| ３８． 私が見つめる画面の中央には、四つん這いになった母の尻が映し出されていた。私が母の尻に目を奪われていると、Ｓは、腰を押し出して、画面の下の部分に映っていたペニスを母の女性器に挿入していった。 若い勃起を後ろから挿入された母は、体の奥から「あぁぁ・・・っ！！」という、大きな喘ぎ声をあげた。母の顔はカメラと反対の方向を向いていたにもかかわらず、画面から聞こえてくる母の声は、これまでよりも格段に大きかった。静かな部屋の中でひとり画面を凝視していた私は、母の大きな声に驚いた。 Ｓは、右手でカメラを持っているようであり、左手を母の尻の上に置いて、ペニスをゆっくりと送り込み始めた。Ｓのペニスが侵入するたびに、母は、大きな喘ぎ声をあげ、その女性器からは、愛液の擦れる卑猥な音が漏れた。 Ｓのペニスが再び根元まで愛液でベトベトになると、Ｓは、腰の動きを少し早めて、リズムよくペニスを出し入れするようになった。カメラを右手に持ちながらも、母を後ろから貫くＳの様子は、２か月ほど前の初体験の時と別人のようにスムーズであった。 Ｓ自身がカメラを持って撮影しているため、映像は、不安定で、時おり大きく揺れた。しかし、そのことによって、映像の臨場感が増しており、２人のセックスが非常に生々しく感じられた。 画面に映る母の背中は、非常に美しく、シミ一つない白肌が薄らと汗ばんでいる様子が官能的であった。背中の中央の背骨のくぼみや、わずかに盛り上がった肩の骨も、非常に色っぽく感じられた。 紺色のガーターベルトを着けた腰から尻にかけてのラインも、魅惑的であった。綺麗なくびれがありながらも、決して細すぎることなく、適度に肉付いた母の腰回りは、男であれば、誰もが鷲掴みにしたくなるものであった。 私にとっては、母の体をこの角度から見るのは初めてであったが、母を後背位で貫いた男性は皆、画面に映るこの光景を目にしていたのであった。そして、今、高校生であるＳが、この映像を撮影しているのだと思うと、私は、興奮と嫉妬の入り混じった複雑な気持ちを抑えられなかった。 しばらくすると、カメラの角度が変わり、母の白い尻が画面全体に大きく映し出された。Ｓが腰を突き出すと、母の尻に当たって乾いた音がし、大きなハートマークを逆さまにしたような形の尻が微かに波打った。 後背位で挿入されてから、母は、ずっと大きな喘ぎ声をあげ続けていた。母の顔は映像に映っていなかったものの、その声や息遣いから、母が徐々に余裕を失ってきていることが、私にも伝わってきた。 体を支えられなくなった母が左の肘をつくと、背中が軽く反って、尻が持ち上げられた体勢になり、母とＳの結合部がよく見えるようになった。母の女性器がＳの若々しい勃起をくわえ込み、Ｓがペニスをカリの近くまで引き出す度に、母の小陰唇が少し引き出されるのが見えた。 コンドームを使わずにセックスをした経験のない私は、母の女性器がＳのペニスを離すまいと吸く様子を見つめながら、Ｓがどのような感覚を楽しんでいるのだろうと、想像をめぐらすことしかできなかった。 白濁液にまみれた２人の結合部のすぐ上には、母の肛門が映っていた。母の肛門をじっくりと見るのは、もちろん、初めてのことであった。母の肛門は、非常に綺麗であったが、少し色素の沈着した襞が何とも淫靡に感じられた。 初めて目にする母の排泄器官に目を奪われていると、その襞が、時おり、あたかも空気を吸い込もうとするかのように、ヒクヒクと収縮していることに気がついた。私は、母の肛門が、あたかも生き物のように卑猥に動く様子に驚いた。 母の肛門の様子を見つめていると、それは、母の意志とは関係なく動いているようであった。母の肉体を強い快感が貫いており、肛門までもがじっとしていることができずに反応しているように見えた。 