はちみつ太郎 作
| ４５ 「あぁららぁ、かわいい顔してるのに、いやらしいことする奥さんねぇ。・・・オナニーまでさせちゃったんだぁ。」 「えぇ、先生、私の願望さらけ出したら、してくれましてね。」 「バイブも、買って差し上げたの？」 「いえ、それは・・・通販で買ってました、このバイブ。」 「毎日してたのかしらねぇ・・・使い方が慣れてるし。」 「パンティも通販で買ってるみたいで、・・・今まではこんな派手というか、喰い込んだのは。」 「いい兆候よ、奥さんもエッチな女だって事、いい段階よ。」 「えぇ、帰って真っ先にしたい。・・・下着のまましたいっていったら、あれよあれよ、勃起しちゃって。・・・３日まで、毎晩しちゃいまして。」 「もう、カウンセリングはお終いになりそうね。・・・でも、前立腺マッサージは、奥さんに声かけできたの？」 「いえ、そこまでは。」 「そうよね、上手くいきかけてるんだから、もうすこし時間をおきましょ。立川さん、今日も・・・お尻のほうされますか？」 「あ、はい、・・・上手くいってるんで・・・お願いします、先生。」 「かしこまりました・・・追加になるけど・・・。」 「あ、はい、・・・お願いします。」 白衣を着た５０代の小太りの女性は、昇を簡易ベッドに四つんばいにさせると、パンツを下ろし、衛生用のゴム手をし、指先にワセリンをぬる。力を緩めた昇は、タブレット端末に映された笙子のオナニー動画を見つめていた。 背後から、肛門に指を立てた熟女医師は、その動画を考察しながら蔑むように笑っている。笙子の浮気をその女は見抜いている。 肛門から前立腺を刺激され妻のオナニー動画を見ながら、誰も触ることなく射精した。熟女医師は、昇にその処理をさせると、動画の部分を全てコピーするよう昇に促した。 少し戸惑うが、ＥＤを直してくれた熟女医師に逆らうことはなかった。タブレットには、合計２時間近い夫婦の交尾動画と、笙子の単独オナニーが収められ、研究用にと熟女医師は、メモリーを取り上げた。 「先生、・・・公開はしないですよね。」 「そうよ、あくまでも、学術用。・・・論文に載せるけど心配しないで、顔にはモザイクが入るし、国内では使わない。」 「よ、よろしくお願いします。」 パソコンにその動画をコピーし、メモリーを昇に返す。フォルダには「立川昇・笙子 ＥＤ完治直前 交尾動画」と打ち込まれるが昇には見えていなかった。 誰もいない休日の大学研究所を後にした昇。車の中で、もう一度、笙子のオナニー動画を再生させる。同時に研究所の熟女医師もアイコンをクリックする。 「えぇ、撮るのぉ？」 「だって、向こうでまだ、２ヶ月あるよ。・・・風俗にいってもいいの？」 「いやぁだぁ。見ても良いけど、動画は。」 「俺しか見ないから、なぁ。」 「・・・しょうがないなぁ。あんまり、見ないでよぉ。」 笙子は一回戦の後なのか前なのか、ブルーのＴバックショーツは穿いたままだった。ブラはベッドの片隅においてある。膣内に射精を受け入れたのか、コンドームは見当たらず、丸まった濡れティッシュがひとまとめにしてあった。 ビキニラインを引き寄せられ、笙子の膣道はポカリと顔をのぞかせている。オナニーをするにあたり、笙子はまず目を閉じ、ショーツを適正な食い込みに穿きなおす。 細長いローターは先端をくるっと半回転させると、電源が入り、振動が鼓膜と指先に感じられる。右手に持った、白い細長のローターは、ショーツの上から陰唇をたどる。分泌と拭いぞこないの精液がショーツにシミを作らせる。 数秒だった、笙子がショーツの脇から潜らせたのは。シミを作りたくないのだろうと感じさせる。脇から潜ったローターの先端は、生き物のようだった。あなごのように滑る穴を探り、意思をもったように簡単に潜り込む。 「ブーーーーー・・・・・ブゥゥ、ブゥゥン。」 「あぁぁ、あぁぁ、あぁぁ・・・」 ローターの音は高音から低音にくぐもる。笙子の喘ぎは少し昂ぶりを感じさせている。昇は目を凝らしている。