高校デビュー

６．見知らぬ女子高生

　夏休みも終わり、次第に朝晩は少し涼しい風が吹いてきている。あの海での事件以来、さえとは人の少ない学校で隠れながらの軽いエッチを楽しんでいた。
　見つかるかもしれないドキドキ感がさえを興奮させるようで、このままこの道に進んでしまいそうで、少し不安さえ覚えてるのだが。

　さて、そんな夏休みも終わりいつもと同じ時間が流れ始めた。そんなある日の金曜日、研究授業に参加するために久しぶり都内へ向かった。慣れないスーツ姿で一日を過ごした俺はぐったりと疲れ流れ込んでくる満員電車を待ちながらホームでさえにメールをしながら人の群れを眺めていた。

　ちょうど斜め後方にセーラー服姿の女子高生が参考書を片手に立っている。
　紺のブリーツスカートに紺のソックス、赤いリボンが胸元で大きく飾られている。少し田舎な俺の学校とは違って、髪の毛は栗色に染められていて、リップグロスを塗った唇が妙に色っぽい。白く滑らかな脚は紺色との差で更にその白さを際立てている。

『うちの学校の生徒とは違うな～』

　などと考えているとすでに身動きが取れないような車両がホームへ走り込んできた。後列の人混みに押し込まれるようにどうにか電車へ乗ると先ほどの女子高生は、少し離れた位置でドアに押し付けられるようにどうにか立っていた。

『ああいう子が痴漢あったりするんだろうな。』

　教職者として何かあれば助けようと思っているが脚の踏み場もない室内は酔ったサラリーマンの熱気が凄く立っているだけでも倒れこみそうなくらいだ。

「この電車は急行の〇〇行きです。〇〇まで右側のドアが開きます。ドア付近へお立ちの片はご注意ください。」

　車内アナウンスが流れた。俺がいる反対のドアが開き続けるらしい。慣れないって立ち位置もわからないので大変だ。俺は人混みに押されながら中刷り広告を見たりして時間をつぶそうとしていた。すると、先ほどの女子高生がチラチラと後ろを振り返ろうとしているのがわかった。

『なんだろう？』

　俺は目線をどうにか人の中に向けると、女子高生の真後ろに立った中年のサラリーマンがその子のお尻に手のひらをあてがい撫で回しているのがわかった。体つきの割には張りのあるお尻、ウェストからの丸みがその膨らみを強調させている。参考書を持った反対の手が男の手を払おうとしているが、必要に撫で回し続ける男は徐々にスカートの裾を指でたくし上げてきた。。

　男の手つきからしても常習犯だろう。反対のドアが開くためにほとんどの人が次に開くドアの方向を向いてるためにその行為に気づいてないようだ。
　スカートを腰までずり上がらせると可愛らしいピンクのショーツが露になりそのショーツの上から再度、尻を撫で始めている。

　女子高生は、男の手を払いながらスカートを戻そうとどうにか抵抗を見せているが、その男は器用にその手を掻い潜り執拗に捏ね繰り回している。
　男の手は、片方では尻をそしてもう片方が白い太腿を撫でながら恥丘に達すると抱え込むような体制でショーツ越に秘部を摩り始めている。
　突然の刺激にバランスを崩しそうになった女子高生は両手をドアに押し付けるようにして立つようになった。その耳元で何かを囁いている男。

　女子高生は懸命に首を横に振るが男の手は的確に女の部分を刺激している。
　きっと男の指が敏感な部分に触れたのだろう、その子は身体をぶるっと震えさせて耐えている。男はここぞとばかりにセーラー服の裾に指をかけるとたくし上げていき、白い腹部からピンク色のブラを露にさせる。

　ドアのガラスに映った女子高生は、ブラに包まれた乳房を弄ばれながら秘部への刺激で、恥ずかしさと身体を刺激する快感に肌を朱に染めながら絶えている。徐々に秘部を弄るスピードをあげていく男、が次の駅に着いた途端、人が一瞬空いたのを見計らい俺は、その男の腕を握った。

「この変態野郎！ちょっとこっち来い！」

　恐怖に怯えるサラリーマンを駅員に差し出すと、女子高生と俺は先に事情を聞かれ、それが終わると帰るように言われた。駅のホームへ並ぶようにして歩きながら気まずい雰囲気に俺は

「ごめんね、もっと早く捕まえれば良かったんだけど。」

「いえ、あの・・・ありがとうございました。」

　泣きそうなのか潤んだ瞳で俺を見上げる女子高生に思わず心臓が高鳴る。
　先ほどまで、綺麗な身体を弄られていたかと思うとどうしても、その肌質や胸の膨らみが気になってしまうのだ。すると、女子高生は、俺の手を掴んで立ち止まった。

「あの・・・えっと・・・してくれませんか？」

「え？何？よく聞こえなかったんだけど。」

「エッチ・・・して欲しいです。だめ？ですか？」

「だめとか、そういうんじゃなくて。」

「わたし、怖かったんです。でも、なんか感じちゃって、耳元であそこにおちんちん入れるぞ？って言われたら、なんか苦しくて・・・。怖いけど入れて欲しいって・・・変ですよね？そんなわたしがいやで・・・・」

「でも、俺教員だし、そういうのは、ね？」

「先生、お願いします。あの、一回でいいんです。忘れさせて・・・」

　泣きながら座り込みそうになる女子高生を抱えてあたりを気にしながら、近くの障碍者用のトイレまで連れて来てしまった。誰もいない個室で話を聞くと、どうやら女子高生は受験から来るストレスで彼氏とも別れ、初めての痴漢の指がそのストレスのせいか敏感に感じてしまったらしい。

