香奈子が今まで経験したことがなかった、激しい交わりが果てた。
　まだ全身を性の悦楽の余波に包まれている香菜子は、荒い息をつきながら、体を波打たせていた。
　そして、達夫が膣から肉棒を抜き、それをティッシュで拭っている気配を感じながらも、香菜子は体を動かすことが出来なかった。
　膣には達夫の肉棒の余韻が残っていた。それを意識するとまた腰が自然と動いた。
　ようやくのことで体を少し横向きにすると、香菜子の膣から達夫の男の精が流れ出た。それがわかってはいたが、香菜子はティッシュでそれを拭うことも出来ず、ただ、顔をベッドにつけて、目をつぶっていた。

「香菜子。きみの体の中に僕がいっぱい出したものが、今、きみの大事なところから出てるよ」
　達夫はそう言いながら、香菜子の秘所を開いて見た。
「あっ、ああっ、いや。見ないで」
　香菜子は体をひねったが、そうすることでますます達夫の精が膣から流れ出た。
　香菜子は恥ずかしさが自分の快感を増加させるのだということを、はじめて意識した。

「達夫、お願い、一度私の部屋に帰らせて。シャワーを浴びたいから」
　香菜子はやっとのことで、ティッシュで陰部を拭うと、脱ぎ捨てていた自分の服をまとめながらそう言った。
「香菜子、シャワーなら僕の部屋のを使うといいよ。きみがシャワーを浴びている間に、僕はきみの部屋をもう一度調べて、盗聴器を見つけるよ。きみもシャワーを浴びたら、部屋に戻ってくれ。一緒に探そう」
　そう言われてみると、まだ香菜子の部屋は盗聴されている状態が続いているのだった。

　香菜子は達夫に言われたとおり、達夫に自分の部屋のカギを渡し、達夫の部屋のシャワーを浴びることにした。達夫の部屋は、香菜子の部屋とは対称形になっていて、香菜子は何だか奇妙な感覚に包まれながら、シャワーを浴びた。
　香菜子はその中で、あの陵辱された日と同じように、股間に何度も湯を当てながら、あの時とは比べものにならない満足感に包まれていた。

　シャワーが終わると、香菜子は服を着て自分の部屋に戻った。
　ドアを開けると、入口のところで達夫が口に指を当てて、「しゃべるな」というポーズをした。そして、香菜子の手を引いて、奥の部屋に入った。　
　奥の部屋では、電話台が移動され、壁に埋め込まれたコンセントの差し込み口が見えていたが、達夫はそこを指さした。香菜子がよく見ると、電話機のコンセントは直接壁の差し込み口につながっておらず、その間にもう一つの三つ口のコンセントがつけられている。
　達夫はそれを抜き、香菜子に示した。そして、「これ、知ってる？」とでも言うような仕草をした。
　香菜子は首を横に振った。
　達夫は、自分の道具箱からドライバーを取り出し、そのコンセントを分解した。中から発信器のようなものが見えた。達夫はそれを丁寧に外して、ようやく口を開いた。
「たぶんこれが盗聴器だよ」
「こんな小さなコンセントが？」
「うん。なかなか見つからないはずだ。もともと、ちゃんとした機械を使わないと完全な調査は出来ないんだ。でもこれでもう大丈夫だろうと思うよ」
　達夫はそう言うと、盗聴器とドライバーを道具箱にしまうと、香菜子を抱き寄せて唇を吸った。そして、香菜子の乳房をＴシャツの上から揉んだ。
「いやっ、もう」
　香菜子はそう言いながらも、男に愛撫される悦びで体が熱くなった。

「香菜子、体が熱いよ。もう男が欲しくなったのかい？」
　膣の奥の疼きを見透かされたように達夫にそう言われて、香菜子は、
「そんなことない。……さっきので、もう十分よ」と答えた。
「あれ？　じゃあ、もう今日はしなくていいの？　５時間も連続でセックスをしたくらい男が好きな香菜子先生が……」
「バカ、バカ、もう。達夫は意地悪！」
　そう言いながら香菜子は、自分がセックスをすればするほど、欲しくなる女なんだということを自覚した。

