眞由美


眞由美　so-ji 作
眞由美（16）「おばさま…何処へ…?」　下へと向かうエレベーターの中で美咲は、不安と期待が入り混じった感情を抱えながら眞由美に尋ねる。　それには答えず眞由美は微笑を浮かべている。　途中エレベーターが止まり、スーツを着た若い男が乗り込んできた。（やだ…）　美咲はノーブラがばれないように背中を丸め、眞由美の背後に隠れるように顔を伏せるが眞由美はそんな美咲の背中に手を回し、隣に立つように促す。　乗り込んできた男は眞由美達の方は見ず、斜め前に立っている。　眞由美はことさらに胸を張って突き出すようにした姿勢で男に話しかけた。「こんにちは」　男は不意に話しかけられ改めて眞由美達の方を見る。　胸を張り姿勢よく立つ眞由美と、その隣に立つ美咲を見て目を見張る。（綺麗な人だな。母娘かな？ん？おいおいノーブラじゃん！）　男は目ざとく眞由美がノーブラである事に気付き目を見張った。「こ、こんにちは」　男は眞由美の胸から目を離さずに答える。　薄手のカットソーの深く切れ込んだ首元は胸の谷間が大きくのぞき、その頂きは固く尖り布地を押し上げてその存在を強調している。（スゲェ！乳首勃ってる。娘の方は高校生かな？この娘もノーブラじゃん！）　まだ中学２年生の美咲だが、その容姿のせいでよく高校生に間違われる。　男は平静を装いながら２人を交互に見る。「暑くなってきてスーツ着てのお仕事大変ですね」　眞由美は胸元のＶカットに右の人差し指を引っ掛け、パタパタと扇ぐような仕草をしてみせる。　この動きに合わせて乳房が大きく揺れ、谷間の露出が大きくなる。「そ、そうですね」　男は生唾を飲み込みながら返事をするが、眞由美の胸元から目が離せない。（デカい乳だな。こんな乳を思いっきり揉んでみたいもんだ）　男の鼻息が無意識のうちに荒くなってくる。「男の方ってこれからの季節は大変よね。私たちは薄着出来るから助かるけど…ねぇ美咲さん」　そう言って眞由美は美咲に話をふる。「そ、そうですね。大変ですね」　そう話を合わせる美咲に男の視線が絡みつく。（こっちの娘もいいな。母娘で露出狂か？親子どんぶりしてみたいもんだな）　男は生唾を飲み込みながら無遠慮に美咲の身体を舐め回すように見る。（あぁ…見られてる…私の身体…見られてる…ノーブラなのもバレてるわ…あぁ…）　男の視線を身体中に感じ、恥ずかしさと同時に湧き上がる快感に頭が痺れてくる。（もっと…もっと見て…）　美咲は顔を背けながら無意識に、両手でワンピースの裾をゆっくりと持ち上げていく。　男が目を丸くしてその行動を見ている。　眞由美は微笑を浮かべながらも内心驚いていた。（この子…本物だわ。仕込めば私以上になるかも。いえ、もう既にいいセンいってるかも）　眞由美はこれからの展開が楽しみでならなくなってきた。　あと少しで太腿の付け根が見える、その寸前でエレベーターが１階ロビーに到着しドアが開いた。「お仕事頑張ってくださいね。さ、美咲さん行きましょう」　眞由美は美咲の背中に手を回すと、さっさとエレベーターを降りて歩き出す。　男は一瞬追いかけようとするがロビーは他にも人がおり、なんと声をかけて良いのかも分からず深く息を吐くと頭を軽く左右に振って出口へと歩いて行った。「美咲さん、あなたいいわね」　眞由美は歩きながら美咲に話しかけるが、美咲は先ほど自分がしようとしていた行為を思い出して耳の先まで赤くしていた。「私…」（見られてるって思うだけでこんなに興奮して…私どうなっちゃうんだろ？）　自分の中にある淫らな感情に戸惑いを感じながら、どうにかなってしまいそうな程の期待が更に淫らな感情をかきたてる。