禁断

46-2．

　駅前に「オリジナルソフト」の移動店を出して半年、今では固定客も多くなり商売繁盛の毎日だった。

　その移動店を経営してるのは、城内明日香、23歳だった。

（繁盛するのは嬉しいけど、全く遊ぶ暇もなくなっちゃった････）
　従兄弟の藤原徹に勧められ始めたのだが、最初は希望の会社に就職できるまでの繋ぎのつもりだった。

　大学を卒業するまでに何社も試験を受けたのだが、門戸は狭く明日香の希望する業種の会社には道のりが遠かった。

　徹は30歳、隣町でクレープ喫茶を開いていた。
　開業するまでの準備やノウハウは全て徹から教えられた。

（徹さんには何から何までお世話になって････）
　お店を開くまではあまり交流は無かったのだが、今では兄のように感じていた。

「どうだい？相変わらず繁盛してるネ！」
　ワンボックスカーを利用した移動店の裏側から徹が入って来た。

「あっ、お陰様で････みんな徹さんのお陰で」
　少し暇な時間だったので明日香は徹を歓待した。

「イヤイヤ、明日香ちゃんの魅力のせいだよ！」
　徹は明日香の後ろに腰を下ろした。

「エェ～ッ、わたしに魅力があれば彼氏の一人や二人居ると思うけど」
　明日香はお客さんが来たのに気づかないと困るので、外を向いたまま徹に応えた。

「じゃぁ、僕だけかな？明日香ちゃんに魅力を感じてるのは････」
　徹は明日香の後姿を見ていた。

「従兄弟の徹さんに言われても････血縁関係の無いオトコの人なら嬉しいのに」
　明日香はこんな時代に仕事が忙しいのに、不満を洩らしてはいけないと思っていた。

　大学時代は２人のオトコと関係があったが、就職が決まると疎遠になっていった。

「血縁を気にしてるってことは、エッチしたいけど出来ないってことだよネ！」
　徹の言葉に明日香はハッとした。

（そうか････わたしったら、徹さんに変なことを言っちゃった！）
　明日香は前の彼氏と別れて半年もエッチしてないからかなと思った。

「深い意味は無いよ！ただ毎日忙しいから････」
　明日香は徹に弁解していた。

「あれ？今日はスカートなんだ････いつもはジーンズにエプロンなのに、どうしたの？」
　徹は立ち上がって外の様子を見た。

「別に、何となく気分で････あぁ、外？今が一番暇な時間だから････」
　外を見た徹に応えて言った。

「ここから仲の良いカップルを見てると、どぉ？想像しない？今からふたりでエッチして楽しい時間を過ごすのかな～って」
　徹の口調は明日香の気持ちを探るような感じだった。

「ま、まさか！そんなこと思ってませんよ！」
　そう言う明日香の声には少々焦りを感じさせた。

「思ってもいいんじゃない？明日香ちゃんに彼氏が居ないなんて誰も信じられないし、皆、そう思って、誘う前に諦めてるんじゃない？身長は････160cmぐらい？バストは84cm、ウエスト57cm、ヒップは････88cmかな？」
　徹の語調には淫猥さは無く普通の会話のように言った。

「エッ！そんなにお尻、大きくないわよ～他は大体、そんなものだけど････」
　明日香は後姿を見ている徹に、ヒップだけは違うと驚いたように否定した。

「今日はスカートだから分からないけど････」
　徹は明日香の言葉に半信半疑の応えだった。

「そんなに大きく見える？」
　明日香は徹の視線を強く感じた。

「そうだな････じゃぁ、チョッと････」
　徹は疑問を確かめたいと言わんばかりに明日香の足元に寄り、フレアのスカートの上から明日香のお尻の大きさや形を確かめるように全体を擦り始めた。

「チョ、チョッとぉ～徹さん！」
　明日香は身体を捩って徹の行為を諌めた。

「アッ、動かないで！動いたら分からないじゃないか！それに、お客さんが来たら、何をしてるんだと不審に思うよ。いいの！？ほら、前をしっかり見て動かないで････」
　徹は慌てる明日香を制して明日香のお尻を擦り回した。

