はちみつ太郎 作
| ６５ 朝から続いた本業は、１７時には幕を閉じる。アンコールのカーテンは地下の機械室で幕を開ける。 演じてはいつもの役者だった。演出家は、幕間に役者へアドバイスを端的に話すと、了承した疲れ顔の役者にはっぱをかけただけで、その場を去った。 二人芝居のシアターには観客も、スタッフもいない。始まった演目は、昨日と同じなのは予想したとおりだった。 衣装も同じだが、着けてる色は違う。それに気づいた、相手役は嘲るわけでもなく、褒めるわけでもなかった。 せりふの少ない役どころの笙子は、２時間の演目をこなすべく、東山の作業ズボンのベルトとファスナーを緩め、膝から抜き取ると、トランクスのゴムに手を当てた。 「いい感じで慣れてきたのか？」 「・・・。」 「２０時までしかないが、心おきなく咥えろ。そう・・・心配するなって、・・・家には帰してやる、間男の物か旦那の物かしらねぇが、お○んこもご無事なままでなぁ。」 笙子は、東山の顔を上目で見ると承諾と感謝の顔で頷いている。東山はペットにでもするように頭を撫で、笙子の唇の感触を待った。 意を決するわけでもないが、少し小さめに口を開けると、亀頭の半分を口に含み、舌先で鈴口を舐め上げる。アンモニア臭のする陰茎は、汗の臭いも混じり、臭気を感じさせられる。 「笙子先生・・・ここ、好きなんだろ・・・汗かいてんだ・・・ここも、舐めろよ。」 亀頭を咥えたままの笙子は、東山の指差す太股の付け根を目で見ている。亀頭を口から離すと、尖った陰茎を左に手で背けさせ、香ばしい臭いの元に舌を這わせ舐め取っていく。 がに股の東山は、笙子の舌先に満足感を述べ、右と左を順に舐めるよう促した。笙子は、香ばしい匂いを一通り舐めあげ、悟との動画を見ているはずの東山の次の希望に先手を打った。 「ほぉぉ・・・ピンサロ嬢より上だなぁ、笙子先生。」 陰茎を右手で押さえ、腹につけるように肌を突っ張らせる。睾丸の入った皮は、血管が見えるほど張り詰め、毛穴の粒々を舌に感じながら丁寧に舐めあげる。 そこには汗ではなく、肛門から漂う臭気も気になるが、声に出して言うことはなかった。 「今度、糞拭く前に・・・してくれ。」 「・・そ、そ、んなことできません。」 「ハハ、間男にもしたことないプレイはできねぇってことか？」 「し、しりません。」 「まぁ、いい、２６００万までまだまだだし、・・・動画を送るのはわけねぇんだ。時限爆弾しょったまま強気の言葉を吐き続けてろ。」 「ご、ごめんなさい・・・でも、まだ・・・。」 「心の準備ができてねぇんだろ・・・そういえば、いいじゃないか。」 「ごめんなさい・・・心の準備が。」 「わかった、・・・さぁ、続けろ。」 頷く笙子は、東山に頭をなでられ続けペットのように陰茎を再び口に含んでいく。唾液を分泌させ、舌先で臭いの元を舐め取っていく笙子。 頬を窄め、目を閉じ、そしていやらしい音を立てながら憎らしき陰茎に奉仕を続けていく。この部屋に時計はない。誰が、どのタイミングで演目を終焉させるか、笙子でないのは確かだった。 東山は冒頭、家には帰す、生殖器も冒さないと断言していた。口だけで済むと笙子は自分なりに解釈している。 初日、５回の射精を受け入れるのに５時間あまりかかった。回数ではなく、それなりの時間で解放されるのであれば、２０時ごろだと考えている。計算は、２回だった。 その答えが出ると笙子の舌の動きは少し緩慢になる。時間調整のように顎を休める。舌だけでする時間が増えている。東山はそれも知っていた。顎の疲れた笙子が、舌先で舐めあげていること。 「舌で休んでるんだろ・・・まぁ、それもいいぜ、なんせ、疲れた女はなぁ・・・歯が当たるんだよ、当てるたびに頭を叩くのも、こっちが疲れる。・・・笙子先生、あんた、ピンサロで働けばなぁ、指名が明日にでも取れる。保育園の名札付けていけよ、その時は。