はちみつ太郎 作
| １６ 子供が授かりやすい日に、自らを危険にさらす人妻保育士、立川笙子。江藤との交わりは、その危険をはらみながらも、ただのＳＥＸのスパイスとしてしか感じていない二人。 先端をきれいに舐めあげる姿は、危険日にする挿入前とあって入念なのか。笙子の口で清掃された陰茎をぶらつかせながら、江藤は避妊具をのある引き出しを開けた。 前回使ったコンドームの残りは２つ。膝立ちのままの笙子は、江藤の指先にある銀色の包みを見つめていた。 ギザギザを破り、ごみを捨てると、先端にあてがったまま、根元まで覆いかぶせていく。余しは、前回と同様で勃起の具合は、大きな差はない。 「危険日に、・・・いい？」 「うん、・・・したい。・・・すごく。」 「エロいよ、その顔。・・・もっと、エロく言ってよ笙子ちゃん。」 「えぇ、・・・入れて・・・ください。」 「もっと、違うなぁ。」 「んーー。・・・入れて、いい？」 「おしいなぁ。」 「わかんない。・・・なんていえばいいの？」 「旦那くん、ごめんね。・・・って、どおよ？」 「どおよって・・・昇さん、ごめんね。これでいい？・・・はずかしっ。」 横たわった笙子に覆いかぶさる江藤は、耳打ちするようにもう一度笙子から言葉を引き出した。 「昇さん、ごめんっっっっ。」 最後まで言いかけた笙子の口は、江藤の舌で覆われ下の卑猥な口は、毒気を増やした男の牙を受け入れる。 「もっと、言ってよ笙子ちゃん。・・・旦那くん、家で待ってるよ。ん？」 「あ、あ、あ、あ、・・・ごめんね、ごめんね・・・あぁぁぁぁぁんっ。」 笙子は江藤の目を見つめられず目を閉じ、昇へ謝罪の言葉を発している。昂ぶりを感じ始めた笙子の謝罪は、言わされているというより、瞼の奥に広がる昇の肩を落とした姿へのせめてもの言葉だった。 「実感、篭ってるよぉぉぉ。笙子ちゃんっ・・・ああぁぁ、すげぇいぃぃぃ。」 「はんっはんっはんっ・・・だ、だめっ・・・あんっ。」 江藤のゴムつき陰茎には、前回よりも膣肉の纏わりつきを多く感じている。笙子の子宮の下がりも如実に味わえている。 「こんな、浅い？・・・当たってるよね？。」 「あん、・・・うんっ・・・グリグリ、あんっ・・・されてっ・・・るぅぅ。」 「激しくしようか？」 「え、まだ、・・え、？・・・だ、だめってぇぇ。」 「だって、いいんだろ？・・・奥、グリグリされるの。」 「え、え、これくらいが・・・ちょうどっ・・・はぁぁぁぁぁぁんっ。」 笙子の怯え具合で、江藤のピストンは力を緩める。奥を突くのではなく、浅めの膣道を刺激し、何度かに一度大きく奥まで突き上げた。 「あぁぁぁっぁぁぁぁ、・・・だ、だめぇぇぇんっ・・・も、もれちゃぁぁうっ。」 「何が？・・・おしっこ？潮？・・・吹いちゃってっ・・・気にしないから。吹いちゃえよ。」 江藤の煽りは笙子に伝わる。腰を少し引いた江藤は、抜け気味の陰茎を上からのぞくと、膣前庭から勢いよく液体を迸る。 「ビョッ・・・ビョビョッ。」 「ここかい？・・・笙子、ここだろ。」 「あ、あうんっ・・・そこぉ、そこ、だめって・・・あぁぁ。また、で、でるっ。」 「ビュッ。」 最初より枯渇した笙子の潮は、勢いを少し失っている。そのせいか、笙子の体は少し仰け反ると硬直性の痙攣を伴っていた。 「笙子、・・・いったんだなぁ。・・・聞こえてる？」 「ビクッ」 ３，４秒痙攣した後、びしょぬれの陰核包皮を剥き上げると、痙攣は収まるが、仰け反りが増し背中を大きく持ち上げた。 「あん、そこも、だめぇぇぇぇぇっ。」 仰け反りを戻した笙子は、江藤の動作を遅延させるように背中を抱きかかえる。密着した二人は、少し動きを抑えると、繋がったまま息を整えていた。 「はぁ、はぁはぁ、はぁはぁ、・・・はぁぁぁ。」 「笙子ちゃん、口に出してて正解・・・三分持たないよ。」 「はぁ、はぁはぁ、はぁ。」 笙子は、言葉にならず大きく息を吸い呼吸を整えている。目を大きく見開き、口もまた大きく開いている。 「準備、ＯＫかな？」 「は、はぁ、うん。」 「じゃ、上になれよ。・・・腰振って、気持ちよくなろっ。」 笙子の肩をつかむと江藤は軽く引き寄せる。脇にホールドされた江藤の腕は、起き上がり小法師のように笙子の体を上向かせる。 繋がったまま騎乗位になると、自立し屈折ぎみに腰を曲げると、前後運動で江藤の陰茎を刺激する。その刺激は、江藤より笙子に覆いかぶさる。目をキツク閉じ、感じ昂ぶっている顔を見られたくない衝動から、顔を横に振っていた。 