| ３２． 膣から溢れ出した高校生Ｓの精液を丁寧に舐め取った母は、Ｓと優しいキスをし、「今日は、このくらいにしとこうか・・Ｓ君、ありがとうね」と言った。Ｓは、恐縮したような様子で、「いえ・・こちらこそ、本当にありがとうございました」と丁寧に礼を述べた。 母は、綺麗な笑顔でＳに応じると、ベッドから降りて、バスタオルを自らの体に巻き、Ｓの体にバスローブをかけた。「じゃあ、シャワーにいこうか」という母の言葉に促されて、Ｓは、母と連れだって寝室から出ていった。 ２人が出ていき、寝室の扉が閉まると、私が見つめる２つの画面は、誰もいない寝室を映し続けた。映像には何も変化がなく、ベッドの乱れとシーツに残るしみだけが、母とＳがここでセックスをしていたという事実を物語っていた。映像を早送りすると、約１５分後に、画面の中に私自身が登場した。私がカメラの電源を切ると、映像も途切れた。 私は、直ちに、同じ映像をもう１度最初から再生した。その後、さらに、２人がセックスの部分を、立て続けに３回再生した。その間、私は、母とＳの交わりを凝視し続けた。 最初の再生の際、私は、母と高校生のセックスの映像をみながら射精してはいけないような気がして、放出を懸命に思いとどまっていた。しかし、２度目の再生以降は歯止めが利かなくなり、私のペニスは、短い間隔で射精を延々と繰り返した。正確には覚えていないものの、私は、その日、画面の前で１０回近く射精したようであった。 何度射精しても堅く勃起するペニスは、私の中の本能が、大切な女性が奪われてしまうことに危機感を抱き、母を取り戻したいと訴えかけているようであった。 その日から、私は、近所のコンビニへ行く以外は家から出ることが全くなかった。他のことをしようとしても手につかず、気がつくと、繰り返し同じ映像を再生していた。すぐに、私は、画面に映る母とＳの一挙手一投足を覚えてしまっていた。 通常のAVであれば、何回か見ると、不思議と興奮しなくなっていくものだが、母とＳのセックスを撮影した映像は違っていた。何度見ても、私のペニスは限界にまで勃起し、連日の異様な回数の射精で精液がほとんど出なくなっても、空砲を撃つように脈動を繰り返した。 毎日、数え切れないほどの回数にわたって射精する中で、精液が射精管と尿道を通過する時の快楽は弱まっていったが、快感よりも強い嫉妬と憤怒が、私の生殖器を動かしているように感じられた。このままでは、おかしくなってしまうのではないかという恐ろしさを感じてはいたものの、どうすることもできず、同じ映像を再生しては画面の前で射精し続ける日々が続いた。 １０日ほど経つと、車を借りていた友人から、車を返して欲しいと催促を受けるようになった。友人の家は、母が住む実家の近くであり、そこまで出かけることは億劫に感じられた。しかし、借りた物を返さないわけにもいかず、２週間ほど経ったある日、私は、友人宅へと車を運転していった。私にとって、久しぶりの遠出であった。 友人宅に車を届けた私は、電車で帰宅するため駅へと向かった。その駅は、自宅の最寄り駅でもあり、子供のころから何度も利用したことのある駅であった。 私が、ホームで電車を待っていると、反対側のホームに、母らしき女性が歩いているのに気がついた。私は、急に我に帰り、柱の影からその女性の様子をうかがった。薄紫のシャツとグレイのスカートを身につけたその女性は、間違いなく、私の母であった。私の中に緊張が走った。 私は、速足で階段へと向かい、反対のホームへ移動した。そして、母に気づかれることがないよう約１０メートルの距離を保ちながら、斜め後ろから母の様子を観察した。私の心臓の鼓動は、異様に早くなっており、その音が鼓膜に響いていた。 電車を待つ母は、袖の短いシャツを着ていた。大きく露出した白い二の腕と、綺麗にカールされた栗色の髪が非常に艶めかしく見えた。しかし、以前のような強烈な色気は抑えられており、若い男性が憧れる大人の女性という雰囲気を、母は醸し出していた。 ホームに入ってきた電車に母が乗り込むと、私も、２つ隣のドアから同じ電車に乗った。私は、尾行をしているという状況に興奮を覚えながら、母の様子を盗み見していた。母が、平日の昼過ぎにどこへ向かっているのか、私には見当がつかなかった。 母は、５つ目の○○駅で電車から降りた。私も、少し間隔を開けて、階段を下りていく母の後をつけていった。○○駅の南側は歓楽街であったが、母は、そちらへは向かわず、北口を出た。 駅の北側には、シティホテルがあり、少し歩くと高級なレストランなどがある閑静な住宅街が広がっていた。駅を出た母は、レストランやカフェのある方向へと歩いていった。駅の周りと比べて人通りが少なくなったため、私は、母との距離を広げて後をつけていった。 駅から５分ほど歩くと、母は、カフェに入った。私は、慌てて道路を渡り、反対側からカフェの様子をうかがうことにした。そのカフェにはオープンテラスがあり、数組のカップルがいたほか、何人かが本を読むなどしていた。 カフェに入った母は、店内を見渡し、案内に来た店員に何か話していた。すぐに母は、何かに気がついた様子で、私から見て左へと歩いていった。その席では、若い男性が母を待っていた。男性は道路に背を向けて座っており、その顔は見えなかった。しかし、その背格好などから、男性が高校生Ｓであることがすぐに分かった。 