| ４５. ホテルのベッドの上には、バスローブを着た母と高校生Ｓが体を寄せ合って腰を下ろしていた。私と女子高生Ｒは、２人と向かい合う形で別々の椅子に座っていた。私たちの椅子はベッドから１メートルほどしか離れておらず、私が前かがみになって手を伸ばせば、ベッドの縁に手が届きそうであった。 Ｒは、２人がセックスを始めようとしている様子を目の前にして、状況をきちんと受け止めることができずにいるように見えた。母は、Ｒの様子を心配するように「Ｒちゃん、大丈夫？・・・さっき言ったみたいに、最後までちゃんと見ててくれるかな・・？」と声をかけた。Ｒは、小さな声で「はい・・」と答えると、意を決したように視線を母のほうへ向けた。 母は、私のほうを向くと、「ゆう君もね」と言った。母が私の目をまっすぐに見つめている様子からは、母の決意のようなものが改めて伝わってきた。私は、母と視線を合わせることができないまま、「うん・・」と答えた。 最後に、母は、足を崩して座っていたＲのほうを振り返り、「Ｓ君も、緊張せずにね。いつもみたいにね」と言った。真剣な表情の母を前に、Ｓは、しっかりとした口調で「はい」と応じた。 母は、小さく頷くと、髪を留めていた金具を外した。母が左右に首を軽く振り、手入れの行き届いた栗色の髪を両手で簡単に整えると、母の髪の芳しい香りが微かに私の鼻にも届いてきた。 母が上半身を後ろに回転させると、母とＳが近い距離で向き合う状態になった。母とＳは、しばらくの間、無言のまま見つめ合っていた。ベッドの上の２人の間には、肉体関係にある男女に独特の親密な空気が流れていた。 母とＳは、何か合図があったかのように、２人とも全く同じタイミングで互いの顔を近づけていった。額がつきそうになるほど近づくと、２人は再び互いの瞳を見つめ合った。２人は、体を交えることができる喜びや、これから訪れる快感への期待と同時に、最後のセックスを始めてしまうことに対する躊躇いを感じているように見えた。 母とＳは、２０秒ほどの間、互いの息がかかるほどの距離で見つめ合っていたが、意を決したように、優しく唇を重ね合っていった。１メートルほどしか離れていない私とＲにも、２人の唇が触れ合う音が聞こえた。 母とＳは、互いの唇を少し重ね合っては離すということを何度か繰り返した。キスを繰り返す度に、唇の触れ合う時間が長くなり、唾液が絡み合う音が大きくなっていく様子は、２人の中の欲望が躊躇いよりも大きくなっていっていることを表しているようであった。 キスを始めてから１分ほど経過すると、母とＳは、わずかに残っていた躊躇いを振り切るかのように濃厚なキスを始めた。母とＳは互いの唇を激しく吸い立てるようになり、２人の口唇が絡み合う淫靡な音が部屋の中に響くようになった。 ２人のキスは、濃厚でありながらも、互いを思い合う優しさにあふれており、唾液の擦れる音さえも下品に感じられなかった。それでも、２人の息が徐々に荒くなっていく様子は、２人のキスが愛情の表現などにとどまるものではなく、これから互いの性器を交えるための前戯であることを物語っていた。 私とＲの目の前で、２人は長時間にわたって濃厚なキスを続けた。Ｓは、キスを続けながら、両手を母の腰にあてて体を母により密着させた。母は、体を軽く後ろに反らし、首を伸ばしてＳの口唇に吸いついていた。 私は、隣に座っているＲの様子を横目で盗み見た。Ｒは、不安げな表情を浮かべたままであり、セックスの前戯として交わされる濃厚なキスに狼狽しているようであった。それでもＲは、母の忠告を守るかのように、目をそらすことなく２人を見つめていた。そんなＲの様子は、どこか健気に感じられた。 キスが始まってから３分ほど経つと、母とＳは、ようやく互いの唇を離した。