禁断

43.

　木内梨沙は高校１年の15歳、夏休みを控えたある日、突然、独りぼっちになった。

「梨沙ちゃん････僕の養女になるかい？」
　父親の弟である木内信が葬儀を終えた後に梨沙に言った。

「････ありがとう叔父さん、少し考えて････」
　梨沙は叔父の信の優しさがありがたかった。

（今まで会ったこともないのに････独りになったわたしを引き取ってくれるなんて････）

　梨沙の両親は交通事故で亡くなり、身寄りは交流の途絶えていた叔父の信だけだった。

「兄貴の代わりにはなれないけど････梨沙ちゃんが大人になるまで責任を持って面倒をみるから安心して････」

　梨沙が幼い頃、叔父と亡き父親は喧嘩別れをしていたのだ。

　夏休みに入る前に梨沙は転校手続きをし、納骨を済ませ叔父の家に移った。

「部屋は奥の部屋でいいかな？送られてきた荷物や家具はもう入れてあるから････」
　信の住んでいる家は郊外の一軒家だった。

「ありがとう････だけど叔父さん、どうして広い家に住んでるの？」
　独身の信には広すぎる平屋だと梨沙は不思議がった。

　森の中に同化するように建った家の中は、外観とは異なり近代的に整っていた。

「これでもドラマの脚本家なんだよ。今は『龍の翼』というドラマの映画化の仕事をしてる」
　梨沙は信がそんな仕事をしているのを初めて知って驚いた。

「でも････確か、あのドラマは原作があって、西野圭という人気作家の作品じゃなかった？」
　信はクスッと笑って頷いた。

「そうだよ。ペンネームは西野圭、僕のことだよ」
　梨沙は改めて信をマジマジと見た。

　キッチン、バスルーム、リビング、信の部屋の他、仕事用のパソコンルームや寝室があり、梨沙には玄関から離れた部屋を用意していた。

「洗濯や乾燥はバスルームと併設だから自由に使って････分からないことは都度、聞いてくれればいいよ」
　梨沙は静かな環境にホッとする気持ちだった。

「夏休みになって、梨沙ちゃんには良かったかも。この辺は人家も無いし、近くには小さな湖もあるから････僕が出来ることは何でもしてあげるからネ」
　信の言葉に梨沙は救われる想いで安心感を覚えた。

「夕方までゆっくり片づけをするといいよ」
　信は梨沙に優しい笑みを浮かべ部屋を出て行った。

　梨沙は亡くなった両親との想い出の品は箱詰めし、衣類や必要な荷物だけを配置していった。

（ふぅぅ････冷房も効いてるのにこれだけ動くと汗を掻くわ）
　夕方が近くなった頃、大半の片づけを終えた梨沙は、汗で濡れた衣服を脱ぎ着替えを始めた。

（まだ料理も出来ないだろうから、今日は僕が作ってあげよう）
　信は梨沙の好き嫌いを聞こうと部屋の前に立った。

（ん！････）
　少し開いていた襖の間から着替えを始めた梨沙が目に映った。

　梨沙はスリムな肢体に流れる汗を拭い、形の良い小振りの乳房を拭き小さめのヒップも拭っていった。

（いい身体をしてる。高校１年生か････身体はもう大人のオンナだな････）
　実兄の娘である梨沙は信にとっては血の濃い唯一の身内だった。
　そんな梨沙が裸になって汗を拭い着替える姿を見た信は、その血縁を忘れてしまうほど梨沙の裸体に見入っていた。

　身長160cm、Ｂ82Ｗ58Ｈ80の梨沙の肢体は発達途上だったが、白い肌はキメ細かくバランスの良い身体だった。

（最近の高校生はイイ身体をしてるな････オッパイはツンと上向いて太腿は引き締まって長いし････）
　確かにサイズ的には少し物足りない気もしたが、梨沙の身体は高校１年生にしては余分な肉が少なくスリムで、可愛い顔とのギャップを感じさせた。

