保育士だった人妻

保育士だった人妻

はちみつ太郎作

４０

「え、言ってなかったっけ？」

「聞いてないよ。・・・忘年会？」

「うん、金河温泉に、・・・保育園の先生６人で来てる。」

「そっか、ごめん、今、帰ったら、いないから、どこなんかなって。」

「ごめーん・・・みんな、寝ちゃってるし、もう一回倉田先生とお風呂、行こうと思ったところ。」

「あの、おっきいおっぱいの？」

「う、うん。・・・あとで、報告するね。」

「写真、・・・あったらいいなぁ。」

「むりむり、・・・じゃぁね、・・・明日は、いるの？」

「いや、朝、１１時には帰るよ。・・・金河温泉なら・・・昼過ぎるよな。」

「そうだね、・・・水曜から休みだよね。」

「あぁ、・・・笙子は？」

「同じ、水曜からだよ。」

「そうか、安心したら、眠くなった。・・・じゃ、おやすみ。」

「うん、ごめんね、おやすみ。・・・ガチャ。」
　浴衣を羽織った笙子は、携帯の時計を見る。「ＡＭ２：２０。」３回目の射精を終えた貫一は、名残惜しそうに部屋を出たのは、１０分ほど前だった。

　悟が笙子の受信メールの存在を告げたのは、５分前。演技と口裏を考えながら電話をする横では、悟が笙子の体をまさぐり始めていた。

　携帯を枕元に置くと、笙子はまさぐる手を止めさせ、悟の頬を両手で掴んだ。

「もぉ、あぶない電話なんだからぁ・・・そういうことしない。」

「旦那くん、気づいてた？」

「大丈夫だと・・・思うけど。・・・村野の先生にあったらまずいかも。」

「あんまり、しらないだろ。」

「うん、でも、倉ちゃんは気に入ってる。」

「おっぱいがだろ。」
　悟はあてつけのように笙子の下乳を揺らす。

「しらないっ・・・触らせないよ。」

「大学生くんに触らせすぎたの？」

「うん、・・・気持ちよかったよぉ・・・貫一くん。」

「へぇ、貫一っていうんだ。」

「うん、いいねぇ、若いって。」

「そうだねぇ、何回？・・・往かせてくれた？」

「・・・。」

「往ってないん。」

「うん、正直言うと。・・・もう少しでって感じだったなぁ。ビュって出たときは、危なかった。」

「往ったんだと思ってたわ、あの時。往けばよかったんじゃない。・・・遠慮せずにさぁ。」

「うーん、初めてだもん。・・・二回目は・・・わかんないよ。」

「学生くん・・貫一くんだっけ、と約束したん？」

「してないよぉぉ。あ、妬いてくれてる。」

「あぁ、嫉妬、だよ。・・・それが、目的だもん。」

「だよね、・・・してないよ。・・・でも。」

「でも、俺が、良いって言ったら・・・行くんだ。」

「行くんだな。・・・うん、上手くなって欲しい。」

「まだ、荒いんだな・・・経験不足。」

「なんか、・・・短大の頃の、エッチみたいで・・・思い出したって感じなのよね。」

「ほぉ、カミングアウト。」

「あ、言わないよ。」

「聞かないよ。」
　二人は、布団の上で重なった。浴衣の下は何もつけてない笙子と、下着、Ｔシャツの悟。脱がされる前にボクサーパンツだけになった悟は、笙子を見下ろすように仁王立ちする。

　目だけで合図を送ると、悟の前に膝まづき、ボクサーパンツをずり下げた。いつも以上に興奮している状態は、見ただけでわかる。初めての日と同じ状態のように感じた。

　笙子は、両手で扱きながら悟の声を待っている。悟は声をかけずに見下ろしている。いつも最初に前戯を始めるのは笙子だった。慣例を破ることなく始めようとするが、悟の視線に動けないでいる。

「悟さん。・・・ごめん、剃られた。」

「まん毛？」

「うん。」

「パイパン？」

「なに、パイパンって？」

「つるつるってこと。」

「ううん、・・・残ってる、けど、・・・外人さんの見たいになってるよ。」

「どれ、・・・足拡げろよ。」
　ぶらつかせた陰茎を布団で押えられながら、洞窟探検のように笙子のＭ字開脚の間にもぐりこむ。行灯の明かりを体をよけて当てると、二本指で収まる程度に刈られた笙子の繁茂が目に入る。