「うふふ、いいのよ。興奮してるんでしょ？もっと見て欲しい、もっと、もっとって。大丈夫、私も同じだからその気持ちよく分かるわ」「おばさま…」　ロビーを歩く２人をすれ違う人々が見ている。時々振り返り後ろ姿を目で追う男もいたが、実際にはそれほど全員が注視しているわけではない。しかし、今の美咲にはすれ違う人全てが自分を見ているような気になる。（あぁ…見られてる…裸を見られているようなこの感じ…たまらない…）　自分がどんどん大胆に、そして見られる事に快楽を覚える事に気付かされ美咲は戸惑いながらも内から溢れるものを抑えきれなくなっていた。　やがてロビーのカウンターにたどり着くと背の高い女性が対応に出てくる。　身長は180cm程だろうか。髪をアップにまとめ、ホテルの制服のブラウスとベストが胸を強調しそのスタイルの良さを際立たせている。「小野様いらっしゃいませ、お待ちしておりました」　こちらが名乗る前にその女性はカードキーを取り出し眞由美に渡す。「麗華さん、ありがとう」　眞由美は微笑みながらキーを受け取り、美咲を紹介する。「美咲さん、こちらは如月麗華さん。いつもとても良くしてくださるのよ」（綺麗なひと…ハーフみたい…あぁ…このひとも私の事見てる）　麗華は切れ長の目で微笑を浮かべながら美咲の身体を見ている。「いえいえ、とんでもございません。こちらこそ良くしていただいて…こちらの可愛いお嬢様は？」　美咲は服を透かして身体中を見られている気持ちになる。「こちらは伊藤美咲さん、息子の学校の先輩なの。いつも息子がお世話になっているのでそのお礼に、ね」　意味ありげに微笑みながらそう話す眞由美の横で美咲は身体中が興奮に包まれ、２人の会話は耳に入っているが内容は理解できなくなっている。「そうですか。ご子息の先輩というと中学生？高校生かと思いましたわ…それは楽しみな事ですね。それではごゆっくりお寛ぎくださいませ」　こちらも意味ありげに口元に笑みを浮かべながら眞由美と麗華は視線を絡める。「ありがとう。さ、美咲さん行きましょう」　美咲を促し再びエレベーターへと向かう２人の後ろ姿をじっと見つめている麗華の瞳は妖しい光を帯びていた。　エレベーターに乗り込むと他に乗り込む人は誰もおらず２人だけだった。（誰もいない…ちょっと残念…）「誰もいなくて残念って顔ね」　眞由美は美咲の心を見透かしたかのように笑う。　美咲は自分の心境を手に取るように分かっている眞由美に、驚嘆しながら恥ずかしさに顔を伏せる。眞由美はそんな美咲の腰に手を回し、抱き寄せ唇を重ねる。「あ…」　美咲は驚きながらも眞由美の背中に両手を回して抱きつき、今度は自ら舌を差し出し眞由美の舌に絡める。　眞由美の手は美咲の背中から下に向かい、ワンピースの裾を割りすべやかな尻に触れ、さらに奥へと進んでいく。「んん～うふぅ」　重ねた唇の間から声にならない喘ぎが漏れる。　眞由美の指が美咲の秘所に達すると、そこは既に洪水のように濡れている。　エレベーターの狭い空間にくちゅくちゅといやらしい音が響く。「ああぁ…おばさま…」「うふふ、大洪水ね。見られて興奮するなんていやらしい娘」　美咲は何も言えず、ただ眞由美にしがみ付くように身体を委ねている。　やがてエレベーターが目的階に着くと、眞由美は美咲を促し廊下を歩いて突き当たりの部屋に向かう。「ここよ」　カードキーで開錠しドアを開けると中に入る。「すご…い」　そこは倶楽部の集まりでも使用している例のスウィートルームである。　美咲はキョロキョロと周りを見渡し、その広さと豪華さに圧倒されていた。