　達夫は笑いながら言った。
「じゃあ、今日の６時に僕の部屋においでよ。一緒に夕食を食べよう。そのあとで十分満足させてあげるよ」
　そう言われてしまうと、香菜子はさすがに「今、欲しい」とは言えなかった。
「じゃあ、私、その前に達夫の部屋に行って、夕食を作ってあげる」
　香菜子はそう言ってみた。
「あっ、家庭科の先生が作ったごはん、おいしそうだな。じゃあ、５時くらいに来る？」
達夫はそう言ったが、ふと思いついたように、
「僕の部屋に来る時、ちょっとお願いがあるんだ」と言った。
「何？　私にできること？」
「こんなことを真面目なきみに言ったら、怒るかな？　でも、きみの全てが僕だけのものになったという証拠に、ぜひやってほしいんだけど……」
　達夫は真剣な表情でそう言った。
「どんなこと？　言ってみて、お願い」
「僕の部屋に来る時、何でもいいからワンピースの服を着てきてくれないか」
「えっ？　そんな簡単なことなの？」
「うん。でも、そのワンピースの下には、上も下も、何も着ないで欲しいんだ」
「えっ？　下着を付けないってこと？」
「そうだよ。できる？」
　香菜子はちょっとためらった。でも、香菜子の部屋から達夫の部屋まではほんの数メートルだし、それで達夫が喜ぶならしてもいいか、と思った。
「恥ずかしい……。でも、いいわ」
　香菜子がそう答えると、達夫はにっこり笑って、
「じゃあ、待ってるから」と言って、自分の部屋に戻った。

　その後、香菜子は夕食の買い物に出かけたり、達夫の部屋に着ていく服を選んだりして時間を過ごした。何をしていても、午前中の達夫とのセックスのことが思い出され、そして、それを思い出すたびに体が疼いた。
　確かに達夫の肉棒は、今まで香菜子が交わった男の中では群を抜いていたし、和彦にはない持続力や、経験があった。でもそれ以上に香菜子が夢中になったのは、達夫のセックスの進め方だった。
　達夫は、香菜子が恥ずかしがるようなことをわざと要求し、香菜子にそれをさせることで快感を高めていったような気がした。それが香菜子にとって、今までにない快感となった。
　香菜子はそのセックスで、初めて、自分の快感に限度がないことを知った。今まで感じていたセックスの悦び以上の、さらに深い悦びがあることを知ってしまった。
　それを思うと、これから下着を付けないで出かけていく達夫の部屋で、どんなふうに達夫に抱かれるのか、香菜子は想像しただけで体が濡れるのを意識した。

　時間になるのを待ちかねて、香菜子は夕食の食材をかごに入れると、いそいそと達夫の部屋に出かけた。
　香菜子は、前ボタンのついた、紺のデニムのワンピースを着た。もちろん、その下には何も着ていなかった。その、陰部に風がいつも当たっているような感覚に、香菜子は戸惑いと密かな悦びを感じずにはいられなかった。
　部屋のチャイムを鳴らすと、達夫はすぐにドアを開けた。
「あっ、それ、かわいいワンピースだね」
　そう言って部屋に招き入れた達夫は、すぐに香菜子の唇を吸った。そして、
「この部屋にきみを入れるには、テストがあるんだったね」と言って、いきなりスカートをまくり上げた。香菜子の陰部が剥き出しになった。
「あぁん、何するの！」
　香菜子はあわててスカートを押さえた。

「うん、香菜子のオ××コが丸見えだ。本当に何も着ていないんだね。じゃあ、ちゃんと約束を守ったご褒美に、食事の前にちょっとだけ、きみの中をかき混ぜて、下半身の食欲を満足させてあげよう」
　達夫はそう言うと、キッチンの床に香菜子を横たえた。
「えっ？　ここで？」
「そうだよ。ここでだよ」
　キッチンはすぐにアパートの廊下に面しているので、こうして抱かれている場所から壁を隔ててすぐ横を、人が通る可能性がある。
「いやかい？」
「だって……人が……」
「だったら、声を出さなきゃいいじゃないか」
　そう言いながら達夫は、早くもスカートをまくり上げて、香菜子の股間に顔を埋めた。
　達夫の舌がすぐに香菜子の女の芯を探り当てた。香菜子はたちまち発情した。

