香菜子と智明が部屋に入ってきたことで、恵里達二人の興奮度も高まったようだった。恵里は、はっきりと香菜子を意識して、達夫に、
「ああ、山内さん……、じゃなくて、もう、達夫って呼んでもいいでしょ」
　と言った。
　達夫はすぐに、
「もちろん、いいよ、恵里」と答え、それと同時に、強く深い一突きを恵里の女の器の奥に送り込んだ。
　恵里は、
「あっ、あああっ、達夫……、うっ、そ、そこ……、そこ、とってもいいから……、もっと、もっと突いて」
　と言い、達夫の首にしがみついた。
　達夫の突くスピードが早くなった。恵里は、突かれるたびに、
「ああっ、ああっ、あああっ！」と凄い声を出した。

　その声を聞きながら、智明は香菜子に腰を送り込んできた。香菜子の陰裂は、待ちかまえていたように、その硬い肉棒を飲み込んだ。
　智明は、一度腰を引き、ねらいを定めるように、肉棒をぐりぐりと動かしてから、一気に奥まで差し込んだ。
「ううぅぅぅっ、あっ……、ああっ、はあっ、あああ」
　今度は香菜子が大きな声を立てた。
　今、二人の女教師が、ほんの２メートルも離れていない場所で、それぞれの本来のパートナーとはちがう男に、女の器に肉棒を突き立てられて、獣のように叫んでいる。そして、それをお互いが見たり聞いたりし、それぞれの性欲を、さらに煽っている。
　これが生徒や、ほかの教師の目に触れたら、何と言われるのだろうか。
　香菜子はそう思うと、その背徳の悦びに、ぞくぞくするほどの快感を感じた。

　智明は、香菜子の股を広げ、その両足を抱えるようにして持ち上げて、自分の肩に乗せた。香菜子の尻が上がり、二人の結合部分が露わになった。
「香菜ちゃん、凄い、凄い、ああ、こんなに白い汁をオ××コから漏らしている」
　智明がそう言ったが、それは香菜子にも感じられた。
　智明が突くたびに、香菜子の女の器はぐじゅぐじゅ音を立て、そして、溢れた蜜が尻の穴の方に流れ出している感覚があった。
「学校の先生が、オ××コからこんなに汁を零しながら、男に突かれているなんて、本当に淫乱すぎるよ、香菜ちゃんは」
「い、いや、いや……、白井君……、あっ、ああっ、」
　香菜子は、もはや自分が女教師であることなどどうでもよくなった。それよりも、ひたすら性の快楽を求めることしか頭になかった。

　香菜子は、自分の乳房を、自分で上へ押し上げながら腰を突き出して、智明の肉棒を、自分の中により深くめり込ませようとした。
　智明も腰を密着させて、香菜子の膣の深い位置で肉棒を突き動かした。それは達夫があまりやらない動きだった。
「えっ？　ぅうううっ、　ぅ、ぁ、ああっ……、し、白井君、い、いい……、そ、それ、いい！」
　香菜子は、自分の膣深くに打ち込まれた肉棒からより強い快感を得ようと、そのまま小刻みに腰を動かした。そうすると、智明の肉棒は香菜子の膣の深い位置で、その硬さと存在感を誇示した。
「あああっ、白井君、う、ぅぅぅ、う、あっ、あああ」
　香菜子は首を仰け反らせて、快感に耐えた。しかし、それは、押し寄せる波のように、何度も何度も香菜子の体を突き動かし、香菜子をより淫らな獣に変えた。
「し、白井君……、お願い……、そこ、そこ……、も、もっと強く突いて！」
「よし、香菜ちゃん、きみのオ××コを壊すくらい突いてやる！」
　一度放出した智明の肉棒は、今度は容易には射精まではいかないようだった。智明はここぞとばかりに激しく突いた。
　智明の肉棒が香菜子の中で暴れ回るたびに、香菜子の女の器はくちゃくちゃといういやらしい音を立ててそれを受け入れた。
「あっ、あああああっ、あっ、あっ、あっ……、い、いい、いい、す、凄い！」
　香菜子は両手で智明の首を抱え込み、首を左右に振って、登り詰めていった。