声を掛けようか迷う。動画撮影の趣旨を昇だけが理解しているからだろう。 笙子はずっと目を閉じたままだった。顔は見られたくないのか、映りにくいように顎を上げている。ローターの３分の１が中に埋め込まれたまま、笙子は少し腰を浮かした。 ショーツの汚れを気にしたのか、動きづらいと気にしたか、腰紐に指をかける。昇はサポートのためか、タブレットを置き、浮かした笙子のショーツを取り去った。 先程、発射されたのか肛門付近には白い筋が残っている。被さるように自慰で湧き出、零れ始めた笙子の成分が見て取れる。 取り去ったショーツを裏返し汚れのついた部分を動画に納めていた。 「ちょっ、・・・だめって、・・・汚いからっ。」 「良い匂いだって、・・・俺の臭いも混じってるけどな。」 「だよぉ・・・あぁぁ。」 恥ずかしさを紛らわすようにローターを少し奥に差し入れる。上向きに押し付けるとＧスポット付近を刺激してしまう。 「あぁぁ、ぁぁあぁぁ。」 画像は再び笙子を映している。隠れる布のなくなった花弁は、割り裂かれ、白いミツバチに蜜を吸われ放題だった。 一匹だけのミツバチは、貪欲に蜜を欲し、湧き出る全てを溜め込んでいるように感じる。ミツバチに嫉妬するほどではないが、もう一度はたらき蜂の昇は、蜜を吸い取りたい気持ちだった。 ローターの刺激が少しきついのか、笙子は中からローターを抜き去った。先端を花弁にあてがい、膣前庭のサーモン色を染めさせていく。充血の度合いは変わることはないが、中から湧き出る成分が柔肉の色を染めているように錯覚する。 ローターの振動は移動する。花弁を割っていたのは数秒で、花びらの根っこにある種子が狙われた。数秒も当ててはいれないようだった。 当てては離しを何度か繰り返していると、尻肉の窄まりで快感具合が計れた。昇は、軽く絶頂の手前を感じたのだろうと見ている。 ５,６回それを繰り返すと、ローターは上半身に移動し、コリコリと突起した乳首に当てられる。右左交互に繰り返していると、あまった指は、花弁を割り、二本の指で膣道を解しこんでいる。 昇の通った膣道は少し開いていたが、時間と共に塞がり加減だが、緩まっているのはわかっている。指を入れたままストロークさせるのではなく、尿道裏のスポット限定で肉を解している。 「グチュ・・・グチュ・・・グチュチュッ。」 膣道は訪問者に反応している。押し出そうとするのではなく、入りやすいように誘導しているのは、周りに零れる成分でわかった。 「ううぅぅぅぅぅぅんっ、あはぁぁぁぁっ・・・も、もう、いぃぃ？もう、いぃぃぃ？」 「もう少し見たい。・・・続けて。」 「うぅぅ、うぅぅ、・・・い、っちゃい、そぉぉぉぉ・・・あん、あん、いやぁぁんっ。」 「いってっごらんよ、見せてよ、な、笙子っ。」 「う、うんっ・・・うぅぅぅぅぅぅあぁぁぁぁあぁぁぁ、いぃ、くぅぅぅぅぅんっ。」 笙子はタブレットの方をのぞき、顔が写し取られている。往き顔は、メモリーに書き写され、少し飛び散った潮も、画像の中で湿り気を感じさせるほどリアルに残されていた。 「ふふふ、陰毛もきれいに揃えてる。ローターも自分で買ったものかしら？不倫相手に与えられたものね。だって、オナニーはあんまり、慣れてない。・・・彼氏がよっぽど、垂らしこんでるのね。」 「彼氏としているとこも、押えたいわぁぁ。それを、見せたら、旦那の生殖は衰えるのかしら、それとも・・・、論文にするにはもってこいの題材ね。」 「河さん？・・・向山研究室です、調査を依頼したいの。そぉ、浮気調査。旦那じゃないわ、若い人妻保育士よ。」 大学研究所の一室に笙子の喘ぎが微かに響いたが、熟女医師の中では本物の喘ぎをあげさせるのは時間の問題と感じていた。 |
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| 2014.4.9掲載 |
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