禁断

45.

　水野亜紀は中学３年の15歳、勉強は中の上、只今、家庭教師と来年の受験のために猛勉強中。

（あぁ～あ、誰かわたしのことをオンナとして扱ってくれないかな～？）
　亜紀の今一番の悩みは処女だってこと。

　そうは言っても興味心からオナニーを覚え、処女膜は多分、去年、自分で喪失してしまったらしい。

（処女であることの方が恥ずかしくて、友だちの輪に入れない････）
　学校では処女の子の方が珍しいのだ。

　受験を控えた今、オトコどころじゃない現実、亜紀は志望校の当確ライン上だった。

　夏休みになり、毎日、午後から夕方までマンツーマンの勉強になった。

「お父さんやお母さんがいないからって勉強サボったらダメよ！新しい先生によく言っておいたからネ！」
　亜紀の母親が出かける前に念を押した。

　午前中、頼まれていた洗濯と掃除を済ませ、亜紀は少し早めの昼食を済ませて家庭教師を待っていた。

　まもなく新しい家庭教師が来た。

「今日から１ヶ月間、場合によっては９月以降も担当するかも････」
　新しい家庭教師は大学２年の後藤和久、将来は教師になるということで自分にとっても勉強だということだった。

（悪い感じじゃないよネ････）
　亜紀はどうせ勉強を教わるなら自分の好みであってほしいと思っていた。

「古文が苦手だと報告を受けてるので、今日は最初に50分間テストをやります。僕のことは気にせず、集中して解答するように････」
　亜紀は唖然とした。

「それは分かるけど、初日からテストですか？」
　亜紀はこれから毎日が受験気分だった。

「本当に来年高校受験するの？」
　後藤は亜紀の全身をサッと観察して聞いた。

「エッ！それって、もしかして、わたしが15歳に見えないってこと？」
　後藤がそう思ったのは当然だった。

　身長152cm、バスト77、ウエスト56、ヒップ80の体形に加え、顔はアニメの女の子のようだった。

「ネットで評判の初音････って感じかな？」
　後藤は笑いながら亜紀のイメージを言った。

「ミク？････ふん、放っといて！どうせ、チビでヤセで、同級生からも言われるし～」
　亜紀がいじけている間に後藤が問題用紙と解答用紙を机の上に置いた。

「さぁ、今から50分････はい、スタート！」
　腕時計を見ながら後藤がテスト開始を告げた。

　テストを始めて30分ほどが過ぎた。

（ん！スマホで何を見てるんだよ？）
　８割ぐらい解答した時、スマホを見ながらニヤニヤしている後藤が亜紀の視野に入った。

「何！？ちゃんと解けたのかい？」
　後藤が亜紀の視線に気づいた。

「うぅん、別に････でも、スマホを見てる先生の顔、エッチな顔してたよ」
　亜紀は問題の続きを解き始めた。

「君がエッチを口にするのは似合わないな。全くエッチとは無縁な感じだけど････」
　後藤は苦笑していた。

「失礼な！わたしだって････」
　亜紀はそれ以上言うとボロが出ると思い無視した。

「ふぅ～ん････そう････」
　後藤は亜紀のスカートの裾から手を入れ太腿を擦った。

「アッ････」
　亜紀はビクンとして声を詰まらせた。

「ダメだよ！まるで処女の反応じゃないか？テストに集中すれば、こんなの何と言うこと無いよ！処女なら別だけど････まさか、処女？」
　後藤の言葉は亜紀の琴線に引っ掛かった。

「まさか！ふん！」
　亜紀は強がって後藤の言葉を否定した。

　亜紀の反応を待って後藤は亜紀の太腿に指を這わせた。

「なかなか肌触りの良い太腿してるんだネ。オトコを知ってると肌がシットリしてくるからネ」
　亜紀はますます後藤を無視しなければと思った。

（ここで騒いだら、処女だってバレバレだよ！）
　亜紀は解答に専念した。

　その間に後藤の指は亜紀の太腿を縦横に這い回り、亜紀が最後の問題を解きに掛かった時、後藤の指が亜紀のパンティの上から淫部を這った。

（うぅわっ！････････っふぅぁぁぁ････）
　身体に電流が走ったような気がした。

（自分でしてる時は、こんな感じは無かったのに････）
　オナニーとは違う感覚だった。

「顔も身体も子どもっぽい感じだけど････ここは大人だって言うのかな？」
　後藤の指は亜紀の淫唇を擦りクリトリス辺りを圧し擦っていた。

（ぅあっ････ぁっ、イィッ････）
　それは亜紀が初めて感じたオンナの快感だった。

「あふっ････」
　亜紀は後藤の指の愛撫に机に顔を伏せた。

「感度がいいんだネ！いつもは同級生としてるのかな？」
　後藤は亜紀がその気になったと思い、お尻を少し持ち上げパンティをスルリと脱がし、淫液で濡れてきた淫唇を直接指で擦り始めた。