　そのすぐ横では、恵里が負けずと快楽を深めていた。
　恵里と達夫は、いつの間にか後背位に移っていて、今は、恵里はぺったりと床に俯せになり、尻だけを高く突きだして、達夫の肉棒を深く受け入れていた。
「うっ、そう、そう、ぅぅぅ、あっ、ああ、いいわ、達夫、あっ、いい、いい」
　恵里の声は、頂点が近づくと少しこもるように低くなった。しかし、その方がよけいに部屋に響きわたるようだった。
「あっ、ああっ……、達夫、だ、だめ、あっ、い、いく！　いっちゃう！　いっちゃう！」
　恵里の声のトーンが変わった。まるで、押し寄せる快楽の深さに、苦しんでいるかのような声だった。
　達夫は、
「まだ、もう少し、ほら……、恵里、もう少しだよ」と言いながら、恵里の尻を抱きかかえるようにして激しく突く。
　恵里は、
「うっ、ううっ、ああっ！　でも……い、いきそう！　も、もう、いきそう！」
　と言いながら、体を床に擦りつけるようにして耐えている。

　その様子を見たからか、智明も体位を変えた。
智明は香菜子と結合したまま、香菜子の上半身を起こし、両手を後に突かせた。智明は自分の膝の上に香菜子を抱きかかえるような姿勢になった。
「ほら、こうすると香菜ちゃんも動きやすいだろ」
「ああん、わ、私より……白井君、もっと強く、強く突いて、突いて！」
「ああ、僕も下から突くから、香菜ちゃんも動かなくちゃ」
　智明にそう促されて、香菜子は腰を上下させた。智明は香菜子の背中を抱え込むようにして、二人の動きの呼吸を合わせた。
「香菜ちゃん、きみのオ××コ、とてもいいよ。ほら、今度はここ……、ここだよ」
　智明はそう言って、香菜子の尻の角度を変え、肉棒を突き入れる角度を変化させた。
　智明の肉棒は、香菜子の膣の上部により激しく擦りつけられ、その後、奥にぐいっと差し込まれるようになった。
「ぅぅぅ、う、う、ぁ、ぁぁ、ああああっ、だ、だめ……、あっ、だめ、し、白井君……、い、いく、いく！　も、もう、いく！」
　香菜子はそんなふうに声に、自分の快感を大きな声に出すこと自体に悦びを感じていた。『あっ、今、達夫が私のすぐ横で、恵里を抱きながら、白井君が私のオ××コに肉棒を突き立てて、私をこんなにしているのを見たり聞いたりしているのだわ』
　そう思うことで、よけいに声が高くなった。
「し、白井君、ああっ！　い、いかせて！　もっと、もっと激しく突いて、私をいかせて！」
　それを聞いて、智明はいよいよ最後まで登り詰める態勢になった。