・・・ハハハ。」 笙子は視線を合わせない。あくまでも抵抗だった。だが、的を獲られた東山の言動に怒りを感じない自分がいることに気がついた。 冷たく固い土間に乗せた膝から下を気にし、足を曲げる。片足を曲げ、交互に動かすと東山は声をかける。 「おい、足、疲れたのか？なら・・ベッドでしろよ。おれも、立ってるの疲れるんだよ。」 「は、はい。」 笙子は口から陰茎を離す。涎を拭うように顎に手のひらをあて、涎をエプロンで拭いた。東山はその仕草に苛立った。 「おい、・・・咥えながら行けよ、ベッドまで・・・こじかのように腰を高く上げながらよぉ。」 笙子の担当するこじか組を嘲笑するように東山は、再び笙子の口元に亀頭を押し付けた。顔をよじるがすぐに口に咥えると、後ずさりする東山に連れられ腰高のまま連行される。 「いいねぇ・・・足の長い女、腰高で、こじか組の名前もぴったりだな。尻尾、・・・もうすぐだからよぉ。」 東山は自分の狙いを笙子にそれなりに伝えている。聞き入れたくないその部位は、耳から遠ざけている。 くわえ込みながら腰を折り、東山に連れられベッドの横にたどり着く。ベッドに敷かれた粗末な布団に腰掛けた東山は、大きく股を広げると、その間に笙子を入れる。 「足開け・・・閉じてると、蒸れるぞ・・・いやぁ、蒸れてるぞ。」 「・・・。」 「佐々木園長から聞いたぜ、５時間咥えてたら、お○こ・・・ぐずぐずだったんだってぇ、井戸水シャワーで流したんだろ？」 「し、しりませんっ。」 「よーし・・・賭けようじゃねぇか・・３０分後・・・お○こ濡れてなかったら・・・今日は、帰らせてやるよ。」 「・・・。」 ３０分後、笙子は生殖器を見られることを覚悟し、賭けを承諾するように頷いた。笙子が負けた場合の賭けは、決められていない。 足を閉じていた笙子は、空気の流れを促すように足を開いている。膝立ちから蹲踞の姿勢にすると東山は笑いを言葉に代えた。 「図星じゃぁねぇの。」 「ぬ、れてませんっ・・・足が、疲れたんでっ。」 「そうか・・・別にいいよ、したいようにしな。答えは見えてるんだ。」 笙子は１分ごとに足の位置を動かしている。東山は、数分で勝負は見えていた。３０分と言ったが、１０分ほどで判定の時間を笙子に告げる。 「３０分は酷かもなぁ・・・笙子先生にハンデをやる・・・まだ１０分だ・・・濡れ具合、確かめてもいいよな。」 「・・・、ほんとに、帰らせてくれるんですか？」 「あぁ、・・・濡れ具合・・・俺の判断だがいいのか？」 「だれも、・・・いませんから・・・。」 「いや、いい事を思いついた！・・・ベッドに登れ・・・パンティーはそのままだ。ちょうど、ベージュかぁ・・・よつんばいだ・・・早くしろ。」 笙子は判断の基準を理解した。が、そこで確実に敗北に追い込まれるのも理解してしまう。 「わかるよなぁ・・・俺は、手をださねぇ・・・笙子先生に委ねるよ、その方が公平だろ。」 「どう、しろって。」 「指だ・・・笙子先生の指で、パンティーの上から５回・・・５回、お○この割れ目・・・擦るだけだ。行って来いで５回。」 「そ、そんな。」 「なら、負けを認めてパンティーずらせよ・・・俺が直接判断してやるから。」 「し、します。」 笙子はベッドの上で四つんばいになると東山に尻を差し出した。見せつけるようにではなくできるだけ視線を外したい一心で腰をくねらせている。 太股の隙間から手を潜らせ、ベージュのショーツのクロッチに指をおそるおそる這わせた。肛門側から触れるか触れないかのギリギリでショーツに触れる。 「いっかぁぁい・・・にかぁぁい・・・、・・・さんかぁぁい、はいっ・・・勝負ありだ。」 「え、そ、そんな。」 「自分で見てみろ・・・勝負ありだ。」 東山は笙子の手首を取った。指先を離されると、ショーツの染み具合は東山の言うとおりであることを悟る。 