眞由美　so-ji 作
【前】/【次】
眞由美（１2）


　大きな窓から光が射し込む部屋の中に、男女の息遣いが響いている。
「あぁ〜ママ〜〜僕また…あぁ〜逝く〜〜〜！」
「あぁん、翔ちゃ〜〜ん！ママも〜〜〜！」
　眞由美は身体の奥深くで破裂するように膨張し脈動する息子の肉棒と、その先端から吐き出される熱い精液をしっかりと感じていた。

　ドピュッドピュッドピュッドピュッ
　ドクドクドクドクドク

「ハァハァハァハァ…翔ちゃん凄い…ママまた逝っちゃったわ…」
　眞由美は両手をついて上体を支える翔太を見上げながら、頭を優しく撫でる。
「ねぇママ、もう１回していい？」
　射精してすぐにもかかわらず、翔太の肉棒は力を失わず眞由美の中で次の出番を待っている。
「えぇ、いいわよ。翔ちゃんの好きなだけしていいのよ…あぁん、翔ちゃん凄い。あぁんあぁんあぁん！」
　眞由美の返事が終わらないうちに、翔太は再び力強く腰を動かし始める。
（ホント若いって凄いわ…）
　少年の精力に感心しながら、眞由美の身体はその精の全てを吸い取るように蠢き応える。
「あぁ〜翔ちゃん、たまらないわ」
　翔太は眞由美の両脚を大きく開くように抱え、一心不乱に腰を振っている。
　翔太の腰の動きに合わせて、横になっても高さを保っている眞由美の豊かな乳房が揺れている。
「ママ、ママ、気持ちいいよ〜」
　眼下に揺れ動く乳房が翔太をさらに興奮させる。
「あぁん！」
　翔太がたまらず乳房を鷲掴みにする。
　翔太は何度精を吐き出しても、直ぐにまたしたくなる自分に内心驚きながらも動きを止める事なく腰を振り続けている。
　初めて母親である眞由美と結ばれたあの日、筆下ろしと相互鑑賞から母親交換と幼馴染みの雅彦と共に存分に、母親達と交わるという夢のような体験を１日で済ませてしまった翔太と眞由美の生活は一気に変化してしまった。
　あの日から毎日お互いの性欲の全てをぶつけ合い、翔太は眞由美を求め続け眞由美もまたそれを受け止めていた。
（私も好きよね…）
　あれから１週間になるが朝の出勤前そして帰宅するとすぐに交わり、その後夕食から就寝する迄の間、服を着る間も無く翔太に求められるまま身を任せ若い精を受け止めていた。
　そして今日は休日という事もあり、すでに朝から何度も交わり昼になろうとしている。
　眞由美は尽きることない少年の精力と性欲に付き合う自身の好色さに半ば呆れながら、流石に少々持て余し気味に感じはじめていた。
　回数もさる事ながら翔太とのセックスは今までにない絶頂感を感じられ、毎回ほとんど気絶寸前まで逝かされるのだ。
（ホント凄いわ…でもこのままじゃ私の身体がもたないかも…）
　この１週間毎日毎日、食事と睡眠時以外はほぼ身体を重ねているような状態が続いている。
　そして回を重ねる毎に翔太の責めはより的確に眞由美の感じるところをつくようになり、百戦錬磨を自負する眞由美でさえ自身をコントロール出来なくなりセックスを覚えたての少女のように次から次へと押し寄せる快楽の波に翻弄されていた。
（綾乃さんトコはどうしてるんだろう？）
　実の息子である翔太と肉体関係を結ぶきっかけを与えた、綾乃と雅彦の母子はどうしているのだろう。そんな事を考えながらも、身体の奥から押し寄せてくる絶頂の波が眞由美の思考を再び奪っていく。
「あぁ〜翔ちゃん！もっと速く！もっと強く突いて！ああぁ〜〜そう、そうよ！翔ちゃん上手！あぁ〜〜〜！！」
　眞由美の要望に応えるように、翔太は腰の動きを速めていき今日何度目かの絶頂へと駆け上っていった。

「ハァハァハァ…翔ちゃん、ちょっと休憩しましょ…」
　時計は正午を回り、部屋の中を初夏の陽射しが明るく照らしている。
　眞由美は息があがり肩で息をしながら身体を起こす。
「僕まだできるよ」
　それを証明するかのように、翔太の肉棒はまだ眞由美の胎内で硬度を保っている。
「分かってるわ…でももうお昼よ…朝ごはんも食べてないし、ママお腹空いたわ」
「そんな時間？そう言えば僕もお腹すいてきた」
　そう言って笑う翔太の表情はまだまだ子供だ。
「とりあえずシャワー浴びて汗流しましょう」
「うん、じゃあ早くしてまたしよう」
「うふふ、翔ちゃんったら…あん！」
　翔太が肉棒を引き抜くと、眞由美は喪失感にも似たような寂しさを覚える。
（やっぱり好きなのよね）
　どうしようもなくオトコを求める自身の好色さに苦笑する。
　バスルームへと向かう翔太の肉棒はようやく力を失い始め、股間でぶらぶらと揺れている。
　その姿をぼんやり見ていると、
「ママ、早く！」
　振り返り催促する翔太に促され、眞由美はようやくベッドから立ち上がり後を追うようにバスルームに向かった。