口から漏れる大きな喘ぎ声や、次から次へと溢れ出してくる愛液だけでなく、生殖活動とは無関係であるはずの肛門までもが、セックスの悦びを表現している様子に、私は改めて強い興奮を覚えた。 画面の中のＳは、変わらぬ様子で腰を動かし続けた。愛液でベトベトになっている勃起の堅さや、時おり聞こえてくる息遣いからして、Ｓも興奮しているに違いなかったが、Ｓは、決して母を荒々しく扱うことなく、優しく腰を前後に動かしていた。 しばらくすると、母は、右の肘もついて、両手でベッドのシーツを強く握りしめながら、Ｓのピストンを受け止めるようになった。母の口からは、大きな喘ぎ声の合間に、「いいっ！」という叫び声や、「うぅぅ・・ん」という唸り声が漏れるようになった。 Ｓがさらにピストンを続けると、母が、呻くような声を出す時間が長くなっていった。栗色の艶やかな髪を揺らしながら首を左右に振る様子からも、母が絶頂に近づいていっていることが伝わってきた。 当然、Ｓも、母の状態に気が付いており、母の中の快楽が高まっていくことを手助けするように、腰の動きを少し早めた。母は、それを歓迎するかのように、さらに大きな声で「ああっ！！気持ちいいっ！！」と叫んだ。 ２人の動きが激しくなったため、画面がさらに揺れるようになった。Ｓが構わず腰を動かし続けると、自らの中の快感が限界に達しつつあることを感じ取った母は、低い呻き声の合間に、「あっ・・Ｓ君っ・・・いきそう・・」と言った。 Ｓは、腰の動きを止めることなく、「はい・・」とだけ呟いた。Ｓの声が母に聞こえたかは定かではなかったが、母は、少し間隔を置いて、より大きな声で「あぁぁ・・いきそう！！」と繰り返した。 さらに10秒ほど経つと、母は、シーツをさらに強く握りしめ、大きく息を吸い込むように「あぁぁぁ・・・」と呻いた。そして、母は、続けて、大きな声で「あぁっ、いくぅっっ！！」と叫んだ。母の体が、首から背中にかけて大きく反り、ピクンと痙攣するように動いた。 母が絶頂を迎えると、Ｓも腰の動きを止めた。私の見つめる映像の揺れも収まり、四つん這いの体勢の母が、時おり「あっ・・」という声を漏らしながら、全身を震わせて快楽を味わう様子が画面に映し出された。母の顔は見えなかったものの、のが味わっている快感と幸福感が、その背中からも伝わってくるように思えた。 母の絶頂はそれほど深いものではなかったものの、しばらくの間、母は、肩で大きく息をするだけで、動こうとしなかった。時おり、結合部の上の肛門だけが、Ｓがもたらしてくれた快感の全てを味わおうとするかのように、ゆっくりと収縮を繰り返していた。 Ｓは、１分弱の間、自ら動くことなく、母を見守っていた。Ｓがペニスを引き抜こうとゆっくりと腰を引くと、半分ほどまで来たところで、若々しいペニスは、母の膣の圧力でヌルンと押し出されてきた。Ｓの若々しい勃起は、亀頭まで、母の愛液でベトベトであった。 Ｓは、カメラを右手に持ったまま、母の顔の近くへ移動していった。Ｓが、ペニスを母の口に近づけると、画面の中から、「百合子さん」というＳの声が聞こえてきた。うつ伏せになっていた母は、Ｓの声に気が付いて、ゆっくりと上半身を横に向けてＳを見上げた。額に汗を浮かべた母は、息を整えながら、照れくささと幸せの入り混じった表情を浮かべていた。 Ｓは、母を見下ろしながら、再び「百合子さん」と声をかけた。そして、少し間をおいて「舐めて」と言って、愛液で白くなったペニスにフェラチオをするよう促した。Ｓがどのような表情をしているのかは分からなかったが、その声から、Ｓの感じている優越感が伝わってくるようであった。 まだ肩で息をしていた母は、小さく頷くと、舌を伸ばして、眼の前に差し出されたペニスを軽く舐めた。舌の先しか届かなかったため、Ｓは、腰を下げて、ペニスを母の口に突っ込むようにした。 