禁断

46-3．

　清水真帆は28歳、新婚の人妻、会社で知り合った清水健と３ヶ月前に結婚した。

（最初の１ヶ月は何もかもが楽しくて無我夢中だったけど････）

　３ヶ月が過ぎると、何故か何かが足りないような不安定な気持ちになった。

（夫には何も不満は無いのに････）
　優しい夫、充実した日々、セックスも満たされていた。
　だが････何か物足りない気持ちだった。

（満たされすぎて逆に不安何かも？求めるものが無くなると････贅沢な不満だわ････）

　そんなある日、真帆はＯＬ時代から通っていた『足ツボマッサージ』に出かけた。
（気分転換になるし、落ち着くから････）

　40分コースを頼もうとしたが満員だった。
「エッ、そうなの････」

　がっかりしていた真帆に白衣のオトコが声を掛けてきた。
「こちらで対応しましょうか？」

　共同ビルの隣のテナントのようだった。

「エッ！ここも同じなの？」
　久し振りに足を運んだ真帆は利用者が増え、テナントの様子も変わっていたので拡張したのだと思った。

「えぇ、こっちは完全個室でフリータイムです」
　爽やかな笑みでオトコは真帆に応えた。

「エッ、じゃぁ、料金が高いの？」
　真帆は諦めて帰ろうと思った。

「イエイエ、時間は関係なくマッサージを選べるだけで、40分を超えても同じですよ」
　オトコは自然に真帆をテナントの中に引き入れていた。

「そうなの････」
　中にはブースのように仕切られたドアが５つほど並び、使用中の札が４枚、空きは１箇所だけだった。

（ここも１箇所しか空いてないわ！）
　真帆は考える余裕はないと思った。

　ドアを開けると６畳ぐらいの空間が目に入った。

（へぇ～処置室って感じじゃなく、シティホテルみたいな････）
　一番奥に全身マッサージ用のベッドがあり、壁紙はシンプルで明るくセンスの良さを感じさせた。
　手前に椅子と足を置く台があり足ツボマッサージ用だった。
　さらにマッサージチェアや壁掛けＴＶなど、リラックスできる環境だった。

「マッサージする前に今の貴女の状況をお話しください」
　オトコは真帆を椅子に座らせ優しく話しかけた。

「は、はい････何となく充足感が無くて････それで結婚する前に通っていた足ツボマッサージすれば気分もスッキリするかと････」
　真帆は話しているだけで気分が良くなった気がした。

（不思議だわ････）
　部屋の中の香りの良さも真帆をリラックスさせていた。

　実はこの部屋の空気には女性の淫欲を煽る成分が含まれており、エアコンの風に混じり自然と室内の中に香りだけ感じさせていたのだ。
　最初は精神が安定し次第に気分が高揚していくものだった。

「じゃぁ、足の裏から始めましょうか？」
　真帆は椅子の背を適度に倒して素足を台の上に載せた。

「プラネタリウムのサービスがあります。利用します？」
　真帆は不思議そうな顔をして喜び頷いた。

「素敵ネ！なおさらリラックスできますネ」
　オトコは真帆の上半身を上から包むようにドームが椅子から出てきた。

「素敵な時間にしましょうネ。終わったら起こしますので････それでは灯りを落としますよ」
　オトコは部屋の灯りを調整して薄暗くした。

（うわぁ～～素敵だわ！わたしだけの星空････イエ、まるで宇宙にいるみたいだわ）
　真帆は小さな音楽とドームに映された星の空間に包まれ、かつて経験したことのない時空を感じていた。

　オトコが真帆の素足を擦り始めると、真帆は淫部にチュンとする淫らな欲望を感じた。

（何！？リラックスしたらエッチしたくなっちゃったわ････）
　ムズムズし始めたが上半身は星のドームで身動きが出来なかった。

（まだマッサージも始まらないのに起き上がったら変だわ！）
　真帆はオトコに変に思われないようジッとしていた。

　オトコは真帆の足の裏のツボを指圧し始めた。

（あぁぁぁ、気持ちがイイ～）
　足の裏のツボを刺激され、真帆はその指圧による心地良さと共に淫部も気持ち良くなり、その快感に浸っていた。

　真帆が感じていた快感は次第に淫欲が満たされない不満となり、ムズムズとした抑え切れないものが高まっていった。

（あぁぁぁ、どうしよう････このままじゃ････だけど、ここを出ても満たされないし････）
　そう思うとますます淫らな欲が込み上げ、淫部は淫らな液で濡れパンティまで濡れてきたのが分かった。

　オトコは頃合を見計り真帆の足の裏から足首へと手を移動させ、薄地のパンツの上に指を這わせ始めた。

（エッ！････あ、ぃぃぃ････）
　真帆はオトコの指の動きに不信感を感じたが、それ以上に淫部に感じる指の動きが嬉しくジッとしていた。

　オトコは足首から太腿を揉みながら指を這わせ、その動きは次第に真帆の淫部まで達した。

（アアッ！････イッ、イィ～～ッ！っはぁぁ、はぁぁ････ダメッ、もっと、直接････）
　そう思う気持ちと、新婚３ヶ月でしてはいけない淫らな禁断行為に真帆は戸惑った。

　オトコは真帆の恥丘から淫部まで圧すように擦り始めた。
「気持ちがイイでしょ？新婚さんだと満たされてるでしょうけど、このマッサージでさらにご主人とのセックスが楽しくなりますよ」