「アァァァー！ダメ〜〜！アアァ〜〜！」
　美咲は自分の部屋で左手で乳首をつまむように乳房を揉み、右手で母の寝室から持ち出したディルドーを秘所に埋め込み激しく動かしている。
「アァァァ〜〜！イ〜〜〜！」
　身体の中でモーターの振動が響き、美咲の敏感な部分を刺激している。
「アアァ〜アアァ〜〜！イク、イク、イクゥ〜〜〜〜！」
　ベッドの上で両脚をピンと伸ばし、美咲は今日何度目かの絶頂を迎えた。
「ハァハァハァハァ…また逝っちゃった…」
　美咲の母親の美雪は服飾業界の営業マネージャーとして、眞由美の会社で働いてる。現場を取り仕切るトップとして日曜日も仕事に出かける事も多く、今日も新規事業の立ち上げとかで朝から出かけていた。
　美雪の部屋で大人の玩具を使った自慰を体験してから美咲の性に対する興味は益々強くなり、今日も朝から全裸で自慰に耽っていた。
「もうお昼か…お腹すいてきたな…」
　ふと時計を見ると既に正午をまわっている。
「ん…」
　美咲はディルドーを抜くと、ねっとりと濡れ光るそれをうっとりと眺める。
「ホント、いやらしいカタチ…男の子のも大きくなったらこんなになるのかな？」
　今までに見た事のある男性自身は父親以外ない。同世代の男の子はどうなんだろう？少女の興味はより身近なクラブの男子達へと注がれていく。
　水泳部の競泳パンツは小さく、さりげなく観察していると人によって股間の膨らみの大きさもまちまちな事に気付く。
　その中で翔太のモノがひときわ大きいように思え、入部してきた時から男子間でも話題になっているのか、その事でからかわれているのを聞いたこともある。
（翔太くんの見てみたいな）
　どんなカタチなんだろう、大きくなったらどんなだろう、そんな事を想像し頬を赤らめる。そして、そっとベッドの上に置くと全裸のまま部屋を出て、階段を降りキッチンへと向かう。
　美咲が寝ている間に美雪は出かけていた。
　テーブルの上にメモが置いてある。
（『美咲へ。お昼ご飯はこれで何か買って食べてね』か…何食べようかな）
　とりあえず出かけられるようにシャワーを浴びて部屋に戻る。
「何着ようかな」
　少し考えた後、初夏らしいマリンボーダーのカットソーワンピースを身にまとう。
　姿見の前でくるりと回るとミニ丈の裾がふんわりと上がり、太腿の中程までが露わになる。
　真っ直ぐに姿見に向くと、両手で裾を持ってゆっくりと上げていく。
「うふふふ…」
　そこには遮るものはなく、無毛のビーナスの丘が直接見えている。
　元々体毛は薄いが水泳部の美咲は、身体中の毛を処理している。
「丸見えだわ…」
　ふっくらと盛り上がった恥丘に細くスリットが入っている。
　胸元はなだらかに盛り上がり、その頂は存在を誇示するかのように乳首が薄い布地を押し上げている。
「やっぱりブラはしないとダメか…」
　本心では全裸で外を歩いてみたいのだか、流石にそれは出来ない。せめてブラジャーは外したいのだが、薄着になるこの季節だと美咲のプロポーションだと目立ち過ぎる。
「仕方ないか…」
　一旦ワンピースを脱ぐと、ブラジャーだけを身につけて再びワンピースを身にまとう。
　最近、下を履かずに外を歩く事に慣れてきている自分に苦笑しながら、ポーチを肩からかけると部屋を後にし玄関へと向かった。

「翔ちゃん、お外に食べに行こうか」
　眞由美は冷蔵庫を覗き込んでいる翔太の背中に話しかける。
「うーん、何もないなぁ。折角の休みだから今日は１日中しようと思ってたのになぁ」
　翔太は不満気に冷蔵庫を閉めると、眞由美の方を向き頬を膨らませた。
「翔ちゃんったら。ママは逃げないわよ。ママは翔ちゃんのもの…翔ちゃんがしたい時にしたいだけしていいんだから。でもご飯は食べなきゃね。体力つけないと頑張れないわ」
　そう言って抱きつくと唇を重ねた。
「そうだね。ママはエッチ大好きだから、たーっぷりする為にもエネルギー補給しないとね」
「いやだわ翔ちゃんったら…いじわるね」
　眞由美はちょっと拗ねたような表情を見せて背中を向ける。
「ごめんごめん。ママ愛してる。僕もエッチ大好きだからいっぱいしたい」
　背後から両手で乳房を持ち上げるように揉みながら耳元で囁く。
「ああん…翔ちゃんったら…」
　翔太の手の上に自分の手を重ねると、眞由美は首をうしろに回し唇を求める。
　しばらくそのまま唇を重ねたあと、どちらからともなく離れると
「お腹すいたね」
　そう言って笑いあう姿は、母子というよりは恋人同士のようだった。
　
【前】/【次】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2015年2月21日掲載
Copyright (c) 2014-2015 so-ji All rights reserved.
▲