はちみつ太郎 作
| ６６ 時計のない機械室は、流れる時間も遅い。遅いか、早いかはその立場によって違っている。 笙子は、尻を突上げ東山の手マンを拒絶の言葉もなく受け入れている。何度か潮を噴き上げ、女の前立腺は消費した水分を補給しながら、敷布団を濡らせていた。 バナナの残りが膣から出てくるのではと怯える。発掘でもされれば、「性器の大発見」と東山は声をあげることは間違いがない。 昨晩、シャワーで拭い去らなかった自分を責める。が、どうしようもない事実と、変化を見せる女の反応を責めるわけにはいかないでいる。 ショーツを顔に被らされたまま、四つんばいになり２０分が過ぎる。慰安保育士のエプロンを締めてからは１時間弱といったところだった。 腰をくねらせている笙子の女の限界は東山には判りすぎている。一線を越える言葉を発するのは、笙子のほうだった。 「あぁ・・・も、もぉぉぉ・・・だめぇぇ・・・・。」 「何がだめなん？・・・お○こして欲しい。そう言えばいいんだよ。女ぶるな、笙子先生。」 「あ、あぁ、い、言いたくないぃぃ・・・あんっ・・・や、や、やぁぁぁ。」 東山の指先は笙子のツボを知っている。女のツボは皆同じではない。何度も見た動画の効果か、反応は素早く笙子のツボを捉え続けている指標だった。 「ここだよなぁ、吸い付いてるぞっ・・・Ｇスポっ・・・ここ、こうされたい？」 「あぁぁ・・・もぉぉ・・・お、ね・・がいぃぃぃ・・・・あぁぁ、あんっ・・・。」 ４回目の潮は前立腺に在庫を失くさせるくらいの吹き具合だった。Ｇスポットを揺らせ続けている東山の指先は、右と左、交互に差し入れられている。 抜き差しが交互にされ、抜き去られるたびに腰を大きくくびらせている。声にならない泣き声は、敷布団に吸収され、最後の一吹きした潮は、東山の作業服に染み付いた。 「あ、・・・お、ねがいですぅ・・・も、もう・・・く、・・だ・・・。」 「お○こか？・・・したいんか？」 「・・・は、・・・いっ・・・。」 笙子は声を小さくし、東山に性交渉の願いを伝えてしまう。指は抜かれ、拭うことなく笙子の腰に手をかけられ、体は反転し、仰向けに寝返らされる。 慰安保育士５と刺繍され、繁茂を隠すエプロンは腰紐のところで捲くられる。繁茂は雫がしたためられ、湿り気を帯びている。 東山は躊躇なく避妊具なしの陰茎を握っている。笙子は自らの言葉は聞き入れられないと自覚し、受け入れるように足は開いたままだった。 「お○こ・・・してくださいか？」 「う、う、はいっ。」 「関西風に言え・・・お○こだっ。」 「お、お○こ・・・してくださいっ。」 にやりとした笑い顔は、笙子が被らされたままのショーツの隙間からもうかがい知れた。当てられた亀頭は笙子の陰唇を玩ぶ。 何度も何度も行き来を繰り返すだけだった。陰唇の上に鎮座しているクリトリスは何度も触れられるたびに笙子の腹筋は締まり、挿入を待ちわびるような声をあげている。 限界線は見えている。東山の狙いはそこにない。亀頭で割る陰唇は、誘い込むように纏わりつき、ねちゃねちゃと粘液をすすり取っている。 東山は、笙子の顔をのぞきこみながら狙いを定めた陰茎をフリーにし、まさに突入という手前で引き、笙子の腹筋を鍛えていく。 入りそうな瞬間、息を吐きながら膣道を緩めるように力を抜くが、めり込むような感覚はもらえていない。 「先生っ。・・・感づいてるだろうけど、俺の希望はここじゃないぜぇ。」 「そ、そこはっ・・・。」 「あぁ、しらねぇんだろぉ・・・ここの良さ。」 「し、るわけありませんっ。」 「院卒のおれは・・・どっちも経験済みなんだわ。」 「聞きたくありませんっ。」 「夜中にな、・・・先輩に剥かれるんだよ・・・パンツを。ゴムなしでな、・・・痛くてな、次の日は糞もできねぇ。」 「・・・。」 「でもよぉ・・・後輩が来てみろ・・・そこの良さを知ったらよ、女なんてなくても何とかなるんじゃねぇかって話よ。」 「教官も好き物でな。かわいい顔した男が入るだろ・・・その晩は、・・・むせび泣く声が聞こえるし、使い込まれてよぉ、いい穴になって払い下げられるんだよ。」 笙子は覆いかぶさるように手首を持たれ、上から昔話を聞かされている。別世界の話は、おとぎ話より創作染みているが東山の行動から、リアルな感じをまじまじと受けている。 「お、お尻は・・・そういうとこでは・・・ないです。」 