龍 晃一 作
| 第６章 ニューヨークでの美希 美希はホテルの中であれば大丈夫と安心していた。美希のような女をハントしょうと狙っている男達が多数いることを知らなかった。ダンスをしていると安心していた。睡眠薬入りのカクテルを飲ませることは簡単なことであった。毒牙に落ちた女は、男が満足すると捨てられた。 明け方に意識が戻ったとき、逃げ出そうとしたがドレスを隠されていた。全裸では廊下を歩くことが出来なかった。探しているところを見つけられてしまった。金髪の男は、美希を気に入っていた。逃げ出そうとされると憤りを感じるものである。 美希は、それから３回も犯され続けた。膣から溢れでる精液を零しながら、１２時過ぎになってドレスと美希を廊下に放り出した。泣きながら孝雄の待つスイートルームに戻った。 孝雄は酒に酔っていた。それでも戻ってきた美希を抱きしめてくれた。美希は汚された膣の中をビデで洗い流し、浴室で汚された肉体をシャンプーで洗い清めた。そこに孝雄も裸になって入ってきた。美希を抱きしめて熱いキスを交わした。湯船でお互いの身体を洗い、孝雄に抱きかかえられてベッドに運ばれた。孝雄はカジノで負けた悔しさとイライラを酒と美希とのセックスで慰めようとしていた。一番手軽で簡単な方法であった。 美希がアメリカ人に犯されていたことを余り認識していなかった。美希がダンスに夢中になっていることをいいことにカジノで昨日の負け取り返そうとガジノ来ていた。美希は適当にダンスしていると思っていたのだ。孝雄の意識の中では、朝まで踊っていたと思っていた。 そんな美希の乳首を吸い、クリストスを強く弱く吸っている。乳首を強く吸うと美希の喘ぎ声が高くなってくる。クリストスを軽く噛み、強く吸った時も喘ぎ声が一段と高くなった。クリストスを吸い、両手で乳首を捏ねていくと、 「あうあう-----だめだめ-----逝っちゃう-----逝っちゃう----」 と肉体をくねらせている。そんな美希を堪らなく可愛いと思えた。 愛液が源泉を潤すようになると、 「入れてほしいの------」 と美希の催促の声が-------。孝雄の肉棒は大きくはなっているがこれまでの様にカチンカチンに硬くはならなかった。カジノの負けが精神的にも、肉体的にもダメージを与えていた。その少し頼りない肉棒を美希の膣の中に挿入するがピストンにも覇気がなく、数回ピストンを行うと休憩をしていた。 女という動物は、昨夜は犯されているのにその時の快感と比較してしまっていた。外国人の太くて長い肉棒に何度も逝かされた記憶が鮮明に蘇ってきていたが段々と孝雄のピストンが子守唄のようになってきた。途中で二人とも鼾をかいて眠ってしまっていた。翌朝になると肉棒は抜けていたが、孝雄は美希の胸に涎のようなものを流して眠っていた。 ラスベガスも残すところ一夜となった。明日にはニューヨークに行くことになっている。ニューヨークに行くとカジノもできなくなると安堵する美希がいた。孝雄との契約内容では、商用となっていたが現実は視察という名の観光目的であった。視察ということで会社の経費で来ていると思われた。こんなことは社員ではできないことである。大手の三代目のお坊ちゃまだと思った。お坊ちゃまと言っても３０代の後半である。いい齢である。 美希達も会社の利益の為に肉体を提供している。当然として報酬は受けている。孝雄の会社の社員達も朝から夜までノルマに追われ、工場では生産目標に追われている。役員という待遇でこんな豪遊をしている。美希もそのお零れを貰っている。こんな人達がいることで人材派遣の会社は成り立っている。当然であるが表向きは、時給２０００円〜５０００円程度の派遣日当で早朝から深夜まで働いている。 真知子や美希の仕事は、美智子社長が大手の経営者達から頼まれて行っている裏の仕事なのである。当然、税務署に行く帳簿に計上することはできないが、頼まれた会社の経費の関係で通訳という名で人材派遣をしていることになっている。信頼関係のない企業とはできない取引であった。ワンマン経営、経営陣を一族で占めている企業との信頼関係であった。こんなことができるのは、美智子社長の手腕なのである。 美希達は、ニューヨークのマンハツタンにあるシェラトンホテルのスイートに到着した。ここではカジノはなかった。カジノが出来ないということで孝雄は、積極的に街に出た。孝雄の片言の英語力を懸命に試していた。話の核心になると美希の存在が大きくなってきた。孝雄は、挨拶と趣味やスポーツの話が終わると日本語になった。 ラスベガスでは博打に狂う３代目と思っていたが、ニョーヨークに来ると意識も一変した。経営者の顔に戻っていた。美希も溌剌とした孝雄に従った。