「いいんだろ、笙子。・・・突いてあげるよ。・・・ほら、ほら・・・こうだろ。」 「あ、あ、あ、あ、あ、・・・あんっ。」 「そんなに、押し付けたら破れちゃうよ。・・・赤ちゃんできてもいいの？」 「いやん、だめだよぉぉ・・・あんっ。」 「お○んこの奥、当ててるの笙子だよ。」 「だ、だって、あんっ。」 「気持ちいいんだもんなっ・・・こうだろ、こうがっ。」 「うん、・・・いぃ、いぃ、・・・そう、そこぉぉぉ。」 繋がった牝の泉の源は、乳白色にまみれ硫化塩泉のように濃い汁を垂らしている。睾丸付近までその泥湯のような淫液にまみれると江藤は、尻肉を両手でつかみ割り裂く。 指先を結合部分に這わせると、泥湯の汁を汲み取ると匂いを嗅ぎ、笙子に見せつけている。 「これっ、見てよ、笙子。・・・赤ちゃん欲しがってるよ。」 「あん、恥ずかしい。・・・だめ、見せないで。」 「恥ずかしかったら、舐めちゃえよ。・・・ほら。」 江藤の指の汚れを隠すようにしていると、江藤の淫猥なあおりを受け入れ指先を口内に入れ込む。酸味のない泥湯汁は、笙子の口の中で簡単に消えていく。 もう一つの指で掬った江藤は、舐め上げたあとの笙子に見せつけた。 「もぉ、やめてってぇ。」 「やめないっ、こんな面白いことやめられますかっ。」 「んーーー、じゃ、帰る。」 「帰れる？・・・ほんとに？・・・このままでぇ？」 「帰らないっ・・・あんっ。」 返事を聞いて江藤の突き上げは再びリズミカルに始まった。笙子は、突き上げと同じタイミングで自ら腰を浮かせている。 たまに、いたずら気味にタイミングをずらす江藤の胸元に爪を立て応戦する。江藤も、笙子の上体を崩さないためか、乳房を揉み上体をホールドしている。 昂ぶりの沸点に達するたびに、首を仰け反ったり、江藤に覆いかぶさり、息を整えつつ舌を絡ませている。 二度三度、正上位、騎乗位を抜き去ることなく繰り返している二人。笙子の口内で射精した時間から、４０分ほどたったころ、突き上げをＭＡＸにさせるべく江藤は笙子に正上位での交わりを希望する。 「あ、あ、あ、あ、あ、・・・うんっ・・・も、もう、・・・あぁ。」 「あぁ、限界っぽいわぁ。・・・ゴムに出すから・・・いいよね、笙子。」 「え、え、・・・で、でも怖いよ。・・・そと、そとにぃぃぃ、してっ、ね、お願い。」 「あ、あぁ・・・わかっ、たっ。」 江藤は、笙子の懇願を受け入れている。笙子と呼び捨てにし始めてはいるが、まだ二回目の夜だった。ここで、嫌われるのは得策でもない。 「は、は、は、はっ・・・・あ、いぃ、いぃぃ・・・いくっ・・・あんっ。」 「はぁ、はぁ、はぁ。」 江藤の口数は少なくなった。吐く息で、射精のタイミングを笙子に知らせているようにも聞こえる。江藤の絶頂までのストロークはそれまでのものより早く浅い。 笙子は、その浅いストロークを女の本能で深い挿入を呼び込むように抱き締めた。 「いぃぃ、いぃ、・・・あんっ。」 「あ、・・・笙子っ・・・で、でるぅぅ。・・・・っあぁぁっ。」 「ドクッ・・・ド、ドプンッ・・・ドク、ドクッ。」 コンドームの中には射精液は、数滴も残されていない。笙子の、波打つ腹筋の上には白い漣がウエーブしていた。白濁したコンドームの外側は、江藤の迸りと見紛うほど濃い液体を残している。 ブラのワイヤー跡から、笙子の薄い陰毛の上部、臍の下まで江藤の放出痕は残っている。笙子は、確認するように自分の腹筋を横たわりながら覗いている。 「はぁ、・・・いっぱい、出たね。」 「うん、さっき、口で往ってなかったら、顔まで飛んでたかも。」 「よかったぁ・・・え？・・・ゴム、白くない？」 「あぁ、・・・笙子のお母さん汁だよ。・・・赤ちゃん欲しい時用の。」 「呼び捨てられるの・・・好きっ。」 「あ、ごめん。」 「保育園では、困るけど、・・・エッチの時は、笙子がいいな。」 「間違えそうだな、保育園で、呼んじゃいそう。」 「それは、焦るね。・・・江藤先生は、どう呼ばれたい？」 「ん、・・・おれは、悟くんかな？」 「じゃ、そう呼びます。・・・気持ちよかったよ、悟くん。」 笙子は腹の上の射精液を濡れティッシュで拭うと、悟の先端を口に含む。背後に見える壁掛けの時計の時刻を恨めしそうに見つめた。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2014.1.15掲載 |
はちみつ太郎さんの作品群→ |
無断転載禁止！