　智明は再び正常位に戻して、香菜子の頭を押さえつけるようにして、下からがんがん突きだした。香菜子の女の器が、またくちゃくちゃとリズミカルないやらしい音を立てて、智明の肉棒を受け入れだした。
「あっ、ああ、あっ、ああああ！　白井君！　白井君！　いい、いい！」
　香菜子もまた腰を激しく動かして、智明の肉棒を最大限の激しさで受け入れた。
「うっ、ぁあっ、香菜ちゃん、ほらっ、ほらっ！」
　智明が腰を沈め、深い位置で強く突くと、ついに香菜子は頂点に達し、体を激しく仰け反らせた。
「あああ！　だめ！　だめ！　いく！　いく！　あ！　あ！」
「香菜ちゃん、香菜ちゃん！　僕も、いくよ！」
　智明もそう言いながら香菜子に体を密着させた。
　智明が力を込めて最後のストロークを送った。
「ああああっ、ぅ、ぅ、ぅ、あ！　ぁ、ぁ、あ！　あ！　あああっ！　い、いく！」
　香菜子が気を放ったと同時に、智明は肉棒を奥に留めたまま、しごくような動きをした。どうやら精を放ったようだった。
　
　香菜子は目を瞑って激しい息をしながら、そのままの姿で仰向けになっていた。
　智明もしばらくは動かなかったが、少したつと体をずらせて、床を這うようにしてバスルームの方に進んだようだった。その気配を感じながらも、香菜子は動けないまま、横たわっていた。
　しかし、ふと恵里と達夫のことが気になって、そちらの様子を窺おうとした時、香菜子の体の上に達夫が覆い被さってきた。
「あっ、達夫、何するの」
「何って、することは決まってるだろ」
　そう言って達夫は香菜子の股を押し広げた。香菜子の女の器から、今注ぎ込まれたばかりの智明の精が滴った。
「あっ、や、止めて」
　香菜子は必死で股を閉じようとした。しかし、達夫はすでに香菜子の両足の間に腰を入れ、陰部を密着させていた。
「あぅっ、達夫、い、いや！」
　香菜子は身を捩って逃れようとしたが、まだ体が痺れたように動かなかった。そして、達夫の迫り方も強引だった。
「どうしていやなんだ。さっき香菜子が白井君と、あんなによさそうにしていたことの続きをするだけじゃないか」　
　そう言いながら達夫は、香菜子の乳房を噛むように吸った。
「ぁ、あっ、ぁ……。達夫だって、恵里としてたじゃない」
「ああ、そうだよ。だから別に焼き餅を焼いているわけじゃないよ。ただ、恵里は先にいっちやって、僕の方はまだ出してないから、今度は香菜子を抱きたくなったんだ」
　そう聞いて、さっき恵里のいた方を見ると、いつの間にかその姿は見えなかった。ひょっとしたら、恵里もバスルームに移動して、今度はまた、智明ともつれ合っているのかもしれなかった。

「香菜子、白井君もいいかもしれないけど、僕のことを忘れちゃ困るよ」
　達夫はそう言いながら、すでに挿入の姿勢になっていた。
「あっ、待って……、お、お願い、洗面所に行かせて！」
「どうしてだい？」
「だって……」
「僕は今、香菜子のオ××コに入れたいんだ」
「だって、ね、お願い……」
「白井君の出したのが、そのまま中に残っているから嫌なのかい？」
「う、うん……」
「それなら、全然気にすることないよ」
　そう言って達夫は肉棒を突き立てた。さっきまであんなに激しく恵里と交わっていたとは思えないほど、達夫の肉棒はいきり立っていた。それは、突き刺さるように香菜子の膣に差し込まれた。

「あっ、た、達夫、ああっ！」
　香菜子に、今日、何度目かの欲情の波が押し寄せてきた。
　さっき、あんなに感じたばかりなのに、香菜子はまた自分の性欲を押さえきれなくなっていた。
「ほら、香菜子。僕はいつもいっているだろ。香菜子はセックスをすればするほど、男が欲しくなるタイプの女なんだ。本当の淫乱なんだよ」
　達夫はそう言いながら腰を入れて、香菜子の膣の奥を突いた。
「ぁあっ、あああっ、達夫！　あっ……、凄い、す、凄くいい！」
　香菜子は思わずそう叫んだ。たしかに、達夫が言うように、何度も繰り返し性の高ぶりに捉えられることで、香菜子の体は火が点きやすい状態になっていた。今の自分は、ほんのちょっとの刺激で、容易に頂点まで駆け上ってしまいそうな予感があった。
　達夫はそれを見透かしたように、香菜子の乳房をしゃぶりながら、いきなりスパートに入った。
「香菜子、香菜子のオ××コがこんなにヌルヌルなのは、白井君の出した精液のせいなの？　それとも、きみが自分で漏らしてるの？」
　達夫は肉棒を激しく扱きながら、そう言った。
　確かに、香菜子の膣の奥からは、また淫らな蜜が滴っていた。

