龍 晃一 作
| 第５章 真知子と美希 真知子と美希は先輩と後輩になる。真知子は理知的な美人で近寄り難い面もある。美希はキュートで小悪魔的な美人である。美希は真知子に頼っているがセックスの面では、一歩も二歩も進んでいたが真知子もクライアントから連日連夜に渡りセックス漬けにされるとこれまで感じたことのない子宮の悶えと快感に男のいない生活が考えられなくなっていた。慣れが真知子の晩生の部分を開花させた。女には男の愛がなければ生きていけないことを感じていた。 学生時代には、高学歴と高収入とハンサムな男に憧れを抱いていたが、若くてカッコいい男で高収入を得ている者に、出会うことはなかった。日本国中を探しても稀にしかいない。そんな憧れから今は、年齢や外面よりも収入とセックスの強い男が真の男と思えるように変化していた。禿げていてもいい、年寄りでも良い、真知子を芯から悦ばせてくれる男が必須条件となった。 大四朗は禿げているが精力抜群であった。お金も持っているが妻もいるし愛人もいた。真知子一人を可愛がってくれる男がいれば、すぐに結婚しても良いと思えた。セックスに目覚めた肉体は、愛よりもセックスで満足することが先決になると考え方が変わった。この旅行が終われば、一人身の元気な老人でも良いから結婚できることを願っていた。２７歳という年齢は、適齢期を過ぎている。ここ近年は晩婚化が進んでいるし、都会でいる限り独身でいても不自由することは何もないが、身体の満足は若い男よりもセックスのテクニックに長けた男が良い。 そんなことを夢の中で考えていた。眠気の中で膣の中には、肉棒が出入りを繰り返していた。すでに４回も失神を繰り返していた。何十回ともなく逝っていた。３回目のときは、大四朗のテクニックで潮を噴き上げる真知子がいた。潮を噴き上げるまでの快感は肉体をピンク色に包み込み歓喜と快感が子宮を萎縮させた。その瞬間に潮を吹く真知子がいた。脳から爪先まで痺れさす快感がイナズマのように駆け抜けた。潮を噴き上げながら失神していた。 大四朗と真知子は、観光が終わればホテルに戻って熱心に肉体を交尾している。真知子が敏感になっているので真知子を失神させることに興味があった。 美希と大林孝雄は、ラスベガスのザ ヴェネチアン リゾートホテルカジノに宿泊していた。美希が驚いたことがあった。孝雄は博打が好きなのだ。ホテルにチェックインすると美希を部屋に残してカジノに行ってしまった。 ３時間経過して戻ってこなかった。食事もしていないと思われる。 美希は仕方なく真紅のイブニングドレスを来てガジノに行った。ルーレットの前で目を真っ赤にして勝負していた。１回の掛け金が大きかった。孝雄の傍の椅子に腰かけた。 「あなた、大丈夫なの-----」 「お前か------」 金額を見て愕然とした。日本円に換算してすでに１億円以上も負けていた。そのくせ黒の１７番にしか掛けないのだ。 「孝雄さん、そこは違います。赤の２７番にしてみて-----信じて----」 「解った。美希に賭けるよ。美希に１０００万円を預けれる」 ルーレットにボールが投げられた。ボールはコロコロと転がって行く。赤・黒・赤・黒と最後の数字を廻っている。 最後に赤で停まった。なんと２７番であった。 「１０００万円の１３９倍となった。瞬間に１０億９千万円近くになった」 「美希は勝負の天才だ-----もう一度しょうか」 「駄目です。勝負はワン チャンスです。戻りましょう」 孝雄は美希に逆らうことが出来なかった。設け金は、フロントに預けてディナーに行くことにした。 孝雄は、美希と交わって、美希を寝かせてからカジノに行こうと考えていた。 孝雄は、 「美希は何で赤の２７番を当てたのだろうかと考えていた----何百回としている俺が負けて----美希は天使かも-----」 美希も、 「この人は、経営者の３代目で真面目と思っていたが単に博打が好きなお坊ちゃまだけなのか-----」 二人は最高級のステーキリブを３枚も平らげていた。 「美味しかったわ-----」 「美希、一緒に来て----」 孝雄は、カジノのフロントに行き、１００ドル札１００枚の束を１０束引き出した。孝雄はこのカジノで１０億以上のお金を負けていた。ＶＩＰ客なので特別待遇であった。部屋も最上階のスィートルームに１週間宿泊していた。 部屋に戻ると、 「このお金は美希の儲け分です。万が一の為に美希持っていて下さい。半分は好きなものを購入して日本に送っておいてください。日本にはこの半分位しか持ち込めません-----」 美希が札束をバックと旅行カバンに隠すことを見届けて、美希を抱き上げてキスを交わしながらベッドに運んだ。 「美希はこのホテルの中であれば、どこに行って買い物をしても良いですがホテルからは外に出ないでください。ここは日本ではないのです。綺麗な人を見るとレイプしようと待ち構えている男達がウヨウヨしているから----」 「美希は、ホテルから外にはでません」 孝雄の右手は、美希のショーツの中に忍び込んでいた。指がクリストスを適格に刺激すると、 「ああああ-----いいいいぃぃぃぃ-----」 乳房を吸われた時には、軽くアクメに達していた。 「美希は、敏感になっているね----感じているのだ-----愛しているのだね」 頷く美希がいた。 「ところで、美希はあのとき赤の２７番って解ったの----」 「判ったのではないの、あのとき私の心が魂が赤の２７番ということを教えてくれたの。