はちみつ太郎 作
| ２５ 笙子は恥ずかしさを隠すように、悟の屹立を咥えしごく。陰門の開き具合も湿潤具合も勲には見透かされている。喘ぎさえ少し抑えられているが、４つの牡の目にさらされている牝の生殖器は、牡のそれを待ち構えているようだった。 舌の腹で笙子の陰門ごと舐め上げる悟。舐め上げが肉芽に触れると咥えていた陰茎を口から離し、喘いだ声を優先して吐いた。 「いい声で鳴いてるよ笙子さん。ゆり子、若い奥さんだが、完敗だな。」 「あ、あ、あ、・・・。」 年の頃なら３０中ばのゆり子は、言葉なく勲のゆるい突き上げに声を失う。比べられるのが嫌ならばここにいることはない。 勲の突き上げ具合の弱さに、ゆり子は敗北感を感じた。いつもなら、相手を見ながら燃え上がる勲にその闘志たるものが見当たらない。 笙子という牝を欲する勲の羨望は、ゆり子にも伝達されていた。ゆり子はその言葉にならない勲の心をついた。 「パパ、捨てないで、・・・ゆり子を、捨てないで。」 「ゆり子、若い男に抱いてもらうか？・・・俺は、構わんよ。笙子さんを抱けなくても、お前を差し出すことはやぶさかでない。」 「捨てられるの？・・・あの人のとこに返されるの？」 「旦那のもとには返品はしないよ。・・・転売はありえるがね。」 「パパ、笙子さんと・・・お○んこしたいの？」 「笙子さん次第だな。・・・おそらく、旦那さんは了承してくれる。」 「すごい自信ね。あぁぁぁあ、・・・じゃ、ゆり子、・・・笙子さんの旦那さんに、転売されてもいぃぃぃぃ。」 「ハハハ、受け取り拒否されるかもな。・・・ゆり子、お前さんの体には旦那さん興味はなさそうだよ。お前の体より、興味があるのは俺のこれだな。これに、貫かれた笙子さんの昂ぶりを見たいようだ。」 勲はゆり子の耳元でそう囁いている。ある程度の会話は悟にも届いている。勲の推測は、完全に当たっていた。承諾の声は悟はあげていないが、見せつけるように笙子の膣道を押し広げると、勲の見つめる先を予測していた。 「あぁぁ、や、やっ・・・あんっ。」 「勲さん、・・・笙子のお○んこばかり見てるよ。・・・ゆり子さんの声が聞こえないもん。」 「あん、あん、・・・や、や、見られてるのぉぉ。」 笙子はしごいていた陰茎から手を離すと、尻の割目を隠すようにし勲と悟の目から二つの淫門を隠そうとしている。 軽々と悟に手を払いのけられた笙子は、負けじと覆い隠そうとするが、そこに本当の恥ずかしさは笙子にはない。 三度払いのけられると観念したか、尻肉の狭間に力を入れ割目の広がりを最小限にした。 「笙子、見てもらおっか？」 「え、ほんとに言ってるのぉ？」 「本気。それとも・・・勲さんにして欲しいの？」 「そ、んなこと、出来ないってぇ。そんな、心の準備って・・・できないよぉぉ。」 「そっか、無理は言わない。・・・じゃ、このまま、口に出してもいい？」 「・・・。」 笙子は、しごき続けている陰茎から手を離すと跨いでいた悟の顔から離れた。キャビネットに乗せられているコンドームの袋を一つ取ると、ゆり子と交わったままの勲と目が合った。 恥ずかしさから、少しだけ笑みを浮かべると貫かれたままのゆり子にも視線を当てた。ゆり子は、抱かれながら勲の毛の生えた乳首を甘噛みしている。 破いた袋はゴミ箱に放り、取り出した薄いサックに空気を送ると先端を合わせ、スルスルと悟の分身を覆っていく。 いつものように笙子は、サックの上から数度唾液を馴染ませるように咥えこむ。勲にはそれが新鮮だった。 「ゆり子、おれ、笙子さんとしたくなった。旦那さんとの・・・一戦見てから、だめもとでお願いするよ。」 「あぁ、あぁ、・・・うん、うん。いいよぉぉ・・・じゃぁ、お願いっ・・ゆり子、もう、往きたいぃぃぃぃ。」 ゆり子の懇願を聞きいれた勲は、ゆり子の肩口をホールドさせると腰のうち付けをいつも以上に激しくさせている。 ゆり子の喘ぎを聞いた笙子は、一度視線をやると咥えていた悟のサック付きに唾液を染み込ませ、陰茎を跨いだ。 笙子は自分の濡れ具合を指で計る。緊張と空調のせいか、おおよそいつもより湿潤は乾燥気味だった。亀頭にかぶったゴムの皮を膣前庭に感じると腰を落とすように膣肉が悟を咥えこんでいった。 笙子は、いつものくぐもった声を上げない。我慢している顔は、悟に見えるだけだ。その我慢の顔が悟にはいつも以上にエロさを感じさせている。 ショートヘアーの笙子の顔はうつむいても顔は覆われない。たまに恥ずかしさを隠すように後ろ髪まで前にやることもあったが、今日は上下運動で揺れるだけだった。 騎乗位で、体を接することなく上下の運動で膣肉と陰茎に甘美な刺激を与える二人。