　香菜子はさっき智明と二度交わったことで、よけいに達夫の肉棒の動きを新鮮に感じていた。達夫の肉棒は、香菜子の弱いところを知り尽くしているというように、何度も角度や速さを変えて、香菜子を突いた。
「ぁあっ、あっ、あっ、達夫、達夫！」
　香菜子は左手で、達夫がしゃぶっていない方の乳房を自分から揉みしだき、右手を達夫の背中に回していたが、いつの間にかその指は達夫の肩の肉に食い込み、爪を立てていた。
　香菜子の全身を、今までにない快感が貫いた。
「ああああぁあっ、達夫！　達夫！　だ、だ、だめになっちゃう！　だめになっちゃう！」
　香菜子は絶叫した。
「香菜子、白井君と僕と、どっちがいい？」
「ああっ、あああああっ！　や、やっぱり、達夫がいい！」
　香菜子は本心からそう言った。
　達夫は激しく腰を動かしながら、
「ほら、もっと突いて欲しいのなら、そう言ってごらん」と言った。
　香菜子は首をがくがくさせて、
「あああっ、で、でも、達夫……、も、もう、勘弁して！　ホントに、ホントに、もう、もうだめになっちゃう！」と言ったが、達夫は突くのを止めなかった。
「何言ってるんだ、香菜子。さっきからだめになるって言いながら、香菜子だって腰を使うのを止めないじゃないか」
　そう言われてみれば、香菜子はもうこれ以上耐えられないほどの快感に登り詰めながらも、まだ貪欲に達夫の肉棒をくわえ込み、精の雫を最高の状態で搾り取ろうとしていた。
「ほら、まだ突いて欲しいんだろ？」
　達夫はそう言って、深く突き入れた。

「あああっ、そ、そう！　それ！　あああっ、あっ、あっ、突いて！　突いて！」
　香菜子は両足で達夫の体を強く挟み、両手を背中に回して、二人の体を密着させた。
「よし、それじゃあ、香菜子のオ××コの奥の奥まで突き入れてやる」
　達夫も香菜子を強く抱いて、肉棒を深く差し入れ、奥に留めたままで激しく早く動かしはじめた。
　香菜子の体は突かれるたびに強く震えた。
「あああああっ、あああああっ、ああ、ああ、あぅ、あぅ、す、凄い！」
　香菜子も達夫の動きに合わせて、小刻みに腰を震わせ、肉棒のもたらす刺激を最高の状態に高めた。
　達夫は何も言わなくなったが、その激しい息づかいから、彼の高ぶりが伺えた。
「ううううううっ、あっ、あああっ、も、もう、もう、はっ、はぁああっ、だめ！　ホ、ホントに、だ、だめ！」
　香菜子が絞り出すように呻いた。
　達夫は「はあっ」と大きく息を吐くと、
「よし、いこう。一緒にいこう！」と言った。
　達夫は一度体の密着を解くと、肉棒を膣の入り口近くまで引き、それから今度は大きくピストン運動をさせた。
　香菜子の膣は「ぺちゃ」という音を立てて、その動きを受け入れた。
「あっあっあっあっあっあっあっあっ、達夫！　達夫！」
　その時、香菜子の膣は達夫の肉棒が一番深くに到達するたびに、「くいっ」と締まり、達夫の肉棒から精を搾り取ろうとした。
「ああ、香菜子、これは、凄い！」
　達夫も呻くような声を出した。
「凄い！　香菜子、凄い！」
「た、達夫！　ちょうだい！　ねえ、もう、もう、ちょうだい！　あなたの汁を、ちょうだい！」　
「よし、いくぞ。出すぞ！」
　達夫はぐっと腰を引いて、肉棒を突き入れた。
「あああああっ、そ、それ！　あっ、い、今、ちょうだい！」
　香菜子の腰が浮き上がり、達夫の肉棒を銜え込んだ。膣が「きゅっ」と音を立てるように締まった。
「香菜子！」
「ああっ、達夫！　いく！　いく！」
　香菜子の膣の奥に達夫の熱い精が注がれた。香菜子はその瞬間をはっきりと感じ取った。
　
　香菜子は今、自分がどこにいるのかも忘れ果てるような夢見心地の中で、深い満足感に包まれていた。

（以下、次回に続く）