これまで母を非常に優しく扱っていたＳの行動が、少し乱暴に見えたため、私は少し驚いた。しかし、母は、気にする様子などなく、とても幸せそうな表情で愛液にまみれたペニスを頬張った。 しばらくすると、母は、肘をつきなおして、Ｓの睾丸にも舌を這わせていった。何度か睾丸を舐めまわすと、母は、カメラを持つＳを見上げて、悪戯っぽい表情を浮かべた。母は、Ｓの睾丸が射精に備えて収縮していることを感じ取ったのか、「Ｓ君も、そろそろ、いきたくなってる？」と尋ねた。画面から、「はい・・」というＳの声が聞こえた。 母は、Ｓに目配せをすると、「うん、じゃあ・・」と呟いて、上半身を起こした。母は、そのまま仰向けになると、Ｓを正常位で迎え入れる体勢になった。Ｓも、母の両足の間に移動したため、映像が少し揺れた。 Ｓがカメラを母の方へ向けると、両足を軽く広げて、ペニスが再び挿入されるのを待ち構える母の姿が映し出された。その時、私は、正常位で貫こうとする男性の視点から、母の肢体を見るのは初めてだということに気が付いた。 私は、画面に映る母の肉体の美しさと、全身から溢れ出す色香に、改めて驚かされた。母の豊かな乳房は、仰向けになっても盛り上がっており、重量で少し横に流れた柔肉が、女性的で、美しい曲線を描き出していた。腰から太もも、そして脚にかけての曲線も、非常に艶めかしく、紺色のガーターベルトとストッキングが、汗の光る肌の白さを際立せていた。 母は、首を右に傾けており、絶頂に達した後のためか、息遣いが少し気だるそうであった。母の顔は、性的な興奮と快感で軽く紅潮しており、その表情は、私が見たことのない妖艶なものであった。 セックスの途中、体位を変える時に、母が相手の男性にどのような表情を見せるのか、息子である私が知らないのは、当たり前のことであった。しかし、母がＳの前でそのような表情を見せているという事実が、私にとってやはりショックであった。 私が母の体に見入っていると、Ｓは、自らの勃起を母の膣口へと近づけていった。画面には、Ｓの勃起が愛液の溢れ出す母の女性器に侵入しようとする光景が大きく映し出された。Ｓがペニスを一気に母の奥まで押し込んでいくと、母は、「あぁっ！」という、幸せそうな喘ぎ声をあげた。 Ｓは、そのまま、リズム良く腰を動かし始めた。Ｓがカメラの角度を調節すると、母の柔らかな乳房が、Ｓの腰の動きから少し遅れて、円を描くように大きく揺れる様子が映った。 画面の中の母は、時おり物欲しそうにＳを見上げていた。その様子からして、母は、Ｓのキスを求めているようであったが、Ｓは、カメラを持っているためか、上半身を起こした状態のまま、母を突き続けた。 Ｓは、２分ほどピストンを続けた後、大きく息を吐き出して、腰の動きを止めた。母は、カメラを持つＳを見上げながら、Ｓを上目使いで「いきそう？」と尋ねた。Ｓが「はい・・」と答えると、母は、Ｓを慈しむような表情で、「溜まってるんだったわよね・・」と優しく声をかけた。 画面の中から、「ええ・・・」という、Ｓの少し弱々しい声が聞こえてきた。母は、軽く頷くと、カメラを構えるＳを見据えて「じゃあ・・いつもみたいに、いっぱい出して。ねっ」と言った。 大きく見開いた目を潤ませて、Ｓを見つめる表情からは、母自身も、Ｓの射精を受け止めたいと強く望んでいるように感じられた。母の魅惑的な肉体を抱きながら、膣内への射精を求められる時に、男としてどれほどの幸福感や優越感を感じるのか、私には想像もつかなかった。 私が屈折した嫉妬を抱きながら画面を見つめていると、「百合子さん・・。あのぉ、お願いがあるんですけど・・・」というＳの声が聞こえてきた。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2012.10.27掲載 |