（もうオトコを知ってるのかな････？）
　信は梨沙の裸体を覗き見しながら股間を熱くしていた。

　梨沙を引き取る時には思ってもみなかったのだが、梨沙の裸体を見た瞬間、信の頭の中から悲劇の少女の梨沙は消え失せ、若く魅力的なオンナとして映っていたのだ。

　確かに梨沙は処女ではなかったが経験は浅く、淫らな行為で身体が搾られたわけではなかった。

　信も仕事柄、女優や出版社の女性などとも交流があり、様々な関係を経験していたが高校生との淫交は興味もなかった。

　少し時間を置いて梨沙を訪ねた信は、夏らしくＴシャツ姿になっていた梨沙の裸体が脳裏を過ぎった。

「梨沙ちゃん、夕食の支度ができたけど、お風呂を先にする？」
　信は梨沙の部屋の襖を開き問いかけた。

「アッ、すみません。叔父さんに夕飯の支度をさせちゃって････わたしも少しなら出来るから、少しずつ覚えます」
　梨沙は恥ずかしそうに可愛い顔がはにかんでいた。

「いいんだ。じゃぁ、先に夕食にしよう！部屋もキレイに片付いたようだし、オナカが空いたよネ！？」
　信は梨沙を促してリビングに連れて行った。

「叔父さん忙しいのに、お手伝いさんを雇わないの？」
　食事をしながら梨沙は不思議そうな顔をした。

「ここは閑静で仕事をするには最適なんだ。自分のペースで過ごしたいし自分のルールで何でもしたいから」
　信は毅然とした応えに梨沙は大人の魅力を感じた。

「奥さんは？」
　梨沙はこれも不思議な気がしていた。

「それは････最愛の女性に出会ってないからかな？」
　信はチョッと考えて応えた。

「叔父さん、仕事も凄いけど、料理も上手なんだ」
　梨沙は食べ終えた後、お茶を飲みながら信の料理を誉めた。

「アハッ、それは無いよ！自己流のオトコ料理だからネ！梨沙ちゃんは、ちゃんとレシピを見て覚えていったほうがいいね」
　信も食後のコーヒーを用意しながら笑って応えた。

　食事の片付けを終えたふたりはテレビを観て談笑し、梨沙の亡くなった両親の話しはしなかった。

（話題にすればするほど辛くなる････）
　信は梨沙の可愛い笑顔を見ると同時に、夕方に覗き見た裸体を思い出しながら梨沙の身体を見ていた。

「叔父さん、わたしお風呂の支度をしていい？」
　梨沙は先にお風呂に入ることを断った。

「あぁ、構わないよ。今日は暑かったからゆっくりと････」
　信はこの時、淫らな思いが湧き上がった。

（梨沙がお風呂に入る････無防備で逃げ場の無い裸体････）
　信は淫欲には満たされていたのだが、何故だか、梨沙には特別な欲望が湧いていた。

（下着や洗い物は洗濯機に入れて････）
　梨沙は着替えとパジャマを脱衣籠に入れ、洗い物は洗濯機に入れて浴室の中に入った。

（ゆったりとした浴室だわ････窓の外は森と星空････）
　梨沙は嫌なことを全て忘れて湯に浸かった。

「梨沙ちゃん、僕が洗ってあげるよ」
　突然のことだった。
　梨沙がゆったりと湯に浸かり安らいでいると、急に浴室のドアが開き裸の信が入ってきたのだ。

「エッ！イエ、叔父さん････」
　予想だにしてなかった信の行為に梨沙は言葉を失った。

「遠慮しないでいいんだ。今日から一緒に暮らすんだからネ。僕のルールでは、梨沙ちゃんは僕に任せていればいいんだ」
　信は股間も隠さずシャワーを浴びてサッと汗を流し、湯に浸かってる梨沙の傍まで歩み寄った。

（うわっ！どうしよう････？叔父さんも、ひとりのオトコなんだよネ････）
　梨沙の目には信の半勃ち状態の肉棒が映り、信が血縁であってもオトコに違いないと身を強張らせた。