「いいじゃん。・・・かわいいって。・・・学生くん、センスあるよ。」

「えぇ、そう。・・・でも、旦那くんに見られたら、どう言おうかぁ？」

「正月休み、エッチする気満々だなぁ・・・嫉妬。」

「だって、多分、・・・溜まってると。出来なくても、・・・舐めてくるよ。」

「クンニ好きだもんなぁ・・・６９くらいはしてあげなよ。」

「どう言おうか、考えてよ。」

「んー・・・そうだ、温泉で見た倉ちゃんの陰毛が、こうだったから、ってのは。」

「あ、それ、いただき。・・・多分、違う意味で興奮するよ。」

「いいじゃん、それで、ＥＤ治ったら。」

「えぇ、私より、倉ちゃんで・・・それでいいん、治っても。」

「いいんじゃない、それはそれで、俺のよさを笙子が感じてくれると思うし。」

「すごい、自信。」

「あたりまえだろ、じゃなきゃ、・・・・だろ。」

「あぁぁ・・・・チクチクしないぃぃ？」

「いや、きれいに剃ってある、・・・シェービングクリームの匂いがきついけど・・・笙子のお○んこの匂いが勝ってるな。」

「そんなぁぁ、臭いするぅ？。」

「あぁ、・・・してしてって、匂うよ。・・・ヌルヌルも出てきてるし。」

「はぁ、はぁ、はぁぁ、はぁぁぁぁ、・・・ね、ねぇ、・・・。」

「舐めて欲しい。・・・その声は、そうだな。」

「うん、・・・気持ちいくしてほしい。」

「わかった、自分でひろげてみっ。・・・指で、中まで見えるように。」

「あ、・・・こ、こう？」

「あぁ、もっと、広げたら、クリちゃんぷくって飛び出すから、そう、ほら、・・・ペロペロッ。」

「いやっ、んっんっんっっっっ。・・・剃られたからかなぁ・・・すごい、いつもより。」

「そうだろうな、皮膚が敏感になってるんだろ。・・・ペロ、ペロロッ。」
　笙子は、悟の頭を股間に押さえつけながら、淫核への舌責めに喜びを感じていた。いつものクンニより感度が増している。

　悟は少なくなった繁茂の恥丘を突っ張らせると、秘粒を完全に露出させ帽子を脱がせる。露わになった性感神経の集積地は、ざらざらした悟の舌で感度を上げさせられていく。

「いぃぃぃ、ひぃ、ひぃひぃぃ、・・・あーーんっ・・・す、すごいぃん、だけどぉぉ。」

「あぁ、わかる。良くわかる。・・・唾液だけじゃこんなに濡れないよ。」

「いぃ、もんっ・・・いぃぃ・・・あーーっ・・・いくっ・・あ、あぁ、・・・だめっ。」
　悟の頭を押し、舌先を離させる笙子。甘美すぎた秘粒への責めは、膣肉への刺激の前に陥落する。

「ジョッ・・ジョーーーーバッ。」
　顔をよけた悟は、笙子の潮を肩で受ける。笙子は、詫びることなく布団に力なく仰向けている。腰は浮き足はビクつかせ、口は金魚のようにパクパクと何ごともいえぬままだ。

「少ないけど、・・・潮吹き。おしっこの匂いじゃない。」

「・・・はぁ。」

「気持ちいいんだな、笙子。・・・このまま嵌めてやろうか？」

「う、うん・・・そのまま、・・で、して悟さん。」

「あぁ、そのつもりさ、・・・・中に・・・。」

「うん・・・いいよ。・・・大丈夫。」
　笙子は目をつぶり、浴衣を肩から抜きさる。膝裏に悟の手のぬくもりを感じると、自ら少しだけ腰を浮かし、上向かせるように膣道の入り口を向けた。

　邪魔者のない生殖的な活動を二人の意思で始めてしまう。

　危険度がいつもより高い状況でする生殖活動。スリルより、本能のまま男女の関係から牡と牝の関係がここに詰まっていた。

　悟は少しだけ気持ちが揺らいでいる。笙子の気持ちなのか、まさか、貫一と生性交をしたアリバイなのかと疑った。

　クンニをしたときの臭いは、精臭は皆無だったが、温泉場特有の臭いに誤魔化されているだけではとも感じる。

　引っかかりは、笙子の感じている顔が全てを晴らしてくれた。悟のピストンにうなづきながら、目と目を合わせもっともっとと口を開け閉めしている。

　腰を掴み、打ちつけが甘いといわんばかりに押し付けるその姿に悟はモノにした牝を喜ばせるよう最奥に届かせるように押し付ける。

　笙子の手が腰から肩に移動する。押し付けに満足なのか、体を密着させ、半開きの口から舌を差し出し悟の舌を待ちわびる。

　抜き差しに集中している悟は、その顔を拝んでいない。トロンとした目と、鼻から出る甘い吐息、舌先は完全にイニシアチブを渡した牝の匂いをさせている。

　牝の色香に気づくのが早いか、牡の本能のほうが早いのか、生殖行動を思い立った牡は牝を支配し終えているとそこに気がつくことはなかった。

「あぁぁぁ・・・・で、でるぅぅ。・・・ド、ドクン。・・・ドク、ドク・・・あぁぁぁっ。」

「はぁぁぁ、はぁ、・・・いっぱい、出たね。」

「あぁ、・・・早かった？」

「ううん、・・・すごい良かった。・・・まだ、・・・出来る・・・よね？」

「あ、ぁぁ・・・でも、流したほうが、良くないか？」

「うん、そう、だよね。・・・お風呂・・・行こう。」
　悟は妊娠に少し怯えた。生殖行動は楽しめただろう。射精までのストロークは今までになく早かった。３分、それくらいだったように感じている。

　いつもより早く膣道から抜き去ると、多めに出された射精液に腰を引かせ、ティッシュで垂れを拭い、流れ出る精液を残らず拭おうと窪みに指を押し込み気味だ。

　すこし危ない日に自ら中出し性交を求めた笙子。悟の目的はある程度のところまで進み、次の段階に進む準備は調っていた。

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2014.3.12掲載

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