| 人妻加奈子の奴隷生活.64 携帯に電話をかけてから一時間程しても祐平は帰ってこなかった。 （あの女性は誰なんだろう？） 加奈子は夫が見知らぬ女性といることに動揺していた。本来なら澤田と一緒にいるはずなのだが。 加奈子はハっとし、再び携帯を手にした。そして澤田の番号を呼び出し通話ボタンを押す。 三回ほどコールし、澤田が電話に出る。 「どうしたこんな時間に…」 「す、すみません…あの、主人、今主人は一緒にいますか…」 「野々村がどうかしたか？野々村とは二時間ほど前に別れたが…」 「え？…そ、そうですか…夜遅くにすみませんでした…」 「ちょっと待て…野々村はまだ帰ってないのか…今からそっちにいくから待ってろ…」 「あ、そんな困ります…」 澤田は有無を言わさずに電話を切ってしまった。そして五分ほどしてからインターフォンが鳴る。 「そうか…野々村は帰ってないか…」 「私…ずっと澤田さんと一緒だと思っていたので…」 「店を出るところまでは一緒だったな…ってことは…あの女と…」 「あの女？」 澤田は加奈子の反応にいやらしい笑みを浮かべると鼻を鳴らしながら話し始めた。 「まあヤツもずっとご無沙汰みたいだったからしょうがないだろ？」 加奈子は澤田が言わんとすることは大体わかっていた。 「ど、どういうことですか…？」 そう問い掛ける加奈子の声は低く押し殺したような声だった。 「飲んでる時言ってたぞ…俺がお前を自由にしないからアメリカに来てくれないと…」 「………」 「そこへあの女が現れて…たしか、野々村の後輩だったかな…海外事業部だから…ヤツとは同じ部署だったようだが…」 加奈子はただ黙って聞いている。 「俺があいつと別れた時は、その女と一緒だったな…今ごろホテルでヤリまくってるんじゃないのか？」 心の中で夫が他の女と寝ているのを想像して気が狂いそうになった。でも自分は取り返しのつかない裏切りをした身、夫を責めることは出来ない。 「わかったか…愛する亭主もただの男だ…愛だなんだの言っても所詮、肉欲には勝てないってことだ…お前のようにな…」 澤田は言いながら加奈子の口唇に吸い付いていく。加奈子は一瞬体を強張らせるが、すぐ澤田の舌を受け入れた。 （もう終り…） 自分が祐平やまなみと幸せな家族を続けられないことは覚悟の上だった。あくまで裏切っていたのは自分自身で、幕引きをするのも自分だと思っていた。 夫に対して酷い裏切りをし、離婚しかないと思っていても、ここにきてこのような事に直面するとは思ってもみなかった。 心のどこかでこのまま夫と娘を偽りつづけても今の生活を続けたいという甘えがあったのを痛感する。 ドロドロと流し込まれる澤田の唾液を飲み下しキスを享受する加奈子。しばらくし、唾液の糸を引きながら口唇が離れる。 「はっきり言おう…翔と言ったか…あのガキは俺の子供だ。野々村に父親面されるのは面白くない…それに俺はお前を手放すつもりは無い…慰謝料をいくら払ってでも野々村から奪ってやる…その証拠に俺は嫁と離婚することに決めた…」 「そ、そんなこと…なさらないで下さい…困ります…」 「それにな…ヤツはお前に男がいるんじゃないかと疑っている…黙っていてもバレるのは時間の問題だぞ…それにガキも自分の子供じゃないのかもしれないと言っていた…思わず本当のことを言いそうになった…」 「本当のこと…」 加奈子自身、翔が夫との子供だという可能性は奇跡でも起きない限りありえないことは承知している。しかしそれも認めない自分がいるのも確かだった。夫の子供であると信じたい、夫との子供ならどんなに良いか。常に思いつづけていた事だ。 瞳を揺らし、悲しげな表情をする加奈子。濃厚なキスで濡れた口唇。妖艶さを滲み出させる加奈子に澤田は眩暈を起こしそうな程、興奮していた。 ズボンの中のペニスは固くなり先端から滲み出る我慢汁でパンツを濡らしているほどだった。 ベルトを解き、ジッパーを下げ、赤黒いペニスを露出させる。加奈子はちらりと視線を落とし、顔を赤らめる。 顔を寄せると再び濃厚なキスを始める。 澤田は片手で加奈子の胸元のボタンを外すと授乳用ブラのホックを外す。パンパンに張った乳房は白く静脈が透けて見え、黒い乳首とのコントラストが卑猥に写る。 指で乳首を愛撫していると母乳がポタポタと溢れ出て服を濡らしていく。 「母乳が溢れてきてるぞ…」 「まだ張っているので…あ…ん」 黒い乳首を口に含むと乳房を搾り込む。澤田の口内に温かく甘い母乳が溢れ出し、喉を鳴らして飲み込む。 赤ん坊の吸う力は意外と強いが、それとはまた違った吸われ方に甘い疼きを覚えた。 乳を搾り出される心地よさと、男が乳首を愛撫する快感が入り混じり加奈子の呼吸は自然と荒いものになっていく。 