「さ、こっちよ」　そんな美咲の様子を微笑ましく思いながら、眞由美は奥の主寝室にあたる部屋に向かった。「すご…い」　先ほどと同じ感想を漏らす美咲の視線の先には、クイーンサイズのベッドが置かれている。　そして壁一面の窓ガラスから初夏の陽射しが明るく部屋を照らしており、窓の外はテラスになっているのが見える。「さ、美咲さん、服を脱いでよく見せて…」　眞由美はベッドに腰掛け美咲に服を脱ぐように促す。　美咲が窓を背にモジモジしていると、「どうしたの？早く脱ぎなさい。見られて興奮して、びしょびしょに濡らして…そんないやらしい身体をじっくりと見てあげるって言ってるのよ。さぁ早く！」　微笑を浮かべながらも、少し強く叱責するような眞由美の口調に美咲は弾かれたように動きワンピースを脱ぐ。　脱ぐといっても素肌にワンピース１枚だけを身にまとっているだけなので、ワンピースを脱げはもう素っ裸である。「ああぁ…恥かしい…」　顔を伏せながらも前を隠そうとはせず、眞由美の目に全てを晒す。「美咲さん、綺麗よ」　眞由美は立ち上がって全てを脱ぎ去り全裸になると、美咲を優しく強く抱きしめる。「あぁ、おばさま！」　素肌と素肌が直接触れ合うのは先ほどのトイレでの出来事が初めてだったが、ホテルのベッドルームでしかも今度は全裸という状況に美咲の興奮はさらに高まっていく。「ちょっと外に出ましょうか」　眞由美は美咲をテラスへと誘う。「えっ…？」（外って…見られちゃうよ…）　眞由美はそんな戸惑う美咲を、半ば強引に外に連れ出すと大きく背伸びをする。初夏の陽射しの下で腕を上げてクルリと周り、美咲の方を見て腕を下げると豊かな乳房がプルプルと揺れる。　陽射しは暖かいが、肌を嬲る風は高層階の為かまだ少し冷たい。「ほら、気持ちいいでしょ？心配しなくてもここは何処からも覗けないわ。あ、でも美咲さんは見て欲しいのよね。ちょっと残念かしら？」　美咲は恥ずかしさに真っ赤になりながらも、初めて全裸で外に出た開放感に浸っていた。（あぁ…たまらない…裸で外に出るのってこんなに気持ち良いんだ…）　美咲の身体は羞恥と興奮に染まっている。「こっちにきて」　眞由美はテラスに置いてあるビーチベッドに腰掛けると、美咲に隣に座るように誘う。　美咲が隣に座ると、眞由美は肩を抱き唇を重ねる。「あふぅ…」　美咲はされるがままに身を委ね、やがてビーチベッドの上に寝かされると、その身体の上を眞由美の手と唇が這い回る。「ああぁ！おばさま…すごい…ああぁ～！」　青空の下で美咲は初めて本格的に愛撫される経験に、身も心も蕩けてしまいそうになる。「うふふ、可愛いおっぱい…」　やわやわと乳房を揉まれ、乳首を吸われ美咲は全身の力が入らなくなってしまう。（もう…もうどうなってもいい…もっと…もっとして）　眞由美の愛撫はどんどん下へと向かい、とうとうまだ誰も触れたことのない秘所へと到達する。「ああ！ああ！凄い！いい～！おばさま、凄い！」　美咲は初めて秘所を舐められる経験に思考回路は完全にショートしてしまい、部屋中に響き渡るような声で喘いだ。「ああぁ～～！逝っちゃう！私逝っちゃう！ああぁ～～いぃ～～～！ああああああぁ～～～逝くぅ～～～～！」　両脚を大きく広げた態勢で秘所を舐められながら乳首を摘まれ、美咲は今迄に感じたことのない気を失うほどの絶頂感を感じた。
【前】/【次】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2015年4月29日掲載
Copyright (c) 2014-2015 so-ji All rights reserved.

▲