はちみつ太郎 作
| ９５ ３本目のエナジードリンクが空になった時、笙子から野村は引き剥がされた。 朦朧とした意識の中、犯し続けている笙子の膣肉は、白く泡立つほど粘々としている。東山は笙子に、中に出された回数を聞いている。 全て顔や口内で処理したと伝えるのが精一杯で、回数と知らずにだされたことは判らないと涙に暮れている。屍に犯されているような感覚を涙ながらに東山に伝える笙子。 剥がされた野村は、正座したまま腰を振り続けていた。何度目か振付けた後、笙子の肉を感じながら脳内で射精を司る指令を送られたのか薄い精液を畳にこぼしていた。 東山は、へらへら笑う野村に足蹴りを食らわせると、目を閉じ畳に横たわった。意識はあるが遠いところを彷徨っているように呟きを繰り返しながら身動きを少なくしていた。 「一日、一本。・・・三本は、こうなるな。」 「し、死ぬんですか・・・あの子は。」 「死にはしねぇ・・・ただ、エナジーの虜なのは間違いないな。・・・客を一人捕まえたのと、・・・江藤悟の代わりが出来ただけだ。」 「代わり・・・。」 「あぁ、・・・代わりだ。」 笙子には江藤の代わりという意味は少しだけ理解していた。保育士を引き入れる女衒の役割を野村に引き継がせるということだろうと噛み砕く。 が、江藤の行く末までは気がついていなかった。 四つんばいの笙子を立ち上がらせると、予防策という東山は汚れた笙子の体を部屋つきの露天風呂に沈めていた。中腰で湯の中に座らせると、向かい合う姿勢のまま、胸を東山に預けさせる。 「湯のせいか？・・・中で出されてるんじゃ？」 指先を九の字にし、二本の指で膣道をかきむしるようにしている。笙子は、こらえる術を忘れたように哀願の声を上げ続ける。喜びを与えられながら、膣奥に指先という停戦監視団を受け入れているのだ。 「いぃぃぃ、くっくぅぅぅぅぅぅ・・・・あひぃあひぃぃぃ。」 「く、いいきなもんだな・・・ま、受精してても・・・田山に下ろさせるが・・・女は、そういう精神的なとこがよわっちぃから、首でもつられたら、困るしな。」 指先を何度も膣奥の子宮口付近まで押し込むと、ドーナツの周りをかき出すように刺激を加えていた。ポルチオ性感を激しく揺さぶられていた笙子は、湯からでている上半身を小刻みに震わせ、首筋を仰け反らしたまま卒倒しかけていた。 「往きやがった、・・・中出しされたかも知れんのに、子宮揺さぶられて女を感じるとはなぁ。」 指先を抜くことなく崩れそうな笙子の背を保持し檜の縁に頭を寝かせ、息を調整させている。涙と鼻水に濡れた顔は、拘束され拭うことを許されないが、東山にはそれが愛おしくて仕方がなかった。 寝そべり湯の中で体を温める笙子は、目を閉じている。薬物が支配した野村との交わりに声を上げてしまった自分の居場所は、東山の元にしかないのかと自答している。 指先は抜かれ、笙子の背を抱える東山。再び湯の中で中腰になると、笙子は目を閉じたまま半開きの口を東山に差し出した。舌は吸い取られる。 乳房を柔らかく揉まれながら舌を柔らかく舐められていくと、温かい湯の上に涙が数滴こぼれている。東山は、それを指先で拭う。 「笙子・・・口でしてくれ・・・アナルフック・・取ってやろうか？」 「は、はい。」 実は鍵の閉められていない手錠を簡単に外し、チェーンの突っ張りが失われたフックは東山により取り払われた。先端を湯で拭うことなく取り上げた東山は、それを口に含むと愛おしさを見せ付けるように舐めあげてしまう。 笙子はそれを取り上げる気力もなく、拘束を解かれると同時に胸元まで湯の中に体を沈めていた。陰茎の怒張ぶりは健在で、笙子はわき目を振ることなく、その先端を含んでしまう。 盲目的にその先を舐め続けていくと、自分ではない感覚が指先を支配していた。咥えながら、指先は湯の中をくぐり、陰唇を通り過ぎるとシリコンフックのいないアナルに指先が吸い込まれていく。 東山には指先の動きは見えない。でも、どこを訪問しているかは気が付いていた。笙子は、無心で口に含んだ陰茎を舐めあげながら、直腸にお邪魔した指先をカムの動きに変えていた。 「うんぐうんぐっ・・・うんぐぐっぐっ。」 舌を交えさせながら亀頭の縁を舌で吸い付き、零れ落ちる唾液を胸元に伝わせている。笙子は何度か東山を見上げる。それに気が付いていた東山の言葉を待っている。 「笙子、自分の口で言えよ。・・・もう、恥ずかしくないだろうが。」 「うんぐぅぅぅぅぅ・・・ぐぐぐぅぅ。」 少し視線を逸らし、陰茎を吐き出すようにして笙子は、指先を抜いた。 「お尻・・・を。」 「どうする？・・・お尻じゃない、アナル。」 「アナルで・・・してくだ・・・さい。」 「判った・・・。」 目を見れず、檜の縁に手をかけ尻を突き出すと、もう一つの交換条件を東山に発した。 「お、お願いがあります。・・・お尻、・・・アナルでこれからもします。だから・・・、整形手術なんて・・・。」 