「う……、んっ、ううっ……」
　香菜子は必死で声をこらえた。
　達夫は片方の手のひらで太腿をソフトタッチしながら、もう一方で服の上から乳房を激しく揉んだ。ブラジャーをしていない乳房は、達夫の思いのままに形を変え、あっという間に乳首が立ってきた。その乳首がデニムの裏地に擦れて、それがまた香菜子の性感を刺激した。
「ぁあ、あっ……、ぅうっ……、うっ、うっ」
　香菜子は唇を噛んで声をこらえた。そして、それでは押さえきれず、ついには自分の手で口を塞いでみた。それでも達夫の指が膣に差し込まれ、中で何度も上下されると、もうこらえることが出来なくなった。
「あぁっ、達夫！　お願い……、ねえっ、お願い、奥の部屋で……」
「だめだよ。どうしてもここでしたいんだ」
「だったら……、ぁあっ……、もうっ……、もう指はやめて……、ああっ、あっ、あっ」
「あっ、香菜子はもう本物が欲しいのかい？」
　そう言って達夫は一度体を離し、ズボンを下げた。
「ほらっ、こっちならいいの？」
　香菜子の顔の前で達夫の大きな肉棒が揺れた。
　香菜子は自然にそれを口に含んだ。
「ああっ、何て淫らな家庭科の先生なんだ。自分から口にくわえるなんて……。きみは、まるでセックスをするために生まれてきたような女なんだね」

　達夫はしばらく香菜子に肉棒をしゃぶらせていたが、
「あんまりそうしていると、本当に出したくなっちゃうから、そろそろ一度入れようよ」と言って、また香菜子のスカートをまくり上げて、陰部を露出させた。
「ほらほら、もうきみのここはぐじゅぐじゅになってる」
　達夫は香菜子のクレバスを、指で割った。
「ああっ……」
　たちまち香菜子の膣からは、淫蜜が溢れ、筋をひいて太腿に滴った。
「本当にすごい蜜の壺だ」
　達夫はそれを音をたててすすった。
「ぁあっ、達夫！　やめて。恥ずかしい」
「何言ってるんだ。恥ずかしいことないさ」
　達夫はなおも舌をクレバスに沿って上下させた。
「ぁぁあっ、ぅぅうっ、達夫……、もう、来て！」
「えっ？　どうするの？」
「ああっ、焦らさないで、お願い！」
「じゃあ、四つんばいになって、お尻を思いっきり突き出して、『ここに入れて』って言ってごらん」　
　香菜子は恥ずかしさと悦楽とに包まれながら、達夫に言われたポーズを取った。
　
　達夫は香菜子のスカートを完全に腰の上まであげ、香菜子の足を広げさせ、陰部を露出させた。
「いいポーズだよ。さあ、香菜子、おねだりしてごらん」
　香菜子は尻を突き出すと、小さな声で、
「ぅうっ……、ここに……入れて」と言った。　
「えっ？　何？　聞こえないよ」
　達夫はそう言いながらも、香菜子の脇腹や足の指を手で刺激し、香菜子の興奮を高めていった。
「もう一度、はっきり言ってごらん」
「ああっ、恥ずかしい！」
「香菜子だって、もうわかっているだろ？　恥ずかしいことをすると、気が高まるんだ。さあ、言ってごらん」
　香菜子は少し上半身を反らし、目をつぶって言った。
「ここに……、入れて下さい」
「何を？」
「達夫の……、それ」
「それって何？」
「達夫の……、チ×ポ」
「よし、それじゃあ香菜子に入れてあげよう」

　達夫は香菜子の足の間に体を入れた。香菜子は期待感で目がくらむようになった。
　達夫は香菜子の腰を押さえ、一気に肉棒を突き立てた。
「うっ、ううっ」
　香菜子が声を上げそうになった瞬間、アパートの階段を上がる足音が聞こえた。
「ぁぁあっ……、ちょっと、ねえ、ちょっと……」
　香菜子は小さな声でそう言ったが、達夫は膣に突き立てた肉棒に力を込め、ずぶすぶと動かしはじめた。
「はぁっ、ぁぁぁぁあっ」
　香菜子は顔を床にすりつけて、声をこらえようとした。達夫はお構いなしに腰を使って、香菜子を攻め立てる。
「……はぁっ、はっ、ああっ」
　足音は階段から廊下に登り、達夫の部屋のチャイムが鳴らされる。それでも達夫はかまわずに、無言で香菜子の膣に肉棒を送り続ける。
「……はっ、ぁ……、ぅ……」
　香菜子は必死で耐えようとした。その時、達夫の指が香菜子の女の芯をねらって、陰部に入り込んできた。
「……あぁっ！」
　香菜子はその手を掴み、外させようとした。
「山内さん、お留守ですか？」
　廊下で男の声がした。
　廊下の男には、少なくとも香菜子の乱れた息づかいと、小さな呻きの声は聞こえているはずだった。
「山内さん、山内さん」
　男の声がまた響いた。
　香菜子は恥ずかしさの中で、また自分の性感が深くなったのを自覚した。