（ホント、誰かに見られたら････もぉ～～）
　明日香は焦っていた。

「やっぱり明日香ちゃんは魅力的だネ！こうしてお尻を擦ってるだけでも、良さが分かるよ」
　徹の手がスカートの中に入りパンティの上から擦り始めた。

「と、徹さん！ヤメテ、従妹同士で、こんな場所で」
　明日香は手を後ろに回して徹の行為を止めようとした。

「プルプルしてるけど、引き締まって、イイお尻をしてるよ。太腿も長くて引き締まってるし、このままじゃ勿体無いよ」
　徹はパンティをサッと引き下ろすと、露わになった明日香のお尻の柔肉に舌を這わせた。

「アアッ････ダメッ、徹さん！こんなことしちゃ････ダメッて言ってるのに････」
　慌てながらも足首まで下ろされたパンティが足枷になって身動きできず、さらに外を通る人たちの視線も気になった。

「明日香ちゃんが乱れなければ外の人たちには気づかれないよ！85cmぐらいかな？魅力的なお尻をしてる････感じやすそうな肌だし････アッ！明日香ちゃん、太腿にエッチな液が滴ってきたよ！」
　こんなシチュエーションなど未経験の明日香は、ますます外の通行人が気になり興奮していた。

「オープンな密室････矛盾してるようだけど、ふたりだけの密室だよ」
　確かにそう言えないこともないと思った明日香だったが、まさか従兄の徹が淫猥な行為をこんな状況でするなんて信じられなかった。

　だが、徹の行為はさらに淫猥になっていった。
　明日香の剥き出しになったお尻の柔肉を左右に開き、明日香の小さく萎んだお尻の蕾に舌を這わせた。

「アアッ！････ダメッ････」
　明日香は小刻みに身体を震わせたが視線は通行人に向け崩さなかった。

「エプロン姿で下半身は裸････人の目を気にしながら舐められて感じちゃってる」
　徹は明日香のパンティを足首から抜き、両脚を開かせ淫液で濡れた淫部を舐めお尻を指で弄った。

「あ、はっぁあっ････」
　明日香の淫欲に火が点いたように身体が火照り、バストの下をカウンターに押し付け、お尻を突き出すようにして徹の淫猥な行為を受け入れた。

（こんなことをして････あぁ、もぅ････）
　とんでもないことをしてるのは分かっていたが、徹の淫行を拒めず熱く感じ始めていた。

　明日香の反応に応えて徹はさらに淫らに淫部を舐め回し、淫壷に指を挿入れて肉襞を圧し擦った。

「アッ、アッ、アッ････」
　姿勢が崩れ始めた。

「忙しくなる時間帯までドアを閉めようか？」
　徹の問いに明日香は大きく頷き、眼前の扉を閉めた。

「閉じても大きな声を出したら外に聞こえるからダメだよ」
　いつの間にか淫交に同意し明日香を抑える徹だった。

「もぅ、こうなったら、チャンとしてよネ～」
　明日香は徹の前に屈みズボンの上から膨らんだ股間を弄った。

　妖しい視線で徹を見上げ昂った肉棒を取り出した。
「こんな変態みたいなことするだけあって、徹さんのオチ●チ●、大きくて逞しいのネ！」

　明日香は徹の玉袋を優しく擦りながら肉茎を舐め上げ始めた。

　ジュボジュボ････
　明日香のフェラは激しくなり亀頭を口で扱くように何度も出し入れしていた。

「明日香ちゃん、見た目よりズッとエッチなんだな」
　徹は期待以上の明日香の反応に悦んだ。

「徹さんほど変態じゃないけど････」
　明日香はもう我慢できないとばかりに立ち上がってカウンターを掴んだお尻を突き出し、徹の肉棒を掴んでバックからの挿入を促した。

「アァアアアアゥッ！････････ィッ････」
　徹は明日香の期待に応えバックから肉棒を挿入し激しく腰を動かした。

　明日香はすぐに昇りつめ大きな淫声をあげそうになって堪え、身体を大きく弓なりにして身悶えた。

「まだ忙しくなる時刻には時間があるから････」

　禁断の密室での淫交は今始まったばかりだった････。

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2012.9.17掲載

【46-3】／【46-1】

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