「ふ…う…跨がれ…」 澤田が促すと加奈子は立ち上がるとスカートを捲り上げていく。露になった白いパンティに加奈子の指がかけられ、ゆっくりと下ろされていく。 加奈子自身にそんなつもりはないのだが、澤田にとったら娼婦が自分を挑発しているかのように見える。ただの娼婦なら当たり前の事だと気にもしない澤田だったが、加奈子が娼婦の様に淫らに誘っている事を思えば興奮も高まっていった。 白くキレイな足からパンティが抜き取られ、加奈子がゆっくりとソファに座る澤田の膝を跨いでいく。 加奈子の厚く潤った股間から女特有の匂いを感じながら全ての行為は加奈子に任せたままだった。 一度何かを確かめるように澤田の目を覗き込む加奈子。興奮とは裏腹に抑揚の無い表情で加奈子を見つめる澤田。 加奈子は意を決してそそり立つ肉棒に細指を絡ませていく。そしてゆっくりと自分の股間へ誘導していく。その先は膣穴ではなく、その少し後ろの肛門だ。 「い…入れます…」 小さな声でそう言うと腰を下ろして行く。澤田の熱い肉棒が肛門をゆっくりと割り裂いて行く。 「あ…は…ぁ……」 巨大な亀頭が肛門の中に姿を隠すと腰を下ろすのを止め、大きく深呼吸をする。 澤田は支える太ももが小刻みに震えているのに気付くとニヤっと笑うと腰を大きく突き上げた。 「あ…いや…ぁ…あん…」 すぐに突き上げた腰を下ろす。加奈子は眉間に皺を寄せ、深く瞼を閉じたままハァハァと息をしていた。 「あッ…待ってッ…あぁん…」 澤田が再び腰を使い始める。今度は止めずにピストンし、肛門に突き刺さるペニスは驚く程スムーズに出入りしていた。 「どうだ？淫乱が…」 「い…やぁ…い…んらんじゃ…あ…あぁぁ…」 澤田は加奈子の動きに気付くと腰を動きを次第にゆっくりにしていくと完全に止めてしまう。そしてまた嫌らしく笑った。 加奈子は夢中になり腰を振っていた。澤田のペニスの感触を確かめるようにクイクイと腰を動かし、全神経を集中しているようだった。そして、 「あ、いく…いくぅ…だめ…ぇ…あぁぁ…あ…」 下半身をガクガクと痙攣させながら押し殺した声をあげ、エクスタシーを迎えた。 「はぁッ…は…はぁッ…あ…は…」 乱れた息を整えながら押し寄せる快感の波に浸る加奈子。ぐったりと体を預けてくる加奈子を支えるとゆっくりと肛門に突き刺さったペニスを引き抜く。 ペニスが音を立てて抜けると開いたままの肛門がひくひくと蠢いていた。 「今度は俺が上になって突きまくってやる…」 澤田は言うと、加奈子の体をソファに横たえる。四肢に力の入らない加奈子は澤田にされるまがままだった。 足を開き、股間を覗き込むと生々しく口を開いた肛門と、夥しい愛液を溢れ出させている膣穴がある。 澤田はペニスの先端を膣穴に宛がう。 「あ…ダメです…前はまだ…あッ…」 加奈子の声を無視し、一気に膣奥にペニスを突き入れる。 「どうって事は無いだろ…幸いお前は会陰も切開してないみたいだしな…」 「う…ぅ…ん…あ…いやぁ…あ…い…いいぃ…」 不安を感じながらも久しぶりの膣での性交にアナルセックスとは違った甘い快感をかみ締める加奈子。 ジュブ…ジュブ…と愛液を掻き出しながら抜き差しされる澤田のペニス。 「何だかんだ言っておきながらぐいぐい締め付けてるじゃねえか…」 「…いや…だめです…気持ちよ…すぎて…おかしく…なる…ぅ」 「そろそろ射精してやるか…いくぞ…」 澤田は腰を激しく突きたてると最後に加奈子の子宮に押し付けるようにしながら大量の精液を放った。 ペニスの脈動と吐き出される精液を感じながら加奈子は二度目の絶頂を迎える。 加奈子は風呂場で膣内洗浄を受けていた。といってもシャワーを使って膣内を流すというだけのものだが。 「ちゃんと洗っとかんとな…お前のうんこが着いたまま突っ込んだからな…くく…」 加奈子は流れ込んでくるお湯に腰をガクガクと振るわせる。 「よし風呂に浸かるぞ…来い…」 加奈子を後ろから抱きかかえるように風呂に浸かる澤田。 「まだ帰ってこないな野々村のヤツ…」 「………」 「お前も今後の身の振り方を考えておかんとな…お前がいつまでもしがみついていると野々村のヤツもやり直すことが出来なくなるからな…」 澤田からは加奈子の表情は見えないが、想像は出来る。その表情を想像すると澤田の股間はムクムクと大きくなり加奈子の腰のあたりを刺激していた。 |
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| 2008.5.17掲載 |
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全８０話
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