禁断

29.

　徹は15歳の中学３年生、陸上部で短距離と走り幅跳びをするスポーツ少年だった。

　母親とふたり暮らしで新聞配達もする真面目な少年に、新しい家族が出来ることになった。

　母親の郁恵、39歳、が再婚したのだ。

　再婚相手は渡辺秀一、46歳、印刷会社を経営し、ひとり娘の優子、18歳、も一緒だった。

　優子は高校３年生、読書好きの物静かな少女だった。

　新しい家族は順調に歩み始めた。

　秀一はインターネット広告に力を注ぎ、郁恵は経理を担当しながら主婦業も努めていた。

　優子は相変わらず物静かで、徹には何を考えているのか全く分からなかった。

　文芸部に所属している優子は、昨年、２年生の時に、３年生の竹下と初経験をしたのだが、この春、その竹下が遠方の大学に進学し関係が途絶えていた。

　徹には大きな変化はなく、部活に精を出し高校入試など頭になかった。
　セックスには興味はあったが、今だ童貞のままだった。

　そんな徹に変化が訪れた。

　部活が中止になり早めに帰宅した時だった。

「義姉さん、居るみたいだけど････」
　徹は手を洗おうと洗面所に行った。

（ん！？････義姉さん、お風呂に入っているのか････）
　徹は沸き上がってくる淫らな妄想を抑え切れず、そっとドアを開いて浴室の中を覗き込んだ。

（凄いなぁ････義姉さんて凄い身体してるんだ････）
　シャワーを使ってる優子の裸体を見た徹は、その裸体に興奮し股間を熱く昂らせていた。

（ダメだ！ぅぅぅ････ここでマスなんて出来ないよ！）
　徹は自室に入って優子の裸体を思い出しながら、マスターベーションを始めた。

　それからというもの、徹は優子の存在が気になって仕方がなく、顔、首、胸、お尻、脚と、いつも優子に視線を遣り、夜遅くにシャワーを浴びる優子を、両親に気づかれないように覗き見るようになった。

　身長162cm、Ｂ87Ｗ58Ｈ85の優子の身体は肉感的で、物静かな様子や大人しい顔立ちとは別人のようだった。

　そんなある日の夜、いつものように優子のシャワーを覗いた徹は、隣の部屋の自室に戻った優子を見ながらマスをしようとベランダに出てそっと窓越しに優子を覗き見した。

（うわっ！エッ！ね、義姉さんが････、オナニーしてる！）
　全くの裸体のままの優子がベッドの上にその肉感的な身体を投げ出し、自らの手で乳房を揉み淫部を弄っていたのだ。

（堪らないよ････）
　徹はカーテンの隙間から見える優子のオナニーを見ながら、自分の肉棒を扱き始めた。

「誰！？････徹君ネ！」
　徹が射精しそうになって目を閉じていた時だった。
　突然、窓が開いてバスローブに身を包んだ優子が立っていた。

「わっ！ね、義姉さん！」
　徹は慌てて立ち上がったが、射精寸前まで昂っていた肉棒はそのままだった。

「いつもそうしてマスターベーションしてたのネ！」
　優子の口調はきつかったが、表情はいつものように物静かだった。

「イヤ、今日が初めてだよ････」
　徹はどうにも逃げようがなかった。

「とにかく中に入って！お父さんたちが目を覚ますかもしれないし、近所の人に見られたら、どうするの！？」
　優子は徹を自室に引き入れカーテンを閉じた。

「それにしても、逞しいのネ！････まだエッチの経験無いの？」
　優子は昂った肉棒を露出した下半身を見ながら聞いた。

「うん････ゴメン････義姉さんが、凄く色っぽかったので････」
　徹は俯いたままだった。

「浴室も覗いてたでしょ？なんとなく視線を感じていたんだよね」
　優子の口調は優しかった。

「う、うん････」
　徹は優子の物静かな口調に素直に応えた。

「仕方がないわよね････わたしのオナニーを見たのは徹君が初めてよ！････そのまま出さないで我慢できる？」
　優子はこんな状況でも昂ったままの徹の肉棒を見ていた。

「あ、ぅ、イヤ、チョッと････」
　徹はさすがに素直に応えられず戸惑っていた。

「じゃぁ、してあげようか？････でも、内緒よ！」
　優子は徹の前に膝をつき、昂った徹の肉棒を掴んで扱き始めた。

「義姉さん････」
　徹は一瞬腰を引いたが、優子の柔らかな手で扱かれ始めた肉棒はさらに堅くなった。

「凄いわネ！････徹君、将来、女の子をたくさん泣かせそう」
　優子は堅さ太さを増した徹の肉棒を優しく扱きながら、亀頭を舐め回し口に咥えた。

「うぅっ、ね、義姉さん････
　アッ、ダメッ、もぅ、出るっ！」
　優子の口に咥えられてから10秒と掛からず、徹は優子の口の中にビュビュッと若い精液を放出した。

「ゴクッ････ふぅぅぅ、濃いわネ～」
　優子は徹の精液を飲み込んで口をティッシュで拭った。

「義姉さん････ありがとう」
　徹は満足感と優子に申し訳ない気持ちだった。

「ふふっ、本当にそう思うなら････わたしを気持ち良くしてくれるかな？」
　優子は肉感的な裸体を徹の前に示し、ベッドの上で仰向けになって徹を誘った。

（義姉さんって、大人のオンナの人なんだ････）
　徹は妄想していたことが現実になり戸惑っていた。

「初めてなんだから落ち着いて････徹君の気持ちのまま、何でもしていいわよ。だけど、痛いのはダメよ！最後は････挿入れて出してもいいからネ！」
　優子の言葉に徹は気を入れなおして裸になった。