「クリ剥きか？」 「そんなことをしたら・・・ばれます。」 「旦那にばれるって？」 「はい、・・・そんなことをしたら・・・保育園でのことも・・・。」 お尻を突き出させた笙子は、括約筋に押し込まれる力を感じると息を吐き、力を緩め、東山の力を受け流していった。 「まぁ、ばれてもかもあわんし・・・どうせ、旦那の前で・・・剥いてやるんだ、安心しろ、笙子先生。」 笙子は、振り返ることも出来ないくらい反論の言葉も、泣き叫ぶ言葉も失っていた。アナルを行き来する東山の陰茎はいつも以上に突き上げが激しいのは野村に対する当てつけのようだった。 括約筋がめくりかえるほど激しい突き上げに笙子は、鳴き声をもらす。めくりかえった肛門粘膜は、湯の侵入を感じている。気持ちよさではなく痛感が笙子を支配しかけると、声に出して和らぎを求めた。 「お、お湯がしみますぅぅ。」 「我慢しろよ、なんならクリ剥きも・・・麻酔なしでお願いするか？」 「う、うぅぅ・・・あひぃぃ、いたいぃぃぃ、いぃぃぃ。・・・あんっ、いたいぃぃぃ。」 「いずれよ、ビラビラも・・・保育園の子供と同じようにしてやるから、・・・真知子の処女膜再生も上手くできてた。」 「も、もぉぉ、き、きたくありませんっ。」 「そうかぁぁ、・・・・そろそろ・・・あぁぁ・・・・わりいなぁ・・・先に出させてもらうぅぅ・・・どうも、寝取られ嗜好になっちまってるみてぇだぁぁぁぁぁ。・・・・ドブゥゥゥ。」 数回、体を小刻みに震わせると射精液を直腸内に放出し、腸液に混じりながら肛門から混じり出ていた。笙子は、くるりと体を元のように湯の中に膝立ち、先端に滲んでいる精液を一舐めすると、自らの直腸内の臭いと味を口内に含んでいった。 その行為は、露天を仕切る大きなガラス窓から覗かれている。陰茎をガラス戸に押し当て、先端から滲んでいる液を潤滑にし、ガラスにこすり付けているのは、目を血走らせている佑介だった。 戸を開けると、陰茎をしごきながら東山にしゃべりかける。言動は、エナジーの幻覚作用を如実に反映させている。笙子への蔑みではなく、自らの不遜を矢継ぎ早にまくし立てている。 「わかればいい・・・ポチくん。・・・笙子としたいのか？」 「わんっ・・・したいわんっ。」 陰茎をぶらつかせ犬のように舌をはみ出させている。湯から笙子を抱き上げると、先ほどまでしていた手錠付きアナルフックを今度は佑介に施していく。 「おぉぉんっ。」 手錠を掛けられ前立腺を刺激された佑介は、雄のそれを屹立させている。笙子に前立腺を刺激させた陰茎をほお張るように顔を押し付けていくと、いやいやと顔を振り、とめどなく尿道から滲んでいた我慢汁を頬にこすり付けられていた。 「わんっ・・・わんっ。」 調子に乗る佑介は、バランスをとりながら湯の中に入ると檜のふちに腰掛、笙子の口淫を待っている。いやがる笙子の後頭部をつかみ、佑介の亀頭に口を押し当てると観念した笙子は、いそいそとそれを含み、舌を交わらせていった。 「おぉぉぉぉんっ。」 犬のように叫ぶ佑介は、舌をだらりと下げ、唾液は笙子の髪の毛に垂れ下がる。尻を突き出している笙子は、東山のいたずらを恐れ湯の中に尻を入れた。 反対側の縁にもたれかかる東山は、笙子をはやし立てる。強制的でもないが体そ支配でもされているように、動きは言葉通りだった。 陰茎から口を離すと佑介の乳首に舌を這わせ、腋、鎖骨、無精ひげの残る顎を丁寧にキスしていった。次はという風に振り返ると、演出家のように口をつく。 「抱き合え、押し倒すようにエッチしろよ。・・・・そうだ。・・・言葉を忘れるな。」 「おおぉおぉぉぉんっ。」 「犬に言葉はいらねぇか。・・・笙子、お前さんもメス犬になりきれないか？」 「し、しませんっ。」 「ならいい、ペットと交わる淫らな女・・・獣姦。・・・そうか、それもいい。・・・神足の事務所のピットブルとでもまじわってもらうか。」 「・・・。」 笙子は、東山の言動を忘れるように佑介に抱きついた。上向きの陰茎は介添えの手が必要ないくらいいきり立ち、陰唇の割り裂きはたやすい。 「うぉぉぉぉぉん。」 手の不自由さを感じさせることなく背筋と腹筋で笙子を犯しているように見えた。東山にはない若さと筋力で笙子を突いている。 佑介の太い首周りに腕をかけ、離れないように上下に腰を動かした。露天風呂で夜空を見上げると、半月の月明かりが笙子の交わりを照らしている。 照らされた月明かりを頼りに、四つの目は監視を怠らず交わりと薬物の効果を見届けている。笙子の中にある女も月と同じく半分に割れていることまでは見届けれてはいないが。 |
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| 2014.8.6掲載 |
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