| ２４ 穢され、薄れゆく光輝（ひかり） 異臭ただよう部屋の中、ヒカリは幽霊と対峙していた。といっても、テーブルの上に数人がかりで押さえつけられている状態である。 この少年達は、自分のことを『おねえちゃん』と呼んでいる。…ヒカリはそれだけで、自分と生方紀子という少女に何らかの因縁があることを悟っていた。そして、彼らが今回の異変を起こしたのもまた、自分がこの山に来たせいなのだ、と。 『おねえちゃん、やっと迎えに来てくれたんだね』 『…みんな、お姉ちゃん捕まえた！？』 『『ユキオ』、『カズキ』、どうカズキ』は、ヒカリの顔の前へモノを差し出した。 「…ん、んちゅぅ…んん…っ」 ヒカリの口の中を、『カズキ』のモノが犯している。いつの間にか『トシ』が『ユキオ』と位置を交代し、その『トシ』はヒカリの右手にモノを握らせていた。『ユキオ』のほうは執拗に、ヒカリの亀裂を揉み解している。 残る『マサヤ』と『タクミ』は、夢中になってヒカリの乳房を貪っていた。 （だ、駄目…またおかしくなる…） ヒカリはこれまで、何度も軽い絶頂を迎えていた。五人がかりの愛撫はヒカリの体には耐え難いものがあったのである。 『さあ、おねえちゃん、俺達と…』 不意に、全身への愛撫が止んだ。全員が全員、ヒカリの脚の前に並ぶように立ち、彼女を見下ろしている。 「…はぁっ…はぁっ…」 『おねえちゃん』 言ったのは『タクミ』であった。 ヒカリはもはや全身への快楽に耐えられなくなっていた。一体どれくらいの時間、体を弄られていたのであろうか。 もはやロープに縛られた腕どころか自由に動かせる脚すら動かす気力が出せずにいた。 ただ、『気持ちいい』。それだけ、という状態だった。眼が虚ろになり、焦点が定まらない。 『おねえちゃん、『もう、いいかい』？』 『タクミ』がその言葉を言った。ヒカリにもその意味は分かった。 （…巴さん、ごめん…なさい…） 我が身の不甲斐なさ、巴への申し訳のなさ、そして絶え間のない快楽に彼女はもう、心を折ろうとしていた。 「…『もう、いいよ』…」 |
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| 2013.9.9掲載 |
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