　黙っていたオトコが真帆に話しかけた。
　オトコはジッとしてる真帆の心身を解放させようとしていた。

（淫らな空気、星だけは見えるが他の視界を失った世界、そして････イラつくようなスローな愛撫、これで解放されないオンナはいない！）

　他の部屋は全て普通に美容マッサージが行なわれていたのだが、この部屋だけはオトコの淫猥な性癖のためだけに使用されていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ････あぁぁ、いぃぃぃ････はっ、ぁぁ････」
　真帆はどうにも抑え切れない淫らな欲望に衝き動かされた。

「窮屈そうですネ････今、楽にしてあげますよ」
　オトコは真帆のパンツをゆっくりと脱がしていった。

「見えないでしょうが････パンティがグッショリしてますよ！奥さん、エッチしたくて仕方がないみたいですネ。分かりました。これも脱がせて上げますよ」
　オトコは淫らな液で濡れたパンティを脱がした。

（ぅわぁぁぁ、どうしよう････わたし下半身だけ裸････しかも夫じゃない初めて会ったオトコに････）
　剥き出しになった真帆の下半身に、オトコは微妙なタッチで指を這わせていった。
　だが、淫部だけは触れなかった。

（あわわわわっ････あぁぁ、もぅ････アソコも････）
　真帆は自分の気が狂ったのかと思うほど、何とか淫部を満たして欲しいと欲求が強くなっていた。

「人妻なのにキレイなオマ●コしてますネ！」
　オトコは真帆の両脚を大きく開き固定し、息を吹きかけるようにしながら淫部を観察した。

（本当は荒れていても、キレイって言うのさ！）
　オトコの温かい息で淫部を愛撫されてるような気がし、真帆はそれだけで昇りつめてしまいそうだった。

「新婚さんなのに、どうしてこんなにエッチな液を溢れさせて････ご主人としてないのですか？応えてくれたら、もっと気持ち良くしてあげますよ」
　オトコの言葉に真帆は恥ずかしさや抵抗感を覚えたが、今はとにかく淫らな悦びが欲しかった。

「イエ、主人とは毎晩のように････でも、欲しい････」
　自分の言葉で真帆はさらに疼きが高まった。

「このお店は美容マッサージのお店なのですが････プライバシーを守るために外から中の様子は分かりません。壁も防音になってますので、安心してください。それじゃ、奥さんだけの特別サービスをしてあげますネ！でも、お互いのために全て秘密ですよ」
　真帆は約束し、オトコは真帆の淫部を舌でそっと舐め上げた。

「ふぅぁああああっ！････ぁっ････ぁっ････」
　それはもう快感と言うより衝撃だった。
　今までに体感したことの無い強い衝撃を受けた。
　僅か舌先で舐めただけだったが、淫欲を抑え付けていた淫部には激しく大きな嬉しい衝撃だった。

（こんなに感じるなんて････このまま刺激されたら、わたし堪えられるのかな？）
　真帆には未知の快感に思えた。

　オトコは真帆の淫唇を開きクリトリスを舐め回し始めた。

「あぁん！あぁぁぁぁ、あぁふぅぅっ････はぁ、ダメッ、うぅん、イイッ！」
　真帆はもう大きな淫悦に無我夢中で何も考えられず、ただ感じるがままに淫らな悦びを口にしていた。

　オトコはクリトリスに続き熱い淫壷を指で弄り、真帆は身体を何度も跳ね上げ昇りつめていった。

「あぁぁあああああああ、イッ、イィ～～ッ！」
　自分で上半身を裸にしプルプルとした乳房を掴んで揉みながら、何度も繰り返し淫声をあげた。

　オトコは真帆の顔を覆っていたドームをスライドさせ、弾力豊富に膨らんだ乳房の間に自分の昂った肉棒を載せた。

　真帆はそれがオトコの肉棒であることはすぐに分かり、待ち望んでいたように肉茎を掴み、乳房に挟んで扱き始めた。

「凄く大きくて素敵なオチ●チ●、食べてもいい？」
　真帆は早く口に咥えてしゃぶり回し、淫壷を何度でも突いて欲しいと思っていた。

「まだ時間があるなら好きなだけ････お互いのモノを舐めあい満たしあいましょうか」
　オトコは乳房で扱かれた後、真帆の口に自分の亀頭を圧し付け、再び真帆の淫部に顔を埋めて舐め回し始めた。

「ヒィ～～ッ！････はっ、イッ、あっ、ぁぁぁ････」
　真帆はクリトリス、アナルを舐められ淫壷の内壁を圧し擦られ、悲鳴のような淫声をあげて悦び、真帆も無心でオトコの肉棒、玉袋、アナルを舐め回した。

（････････こんなの初めて！）
　真帆は太く逞しい肉棒で早く突かれたく、オトコを促した。

　オトコは真帆の淫部から顔をあげ、両脚を抱えて肉棒を淫壷に少しずつ挿入していった。

「ぅっぁぁあああああ～～～～～」
　真帆は淫壷を圧し広げながら少しずつ挿入される肉棒に大きな淫声をあげると共に、早く深く欲しいと自ら淫部をオトコに圧し付けていった。

「あぁ～あぁ～あぁ～あぁ～イィ～～ッ、アッ、っぅぅぅ、アアアッ、イッくぅぅぅ～～～～～」
　待ち望んだ肉棒の挿入に真帆は仰け反って絶頂に昇りつめた。

　それは禁断の淫交の始まりだった。

（あぁぁぁ、もっと････あぁ、もっと欲しい！）
　感じれば感じるほど欲しくなる。
　飲めば飲むほど渇くように真帆はオトコとの淫交を欲した。

（何かが足りない気がして････さらなる快感を求めている時が一番充実してるわ！）

　真帆は新しい禁断の密室を求め始めた････。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2012.9.19掲載

【47】／【46-2】

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