| 人妻加奈子の奴隷生活.63 突然の訪問者に加奈子のに緊張が走るのがわかる。深々と埋め込まれた自分のペニスをキュっと絞り込んでくる。 病室のスライドドアが開く音がする。もう繋がったままの二人と訪問者を隔てるものはライトグリーンのカーテンしかなかった。 澤田が腰を引きグボっと音を立てペニスが引き抜かれる。 「ん…ぐ…」 加奈子の肛門に激痛が走り、うめき声が漏れる。直腸を満たす澤田の小便が噴出しそうになるのを感じ、括約筋を引き締める加奈子。そして澤田はすばやく加奈子のズボンを引き上げる。 そしてカーテンがそっと引かれると同時に澤田は露出したままの自分の股間をカバンで隠した。扉が開き、カーテンが引かれるまでの時間はほんの僅かの時間しかなかったが、加奈子にとっては長くも感じ、また一瞬のことにも思えた。 「さ、澤田さん…」 訪問者は夫の祐平だった。ベッドに手をついたまま夫にかける言葉も見つからない加奈子。 「おう、野々村くんいつ戻った？」 「あ、一時間程前に着いたばかりです…」 祐平は澤田がいるとは思っていなかったので驚きを隠せなかった。 「取引先の担当者がここに入院しててな、エレベータで加奈子くんに会ったときはびっくりしたよ…」 「そうでしたか…わざわざ時間を作っていただきありがとうございます…」 「時間だ、赤ちゃんの顔を見ていきたかったんだが行かないと…加奈子くん、具合が良くないみたいだ…ちょうど看護婦を呼びに行こうとしていたんだ…」 祐平は澤田の言葉にはっとなり加奈子を見やった。少し苦しげに俯いている加奈子に気付き声をかける。 「大丈夫かい？すぐに看護婦さんを呼ぶよ…」 「大丈夫…少し気分が悪かっただけ…」 ナースコールを押そうとする祐平を制し、引きつった笑顔を見せた。肛門に小便を注がれた事による便意を必死に堪える加奈子。それが返って肛交による痛みを感じさせる。 「でも顔色悪いよ…」 「ごめんなさい…ちょっとお手洗いに…失礼します」 加奈子はそう言うと病室を出て行った。 「じゃ、これで失礼するよ…」 澤田も病室を後にした。 加奈子はトイレに入り便器にしゃがむと直腸内の澤田の小便を一気に排泄した。 シャーっと音を立てて黄色い澤田の尿が放たれて行く。その中には彼が放った大量の精液も混ざっている。 そして小便が無くなると、小便浣腸によって催した便意により溜まっていた便が排泄される。 加奈子の陰裂は彼女自身の尿で濡れていたが、膣穴からは愛液がとろりと垂れていた。 肛門と陰裂を拭い加奈子は気持ちを落ち着けると病室で待っている祐平のもとへ向かった。 「ごめんなさい…」 祐平の顔をまともに見ることも出来ず、そう言うのが精一杯だった。 「ごめんな…きみ一人にして…」 「そんな…違うわ…私のわがままで…」 祐平は抱き寄せると出産を終えた加奈子を労うように額にそっとキスをした。 「赤ちゃんには会えるの？まなみも待合室で待ってるよ…」 「まなみ…」 加奈子は待合室で机に突っ伏して眠るまなみを優しく揺り起こした。 「…ママ…」 「ハハ…時差ボケがなおらないんだな…ちゃんと目を覚まさないと、弟とご対面だぞ？」 産まれた弟と対面できるとわかるとまなみの顔が明るくなった。 「ああ、緊張するなぁ…」 新生児室の隣にある待合室で加奈子と赤ん坊を待つ二人。 加奈子が赤ん坊を抱いてあらわれると二人とも顔を綻ばせた。 「お…小さいなぁ…まなみもこんなだったんだぞ？」 「ほんとに？かわいい〜」 「パパにそっくりだろ？」 「えぇ？ママにそっくりなんだよ…」 加奈子は微笑みながら、心の中ではこの幸せな時間はいつかは無くなるものだと思っていた。 「すぐに退院できるんだろ？」 「うん…明日の昼過ぎには…」 「そうか…今夜はまなみとホテルに泊まるよ。それでお昼くらいに君と子供を迎えに来るよ」 「そんな、大丈夫よ…自分で返れるからあなたはゆっくりしてて…」 「何言ってるんだよ…家族なんだから迎えにくるのが当然だろ？じゃ…また明日…」 祐平は加奈子に笑いかけると病室を後にしようとした。そこへ、 「もうパパ！大事なこと忘れてるじゃん！」 「大事なこと…？あぁ！」 祐平はまなみの言葉にポケットから一枚の紙を取り出した。 「パパったらね赤ちゃんの名前一人で考えて教えてくれないのよ？」 「お楽しみだって言ったろ？いいかい？」 祐平は軽く咳払いをしながら、 「飛翔するの『翔』と『平』で『翔平』って名前はどうかな？」 照れくさそうに鼻を掻きながら言う。 「ショウヘイ？…何かダッさいぃ…」 「何でだよ？いい名前だと思うけどな」 「だってショウヘイってお笑い芸人みたいじゃん！」 加奈子は二人のやり取りをみてクスクスと笑った。 「ねえママ…ショウヘイなんて名前ダサいよね？」 「そんなこと無いわ…立派な名前だと思うわ…」 「もうママまで…じゃ、こうしようよ…平を取って『翔』って…」 「そうね…赤ちゃんもパパとお姉ちゃんに名前を考えてもらって喜ぶわよ…」 「じゃ、決まりね！」 まなみはホテルに着いても、弟の名前が決まり喜びを素直に表現していた。 翌日、二人に迎えられてマンションに戻った加奈子。 「やっぱり赤ちゃんは大変だな…」 夜中に翔に母乳を与える加奈子を見つけ祐平が声をかけた。 「あ、あなた…」 「まなみの時もそうだったけど、キミ一人におしつけてしまってるようで悪いよ…」 「そんなこと…」 加奈子は言葉につまった。色々な思いが込み上げてきて言葉に出来ない。今すぐにでも祐平にすがりつき助けを求めたいがもうそれも出来ない。 自分はもう祐平の妻、まなみの母親として平穏に暮らしていくことなど出来ないからだ。 「そうだ…明日、澤田さんに飲みに誘われてるんだけど、少しだけいいかな…？ちょっと話もしたいと思っていたし…」 「…そ、そう…」 加奈子はそう言うだけで他には何も言わなかった。 母親の乳首を吸い、眠りについた翔をそっとベッドへ寝かせる。時計は夜の十一時を回っていた。澤田と飲みに出た祐平はまだ帰らない。 加奈子は携帯を手にすると祐平の携帯に電話をする。 コールするが祐平は電話に出なかった。しばらくそのままでいたが切ろうとした時、電話が繋がった。 「もしもしー？」 電話の向こうの声は若い女性のものだった。夫の携帯だ、当然、祐平が出ると思っていた加奈子は言葉が出てこない。 「ねえ、出なくていいの？」 祐平に話し掛けているのか女性の声が続く。 加奈子が話さないでいると女性は電話を切ってしまった。 もう一度、電話をかけるが、今度はコール音がなる間もなく留守番電話に繋がるだけだった。 |
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| 2008.3.1掲載 |
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