母は、水から顔を出したかのように「はぁぁ」という大きな声をあげて、息を吸い込んだ。それでも、母がさらにキスをせがむように首を伸ばしたため、Ｓは、上半身を乗り出すようにして、再び母の口唇に貪りついた。 Ｓは、キスを続けながら、母の腰から胸のあたりを、バスローブの上から両手で優しく撫で回していった。徐々に荒くなっていく鼻息や、首元を中心に白い肌が微かにピンク色に紅潮していく様子からは、母が一人の女として発情していっていることが生々しく伝わってきた。 母とＳが唇を離したのは、２人がキスを始めてから５分近くが経過した頃であった。Ｓの唇が離れていくと、名残惜しそうにＳのほうを見つめていた母であったが、その横顔には、キスから次の段階へ進むことを期待しているかような表情が浮かんでいた。 Ｓは、母の真後ろに移動し、母を両手で後ろから抱え込むようにすると、母の首元に顔を埋めた。首を軽く傾けた母は、とても幸せそうな笑みを浮かべていた。その表情からは、母がＳと体を密着させることに強い幸福を感じていることが伝わってきた。 しばらくすると、Ｓは、顔を上げて母のバスローブのひもに右手を伸ばした。Ｓがひもを一方にゆっくりと引っ張ると、蝶結びになっていたひもが解けた。母のバスローブは前が少し開き、豊かな胸の谷間が見えるようになった。 Ｓは、母の肩のあたりを優しく撫でてから、両手でゆっくりと母のバスローブを脱がせていった。母の上半身がほぼ露わになると、母は、自分でバスローブの袖に手を通し、全裸になった。それまでＳのほうを向いていた母は、私とＲに裸体を見せようとするかのように上半身を正面に向けた。 私とＲの目の前、１メートルほどに、母の裸体が現れた。映像では毎日のように見ていたものの、実際に母の裸を目にするのは、１年以上前、母がＴの子供を妊娠していたとき以来であった。久しぶりに母の体を目の当たりにした私は、映像では十分に伝わってこない美しさと色香に圧倒され、全身が震えるような思いがした。 私が真っ先に目を奪われたのは、やはり、大きくて、あまりにも美しい乳房であった。Ｇカップ以上ある乳房は、妊娠していた時と比べてわずかに垂れたためか、さらにボリュームが増したように感じられた。見るからに柔らかそうな美巨乳が描き出す曲線は、女性の美しさの極致のように思えた。 母の乳房に見とれていたのは、私だけではなかった。隣に座っているＲの様子を盗み見ると、Ｒも、初めて目にする母の乳房に驚きを隠せない様子であった。母の乳房が男性にとってどれほど魅力的なものか、Ｒが十分に理解できたとは思えなかったが、それでもＲは、私に微かに聞こえるほどの声で「すごい、綺麗・・・」と呟いた。 母の裸体は、乳房だけでなく、腰から尻にかけての官能的な曲線、しっとりとした質感の真っ白な肌、胸の膨らみを中心に白肌から所々透けて見える血管など、どこをとってもこの上なく魅惑的であった。美しさだけでなく、男性を虜にする色香と淫靡さが見事に同居している母の肉体に、私は改めて感嘆した。 私とＲが母の裸体に圧倒されていると、Ｓは、再び母の腰に両手をまわし、腰から乳房の下あたりまでを優しく撫で始めた。しばらくすると、Ｓは、両手で母の乳房を下から優しく持ち上げた。 Ｓがゆっくりと手を持ち上げると、手のひらに収まりきらなかった柔肉が横に流れ、乳房全体が丸みを帯びた形になった。Ｓは、同じ動作を何度か繰り返した後、両手を小刻みに揺らして乳房に振動を与えるようにした。 母の乳房は、Ｓの手のひらの上で、まるで液体が入っているかのようにタプンと官能的に波を打った。母の乳房は、非常に柔らかいだけでなく、適度な弾力を備えており、Ｓが手を動かす度に白い柔肉に振動が伝わっていった。 Ｓの動きは、母の乳房を愛撫するというよりも、その心地よい感触を私とＲに伝えようとしているかのようであった。