「めちゃくちゃにして・・・」

　俺に抱きつくと唇が重なり舌を絡ませてくる。リップのねっとりとした感触と、唾液が口の中に広がっていく。鼻をくすぐる甘い香水のようなシャンプーの香りが余計に興奮させる。俺はセーラー服をたくしあげ、ブラを露にするとブラを下にずらして先ほどは見えなかった乳首を露出させる。EかFくらいあるだろうかブラから苦しそうに白い乳房が形を変え露になる。俺は唇を吸い上げながらその乳房を揉み回していく。

「ちゅ・・ちゅぱ・・くちゅ・・・」

「はぁ・・ちゅ・・はぁん・・はっ・・あっぁ・・んっあ」

　痴漢から受けた刺激のせいで女子高生の身体を既に男を受ける体制になっている。乳房を揉みしだきながら太腿へと手を這わせると愛液が伝わり落ちていたのだ。

「君、もうこんなに・・・」

「あっぁ・・んっあ・・・エッチなこと・・言わないで・・・んっあそこも触って・・・あんっあ」

　ショーツを膝元まで下ろすと既に愛液で溢れた秘部を指でなぞりあげていく。十分に濡れた膣口は俺の指をなんなりと受け入れていく。柔壁の中で上下に指を動かしていくと脚を震わせながら俺を抱きしめるようにして、

「あぁぁんっ・・あっああ・・はっぁ・・あんっあっあっあっ」

「んっあぁ・・・い・・・いきそう・・・あんっあ・・い・いくっ」

　乳首を舐める俺を乳房に挟むようにしたまま身体を硬直させて絶頂に達した。

「はぁ・・・はぁ・・・先生。もっとして・・・。」

　潤んだ瞳は快感を欲するような顔を見せて俺を見つめる。これ以上はと躊躇する俺にその子は、床にしゃがんで俺のズボンを脱がすといきりたった肉棒を咥えこむ。

「じゅるじゅる・・・くちゅじゅる・・・はむっ・・じゅる・・はっ」

　さえとは違う絡みつくようなフェラに俺は壁に持たれるようになる。
　その子は舌で根元から裏筋を舐め上げながらブラのホックを外してたわわな乳房を露にすると、その白い乳房で俺の浅黒い肉棒を挟み込んで、カリから先を舌先で舐めあげる。その刺激に俺は座り込んでしまった。俺の上に乗るように女子高生は体位を変えて６９の格好になる。
　硬く冷たい床の感触が、暖かく柔らかな女子高生の肌の感触を余計に強調させる。俺の目の前で光る柔襞に舌を伸ばして舐めあげていくと、その子も喉まで咥えこむように俺の肉棒を嘗め回してく。赤く充血したクリを念入りに舐めまわすとその刺激に耐えられないのか、身体を仰け反らしてし、絶頂へのテンポを促すのか俺の肉棒をしごく。

「はぁ・・あっあっあっあっん・・はぁ・・はっう・・あんっ」

「あっあっあああっあ・・・ま・・また・・い・・いくっ！！あんっ！」

　快感に我を忘れて俺のをきつく握りしめたまま絶頂に達した。その刺激に俺も射精してしまい、その子の顔から胸に濃い精子が放たれた。

「先生、出ちゃったの？はぁ・・はぁ・・・エッチできないよ・・・。」

　一瞬振り返り俺を見ると出したばかりの精子を吸い上げるように再度咥え込んで来る。精子と唾液が合わさった甘酸っぱい香りが漂い始める。

「はむ・・じゅるじゅる・・先生の苦い・・・じゅるじゅるじゅる・・」

　再度、硬さを取り戻す肉棒を慈しむかのように嘗め回してくるその子の行為に俺は、硬さが十分になったことを確認すると、その子を床に寝転ばせて片足を肩に乗せると、

「じゃあ、入れるよ。」

「うん・・・あはっんっあ・・あっあんっ・・すっご・・おっき・・いい・・あんっあんっあんっあんっあ・・あはっんっあ・・・あんっ」

　一気に膣内へ挿入しきり腰を激しく打ち当てていく。全身に鳥肌を立てながら俺の腕をきつく握り締めてくるその子の顔は上気して、細い首筋を伸ばして耐えている。

「あっあっあっあっ・・・あんっあっ・・・すごいよ～あんっあ」

「先生、もっと・・もっと激しくして・・・壊して・・・あんっ」

　両足を肩に乗せて腰を振り続けるとその子の腰が上下に激しくうねるように動いてくる。精子が垂れた乳房を揉みまわすと沈み込むような弾力で指が包まれていく。

「あんっあ・・あっあっあっあっ・・・先生・・・すっご・・い」

「いいよ、先生・・・あっあっあっだめ・・・また・・いきそう」

「先生の出して・・・かなえの中出して・・・あああああっあ！！」

　弓なりに身体を仰け反らすと今まで知らなかった自分の名前を叫びながら絶頂に達した。俺は急激に収縮した膣の感触に引き抜くことを忘れて２度目の精子をその中に迸りさせた。

「はぁ・・・あ・・いっぱい・・・でてる・・・はぁ・・・はぁ・」

　しばらく呆然としていたかなえを抱えるともっていたハンドタオルを濡らして身体を拭いてあげた。

「誘ったのなんて初めて。なんか、ごめんなさい。」

　行為が終わった俺らは恥ずかしさが戻り、誰もいないことを確認して再度ホームに戻った。

　その後は、数回目が会ったが別れという別れも告げずにかなえは、次の下車駅で降りていった。ペコリを頭を下げて走り去るかなえを見ながら、さえを思い出した俺はなぜかいつもしないようなメールをしてしまい、その後数日はさえからの不審がっている電話が続いたのだった。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2010.10.23掲載

【7】／【5】