禁断

39.

　島村美加は38歳、一人息子の純が中学生になり、自分を必要としなくなると、虚無感に襲われた。

（夫はとっくに見向きもしなくなってるし、気がつけば38歳････これから何を楽しみに生きていくの？）

　自慢だった身体も今は無駄肉が目立つようになり、オンナとしての自分の人生は終わったのだと気づかされた。

　それでもスポーツジムに通い、少しでも昔の自分を取り戻そうと頑張っていた。

　そんなある日、先日、奥さんが入院した息子の同級生の家に夕食用の料理を持って行った。

「申し訳ないですね」
　ご主人の橋本隆一が美加にお礼を言った。

「近所ですし、今日は息子もキャンプで居ないし、夫も休日出勤でひとりで食べても美味しくないですし」
　美加はキッチンを借りて料理を温めなおし始めた。

「奥さんのご主人が羨ましいですよ」
　橋本は美加の後姿に声を掛けた。

「エッ！？どうしてですか？」
　美加はサラダ用の野菜を切りながら聞き返した。

「奥さんをこうして見てると若々しくて魅力的で････奥さんが僕の女房なら毎日でも愛したくなりますよ」
　橋本の言葉に美加は耳を疑った。

（わたしが、魅力的？）
　野菜を刻むリズムが早くなった。

「奥さんが入院されてると大変ですね。何かとご不便で････でも、骨折なら３ヶ月ぐらいで帰って来れるから････」
　橋本の奥さんとは仲が良かった美加は、橋本とも良く話しをしていたので、橋本を身近に感じてはいた。

「奥さんはご主人に可愛がってもらってます？」
　橋本の話しがいつもと違っていた。

「何を言ってるんですか！もう、こんなオバサン、見向きもしませんよ」
　美加はサラッと応えた。

「勿体無いな････料理も嬉しいのですが････」
　橋本が美加のすぐ後ろに来ていた。

「ゥアッ････」
　声が近いので顔だけ振り返ると、橋本が美加の口唇を奪い舌を入れてきた。

　驚いた美加は橋本を拒絶しようとしたが、久しく経験の無いディープキスに抵抗力が失せていった。

「はぁ、はぁ、はぁ････橋本さん････」
　美加は抵抗できなかった自分が恥ずかしかった。

「奥さん自身が僕には最高の料理････」
　橋本は美加を背後から抱き耳元に囁きながらエプロンの下の美加の乳房を揉み、スカートの中のパンティから食み出たお尻を弄り始めた。

「あふっ、あ、ダメ････」
　美加は息子の同級生の父親と淫らな関係になるなんて考えもしなかった。

「奥さんの身体、ピチピチでこれからが美味しい時期････」
　橋本の言葉は美加には信じられないほど嬉しく聞こえ、オンナとしての自分が蘇ってきた。

（お世辞でも、こんなことを言われると････）
　橋本が美加のスカートの中でお尻に舌を這わせ始めると、美加はどうしようもなく淫らな気持ちが湧きあがった。

　橋本は美加のスカートとパンティを引き下ろし、エプロン姿の美加の下半身は剥き出しになった。

（恥ずかしい！こんな格好で不倫してるなんて････）
　美加から求めた淫行ではなかったが、偶発的とは言え拒絶することも出来たのに、美加は日常の空白を埋められる気がし橋本に身を任せた。

　お尻の柔肉に這っていた橋本の舌が美加のお尻の菊蕾に這い淫唇を割ってクリトリスに這うと、美加は思わず淫らな悦びの声をあげた。

「はぁああっ････あっ、いっ、イッイィ～～ッ････」
　美加は自分から両脚を大きく開き橋本が舐めやすくし、指で淫壷の肉壁を圧し擦られると久し振りの絶頂に昇りつめた。

「奥さん、やっぱり美味しいよ！僕のも奥さんに味わってもらいたいけど････」
　橋本は自分も下半身を露出し、昂った肉棒を美加の手に握らせた。

「凄く逞しいんですね････」
　美加は橋本の期待に応えるように、長い舌を艶かしく動かして肉茎から亀頭を舐め回し、橋本が悦ぶと肉棒を口に深く咥えて激しく扱き始めた。