私は、その感触を自分の手で味わい、色素の薄い美しい乳輪と乳首を口に含みたいという衝動を必死に抑え込みながら、ベッドの上の２人を見つめていた。 Ｓは、徐々に両手の動きを強め、母の乳房をゆっくりと揉み始めた。母は、乳房から送り込まれる優しい快感を味わうかのように「はぁ・・」と息を吐き出すと、物欲しそうにＳのほうを振り返った。Ｓは、少し上半身を乗り出して、母に優しくキスをした。 私の目の前にある母の乳房は、Ｓが力を加える度に柔らかそうに形を変えた。Ｓの指の間から柔肉がはみ出す様子からは、若くて張りのある乳房とは違った心地よい感触が、Ｓの両手を楽しませていることが伝わってきた。 Ｓは、母の乳房を慈しむように優しく乳房を揉んでいたが、しばらくすると、大きめの乳輪を撫でるように人差指を動かし始めた。これまでとは違った刺激に、母は体をピクンと反応させた。 乳首の周りをなぞるように指を動かしていたＳは、同じ指で母の乳頭を優しく刺激した。母は喘ぎ声をあげたが、Ｓに唇を覆われていたため、私たちにはこもった声しか聞こえてこなかった。私は、母が乳房を揉ませてくれた時の感触を思い返そうとしながら、Ｓが目の前で母を愛撫する様子を見つめていた。 Ｓの優しいキスと乳房への愛撫は何分間にもわたって続いた。Ｓは、少し強く母の乳房を揉むようになったものの、決して焦ることなく、母が乳房への刺激で味わうことのできる快感を全て引き出そうとするかのように、優しく乳房を揉み続けた。 母の肉体は、Ｓの的確な愛撫に素直な反応を見せた。母はキスの合間に大きな息を漏らすようになり、真っ白な肌はさらに紅潮していった。Ｓが落ち着いた様子で愛撫を続ける中、母は次の段階へと進むことを我慢できなくなったのか、キスの合間に「Ｓ君・・・」と声を漏らした。 母の声を聞いたＳは、キスを続けながら、母に横になるように母に促した。母がＳに促されるままベッドの上に仰向けになると、Ｓもその隣に体を横たえて、母に覆いかぶさるようにしてキスを続けた。 母が仰向けになったため、母の柔らかい乳房は横に流れたが、それでも美巨乳は盛り上がったまま、美しく女性的な曲線を描き出していた。私が先ほどまでとは違った乳房の美しさに目を奪われていると、体を母の右側に横たえたＳが、その右手で母の右の乳房を強く揉み始めた。 Ｓは、キスを止めると、その唇を母の首筋や腋の下に這わせていった。ベッドの上の母は、目を閉じて心地よさそうな表情を浮かべ、Ｓの口唇の感触を味わっていた。Ｓの愛撫は、私の渡したカメラでＳ自身が撮影してきた時ほど時間をかけたものではなかったが、非常に優しく、母への愛情を感じさせるものであった。 Ｓは、両手で乳房を母の体の中央に寄せると、乳輪と乳首を優しく舐め始めた。Ｓは、温かい舌の感触が母に少しでも伝わるようにしているのか、伸ばした舌を大きく広げて乳輪と乳首を丁寧に舐めまわしていた。母は、敏感になった乳首から送り込まれる快感に、「あぁぁ・・・」と気持ち良さそうな声をもらした。 同じ状況におかれた男であれば、誰もが母の魅惑的な乳房に慌ただしく吸いついてしまうであろうところ、Ｓの愛撫は、あくまでも母の快感を優先させたものであった。母の魅惑的な肉体を前にしても落ち着いているＳの様子が、私には悔しく思えた。 数分間にわたって乳輪と乳首への愛撫を続けた後、Ｓは、唇を乳房から離し、母の下半身へと移動させた。Ｓはスムーズに母の両足の間に移動すると、母に足を軽く開かせた。私とＲが見つめる目の前で、Ｓは、母の女性器を愛撫し始めた。 |
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| 2013.10.23掲載 |