「可愛い姪っ子のことは何でも知っておきたいからネ！梨沙ちゃんは唯一の身内なんだ。ほら、洗ってあげるから････上がって」
　信は梨沙の肩を掴んで引き上げバスタブの外に出した。

（大丈夫、叔父さんはわたしをオンナとして見ていないわ！）
　信の言動に安心した梨沙は警戒心を解き、信の言うとおりに浴室用の椅子に座った。

「これからはふたり一緒に暮らしていくんだから、お互いにことを良く知り合って気を遣わないでいこう。良い点も悪い点も分かり合って生きていかないと････」
　信はスポンジを泡立たせ梨沙の首から肩、背中と洗い始めた。

「そうですネ！よろしくお願いします」
　梨沙は信の優しさを肌で感じていた。

（キレイな肌をして････）
　信の半勃ちだった肉棒が堅く反りあがっていった。

　梨沙の乳房や下腹部もさり気なく洗い流した信は、梨沙を立たせた。

「梨沙ちゃんはキレイな肌をしてるんだネ」
　信は梨沙のお尻から太腿を洗いながら言った。

「えぇ～っ、そうですか？そうなら嬉しいです」
　信は梨沙の背面を洗い終え、梨沙の身体を反転させ脚を洗った。

「オッパイも形がいいし、恥毛は薄くてキレイだね」
　信の泡立ったスポンジが梨沙の淫部を優しく擦り始めた。

「そんなことないですよ！オッパイもお尻も小さくて････」
　梨沙は恥ずかしそうに応えた。

「まだまだこれからだよ！大きさより感度がいいかどうかが大事だし、それに感じれば感じるほど身体はオンナらしく成熟するんだよ」
　信は梨沙の淫部を洗いながら素手でお尻も擦り始めた。

（何か････変な感じ････）
　信の洗い方に妙な感じを覚え始めた梨沙をもう一度反転させ、信は今度は素手で泡立った梨沙の乳房と乳首を擦るようにしながら、昂った肉棒を梨沙のお尻から太腿を押し割って淫部に圧し込んだ。

「アッ････叔父さん････」
　梨沙は信の淫らな行為に驚き逃れようにも逃れられない状況に、身体を捩った。

「形も張りもいいけど、感じ方はどうかな？」
　信は梨沙の気持ちなど考えず、そのまま乳房と乳首を弄り、淫部に圧し込んだ肉棒を前後に動かし始めた。

「あぁぁっ、叔父さん、ダメッ････こういうのは、ダメ････叔父と姪でこんなことは････」
　梨沙は信に尊敬の念を感じていただけに、このような淫猥な行為に出る信が信じられなかった。

「ふたりだけの肉親だからこそ、お互いを理解しあわないとネ」
　信の手が乳房を弄りながら片方が淫部に滑り、薄い恥毛から淫唇へと指が入りクリトリスから淫壷を擦り始めた。

「あああっ、アッ、ダメッ、叔父さん、お願い、ヤメテ････」
　梨沙は淫部を弄る信の手を掴んで止めさせようとした。

「後で僕のも洗ってもらうから････」
　信は梨沙の手を逆に掴んで昂った肉棒を掴ませ言った。

（ぅわっ！叔父さんのオチ●チ●、さっきまで大きくなってなかったのに････）
　梨沙は掴ませられた信の肉棒が堅く太くなっていることで、これが現実であることを思い知らされた。

　梨沙は処女ではなかったが経験は一度しかなく、まだ快感も何も知らない状態だった。

（まさか、こんなことになるなんて････）
　梨沙は両親の顔が浮かんだが助けてくれるはずもなく、思い出せば出すほど辛く、それも信の淫猥な行為に身体が熱く火照り両親の顔も消えていった。

