龍 晃一 作
| 第3章 ヨーロッパ旅行 ミラノはイタリアの古典が残っているし、ベネチュアは言わずと知れた水の都である。ミラノにあるキリストの「最後の晩餐」の壁画を見て回り、早めの１５時くらいにホテルにチェックインした。チェックインをして部屋に入ると、 「風呂に入る」 と言われ、待ちきれないのだと思いながら湯船にお湯を満たした。 「お湯が入りました」 「真知子も来なさい」 仕方なかった。この1ケ月、セックスをしなかったのは１日だけであった。口に膣にと信夫の精液を注がれ続けていた。真知子の肌には信夫のキスマークが連日に渡り付けられていた。白い形の良い乳房にはキスマークが無数に付けられた。 「真知子は俺の奥さんにしてやる。嬉しいだろう」 と毎日言われた。笑顔でしか答えていない。その笑顔を信夫は「承諾した」と認識している。真知子は「拒否」しているが「できません」とはこの旅行の途中では言えなかった。 「俺の妻になりたいだろう。毎日、可愛がってやるから-----」 「東京に戻って、社長に相談します」 「社長は、ОＫするに決まっている」 その先は笑って誤魔化すしかなかった。 水の都、ヴェネチュアは写真で観たとおりにゴンドラが走り、サンマルコ広場には長いテーブルのようなものが置かれていた。これは11月から2月の満潮のときにサンマルコ広場に約５０センチ海水がヴェネチュアを覆ってしまうとガイドより聞かされた。 「沈みゆく水の都ベニス」と新聞で読んだことを思い出された。古い名称がベニスであり、最近はヴェネチュアという呼び名になっている。ゴンドラに乗り水路の散策を行い、王宮などを見学した。これで長かったような短かったようなヨーロッパ３０日間の旅行が終わった。東京までは１２時間も飛行機に乗らなければならない。これで信夫の脂ぎった肌から逃れることが出来ると思うと安堵するし、少し残念という気もする。 この旅行中にパリでもバックと時計と宝石等を約３００万円以上のプレゼントを貰っている。信夫は近いうちに俺の妻になる女なのだという意識があった。真知子は信夫の脂でぎらつく肌を好きになれなかった。旅行中は、１日を除いて連日連夜、抱かれ続けた。拒否したかったが拒否することを禁じられている。なる様にしかならないと覚悟を決めていた。 そんな真知子に多い時は、５発も真知子の体内に精液を放出した。何度も逝かされ失神を繰り返していた。肉体の満足がそのまま結婚という訳にはいかなかった。 帰路の飛行機の中では求められないと思っていたが甘かった。 ファーストクラスの客が寝静まると、 「興奮している。フェラして飲み干してくれ」 「こんなところではできない----」 「拒否したと報告するぞ----」 この言葉には逆らえなかった。毛布をかぶりギンギンに勃起している肉棒を咥えた。亀頭が異常に大きくなっている。 信夫も機内でフェラさせているということで燃えていた。鈴口を吸いながら睾丸を刺激する。そのとき、信夫の手が敏感な乳首を揉みだしてきた。強く捏ねられると子宮が一気に燃え焦った。乳首を捏ねられたことでショーツをビショビショに濡らせていた。やっと、精液を飲み干したときにはシートまで濡らせていた。 着換えの洋服を機内に持ち込んでいたので、食事の前にトイレで下着も取り替えた。スカートのお尻の部分には大きなシミになっていた。毛布をシートに敷いてその上に腰かけた。 成田に到着して食事を勧められたが社に戻らなければならないと理由を付けて、電車で戻った。マンションに戻り熱いお湯でお風呂に入りたかった。機内で精液を飲み干した時の影響があり、肉体が燃えていたが熱いお風呂の湯につかり、髪を洗い、身体も丁寧に洗った。 お湯から出てくるとそのまま睡魔に誘われて眠ってしまっていた。 目が覚めたときは、翌日の朝の６時になっていた。急いで、バックを開けて洗濯物を洗濯乾燥させた。冷蔵庫には何も買っていなかったので、駅の近くの喫茶店でモーニング コーヒーとサラダを食べて、１０時前には人材派遣会社に到着した。制服に着替えると社長室に行った。 「社長、３０日間の仕事を無事に終わりました」 「ご苦労様、甲斐信夫氏から真知子を妻にしたいと申し出があった」 「社長、私はまだまだ仕事を優先したいです。お断りをしてください」 「本当に断ってもいいのだね」 「ハイ------、私もその言葉を期待していた。真知子にアメリカに２週間の予約が来ている。○○電装の会長が真知子と行きたいと使命が来ている。仕事優先でいいね」 「お願いします」 ○○電装の会長も叩き上げの人で小柄な男であるが６５歳とも思えないほど筋肉がモリモリと付いていた。その翌日、真知子は社長から命ぜられるままに１５時に金田大四朗会長に面接を受けに来ていた。 と言っても大四朗は真知子を知っていた。真知子も話をしたことがあった。会長と食事を共にしてホテルで宿泊になることを意味していた。仕事を優先するということは、通訳兼娼婦になることであった。娼婦という言葉は嫌いであったがベッドを共にすることは嫌ではなかった。逝かされることで女の歓びを開花させていた。通訳兼秘書であった。 クライアントに尽くすことで勤務手当以外にも様々なプレゼントが貰えた。バッグも時計も宝石も洋服も秘書の仕事をしながらクライアントからプレゼントされた。その分、夜のベッドでは、睾丸を口に咥え、汚いアヌスを舐め、精液を飲み干さなければならなかった。嬉しかったときは、このような奉仕を行うことが楽しくなっていた。クライアントを満足させることに悦びを感じることもあった。 「女とは、魔物である」 と真知子は思っていた。それでも好きな人が出来れば結婚したいと思っていた。 甲斐信夫にヨーロッパ旅行の秘書として同行したことで、１０００万円以上の預金ができた。ものごとは考えようである。 男の精液を飲み干し、肛門まで舐めなければならなかったが１ケ月で１０００万円と言う大金を手にすることができた。秘書の仕事は、セックスまでしてくれると思うことで、金銭的肉体的な満足を得ることができた。少なくともこの１年間は、結婚を考えないで仕事をすることにした。 金田大四朗会長との打合せ、食事を終えると帝国ホテルのスイートにチェックインしていた。豪華な部屋である。この仕事をしていなければ、こんな豪華な部屋で泊まることは永久にないと思われた。金田氏は小柄である。 「お風呂に入ろう、真知子も一緒に入ってくれるよね」 「喜んでお願いします」 筋肉質である。真知子よりも少し身長は低いががっしりとした体格である。驚いたことに体格に似合わない巨根が揺れている。その巨根は黒光りしていた。肌の色に似合わないほどに黒光りしていた。 「驚いたかね。真知子もやがてこの肉棒の虜になるさ-----」 その笑顔は自信に満ちていた。 クライアントの２人目とのセックスになる。 「真知子もいい身体をしている。水着姿の写真は見ているがスリムな割りに乳房の容が良いし、お尻大きいしこの餅肌が好きだ。気に入ったよ」 というなり、唇を押し付けてきて舌を吸われてしまった。 舌を強く吸い、弱く吸っている。右手は乳房を揉みほぐし、乳首を捏ねられた。 「あああああ-------」 吐息が漏れてしまう。 「いい感度だ----その喘ぎ声も気に入った。真知子は今日からアメリカから帰国するまでは、私の妻になる。いいね」 頷く真知子がいた。 |
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| 2013.10.26掲載 |
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