自由の女神を見に島に渡り、エンパイア ビルにも上った。３.１１の０番地にも行った。人種の坩堝のニョーヨークでは、世界各国の言葉が飛び交っているがここでは英語も日本語もスペイン語もフランス語でも通じる人間的な言葉の厚味を持っているところであった。移民で来た人達が翌日からたどたどしい英語でタクシーの運転手ができる街だと説明して貰った。何となく納得のできる言葉であった。 その夜は、ビジネスマンになったような孝雄から激しく求められた。クリストスが赤く腫れるほどに吸われ逝かされた。孝雄の濃厚な精液を口に存分に放出して、飲み干すところを観察された。それからギンギンになった肉棒を膣に沈めて、何度も何度も失神するまで逝かされ、肉体的にも精神的にも十二分に満足できた。明日からはオタワに行き、ナイヤガラ瀑布を見学する。 荷物はシェラトンに置いたままでカナダで一泊してくる予定になっている。 美希は昨夜は何度も逝かされたことで、孝雄を崇拝する目に変貌していた。ラスベガスでの孝雄には失望していた。こんなつまらない男なのかと見下していた。肉体を満足させられると心まで簡単に変貌するのが女心なのである。ガジノがなければ博打も行わなかった。終日美希をつれて観光した。 飛行機から観るナイヤガラ瀑布は写真で観るよりもスケールが大きかった。ナイヤガラ瀑布の川沿いに立つと流れ早いし、滝として落ちた水滴が水蒸気として巻き上がっている。その水蒸気に太陽の光が反射して虹が出来ていた。滝つぼに流れ落ちる轟音とその壮大なスケールの瀑布に虹が掛かっていることに感動していた。 「凄い----」 の一語に尽きた。 更に、小舟に乗って川の中から見上げることにした。全員に雨カッパを渡され滝つぼの飛沫を浴びるところまで近くに行くと聞かされた。滝つぼの上から見るよりも、滝つぼの中から観るナイヤガラ瀑布は想像を絶するスケールの大きさを感じた。滝の高さと長さに驚嘆した。美希はカメラで必死に撮影しながら孝雄の腕に手を絡めていた。カナダの素晴らしいところは雄大な大自然をそのままに残していることにある。 今夜のホテルも白樺の自然林の中に建設された二階建ての優雅なホテルであった。テラスからは大きな湖を見ることが出来た。 これも自然のあるがままの姿を活用していると聞かされた。ニューヨークのゴミゴミした大都会よりも大自然の中で豊かに暮らせることを幸せに思えた。その夜は、月が湖に浮かんだいる景色の見えるベッドで孝雄との愛の交わりが遅くまで続いた。 カナダで大自然を満喫してニューヨークに戻ってきた。大都会の雑踏の中にもまれると変な疲れが身体をおそっていた。雑踏の中は疲れるものと認識していたが、自然の中でのんびり暮らせることが人間の本能にマッチしているように思われた。ボストンにまで足を延ばした。あのタイタニック号の遺品がボストンの浜に打ち上げられたことで記念館があった。映画のイメージしか湧かないが氷山のあった冷たい海で凍え死んだ人が多数いたことを知った。 明るくて陽気なフロリダに着いた。真っ青な海と紺碧の空、街にはビキニ姿で歩いている女性を多く見かけた。ホテルにチェックインするとホテルのプールで泳ぎ、カリブ海の海で泳いだ。海の中で孝雄とキスを交わし、浮き輪に捉まった状態でバックから挿入された。海水の中で肉棒がピストンしている様は、陸から見ている人達を不思議がらせているような気もしたがセックスをしていると感じたカップルが並んでセックスを始めた。 アメリカ人の巨大な肉棒を見ると孝雄のは、子供のようにも思えた。更にギャラリーが増えてきたのでセックスをすることを諦めた。ホテルに戻りシャワーを浴びて、海の見えるベッドで孝雄の肉棒を咥え、舌と唇で愛撫し、鈴口を吸い出すと大量の精液を噴火した。その精液を飲み干すと肉体が燃え上がってくる。孝雄に跨り女上位のスタイルで腰を廻し、膣を締め付けた。燃えあがってくると美希は女から牝になりきっていた。本能だけが無心に肉体の満足を求めている。 フロリダという風土が女も男も恥ずかしさを忘れさせ、乳房を自慢して歩く女性も多くいる。パンツもＴバックなのでお尻の大きさ、容が良く見える。トップレス姿で街並みを歩くと女の存在が大きく観える。陽射しも厳しいが湿度も少ないので過ごし易い気がしてくる。孝雄から言われるがままにトップレスで街路樹の路を歩いた。恥ずかしいと思っていたのは、最初だけであった。その空気に馴染んでくると当り前のように思えだした。 |
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| 2013.11.9掲載 |
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