「梨沙ちゃん、まだ経験が少なくて快感も未開発みたいだね。大丈夫、充分に反応してるから素敵な女性になるよ」
　淫液が溢れ身悶えする梨沙の淫壷の中に指を挿入し擦っていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ････」
　今までに感じたことのない快感が梨沙の身体の奥から込み上げ、梨沙はもう抵抗する気持ちも失せていた。

「まだまだ今日が始まりなんだから、ゆっくり一緒に感じようネ。今度は僕のも洗って欲しいな」
　信は崩れ落ちそうになっていた梨沙を座らせ、その前に自分も両脚を大きく開いて座り、梨沙の両手を自分の肉棒に誘った。

（こんなに大きくて････太くて････弾力があって････あぁぁ、どうすれば････）
　まだ戸惑う梨沙の気持ちを決めさせるように、信は梨沙の頭を自分の股間に向けて抑えつけ、掴ませた肉棒を可愛い口に圧し込んだ。

「ウグァッ････ぅぅぅ････」
　初めての経験だった。
　小さな口に一杯に圧し込まれた信の肉棒に梨沙は喉が詰まるように息が止まり可愛い顔が歪んだ。

「深く咥えすぎたかな？････どうしたの？初めてなのか？」
　信は少し肉棒を引き梨沙のフェラを待ったが、梨沙はどうしていいのか戸惑うばかりだった。

（大きいのは分かっていたけど････こんなに苦しいなんて････）
　梨沙はゆっくりと肉棒を動かす信の行為に苦しい表情をしていた。

「まさか！処女じゃないよネ？」
　信は梨沙の可愛い顔が歪んでいるのを見て尋ねた。

（このままじゃ････わたしが行く場所はここしかないし････叔父さんに嫌われたら････本当に一人ぼっちになってしまう････）
　梨沙は知っている知識をフル回転させ、信の肉棒を舐め回し始めた。

「おおっ････うっ、イイょ、そう、その調子で････」
　小さな口で信の肉棒を扱き、肉茎を舐めあげ、亀頭を舐め回す梨沙に、信は無言でその気持ち良さを堪能した。

　しばらくして信も梨沙の括れた腰からお尻を擦り、淫壷に指を挿入れて梨沙のフェラに応えた。

（ぅぅぅぅ、ァアアッ！････ダ、ダメッ、もぅ････）
　懸命にフェラをしていた梨沙だが、信の愛撫で感じる快感に肉棒を深く咥えたまま小刻みに震えた。

「そうか、もう、欲しいんだネ」
　そんな梨沙の裸体を引き起こして壁に向かわせ、括れた腰を掴んで引き寄せ熱くなった淫壷に肉棒を挿入し始めた。

「ゥアアアアア～～ッ！！････････」
　激痛と言うか呼吸できない圧迫感と言うか、梨沙は処女喪失の時より遥かに強い衝撃を感じて固まった。

「ゥオッ！････凄い締まりだ････まるで処女のように････」
　もう信は何も考えることも出来ず、締まりの良い梨沙の淫壷に挿入した肉棒を動かし始めた。

「ぅぅ～～ぅぅ～～ぅぅぅっ････」
　身体が淫部の奥深くから真っ二つに裂かれるような熱い衝撃を感じ、梨沙はただ呻くだけだった。

　何分か何時間か梨沙には無限に続くような時間だった。
　それは苦痛のようでも未知の感覚でもあった。

「梨沙ちゃん、ぅあっ、イイッ････」
　信はそのまま梨沙の熱い淫壷に白濁の粘液を放出した。

（アッ！！････！）
　信の肉棒が射精する寸前に一段と太くなった時だった。
　梨沙の閉じていた目の中に眩しい白光がスパークし、何かが全身を貫いた。
　それは梨沙が今までに経験したことの無いもので、梨沙は身体を弓なりに反らし震えた････。

　信は梨沙を抱きかかえて湯に浸かり、優しくその裸体を擦った。

「これで、本当の家族になったんだ････梨沙のことは死んでも守ってあげるから安心して････」

　梨沙は何故だか涙が溢れて止まらなかった････。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2012.9.3掲載

【44】／【42】

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