「凄いわネ････徹君、陸上してるのは知ってたけど････全身が筋肉の塊みたいなのネ！わたし逞しいオトコの人、好きよ。徹君、身体だけじゃなくオチ●チ●も逞しいから、期待してるわネ！」
　徹は優子の肉感的な裸体を舐めるように見た後、自分の知識を整理して優子の豊満な乳房を揉み始めた。

（オッパイって、もっとプニュプニュしてるのかと思ったけど、結構、張りがあって弾力があるんだ････）
　想像していたのと実際の感触の違いに喜びながら、徹は痛くならないように優子の乳房を擦り、乳首を舐め回し始めた。

「あぁぁぁ、そぅょ････徹君、上手いわ････」
　少し不安のあった優子だったが、フェラで射精させてあげたことが徹の焦りをなくしたのだと思い、感じることだけに集中することにした。

　徹も優子の様子に気を良くし、オンナの身体を確かめるように全身に指と舌を這わせた。

　早く優子の淫部を見たい気持ちを抑えて、優子が悦ぶように優しく丁寧に全身への愛撫を続けた徹は、優子の身体をうつ伏せにして背中からお尻、太腿にも、舌と指を這わせていった。

「あぁぁ、徹君････もぅ、ネッ････」
　優子はお尻を浮かせて徹の肉棒を求めた。

「義姉さん、凄く濡れてる････」
　徹は持ち上げられた優子のお尻を見て、淫唇からお尻の淫蕾まで淫液で濡れてることに妙に感動した。

（こんな形なんだ････どこがどこだか････思ってたよりグチャグチャって感じだけど････）
　優子のお尻をさらに高く持ち上げ、徹は淫部を確かめるようにクリトリスを擦りながら、淫壷や淫唇を舐め始めた。

「あぁぁん、徹君、こんな格好で････エッチだよ」
　優子は枕を抱きかかえてお尻を高く挙げ、徹の愛撫に身体を火照らせ身悶えした。

　徹は自分の好奇心を満たすように優子の淫部の隅々まで観察し、指で確かめるように弄り舌で舐め回した。

（お尻も感じるって聞いたけど････）
　徹はクリトリスを舐めながら優子の張ったお尻の柔肉を擦り、小さく萎んだ淫蕾にも指先を這わせた。

「あふぅっ！････ぁっ、ぃっ････」
　クリトリスや淫壷とは違う悦びの声をあげる優子を見て、徹はお尻の淫蕾を舐め始めた。

「あっ、ぃっ････あふぅぅ、ぁぁぁ････」
　優子のお尻がピクッと震え、小さな淫蕾がキュッと締まった。

　徹は淫蕾と淫唇との間を優しく舐めながら、人差し指を淫壷深くに挿入れて内壁の襞を強めに圧し擦った。

「あぁ～あぁ～あぁ～あああっ、あああっ････はぁぁ、はぁ、はぁ････あ、イイッ････っつぅ････」
　優子は先輩の竹下との淫交より淫らに悦びを感じていた。

（凄い････もうイッちゃうわ！）
　文芸部らしく竹下は線が細く逞しさや荒々しさは無かった。

　優子の淫猥な経験は竹下がほとんどだったが、転任する１ヶ月前に文芸部の顧問の向野とも関係していた。

　竹下が受験期に入り淫交する機会が減った時、部活の指導にあたっていた向野が優子に淫らな行為をし、それから１ヶ月間だったが、優子も拒めず応じた。

　向野は30歳で独身だったが、やはり徹のような逞しさは無かったので、後ろから淫らに弄られるような行為は初めてだった。

（バックからの挿入は何度も経験したけど、こんな形での執拗な愛撫････お尻とアソコなんて････）
　優子は大きな快感を感じて２つの淫穴を小刻みに収縮させた。

（義姉さん････イッたんだ！）
　徹は自分の愛撫で淫悦を感じている優子を見て、オトコとしての歓びを感じた。

　優子の淫悦の様子は徹に自信を与え、優子の淫壷に挿入している指をさらに激しく動かした。

「あぁぁああああ～～～～～イッ、イッ････徹君、ぅあっ、イッくぅぅぅぅ～～～～～～」
　優子は枕を強く抱きかかえ、お尻を突き出して大きな淫声をあげて昇りつめていった。

「はぁ、はぁ、はぁ････徹君、もぅ、挿入れていいわよ････うぅん、早くぅ～～」
　優子は豊満な乳房を揺らして徹を振り返り、既に回復していた肉棒の挿入を急がせた。

「義姉さん、凄くキレイだ。僕の初めての相手で････これからも････」
　徹は優子のお尻をガシッと掴んで引き寄せ、大きく張った亀頭を優子の熱い淫壷に挿入していった。

「ぅぅぁああああああっ！アッ、アッ････ぃぃぃぃぃ、あうっ････」
　優子は自分でもお尻を動かしながら徹の肉棒に応えて身悶えた。

「あぁぁ、イィッ！はぁ、はぁ、まだ大丈夫よネ！？」
　優子はバックで昇りつめた後、仰向けになって徹を迎えて言った。

「義姉さんが飲んでくれたから････」
　徹は優子の乳房を揉み乳首を舐めながら再び挿入体勢に移っていた。

　階下に両親が眠っているにも関わらず、義理の姉弟は何度も体位を変えながら淫らに交わった････。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2012.7.7掲載

【30】／【28】

秋水さんの作品群→