　達夫は肉棒を激しく動かした。
「ぁはっ、ぁぁっ、はっ、はぁっ……」
　膣と肉棒が擦れると、ぺちゃぺちゃという淫らな音がした。香菜子にはそれが異様に大きく感じられた。

　足音がまた聞こえた。今度は階段を下っていく音だった。それを聞きながら香菜子は、自分の性感が極限にまで高められたのを自覚した。
　ついに香菜子は限界を越えた。
「……ああっ、もうだめっ、死んじゃう……、ああっ、い、い、いく！」
　達夫はそれを聞くと、肉棒を膣の一番奥に送り込んで、さらにぐいっと突きを入れ、動きを止めた。
「あああっ、達夫、達夫！　あっ、ああっ、ああ！」
　香菜子はキッチンの床に顔を擦りつけ、尻を高く突き上げながら気を放った。

　香菜子の全身から力が抜け、香菜子は崩れるように床に横たわった。
　達夫は、しばらくは肉棒を入れたままで、香菜子の体を優しく後撫してくれていたが、香菜子が力尽きたようになると、膣から肉棒を抜き、ズボンを穿いた。
　香菜子は横になりながらも、その姿を盗み見た。達夫の肉棒は極太のままで、まだ射精までには至っていないようだった。
　香菜子は荒い息を整えながら、何とか起きあがろうとした。
「香菜子、ほらっ」
　達夫が手を貸してくれた。
　香菜子の陰部はまだ濡れたままで、そのまま立ち上がるのはどうかと思うのだが、ここで自分でスカートをまくり上げて陰部を拭うのは、さらに恥ずかしかった。
　香菜子は濡れた陰部を意識しながら、立ち上がった。

　香菜子が立ち上がると、達夫はまた香菜子を抱き寄せて、口を吸った。
　そうしながら、スカートをたくし上げた。
「やっ、やだっ」
　香菜子がそう言っても、達夫の手は止まらなかった。
　達夫の手は香菜子の陰部に侵入した。
「ほら、思った通りだ。まだこんなに濡れているじゃないか」
「やだっ、やだっ」
「さっきの男、香菜子の声を絶対に聞いたぜ。それに、香菜子のオ××コがぺちゃぺちゃ音を立ててたのも聞こえたんじゃないかな？」
「ぁあっ、お願い、いわないで！」

　香菜子は達夫の手から逃れる口実を作るように、夕食の食材をかごから取り出して、食事を作る準備を始めた。
達夫は、
「あっ、ごはんを作ってくれるんだったね」と言って、隣の部屋に行った。
　香菜子は達夫のキッチンで、簡単な料理を作った。自分の部屋で下準備をしておいたので、すぐにできあがった。メニューは独身の男が喜びそうなものを選んだ。
　それをテーブルに並べ、二人は向き合って食べた。達夫が冷えたビールを出してきて、二人はそれを飲んだ。

　食事の時は、会話はあまり弾まなかった。
　達夫は、
「どうしたの？　妙に無口になって……。怒ってるの？」と香菜子に聞いた。
「えっ？　別に、怒ってなんかいないわ」
「じゃあ、どうしたの？」
　香菜子が答えられなくて黙っていると、
「ひょっとして、香菜子はセックスのことばかり考えてるのかな？」
　達夫がからかうように言った。
「ええーっ、そんなことない」
　香菜子はそう答えながら、実は自分が次に達夫にどんなふうに抱かれるのかと考えていたことを自覚した。　
　
　達夫はそんな香菜子の考えを見透かしたように、
「香菜子がもうしたいなら、僕はしてもいいんだけど、どうする？」と聞いた。
　香菜子は、下を向いたまま、答えられなかった。
「ほら、遠慮しなくてもいいよ。僕たちはもうセックスについて、何の隠し事をしなくてもいいんだから。欲しいなら欲しいといってくれよ」
　そう言われても、香菜子は、女の自分から「欲しい」とは言いづらかった。
　だから、わざと黙って、自分のノーブラの胸のあたりを押さえていると、達夫は、
「香菜子、正直に言ってごらん。僕が欲しいんだね？」と言った。
　香菜子は思い切ってうなずいて見せた。