笙子が体を重ね合わせないのは悟に気づかれていた。 結合部の出入りを勲に見られるのを恐れてだ。悟は、上下運動の具合を見計らい、笙子の動きが弱まったところで肩甲骨を抱きしめる。 舌を絡ませながら突き上げを始めた悟は、見えているだろう結合部を誇示するように少し腰を持ち上げた。 笙子はそれに気がつくと、６９と同じように結合部に手を廻し勲の視線をさえぎった。跳ね上げをきつくさせるだけで笙子の目論見はあっけなく蹴落とされる。 ゆり子の喘ぎは、かすかながら続いているが、笙子が体を折り悟の突き上げを食い始めた頃、泣き声が消える。 勲の突き上げは止まり、勃起を増大させながら笙子の生殖器の拡がりを楽しんでいる。 「ゆり子、笙子さんのお○んこ、・・・かわいそうなくらい拡がってるよ。旦那さんのが、いつもよりでかいんだなぁ。・・・見られて喜んでるんだよ。脈ありだな。」 「あんっ・・・その、おっきいの・・・ゆり子も、入れてもらうぅぅぅぅ。」 「どうかな、・・・三十路をとうに過ぎたお○んこに興味ないかもなぁ。よし、ギアを上げてやるゆり子。」 視線は笙子の結合部を見続けながら勲は、ゆり子への突き上げを最大にしていく。ゆり子は、勲の視線を追い求めながら昂ぶりを感じ続けている。 笙子は、悟に抱きしめられて腰を落としたまま自分では動けていない。突き上げを食らうのはゆり子と同じだが、喘ぐ声はゆり子に負けている。 「笙子、恥ずかしいのか？・・・ゆり子さんみたいに、気持ちよくないのか？」 「・・・。」 笙子は、首を振り続けている。全ての否定なのか、肯定なのかもわからないくらい頭を揺らしている。揺らしきると、首を逸らし、声を発した。 「あぁぁあっぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ、・・・だ、だめっっっっ・・・・い、いくっ。」 ゆり子の喘ぎを越えた音量を笙子が発した時、勲の精液は、サックの中に迸った。ゆり子の締め付けより笙子の本気の喘ぎが射精管を締め上げたのは勲が一番知っている。 繋がったままの勲は、視線を外すことなく笙子の尻の上げ下げを見つめていた。潤滑が増し、透明な膣液は白濁し始める。摩擦で粘性を増し続ける膣液は、サックに纏わり付き悟の軽い突き上げもスムーズに膣奥をノックする。 「あ、あ、あ、あ、あ、あ、・・・悟さんっっ。だ、だめってぇぇ、いぃ、いぃ、・・またぁぁぁ。」 「見てるよ、勲さんが。・・・笙子のお○んこ、・・・ほら、出したんだよ。ゆり子さんの中に。なぁ、笙子っ、見てくださいって・・・いいなよ。」 「い、言えないってぇぇぇ。・・・あ、あ、あ・・・はぁぁぁ、はぁぁぁ、はぁぁぁ、はぁぁああああっ。」 悟は笙子の体を抱きかかえると、力任せに体位を変える。結合したまま、ゆり子と勲と同じ正上位にすばやく変えると両足を大きく割りさき、見せつけるように蹲踞の姿勢で笙子を突いた。 出し入れは大きなストロークで笙子の膣道の広がり具合まで勲には見えている。勲は、ゆり子から分身を抜き去ると、サックをしたまま隣のベッドへ顔を近づけた。 ゆり子の眼前にぶら下がったサック付きは、程なく精液をためたまま外され、陰茎の根元まで牡の臭いをさせた陰茎をゆり子の舌で掃除させている。 勲の鼻息が届くほどのところで笙子と悟は、営みを見せつける、もはや、見られているのではなかった。 笙子は、まだ行為を見られているという感覚だが、悟の動きは見せつけている以外の何ものでもない。それは、言動からも感じていた。 「笙子、いつもよりいいんだよぉ。・・・笙子もだよなぁ。」 「うん、・・・は、はずかしいけどぉぉぉぉ・・・・あぁぁ、あぁ、あぁっ・・・だ、めぇぇぇ、また、いったぁぁ、またぁぁ。」 「いいよな、笙子・・・俺も、見てみたいんだぁ・・・笙子が、・・・抱かれるところぉぉ。」 「えぇぇ、えぇぇ、・・・うん、・・・悟さん・・・が、いいならぁぁぁ。」 悟は、笙子の舌を吸い上げ、首筋に吸い付くと証文への印のようにきつく吸い上げ、うっ血のキスマークをつける。 笙子の往き顔を勲に見えるように体位を変えると、激しさを増した悟の突き上げに笙子は声を失い足指を九の字に全部折り曲げると、悟の射精をサック内で受け入れた。 勲は、大きく息を吸い込み上下する笙子の胸の動きを見つめ、愛しそうに掃除し続けるゆり子の舌先から再び勃起した陰茎を離させた。 |
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| 2014.2.5掲載 |
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