たまたまなの---」 「もう一度、出来るかなぁ----」 「多分、無理だと思うわ---」 「美希の心の奥底の力を信じないの---」 「こんなこと、初めてですもの----あれは偶然だけなの---」 「美希には才能があるような気がしているが----」 「もう、諦めなさい-----二度と奇跡は起こらないの。約束してください。二度と博打はしないと----」 「博打は、僕の生甲斐です。止めろということは死ねということになる」 「そんな--------」 そのまま有耶無耶になってしまった。 幾ら英語ができると言っても見知らぬ異国に来ている。ラスベガスに来ると開放的になった女が狙われていると聞いていた。 美希には異国に来ている寂しさを紛らわすには、孝雄の熱いペニスを挿入してくれることが癒される瞬間であった。孝雄と２ケ月は夫婦を演じることが美希の仕事であった。何も考えずに日本に戻るまでは、孝雄の妻でいなければと思った。 孝雄は、美希の口の中と子宮に精液を放出すると部屋を出ていった。 美希はこの人には、どんなことを言っても駄目だと諦めた。孝雄が博打をする為に出ていくと広い部屋に一人残された。膣の中の精液を洗い流す為にバスルームに行った。熱めのお湯に口まで浸かっていた。 それから全身をボディシャンプーで磨いた。お風呂から上がると全身にボディ乳液を汲まなく塗り込んだ。そのまま眠りについていた。朝８時に目が覚めたが孝雄は戻っていなかった。 真紅のドレスを着て、カジノに行った。 青い顔をした孝雄を見つけた。一晩で９億円を無くしていた。 「孝雄さん、部屋に戻りましょう」 「そうする-----フロントに付けておいてくれ」 部屋に連れ戻すとスーツのまま眠ってしまった。 「もう----知らないんだから----」 食堂に食べに行こうと思ったが、ルームサービスでモーニングセットを頼んだ。 朝食を食べるとホテル内でショッピングをしようと思っていた。あれこれと迷ったがブルガリの２００万円の時計とブルガリの宝石を買った。何人もの男達から誘われたが断った。昼過ぎに部屋に戻ると孝雄はまだで寝ていた。 起こそうとしたが孝雄は起きるとカジノに行くことしか考えていないことを悟り、起こさなかった。結局、孝雄が起きたのは夕方の６時になっていた。眠そうな目を擦りながら起きてくる様は、経営者の目ではなく、死んだ魚の目の様にトロンとしている。 バスルームでお湯を浴びて、髭を剃ってきたが堕落した三代目になっていた。美希は孝雄に失望感を抱きつつあった。失望しても勝手に仕事を投げ出して帰国することは出来なかった。すでに契約金は美希の口座に振り込まれている。 「食事に行こう---」 という孝雄に無言で従った。１階下のクリスタルラウンジでラスベガスの夜景を見ながら食事をした。 「今夜は、カジノには行かないから----」 「本当、嬉しいわ-----どうするの---」 「このホテルのショーが素晴らしいと聞いたのでチケットを購入しておいたよ」 「ありがとう----」 二人は１階にある大劇場に向った。フロントで予約していたチケットを貰って入場した。８時開演なのに座席はほぼ埋め尽くされていた。前列から五番目の特別席であった。 驚いたことに舞台なのに本物の馬やライオンが出てきて舞台を歩いている。驚きであった。最後には、舞台が大きく割れた。そこには、大きなガラス張りの水槽が現れた。その水槽の中に大きな蛇が泳いでいる。舞台に金髪の美人が現れた。観客に挨拶をするとその水槽に飛び込んだ。 その水槽の中で蛇と戯れるビキニ姿の女性がいる。水中で蛇にクルクルと巻かれていった。蛇に殺されるのではないかと思えた一瞬に美女は、そのトグロを抜け出していた。プールを泳いでいると蛇も美女に並走して泳いでいる。アメリカならではのスケールの大きなショーであった。１０時過ぎに終わった。 終わると再びスイートルームの１階下のクリスタルラウンジに連れて行かれた。夜の１０時からはライブ ショーが始まり、観客達も一緒になってダンスが始まった。最初だけ孝雄と踊っていたがパートナーが順次変わって行った。音楽が変わるとパートナーをチェンジするようになっていた。美希のパートナーに金髪のダンディな紳士とペアになった。曲もゆったりとしたムード音楽に変わった。その金髪の男に抱かれる格好で踊っていた。 「あなた美しい---お酒飲みませんか」 と誘われ、カクテルを渡された。甘いカクテルであったがアルコールの中に睡眠薬をいれられていた。眠くなってきた。孝雄を懸命に捜しているが見つからなかった。そのまま紳士の腕の中に抱かれるように眠ってしまった。 美希の意識が戻ったときは、全裸にされ、金髪の紳士に犯されていた。お腹の中に太い杭を打ち込まれたように満たされている。 肉棒を引き抜かれると内臓まで引き抜かれる感覚で身体が痺れてくる。次に肉棒が差し込まれると子宮の中までえぐられる感覚で肉体が宙に浮き、強烈なアクメを感じて失神していた。お腹の中をえぐられる感覚で、肉棒を差し込まれる度に失神を繰り返していた。孝雄と叫ぼうとするが声が出なかった。 美希の子宮に３度目の精液を注がれて伸びてしまっていた。 |
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| 2013.11.6掲載 |
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