「うん、香菜子。きみがしたいなら、僕はがんばるよ。でも、香菜子、昼にあんなに激しくした上に、さっきも酷使したから、僕のはまだ全然使えなくなってるんだ。奥の部屋に行ったら、まず、きみの口で僕のを元気にしてくれよ」
　達夫は奥の部屋に移動して、ベッドに腰掛け、香菜子を招いた。
　香菜子が近づくと、達夫はズボンと下着を脱いで、肉棒を露出させた。
　香菜子はすぐに達夫の股間に顔を埋めた。
　香菜子にとっては、そんなふうにベッドに腰掛けている男の肉棒を、床にひざまずいた姿勢で口に含むのは初めての経験だった。しかし、今の香菜子には、達夫と一緒に新しい経験を次々とすることがこの上ない悦びだった。
　香菜子は達夫の肉棒を丹念に愛撫した。

　達夫の言葉に反して、それはすでに十分な大きさになっていた。その棒の部分は、香菜子が両手で握ってもまだ余るほどの長さで、緩やかに上に反っていた。また、その大きな亀頭は傘の部分が張り出していて、口に含むと息苦しいほどだった。
　香菜子は肉棒の付け根から、血管の浮き出した軸、さらには傘の裏を舌で舐め、手のひらで陰嚢をやわらかく撫でた。そして、最後には亀頭を口に含み、ぺちゃぺちゃと音を立てながら口全体で包み込んだ。

「うーん、なんて淫らなフェラチオなんだ。香菜子、きみは本当に学校の先生なの？　こんな淫らなフェラチオをする先生なんて、いるの？」
「やだ、やだ……。達夫、それ、言わないで」
　達夫は、香菜子に肉棒をしゃぶらせながら、ベッドから立ち上がった。
　香菜子は膝で体を支え、達夫の肉棒を口から放さないようにした。
「ああっ、凄いよ、香菜子。もっと吸って。音を立てて、僕のものを吸い尽くして」
　香菜子は言われたとおりに、達夫の肉棒をちゅばちゅばと音を立てて舐めた。

「うん、良いよ。香菜子。それじゃ、次は僕がきみを舐める番だね」
　達夫はそう言うと、今度は香菜子をベッドに座らせて、スカートをまくり上げ、自分が床にひざまずいて、香菜子の陰部に顔を埋めた。
　達夫は思いきり香菜子を浅く腰掛けさせ、両手を後ろにつかせた。そうすることで香菜子の女の一番大事な部分が達夫の前に露出した。
「きれいだよ、香菜子。本当に処女みたいだ」
　達夫はいきなり舌で香菜子の大陰唇を割った。香菜子の蜜がまたあふれ出た。
「ああ、香菜子。きみはこんなに濡れやすいんだね。みるみるうちに蜜が溢れてくるよ」
「やだ、やだ……。あっ、ああっ」

　達夫は舌を香菜子の女の芯に当てた。　　
「あっ、あっ、達夫……、そこ、舐めないで」
「どうして？」
「だって……、あっ、あっ」
　香菜子はすでに体をたてていられないほどになり、ベッドに倒れ込んだ。しかし、達夫は女の芯を舐めるのをやめなかった。
「ほら、香菜子。ここを舐めるとまたこんなに蜜が溢れてくるのに、どうして舐めちゃいけないの？」
　達夫はそう言いながら、さらに淫らに舐め、指を尻の穴からクレバスの割れ目にそって動かした。
「あああっ、ああっ、ああっ、それ、だめ、だめ……」
　香菜子は本気で達夫の動きを止めさせようとした。しかし、達夫は今は、両肩に香菜子の太腿を乗せ、頭全体で香菜子の陰部を完全に覆っていた。香菜子は達夫の舌の攻撃を逃れることが出来なかった。
　達夫は、今度は舌を膣口のあたりに這わせ、指で女の芯の部分を軽く摘んだりした。
「あぁっ、あぁっ、ああっ、ああっ……、いっ、いきそうっ」
　香菜子は呻いた。

