ヒトツバタゴの咲く島で


ヒトツバタゴの咲く島で【知佳の美貌録】知佳作
絡み合うふたりの手「はあ～ん……美味しか……逞しゅうて……漢臭うて……ふうううっ……美味しかと…」　美咲は耳をそばだてなければ聴き取れないほど小さな声で囁きながら、恍惚の表情を浮かべペニスをしゃぶった。美咲にとってひたすら翔太が愛おしかった。自分のような女相手に、これほどまでにペニスを猛らせてくれる、そのこと自体からして嬉しかった。　海栗島で浜田が発した、たった一言が胸に引っかかり、相手に言われる前に自分から身を引いてしまってからというもの、何をしても傷となって残った美咲だが、このことによって女としての自信が蘇って来るかのようだった。　美咲はありったけの愛おしさと、翔太には知られたくないものの、これまで関係した漢の手で仕込まれた技を駆使し、翔太のペニスを舐めた。舌を絡ませしゃぶり、亀頭を咥えて振り回すようにしながら時として先端を舐めまわす。「うううっ……あああっ……すげえ……くうっ」　熱烈な口淫に、翔太が身を仰け反らせて呻く。彼が感じてくれているのがうれしく、美咲はペニスを喉奥深く咥え込み、ディープスロートをしつつ喉で締め付けた。「あああああっ！で……出てしまうばい！そっ……そがんことすっと……出る！くううっ」　翔太が、果たしてそれが汗なのか、それとも冷や汗なのか…を滴らせて、叫ぶ。美咲は翔太の太股の間に座し、妖しい笑みを浮かべ、目を光らせながら、ペニスに唾をまぶしつけた唇を滑らせ、青筋を浮き上がらせた肉胴を擦りあげる。「で……出る……出るっとばい！」　翔太は強い力で美咲を押しのけ、フェラチオをストップさせた。あっけにとられる彼女を押さえつけ、再び翔太が上になる。息を荒げ目を血走らせながら、美咲のジーンズを脱がせ、パンティをも毟り取った。「いやっ……恥ずかしか……あああん」　下半身が露になったことで、美咲は羞恥に頬を染める。彼女の陰毛はこの瞬間のために、丁寧に手入れされ、形も整えられていた。白くなまめかしい太股の間で、若草のようにそよいでいる。　美咲の股間を見て、翔太はまたまた息を吞み、一層ペニスを膨らませた。「あああっ……ダメ……」　恥ずかしがる美咲の太股を開かせ、花びらを指で弄りながら、じっくりと眺めた。「いやらしかばってん、きれかなあ……。周りは確かに茶色かばってん、花びらはサーモンピンクで、奥ん入り口はもっとやーらしかピンク色や。パックリと口ば開け、蜜ば垂らしとー。クリトリスもやーらしゅうて……ぷっくりしとって……あああっ……すごか興奮すっとばい……」　翔太は鼻息荒く、美咲の股間に顔を埋めた。「いや！　恥ずかしか……あああん」　シャワーも浴びていない花びらをクンニされ、美咲は羞恥に身を震わせる。それなのに翔太は、ズルズルと音を立て蜜を啜りながら、夢中になって美咲の閉じようとするクレバスを舌でこじ開け、ピンクの花びらを舐めまわそうとする。「すんごい濡れとー……美咲さんのここ、すっごかばい　んめえ……よか匂いだ……ああ、たっ……たまらん」　異様に高ぶっているのだろう、翔太は舌を激しく動かして、美咲のアソコをクンニする。翔太のクンニは情熱的で、まさに貪るといった感じで、美咲は透けて見えるビニールハウスの中での行為ということも忘れ、身悶えた。　彼の舌で舐めまわされると、膣に草むらから這い出た蛇が紛れ込み息苦しさに蠢くようで、危険と隣り合わせの刺激に恍惚としてしまう。「あああん……ダメ……翔太さん……イキそうと……はああああっ」　美咲はしなやかに身をくねらせながら、快楽に蕩ける。翔太は舌を使い懸命に舐め取ろうとするが、いくら掬っても、愛液は溢れて止まらない。翔太は美咲の股間から顔を上げ、蜜で汚れた口元を手の甲で拭いながら言った。「もう我慢できん、挿れてんよかか」　美咲からの返事はなかった。翔太は美咲の足を大きく開かせ、花びらの入り口にペニスを添わせた。美咲が幾度も舐めてくれたとはいえ、時間が経って乾いてしまっている。美咲の中に押し入るためには湿らす必要がある。翔太はそれを、美咲のクレバスに沿ってペニスを往復させることにより湿らせようとした。せっかく溢れさせてくれた愛液を、せめて先端にであってもまとわせようとした。　翔太はこれまでほとんど経験したことがないのか、ぎこちない仕草で美咲のクレバスに沿って娶わせを繰り返した。美咲がつらそうな声を発するとそこで止め、両手を絡め合って確かめ合い。美咲が落ち着きを取り戻すと、再び娶わせを繰り返すを行い、すっかり美咲のアソコをホトホトにさせた。「あああっ……お願い……早う来て！……もう……我慢できん……」　美咲が限界と知ると翔太は、改めて花びらの入り口にペニスを押し当てた。
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【知佳の美貌録】
2025年1月5日掲載
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