニスにまたがり、「女」としての快楽を貪ろうとする母は、私が乳房に顔をうずめている時の母性に溢れた母とも、多額の金銭を払ってくれる男性にただ奉仕する時の母とも、全く違っていた。 女性の肢体としての完璧なまでの美しさ、快楽を求める「女」としての表情の淫靡さ、全身から発散される強烈な色香、その全てが、私には現実の物とは思えなかった。画面を見つめる私は、嫉妬や興奮を通り越して、驚嘆と畏怖すら感じていた。母に組み敷かれたＳも、同じような感情を抱いているように見えた。 その後も、母は、しばらくの間、Ｓの上で、気持ちよさそうに腰を動かし続けた。母の腰の動きは徐々に速くなっていき、その喘ぎ声も大きくなっていった。Ｓの下半身では、射精感が強まっていたに違いなかったが、母がそのことを気にかける様子はなかった。 ５分ほど経つと、母は、首を反らして、「あぁぁ・・・」と、それまでより低い声を出し始めた。さらに、母の声は、「うぅぅ・・・ん」という唸り声に近いものへと変わっていった。Ｔとのセックスを見ていた私には、母の体が、絶頂の準備を整えつつあることが分かった。 しかし、仰向けのまま、ただ必死に射精を我慢していたＳには、母の変化に気づく余裕はなかった。歯を食いしばって、何度も息を吸い込みながら、股間からの噴出を抑え込もうとしていたＳであったが、「あぁぁ・・」と大きく息を吐き出し、「百合子さん・・・あぁ・・やばいです・・・」と口走った。 母は、眼を閉じたまま、腰を動かし続けていたが、Ｓが再び「百合子さん・・ぁぁっ」と呟くと、「Ｓ君！・・もう少しよっ・・ねっっ！？・・もうちょっとだけ待って！！」と叫んだ。 Ｓは、返事の代わりに、再び「あぁぁ・・・・」と声を漏らした。母は、大きな声で、「もうちょっとだから・・ねっっ！！」と繰り返した、腰を上下させ続けた。Ｓは、歯を食いしばって射精感を抑え込もうとしていたが、２０秒ほど経過すると、「あぁ・・・だめ・・です・・・・あぁぁぁ・・・・」と口走った。 母は、「私も、もうすぐだからっ！！」と叫び、腰の動きをさらに速めた。その刺激に耐えきれず、Ｓは「だめっ・・ですっ・・いくっっ！！」と言うと、眼を堅く閉じた。Ｓの我慢が限界に達し、母の中で３度目の射精を迎えたようであった。 膣内に精液が浴びせられ始めても、母は、腰を止めなかった。その間、母の口からは、「うぅぅ・・・ん」という低いうなり声が漏れた。Ｓのペニスが射精を始めて２０秒ほど経ち、膣の中で噴出している精液の量が減り始めたであろう頃、母も、ようやく、「あぁぁっ！！・・いくっっ・・！！」と叫び、腰の動きを止めた。 母が絶頂を迎えると、映像は先ほどまでとは打って変って静かになり、２人が漏らす息が時おり聞こえるだけになった。画面は、１組の男女が、裸の性器をつなげ合った状態で、最高の快楽を味わう様子を映し出していた。 母は、Ｓの上で、眼を堅く閉じ、時おり「あっ・・」という声を漏らしながら体をピクンと痙攣させていた。母の意識は朦朧とし、男性が味わうことのできない快感の中を彷徨っているようであった。 さらに、画面に映る母は、肉体的な快感だけでなく、精神的にも喜びを感じているような表情を浮かべていた。これまで２度のセックスとは違い、自らも絶頂を迎えて、Ｓの迸りを受け止められることに、母は深い幸福感を感じているように思えた。 Ｓの長い射精が終わると、母は、「あぁぁ・・・・Ｓくん・・・・」と呟いて、上半身を倒してＳに覆いかぶさった。Ｓは、少し戸惑ったようだったが、両手を伸ばして、母の上半身を抱きしめた。Ｓの胸の上で大きく息をする母を、Ｓは、優しく抱きしめ続けた。画面に映る２人は、誰が見ても、セックスの余韻をかみしめる恋人のようであった。 そのまま２分ほど経つと、母は、体を起こすことなく「ごめんね・・Ｓ君・・私ばっかり気持ち良くなって・・」と言った。Ｓは、母を抱きしめたまま、「いえ・・僕もすごく良かったです・」と答えた。 母は、顔をＳのほうへ向けると、少し悪戯っぽい声で「ほんとに？」と言った。Ｓは、少しむきになって「ほんとですよ」と答えた。母は、「そう」とだけ言うと、再び幸せそうにＳに体をあずけた。 母は、落ち着きを取り戻すと、「ごめんね・・重かった？」と言って、体をゆっくりと上半身を起こした。先ほどまで、快感を貪ることに専念しているように見えた母の表情は、穏やかなものに戻っていた。 Ｓが「いえ、大丈夫です」と答えると、母は、先ほどまでとは別人のような優しい笑みを浮かべた。母がゆっくりと腰をあげて、精液を送り込んだばかりのペニスを引き抜いていくと、母の膣から大量の精液がこぼれ落ちた。 Ｓが、上半身を起こして、数枚のティッシュで股間を拭こうとすると、母は、Ｓの手を押さえて、諭すような口調で「私とする時に、自分で拭いたりしないで。ね？」と言った。Ｓは、少し戸惑った様子で「えっ？・・あっ・・はい・・」と言って、その手をおろした。 母は、Ｓの横に腰を下ろすと、下腹部に落ちていた白濁液を、舌ですくい取るように舐め取り始めた。ミルクを飲む猫のように、母は、Ｓの精液と自らの愛液の入り混じった液体を口へと運んでいった。 下腹部の白濁液がなくなると、母は、勃起の弱くなり始めたペニスの根元を右手で支え持ち、舌を大きく広げて、睾丸と肉棒に舌を這わせていった。母は、時おりＳの顔を見つめながら、セックスの中で２人の性器から分泌された体液を丁寧に舐め取っていった。 白濁液が全て舐め取られ、母の唾液だけがペニスについている状態になると、母は、手を使うことなくペニスを口にくわえて、仕上げをするかのように、頭をゆっくりと５回上下させた。 ペニスから口を離した母の口の周りは、唾液と体液で濡れていた。母の顔には、自らの欲望を解き放った満足感と、交わりが終わることへの名残惜しさが入り混じった表情が浮かんでいた。 Ｓが母に顔を近づけてキスをしようとすると、母は、「精子の味がするけど、いいの？」と言った。Ｓが「はい」と答えると、２人はキスをした。そのキスは、決して長いものではなかったが、甘美で、互いの体液を深く交えあった男女の信頼感に溢れていた。 |
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| 2011.12.14掲載 |