「すごい……、香菜子。何でこんなに凄いんだ」
　達夫は、香菜子の体を少し横向きにすると、舌で女の芯を捉え、左手で乳首を摘みながら、右手の二本の指を膣に入れてきた。そして、さらに、残りの指で、尻の穴の周囲を刺激した。
「あ、あああっ、そ、それ……、あっ、やめて、やめて！」
　香菜子は上半身をそらし、腰を回転させるようにして悶えた。
香菜子にとって、肉棒の攻撃以外でこんなになるのは初めてだった。
　香菜子の声はもう叫びになっていた。
「ああっ、あっ、あっ、だめ！　もう、だめ！　いかせて！　いかせて！」
　そうなっても、達夫は攻撃の手を緩めなかった。
香菜子の抵抗で、達夫の顔が陰部から外れたため、舌による攻撃は止めたものの、今度は右手だけで、女の芯と膣と尻の穴を微妙に刺激しながら、こう言った。
「ほら、香菜子、いきたいなら、いかせてやるから、『私は淫乱な教師です。いかせてください』って、言ってごらん」
　香菜子には、もう恥ずかしいと思う理性もなくなっていた。達夫の言うままに、
「ぁあっ、はい。私は淫乱な……、ぁあっ、あっ、あっ、教師です。ぅううっ、あっ、あっ、いかせて下さい！」と言った。
「『授業よりオ××コの方が好きです』って」
「ああっ、そうよ、あっ、あっ……、授業よりオ××コされる方が……、あっ、あっ、好きよ！」
「よし、いかせてやろう」
　達夫は膣に差し込んだ指を激しく動かした。
「ああっ、あっ、あっ、ああっ、い、い、いく！　いく！　いく！」
　香菜子は体を激しく波打たせた。
「香菜子、潮、吹いてるぞ！」
　達夫がそう言っても、香菜子はもう何を言われているのかわからなかった。ただ、至上の快感の中で、自分の全身が膣になって、達夫の指でよじらされているような気がしていた。
「ああああっ、あっ、あっ、あ、あ、ああっ」
　達夫は二本の指をぐいっと膣の奥に突き立て、最後に中でそれを開いた。
　香菜子の膣がくいっと縮まり、その指を締め付けた。
「あっ、いく、いく、ああああっ！」
　香菜子は思い切り股を開いて、膝を立てるようにして果てた。

　達夫は、
「凄い、香菜子。凄い締まり方だ」
　と何度も言った。
　そして、
「ああっ、こんなところを見たら、もう僕は我慢が出来なくなったよ。すぐに僕ので続きをするからね」と言い、ベッドに上ってきた。
　香菜子はまだ口もきけない状態で、ベッドに横たわっていた。
　達夫は、香菜子のデニムのワンピースの前ボタンを外しはじめた。

　ボタンが全部外れると、達夫は香菜子の上半身を起きあがらせて、ワンピースを脱がせた。そして、香菜子を再び横たえると、愛撫をはじめようとしたが、それを中断して、
「あっ、香菜子の吹いた潮で、シーツがこんなに濡れてるよ」と言った。
　香菜子は達夫にそう言われて、初めて自分の体の下の部分が、かなり濡れているのに気がついた。
「……これ、私の？」香菜子が聞くと、
「そうだよ。淫乱な家庭科の先生のオ××コから吹き出した潮だよ」達夫は笑って言った。
「ええっ……、潮って、なに？」
「そんなの僕も知らないよ。話に聞いたことあるけど、見たことないもの。それより、きみは今まで潮吹いたことないの？」
　達夫にそう聞かれても、香菜子には答えようがなかった。

　達夫は新しいシーツを出して、ベッドに敷こうとした。
「ほら、香菜子、手伝って」
　香菜子は全裸でベッドから起きあがって、シーツの交換を手伝った。起きあがると自分の陰部から股間が濡れているのがはっきりわかった。
　香菜子は恥ずかしくてたまらなかったが、今はそれを隠すこともなかった。
　シーツが変えられると、すぐに達夫は香菜子を抱き、まず、丹念に舌と手で乳房の愛撫をはじめた。
「大きな胸だ……、Ｆカップぐらいある？」
「……そんなに、大きくない」
「今まで、たくさんの男に抱かれたから、こんな大きくなったんだろう」
「やだ、達夫。そんなこと言わないで」
「いいや。今日、僕は、きみが誰かに強姦されたことと、教え子と何度もセックスしたことを聞いてしまったんだから、その前のきみのセックスの経験も聞いておきたい。ねえ、香菜子、きみは今まで何人の男に抱かれたの？」
　達夫は香菜子の体に舌と手のひらを這わせながら、そう聞いた。
「うっ……、ああっ……、達夫、私よりあなたはどうなの？　私、知りたい。あなたがどんな人と、いままで付き合ってきたか」
「何言ってるんだ。僕のを聞いたって、きみは恥ずかしくないだろ？　さっきから言ってるように、学校の先生であるきみが、セックスのために恥ずかしいことをしてしまうから、二人とも興奮するんだ。さあ、僕に抱かれながら、きみの恥ずかしい経験を全部話してごらん」