「あっ、っ････あ、はぁぁ、奥さん、もぅ････」
　橋本は美加のフェラを止め、美加のお尻を引き寄せ肉棒を深く挿入した。

「アッ！････ぁぁぁ、ふっ････」
　淫壷の肉壁を亀頭で擦られた美加は淫悦を感じ、さらに深く挿入させるようにお尻を橋本の股間に押し付けた････。

　意図したわけではなく偶発的なものだった。

　橋本は昇りつめた美加をキッチンに載せて脚をＭの字に開き、淫部を舐め回し指で激しく淫壷を擦った。

　その後、そのまま橋本に再挿入された美加は、夕食の時刻が来てもいろんな体位で橋本を求め、夫が帰宅しそうな時刻まで淫交を楽しんだ。

　美加の一度解き放たれた淫交の欲は、それだけで終わらなかった。

　後日、やはり食事を持って橋本を訪ねた。
　橋本は不在で息子の俊介だけが居た。

「あら！俊介君、うちの純と一緒じゃなかったの？」
　美加は料理の支度をしながら俊介に尋ねた。

「純は高岡たちと一緒にサッカーを観に行ったから････」
　俊介はジャニーズ系の可愛い感じだった。

「お父さんは？」
　美加は橋本との淫交を楽しみにして来たので不在と聞いて少し腹が立った。

（言っていたのに････もうエッチさせてあげないわよ！）
　美加はそのつもりだったので収拾がつかなかった。

「会社の人から電話があって急用だとか････純のお母さんが来たら謝っておいてくれって」
　俊介は申し訳なさそうな顔をしていた。

「そう、だけど俊介君がそんな顔をしなくてもいいのに････夕食、準備だけしておくから少し温めて食べてネ！」
　美加は優しく微笑んだ。

「はい。すみません」
　可愛い顔をして恐縮している俊介を見て、美加は妙な気になった。

（父親の代わりに息子のムスコを････顔と同じでムスコも可愛いのかな？）
　期待してかわされた淫欲が鎮まらず行き場を求めていた。

「夕食までには時間があるから、何かして欲しいことがあったら何でも言ってね！」
　美加は椅子に座っている俊介の太腿を擦りながら言った。

「エッ、して欲しいこと････」
　俊介は戸惑った表情を見せていた。

「勉強は教えてあげられないけど、他なら何でもいいわよ！アッ、教えてあげられること、一つだけなら････俊介君は女性に興味は無いの？」
　床に膝をついて俊介の太腿を擦る美加は、わざと胸元から乳房の膨らみが見えるようにした。

　俊介は美加の乳房の膨らみに気づきチラチラと観ていた。
（純のお母さん、エネルギッシュで色っぽくて････うちのお母さんとは全く違って････）

　俊介の股間がムクムクと膨らみ始めていた。
「興味はあるけど････女の子のことは良く分からなくて････」

　美加は明らかに自分を意識している俊介の前に屈み、両方の太腿を両手で擦りながら俊介の股間の膨らみに喜んだ。

「俊介君が興味があるのなら、わたしが教えてあげてもいいけど････わたしのようなオバサンじゃ、イヤかな？」
　美加の妖しい視線が俊介を見上げた。

「そんなことないですよ！」
　少し紅潮した顔で俊介は美加を眩しそうにチラッと見た。

「あれ？俊介君、わたしに感じて、大きくなってる？」
　美加の両手が俊介の太腿の付け根近くまで上がり、目の下には俊介の膨らんだ股間があった。

「アアッ、スミマセン！その････」
　困って股間を隠そうとする俊介の手を遮り、美加は大きく膨らんだ俊介の股間を擦り始めた。

「アァアアアッ････」
　俊介は仰け反るように身体を反らして淫声をあげた。

「ダメよ～男の子がこれくらいでエッチな声を出したら････」
　美加は肉棒の形をなぞるように両手で優しく擦った。

「アッ、でも････アアッ！」
　俊介の身体がビクッ震え硬直した。

　美加の手にズボン越しだが俊介の肉棒が射精してるのが分かった。

「あらあら、若いっていいわね！」
　射精してしまって呼吸を乱している俊介に、美加は優しい視線を送っていた。

「このことは、純や親父には内緒に････」
　俊介は射精したことで、どうにもならない顔をしていた。

「いいのよ！わたしが触ったからよね？このままじゃ、気持ちが悪いでしょ？着替えを持ってお風呂に････わたしが準備しておくから」
　美加は俊介を自室に向かわせ自分は浴室に向かった。

（こんなことがあっても、いいのかな？）
　部屋に戻って下着を脱いだ俊介は精液を見ながら溜息をついた。

（そう思いながらも、今からの時間に期待して、もう勃起している僕は････）
　浴室で友だちの母親の裸体を見れるだけでも興奮しそうだが、それ以上のことがありそうでドキドキしながら下着の始末をし、浴室に向かった。