「ァッ！ぁぁぁぁ････」
　ピクッと身体が自然に反応した。

　後藤の指が亜紀のクリトリスを捉え優しく這い、さらに淫壷の中にも挿入り襞々を強弱をつけて圧し擦った。

「あぁぁ、アアッ････」
　こんな快感は初めてだと感じた亜紀は、後藤の淫猥な行為に淫悦を感じ夢中になっていった。

　いつの間にか亜紀の両脚が大きく開かれ、スカートは捲り上げられ後藤がその中に居た。

「あぁ～あぁ～あぁ～あぁ～」
　しばらく痺れるような快感を感じていた亜紀の口から、大きな声が発せられた。

　後藤は指を亜紀の淫壷に挿入し、亜紀の反応の良い箇所の肉壁を激しく圧し擦った。

「アァァアアアアアアッ！････････」
　余りにも大きな快感に亜紀の声が途切れ全身が強張った。

「うわぁっ、凄いなぁ。エッチな液が勢い良く飛び散って････君のオマ●コは凄くエッチなんだな～」
　後藤の激しい指の動きで亜紀の淫液が左右の太腿に飛んだ。

「オッパイは････」
　後藤の空いていた手は亜紀の薄地のブラウスのボタンを外し、ブラジャーのホックも簡単に外した。

（エッ！アッ、恥ずかしい！）
　亜紀は小さな乳房が恥ずかしく隠そうとしたが、その手は後藤に封じられ後藤の昂った肉棒を握らされた。

（うわっ！････････これって････オチ●チ●だよネ！）
　亜紀は生まれて初めてオトコの肉棒を掴んでいた。

「可愛いオッパイだネ！まだまだ、これから大きく膨らみそうだ。でも、あまり大きくならない方が快感は感じやすいと思うけど」
　後藤は亜紀の小さな膨らみの乳房と乳首を優しく擦った。

「アッ！っぅ････あぁぁぁ～～あっ、いっ、ぁぁぁああああっ････」
　もう亜紀には何が何だか分からなくなるほどだった。

　淫壷からは初めて感じる大きな快感、乳首と乳房からはピクッと感じる優しい快感、そして手には昂って堅く太くなった後藤の肉棒があった。

「自分だけ悦んでないで僕のも扱いて」
　亜紀は後藤の言葉に反応し耳だけの知識を思い出し、後藤の肉棒を上下に扱き始めた。

　しばらくすると、後藤は亜紀の頭を抑え付け、肉棒を咥えてフェラを促した。

（エェ～～ッ！････エッチには憧れてたけど････）
　いざとなると、どうしていいのか分からず、目の前の脅威的にも思える後藤の肉棒の姿に尻込みした。

「ほら、早くしてくれないと、この後のもっとイイこと、してあげないよ～」
　それがセックスであり、亜紀が経験したかったことだった。

（咥えるしかないわ！）
　亜紀はこのチャンスを逃したら、貧乳でチビな自分が淫交を経験する機会は中々来ないと思った。

　後藤の反り返った肉棒を掴み肉茎を舐め上げた亜紀は、友だちから聞いたオトコの悦ぶフェラを思い出しながら駆使した。

「ふぅぅぅ････中学生とは思えないフェラだネ」
　後藤は本当にそう感じていた。

　挿入する前に射精してしまってはプライドが許さないと思い、後藤はその後もしばらく亜紀のフェラを味わった。

（結構、悦んでくれてる！玉袋も優しく舐めて････）
　亜紀の中に少しだけ余裕が生まれた。

　その余裕もすぐに消された。
　後藤は亜紀の身体を引き上げ両手を机に着かせ、両脚を開かせプルンとしたお尻を掴んで引き寄せた。

（アッ！挿入れられる！）
　亜紀の余裕は消え失せ心臓の鼓動が高鳴った。

（亀頭って結構弾力があったから････痛くない！）
　亜紀は今咥えていた後藤の肉棒の感触を思い出し、自分に言い聞かせるように心中で繰り返し呟いた。

「お尻は立派な大人のオンナだネ！オマ●コも締め付けが強くて具合が良さそうだから････」
　後藤は亜紀のお尻を剥き出しにし、ゆっくりと亀頭を熱く火照った亜紀の淫壷に挿入し始めた。

「可愛い顔で僕のオチ●チ●を舐めて咥えてくれたから、タップリと感じさせて挙げるよ！」
　亜紀は劣等感からの解放と期待感で後藤の肉棒を受け入れ始めた。

「うっ････アアッ！ぅぅぅ････」
　それは想像を遥かに超える衝撃だった。

（ダダダ、ダメッ････息が、出来ない････）
　指では気持ち良かった挿入も肉棒となれば全く違っていた。

（だけど････今さら、処女だって、言えないよ）
　好奇心と友達との会話のために器具などを試用してみたりしていたが、本物の肉棒の挿入は身体が淫部から引き裂かれる気がした。

　ましてや自分で加減して挿入するのとは違い、オトコの淫欲で圧し込まれているのだ。

「きつぃ････もう少し力を抜いてくれないと････」
　締りの良さは嬉しかったが、圧し戻そうとしているような亜紀の淫壷を弛めるように言った。

（ふぅぅぅ････そうだわ！わたし、処女じゃない････これを待ってたんだから････ふぅぅぅ～）
　亜紀は後藤の指示に黙って従い余計な力を抜いた。

「そうだ、いいぞ････」
　後藤は少し弛んだ亜紀の淫壷に肉棒を深く挿入し、ゆっくり腰を前後させながら回転させた。

「はぁ、はぁ、はぁ････ぁっああああっ････」
　時間の経過とともに淫壷や圧迫されたクリトリスに快感を覚え、亜紀は身体を反らせて後藤の肉棒に反応していった････。

　劣等感も不安感も消え失せた亜紀は、後藤の家庭教師の１ヶ月間をフルに楽しんだ。

（これで受験に没頭できるわ！）

　秋以降、受験勉強に疲れて淫欲を満たしたい時は、進路指導の先生や優等生を誘い淫らな悦びを感じリフレッシュした。

（先生も真面目な同級生も････可愛いわ！）

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2012.9.12掲載

【46-1】／【44】

秋水さんの作品群→