「ほら、脱いでみろ・・・外側まで、染みてんじゃない！・・・山芋みてぇだ。」 「み、みとめますっ・・・。」 「いやぁ、ずるだと言われても困る。笙子先生、公平にいこうぜ・・・。」 「認めます。・・・お口でしますからっ・・・お願いですっ。」 「口でするのは当たり前だ・・・オプションの話さこれからは。・・・さぁ、確認しろ。」 笙子はゆるゆると膝立ちに変え、エプロンの下からショーツのゴムに手をかける。膝から抜き、足首を抜くと、繁茂はエプロンで隠されるが、取り上げられたショーツは裏返しにされ、濡れ汚れを東山に詰問された。 「ほらぁ・・・口だけでこれかよ。」 「一日、履いてたんです・・・仕方が・・・ないでしょ。」 「なぁに？・・・園児とお遊戯の間も、お○こ濡らせてたんか？」 笙子はクロッチを裏返され、それを眼前に仕向けられると、言葉を失った。悔しさで口を真一文字にすると、強い意志は崩れ落ち、目に涙を浮かべ、瞬く間に零れ落ちた。 「そうか・・・泣きたいのか。染みつきパンティで涙を拭け！・・・お○こ濡らせながらお遊戯してた園児の泣きたい気持ち考えてろっ。」 涙目の笙子は、声を返せずむせび泣いた。東山は笙子の腰を折り、再び四つんばいにする。背後から抱きつくように重なると、裏返したショーツを元通りにし、汚れたクロッチの部分を鼻に宛がい笙子の顔をショーツで覆い被せてしまう。 顔にかけられたマスクを払いのけることなく笙子は尻を突き出し涙を零し続けていく。容赦ない東山の言葉責めは笙子の耳に届いているのかもわからない。 「おいおいっ・・・こりゃぁ、クラ○アンでも、止められんぞ。」 東山は笙子の生身の生殖器を視界に始めていれた。じゅくじゅくと滑りを帯びた淫肉は東山に何か言葉をかけているように錯覚する。 「そうか、解して欲しいんだなぁ・・・どれっ。」 陰唇を割り、指先は熱量を放出するかまどの口を開けさせた。笙子は体を震わせるがむせび泣く泣き声は喘ぎには変わっていない。 触診するように笙子の牝肉を穿ると、腰を反らし、むせび泣きを喘ぎに変えさせようとする。出し入れするたびに涙声はくぐもり、ショーツを通した牝の声に変えられていった。 「あぁ、あぁ・・だ、だめっ・・・あぁぁぁ。」 「いい声で、園児に詫びろよ。・・・お○こ濡らせたままお遊戯してごめんねって。」 「ご、・・ごめんねっ・・・ああっぁ、いぃぃ・・・・あ、あ、あぁぁ・・・だ、だめっ。」 「そうだ、・・・そうだ、ヌルヌルを通り越してる。・・・ん？この匂い？」 「あぁ、か、嗅がないでっ・・・あぁ、よ、汚れて・・・あぁぁんっ。」 東山は笙子の割れた陰唇に顔を近づけた。生殖器より興味を持つ方に近づけるつもりがある甘い匂いに寄せつけられた。 「石鹸、何使ってる？」 「あぁ、し、しりませんっ・・・なにもっ・・・ああっぁ、だ、だめっぇぇぇ。」 「正直に言えよ・・・あれだろ？この匂いっ。」 「あぁ、あぁぁ・・・だ、だめっ・・・あそこは、・・・無事なままで帰すってぇ。」 「無事なのは、ち○こは入れねぇってことだよ。・・・真珠入りがここに欲しいって言うならやぶさかじゃぁねぇけど。・・・さぁ、言えよ、わかってるぞ。あれだろ・・・黄色いっ。」 「・・・。ば、ばなな。」 「バナナで？」 「し、しました。・・・あぁぁ。」 「そうか、・・・昨日、５時間、我慢した結果・・・バナナオナか。」 「あぁぁ、・・・いぃぃ。・・・あんっ・・・あんっ。」 自白させられた笙子は、保持できなくなった上半身をかび臭い敷布団にひれ伏すと、腰を高く上げ、東山の手に生殖器を委ねていく。 |
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| 2014.5.28掲載 |
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