　達夫に胸を愛撫されながらそう言われると、香菜子は魅入られたように抵抗できなくなった。
「ぅうん、ああっ、恥ずかしい……」
「ほら、香菜子。まずは、処女をなくした時のことだよ。それは、いつだったの？」
　達夫の指が片方の乳首を優しく捏ね、唇がもう一方の乳首を包み込んだ。
「ああっ、うっ、あれ、１９才かな……」
「こんなにセックスが好きな香奈子にしては、遅いんだね。じゃあ、その時のことを最初からしゃべってごらん」
　達夫はそう言いながら手のひら全体で、乳房を揉み、唇を脇腹から恥骨に這わせていった。
「ううっ……、大学に入って知り合った彼に、夏休みが終わって久しぶりに会ったの。そして、彼のアパートで抱かれたの」
「入れる前にオ××コ舐められた？　香菜子は彼のチ×ポ舐めたの？　入れる時は、前から入れたの？　ちゃんと話さないとわからないよ」
　達夫は香菜子の足の付け根に舌を這わせ、片手で乳房を、もう一方の手で尻や太腿から、足首にかけて撫でていった。
「ああっ……、そんなこと、してない。普通に胸触られて、脱がされて……、あっ、あっ……、入れられたの」

　達夫はついに、香菜子の陰部に舌を這わせた。また、さっきの強烈な快感が、香菜子の陰部によみがえった。香菜子の性感に火がついた。
「ああっ、あっ、あっ、達夫、達夫！」
「いくら欲しくなったって、香菜子が全部告白するまで、本物はあげないからな。さあ、香菜子、その最初の男とのセックスの様子を話すんだ。処女をあげてから、その男は何度くらい香菜子を抱いたんだ？」
　香菜子は膣の奥がむずがゆくなるほど、達夫の肉棒が欲しかった。
「そんなの、覚えてない……。それより、ああっ……、達夫、お願い、もう……、これ……、ちょうだい！」
　香菜子は達夫の肉棒を握った。
　達夫は笑いながら、
「本当に香菜子は淫乱なんだな。じゃあ、もう入れてあげるから、オ××コの中で僕のを締め付けながら、その続きをしゃべるんだよ」と言って、前から挿入する姿勢になった。
「ああっ、達夫、達夫、早く！」香菜子は足を大きく広げて達夫を迎え入れた。
　達夫の肉棒がずぶずぶと膣に差し込まれた。

「ああっ、ああっ、いい」
　香菜子は体を反らせて、達夫の肉棒を受け取った。
「香菜子は、最初の男に抱かれた時も、こんなに乱れたの？」
「ううん、そんなことない。私、今まで、こんなになったこと、ないもの」
「じゃあ、香菜子はひょっとしたら、強姦された時から、性感が変化したのかもしれないな。よし、じゃあ、さっき僕の指を締め付けたように、ほら、僕のチ×ポを思い切り締め付けてごらん」
「ああっ、あっ……、ねえ、達夫、突いて！　奥を突いて！」
「だめ、だめ。ほら締め付けが出来たら突いてあげるから」
「……っ、ああっ、どうしていいか、わからない」
　達夫は香菜子の膝を曲げさせて、それを抱え込むようにして抱いた。
「お尻の穴に、力を入れるようにしてごらん。ぎゅっと、お尻の穴をすぼめるようにするんだ」
　香菜子は言われたとおりやってみた。
「おおっ、す、凄いよ、香菜子。凄い締め付けだ。やっばり思っていたとおりだ。きみのオ××コは、最高だ。こんなオ××コ持っている女なんて、そんなにはいないぞ」
　達夫はそう言いながら肉棒をぐいっと突き入れた。香菜子は膣の奥を締めながらそれを受け入れた。
「……ぅうっ、あっ、あっ、あああっ、達夫、達夫！」
　香菜子の反応がまた深くなった。