「いいや・・・動画であんたは言ってたなぁ・・・間男とのアナルエッチ、ない数字ではなかったぞ、まぁ、無理やり犯してもいいが・・・それじゃぁ俺が忌み嫌う教官と同じだ。おれは、そっちの人間にはなりたくねぇ。」 「無理やりです・・・この状況は！」 「いいや・・・こなくてもいいんだぜ、ここにはなぁ。・・・あんたの不始末であんな動画が出回る嵌めになるのを俺は阻止してやってるんだ。」 「き、詭弁です。・・・あなたが脅してるのと変わりないでしょ。」 「そうか・・・じゃぁ・・・ここまでだ。・・・別に今日、尻の穴をいただくなんていってない。」 「動画で・・・脅すんですかっ？」 笙子は、キツクなってきた顔の表情を変える。ショーツに隠れた顔の表情を見るため、東山はベージュのショーツを頭から取り去ると、無言のまま体を変えるように反転した。東山は笙子のベージュ色のショーツの尻に喰いこんでいた辺りの匂いを嗅いだ。 笙子の足は天を向いた後、東山に太股の裏をつかまれ大きく開脚させられる。生殖器は天を向き、愛される穴は、尻肉に挟まれ視界から逃れようと必死だ。 簡単に愛されるべき穴を広げられた笙子。毛のない皺だけの肛門の匂いを嗅いだ東山。笙子の口を塞ぐように体を密着させ喉元深くに再度、口枷の陰茎を咥えさせる。 反論と、拒絶にも蓋をすると、詭弁を駆使し、愛すべく穴に声をかける。 「いい匂いしてるぞぉ・・・先生、女の匂いじゃぁねぇな・・・獣の匂いと同じだわ。」 「うぐぅぅ・・・ぐぅぅぅっ。」 「指も立てねぇし、・・・おもちゃも使わねぇ・・・でも、きっちり、ここで往かせてやる。お○この奥よりいい事を教えてやるよぉぉ。」 皺を一つ一つ数えるように何度も何度も舐め回していく。舌に絡む笙子の糞臭は、東山にとってこの上ないものだった。 茶色く色づいているわけではなく、肌の色の凝縮された色のアヌスは、舐め上げられるたびに薄赤く色づいているように見える。 大きく広げられた足の根元と尻肉の間は皮膚を突っ張らせていき、少し開き気味の菊門は黄色ではない、新種にピンク色した括約筋を見せ始めている。 「うぅいぃぃぃ・・・うぐぉぉぉ、ぐぅぅ、ぐぅぅ・・・ふひぃぃぃふひぃぃふひぃぃぃぃっ。」 「いい声でなくなぁ・・・ほらみろよ、お○こ弄られるより汁の量が変わったぞ。これが、またいいんだ。」 東山の顎下で生殖器は大きく口を開いている。沸き立つように淫汁を分泌すると、指先でそれを拭い取り、揉みこむようにして汁を愛する穴へ滲ませていく。 「どうだ？・・・間男がするより、・・・いいだろ。３０パーくらいには・・・え、どうだよ？」 「ふうふひぃぃぃ、ふぅぅぅぐぅぅぅぅっ。」 杭を打たれたように口内に刺さる陰茎が、拒絶と否定の首振りを遮っている。目で訴えようにも笙子が見えているのは東山の睾丸と尻肉の狭間だけだった。 生殖器と菊門の狭間の皮の薄い部分に舌を這わせ、舌に乗せた淫汁を菊門に回しかける。頬を窄ませ括約筋の内側までバキュームする東山。指に力を加え尻肉を大きく突っ張ると、括約筋の隙間に尖らせた舌を突き刺した。 「ふぅぅぅぅぅぃぃぃぃ・・ふひぃふひぃぃ・・・ひやっぁぁぁあぁぁぁぁぁ。」 きつく尖らせた舌先は、括約筋を割る。５ｃｍほど突き刺すと笙子は狂ったように足をばたつかせている。 押しとめるように東山の腕は太股を押さえ、ばたつかせを止めた。舌の刺さりを感じた笙子、舌が這いまり始めると、蟲に犯されていると錯覚する。 一つの舌は無数の蟲を連想させ、より以上に菊門の皮膚を突っ張らせると触れられる鼻息もが蟲の這いずりと混同してしまう。 舌は抜き差しができるほど括約筋を広げ、舌を抜いた時東山の目の中には、ピンク色した直腸壁が飛び込んだ。 再び尖らせた舌を括約筋に絡める。何度も回し舐め続けると、唾液にまみれた笙子の尻汗の味が東山を興奮の頂点に押し上げ始める。 笙子は、尻の穴の奥、腸壁を舐められていると錯覚していた。苦しみもがくのは、喉奥と肛門括約筋がミックスされ、擬似的に肛虐を甘んじているように思えたからだ。 こぼれる女の涙は、かび臭い敷布団に垂れ流れ、一心に腰を振りつける東山へは何も伝わっていない。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2014.5.31掲載 |
はちみつ太郎さんの作品群→ |
無断転載禁止！