　俊介が浴室を開けると、バスタブに湯を溜めながらシャワーで裸体を洗い流す美加を見た。

「俊介君も洗わないと････アッ、もう勃起し直してるの！？」
　美加は俊介の股間からそそり立った肉棒を見て微笑んだ。

「キレイだ････」
　俊介は美加の裸体を目にして思わず呟いた。

「あら、嬉しいわ！お世辞でも、ありがとう」
　美加はボディシャンプーで俊介の身体を洗い始めた。

「お世辞じゃないですよ！････アッ････」
　俊介は勃起した肉棒を美加の手で扱くように洗われ興奮した。

「立派ね！身体は華奢なのに、オチ●チ●は大人なのね！」
　美加は本当に逞しいと思った。

（可愛い顔で身体も細いのに････ここだけは大人だわ！）
　美加は俊介の肉棒を優しく洗い流すと、さらに太く逞しさを増した俊介の肉棒を舐め上げ、そのまま口に咥えて舐め回し始めた。

「あふっ････イィッ････」
　フェラは初めての経験だった俊介は、その気持ち良さに身体が震えた。

「凄く逞しくなったわネ！だけど、すぐにイッちゃダメよ！」
　美加は玉袋を優しく擦りながら艶っぽい顔を俊介に向けた。

　俊介は浴室の床に座って肉棒を舐められながら、豊満で脂の乗った美加の裸体を恐々と擦り始めた。

「全部、初めてみたいネ！････そう、身体中を触って舐めて････」
　俊介はフェラを続けられると堪えきれなくなりそうだったので、美加の乳房を擦るように揉みながら乳首を舐め、美加の裸体を丁寧に愛撫し始めた。

「上手になってきたわ････俊介君、ここを見たい？」
　美加は俊介に脚を大きく広げて淫部を露わにした。

「････こんな風になってたんだ」
　指を使って美加の淫唇を開いて観察した俊介は、クリトリスを舐め始めた。

「あぁぁぁ、いぃゎ････そうよ、ぁぁぁ、そのまま････オチ●チ●が挿入る穴も････舐めて････指でも････アァッ！」
　美加は初めての俊介に愛撫の仕方を教えながら、次第に快感が高まった。

「はぁぁっ････もぅ、挿入れたいでしょ？」
　美加は自分が挿入されたくなったのだが、俊介の気持ちを汲んだかのように立ち上がってお尻を突き出し、バックからの挿入を促した。

　俊介は生唾を飲み込み美加の突き出されたお尻を掴み、肉棒に手を沿え淫壷に挿入していった。

「あっ、ぁぁぁぁ、はぁぁっ････」
　美加は橋本との淫交を楽しみにしていた淫欲を息子の俊介で一気に解消するように深く挿入さえた。

（ぁぁぁ････凄く、いい気持ち････これで僕も大人のオトコになったんだ！）
　俊介は不思議な気分になり腰を繰り出し始めた。

「あぁ～あぁ～あぁ～あぁ～ハァアアッ････イッ････あぁぁ、俊介君、凄くいいわ！はぁ、はぁ、はぁ、そぅ、もっと、あぁっ････」
　美加は俊介の若く逞しい肉棒を貪るように自らお尻を振り、大きな淫声をあげた。

「凄いゎ、アッ、アッ、はぅっ････イイッ････はぁ、はぁ････あぁ、突きながら、オッパイも揉んで････」
　俊介は美加の言うとおりに淫らに交わり、バックから騎乗位まで美加の淫らな要求に懸命に応えた。

「はぁ、はぁ････俊介君、凄く素敵よ！でも、もぅイキたいわよネ？」
　美加の問い掛けに俊介は戸惑いながら頷いた。

「じゃぁ、湯に浸かって････挿入したまま抱き合う格好で････」
　美加は俊介を誘い湯に浸かり対面座位の体位で乳首を舐めさせ、腰を動かして昇りつめていった。

「あぁあああっ！イッ、イッくぅぅぅっ････俊介君も、アアッ、イッてぇ～～～～～～～～」

　キュキュキュッと肉棒を締め付けられた俊介は、美加が昇りつめるのに合わせ淫壷の中に勢い良く射精した････。

　俊介にすれば、美加との淫交は劇的な体験だった。

　浴室で膣内射精した後、さらに美加の巧みなフェラで復活した俊介は、居間に戻って普通に交わり再び射精して美加を満足させた。

「また、したくなったら････」
　身支度を整える美加に俊介は再会を要求した。

「いいわよ！だけど････俊介君は若いのだから、同級生やいろんな人と　経験した方がいいんじゃない？」
　美加は毎日でもいいと思ったが、俊介の父親の存在も気になり他の女性との淫交を勧めた。

　その後、俊介がどんな体験をしていったのか････
　それはまた、別の機会に････

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2012.8.18掲載

【40】／【38】

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