「ほら、香菜子、激しく動かして欲しいなら、今度は、きみが強姦された時のことをしゃべるんだ。きみはどんなふうに犯されたの？」
「ああっ……、Ｔシャツや下着を……、ああっ、ぁあっ……、切られて、裸にされて……。ぁあっ、達夫、もう駄目。動かして！　ねえ、」　
　香菜子は自分から腰を使って達夫の肉棒の刺激を得ようとした。
「まだまだ、だめだ。ほら、強姦された時のことだ。相手の男は前から入れたの？」
「ぅううっ、あ、あ、あっ……、そ、そう。前から」
「チ×ポ、大きかった？」
「……ん、あ、あっ……、夢中で、わからなかった。ああっ、達夫、お願い、来て、来て！」
「無理に入れられて、本当は、感じてしまったんだろ？」
　達夫は肉棒を膣の一番奥に止めたまま、体を密着させてそれを動かさなかった。香菜子は膣の肉襞で、肉棒を包みながら、自分のそこが、まるでほかの生物の一部でもあるかのように、自分の意志とは関係なくひくひくと動くのを感じた。
　香菜子は気が狂いそうになって、叫んだ。
「あぁん、あっ、あ……、達夫、お願い、突いて、ねえ、もっと突いて！」
「香菜子は強姦されても、生徒と淫行しても感じてしまう悪い教師なんだ。そうだろ？」
「ぁあん、そうよ！　だから、お願い、もう……、ねえ、もう、動いて！」
「じゃあ、香菜子のオ××コのなかで、僕のチ×ポを動かして下さい、って、ちゃんと言ってごらん」
　香菜子はもう恥ずかしさの自覚が全くなかった。快楽に溺れながら、女教師の香菜子は髪を振り乱し、口を半ば開き、両手で自分の豊満な乳房を揉みながら、
「あぁん、達夫、私のオ××コのなかで、あなたのチ×ポを、激しく、とっても激しく動かして！　お願い、早く動かして！」と言った。
　
「よし、香菜子。それじゃあ、いよいよフィニッシュにいこう」
　達夫は上半身を立て、香菜子の膝を掴んで、股を広く開けさせた。そして、肉棒を膣口まで引き、抜く直前の位置まで戻すと、もう一度、ぐいっと奥まで突き立てた。
「うぅ、ああっ、あっ」
　香菜子はたちまち体を反らせ、大声を発した。
　膣の奥から、また、多量の蜜が湧き出たのを、香菜子は自覚した。
　達夫は、肉棒をなじませるように、しばらくゆっくりと往復させていたが、達夫自身も快感が増したらしい。
「おおっ、香菜子、凄いよ。香菜子のオ××コは最高だ。きみとセックスした生徒が『先生のオ××コは凄くいい』と言ってたけど、あいつは最初からこんなオ××コを体験してしまったら、これから苦労するだろうな。もう、これでないと満足できなくなるぞ」
　といいながら、だんだん動きを早くしていった。

「ああっ、あっ……、あっ、達夫！　ぅううん、はぁっ、はぁっ、あっ、あっ、ああ！」
　香菜子は激しく首を振りながら、達夫の抽送を受けた。
　そのうちに自然と腰が動いた。香菜子の体は、最初の交わりの時の、達夫の抽送のリズムを覚えていた。香菜子の腰は達夫の肉棒の動きに合わせて、淫乱に激しく動いた。
　達夫が肉棒を引くと、香菜子の膣は一度きゅっと締まり、肉棒は膣口ぎりぎりまで送り出された。
　そして、達夫が再び肉棒を送ると、香菜子の膣は肉襞を逆立てるようにして、強く摩擦させながら、それを受け入れた。
「おおっ、香菜子、す、凄い！」
「ぅうん、あっ、はあっ、あっ、あっ、ああっ、いい、いいっ、あっ、あっ、いく」
　達夫は今は、香菜子に体を密着させ、香菜子の頭を抱え込むようにして上半身を固定し、激しく腰を動かした。
「ああっ！　うぅうん、うっ！　あっ！　あっ！　ああ！　い！　いく！　いく！」
　香菜子は息が出来ないほど、激しく悶えた。　　　
「香菜子、さあ、一緒にいこう！」
　達夫の動きが一段と激しくなった。
「ぅうん、あっあっ、もうだめ！　だめ！　だめ、だめっ！　ああ！　いく！　いっちゃう！　いっちゃう！」
　香菜子が叫ぶと、達夫も「おおっ！」という声を上げて、上半身を反らすように、最後のストロークを送った。
「あああっ、達夫！　ううううっ、あっ！」
　香菜子はついに登り詰めて気を放った。
　香菜子の膣は、その一番奥で、達夫の射精を受け止めた。

　（以下、次回に続く）