母がＳと待ち合わせをしていたのだということに気がつくと、私の心臓の鼓動はさらに早くなり、顔がカーッと熱くなっていった。奈落の底へと突き落とされるようなショックと絶望に襲われた私は、視界が白くなっていくように感じた。 言葉にできない感情の中、必死に正気を保とうとしていると、股間が堅く勃起していることに気がついた。ズボンの中でいきり立っているペニスが、大切な母を奪われることに対する屈折した興奮を表していた。 母とＳは、窓側の席に向かい合って座り、楽しそうに談笑していた。私としては、２人の様子をもっと近くで見たかったが、それほど大きくない店内に入れば、２人に気づかれることは間違いなかった。私は、不審に思われないよう、携帯電話を操作する振りなどをしながら、道路から店内の２人の様子を盗み見ていた。 胸元にフリルのついた薄紫色のシャツを着た母は、華やかな空気をまとっており、店の外から見ていると、１人の男性客が母の方を何度も見ているのが分かった。その客は、母のような女が、なぜ子供のような年齢の男と楽しそうにしているのか、不思議に思っているようであった。 私の脳裏にも、様々な疑問がよぎった。母とＳが初めて体を交えてから約２週間が経つが、その後も２人は会っていたのだろうか。今日、これから２人はどうするのだろうか。そういったことを考えながら、私はカフェの反対側の歩道を行ったり来たりした。 それほど人通りの多い場所ではないため、長い時間、同じ場所にいると不審に思われるのではないかと不安になってきた頃、幸い、母とＳが席から立ち上がった。２人は、カフェから出ると、駅の方向へと歩き始めた。私も、２人の後をつけていった。 親子のように年の離れた２人は、手をつないだりはしなかったものの、恋人のように並んで歩いていた。２人の会話などは聞こえなかったが、信号を待つ間、自然に体を近づける様子などから、２人の近い距離間が伝わってきた。 私自身よく知っているように、母とＳの間にはすでに肉体関係があることを考えると、その距離感は何ら不自然なものではなかった。それでも、母が、自分より年下の男と並んで歩く姿を後ろから見つめている私は、強い嫉妬と孤独を感じずにはいられなかった。 ２人の後をつける私は、母とＳが駅へと向かって歩いているのだと思っていた。しかし、駅に近づいた２人は、私の予想を裏切って、駅に隣接するシティホテルへと入っていった。思いがけない展開に焦りを感じながらも、私も、ホテルの中へ入った。 私は、「ようこそ、いらっしゃいませ」と言うドアマンと視線を合わせずに、自動ドアから中に入った。ホテルは、名の通った高級ホテルではなかったものの、その内装などは、私が想像していたよりもはるかに豪華であった。ロビーを行き交う客も、富裕層と思われる人がほとんどであった。 建物の奥に視線を向けると、フロントへでチェックインする、母とＳの後ろ姿が見えた。その年齢からして、普通であれば、２人は母と子に見えるはずであったが、母とＳの間に漂う空気は、明らかに親子とは違っていた。２人が昼間にホテルへやってくる姿を見て、ホテルの従業員がどのように思っているのか気になった。 ホテルのロビーには、いくつかのソファがあった。私は、フロントからは柱の陰になるソファに座り、誰かと待ち合わせをしているかのように振る舞った。 母とＳは、チェックインを済ませると、エレベーターへと歩いていった。私は、柱の陰から、エレベーターを待つ２人の後ろ姿を見ていた。１年半ほど前に、Ｓの父親であるＴが、母を妊娠させるために準備した部屋へ向かうために、母と２人でエレベーターを待っていた光景が思い出された。 母とＳが他の客と共にエレベーターに乗り込み、扉が閉まると、私は、立ち上がって、エレベーターが何階に止まるのか確認した。階数の表示を見ていると、エレベーターは、１５階と１７階に止まったようであった。私も、すぐに別のエレベーターで１５階と１７階へと向かったが、当然のことながら、２人は部屋に入った後であった。 私は、廊下を端から端まで歩いてみたが、どの部屋に２人がいるのか、分かるはずがなかった。監視カメラが気になった私は、エレベーターで１階へと降り、ロビーにある喫茶店で飲みたくもない紅茶を注文した。 駅から母を尾行して、このホテルにたどり着くまで、私は、かなりの興奮状態にあったが、喫茶店の席に腰をおろして、少し冷静に状況を振り返ることができた。 親子のように年の離れた２人とはいえ、男と女が昼間からホテルの部屋に入る目的は１つしか考えられなかった。母とＳは、このホテルのどこかで、今まさに、セックスをしているに違いなかった。私が何度も見たＳの初体験と同様の光景が、今、このホテルの一室で繰り広げられているのであった。 今頃、母は、Ｓの若くて大きなペニスに嬉々としてフェラチオをしているのだろうか。Ｓは、すでに、そのペニスを母の女性器に挿入しただろうか。そのようなことを考えながら、私は、喫茶店の席で悶々としていた。 母とＳのセックスが終わるのを、ただ待っているというのは、２週間前と同じ状況であった。しかし、華やいだ雰囲気のロビーを人々が楽しげに行き交う中、私はより強い絶望と孤独を感じていた。 |
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| 2012.1.14掲載 |