眞由美
so-ji 作
眞由美（24）

（それにしても驚いたわ。まさか美咲が社長の息子さんとお付き合いするなんて…）
　家に帰ってシャワーを浴びながら美雪は、今日の出来事を思い出していた。
　仕事を終えて帰宅したところ、美咲がおらず心配して連絡をとろうとした矢先に、勤める会社の社長である眞由美から連絡があった。
　どうやら昼から社長と一緒だった上に、社長の息子である翔太と付き合っていると、同席した夕食の席で聞いた時は箸を落としそうになる程驚いた。
　まだ中学生なのに、そう思いながら自分を振り返ればその頃周りの友人達と、かっこいい同級生や先輩にキャーキャー言ってた事を思い出す。
「美咲もそんな年頃よね。それにしても歳下の男の子と、ねぇ…」
　翔太は歳下といっても眞由美譲りの綺麗な顔立ちで、有名なアイドル事務所にいても不思議ではない位だ。実際、何社かスカウトがあるらしいが本人にも眞由美にもその気は全くようだ。
　身長も既に自分と変わらない程あり、礼儀正しく性格も良く校内でも人気があるらしい。
「まぁ、私が心配する事じゃないわね」
　160cmB80W56H85の身体をボディソープを泡立て掌でゆっくり丁寧に洗っていく。学生時代は陸上部で鍛えた身体は38歳になった今もスレンダーなプロポーションを保っていた。名前の通り雪のような白い肌の首筋からお椀型の形の良い乳房、細い腰から適度に張り出した腰へと手を這わせていく。
「あぁ…」
　海外に単身赴任中の夫はもう半年も帰国していない。夫の健二は真面目な商社マンだが、夫婦生活は激しく仕事で遅くなっても毎晩のように美雪を求めた。
　その夫の要求に応えている内に、美雪自身もセックスに対し貪欲になっていたが、その夫が単身海外赴任になり帰国は年に数度、それも１週間程しか帰ってこない。
「健二さん…」
　夫に仕込まれた熟れた身体を持て余し、最近は大人の玩具で慰める毎日だ。
「ああぁ…」
　今夜も自慰で慰めるしかないと考えていると、脱衣所に気配を感じ慌ててシャワーを捻りお湯を出す。
「美咲？もうちょっと待ってて。ママもうすぐあがるから」
「あんまり遅いから心配しちゃった。ママ大丈夫？」
　女同士の気安さから扉を開けて美咲が顔をのぞかせる。
「ありがとう、大丈夫よ。ちょっと考え事してただけだから」
「なら、いいけど。私もこのまま入るね」
　既に服を脱いでいた美咲は、そのまま風呂場に入ってくる。
　美雪は先ほどのまでの行為に少しドギマギしながらも、何とか平静を装う。
「美咲も大きくなったわねぇ」
　改めて娘の裸体を見ながら感慨深く呟くと、美咲は嬉しそうに笑みを浮かべる。
「もうママより背が高くなったしね」
　美咲は自分の頭の上に手を当ててから、平行に美雪の上に移動させる。
　掌１枚分くらい頭の上にある美咲の手を、美雪は微笑みながら見つめる。
「ホントねぇ。こうやっていつの間にか私もおばあちゃんになっていくのね」
　自嘲気味に笑う美雪に美咲は首を振る。
「ママはとっても綺麗だと思うよ。おばさまにはちょっと敵わないけど」
　娘の言葉に美雪は、眞由美の姿を脳裏に浮かべる。確か年齢は自分より４つ程下の筈だが、その美貌とプロポーションは子供を産んだとは思えなかった。美雪自身も、年齢よりは若く見られるし、ケアを怠らない肢体にはひそかに自信を持っているが、眞由美には敵わないといつも思っていた。
「社長は特別よ」
　美雪は苦笑しながらそう答えると、美咲が抱きついて耳元で囁く。
「でもママは私の自慢のママよ。とっても綺麗」
　突然の娘の行動に戸惑い、娘とはいえ素肌同士が触れる感触は美雪の奥底に微かな官能の火を灯す。
「ありがと」
　そう言って娘の頭を撫でていると、娘が小さかったときの事を思い出す。
（本当に大きくなったわ）
　暫くそうした後、美咲は身体を離し背中を流してあげると言って美雪を座らせた。
「ありがと」
　娘に背中を洗ってもらいながら、その気持ちよさにうっとりとしていると、美咲の手がそのまま前にきて乳房の上に置かれる。
「あぁ…」
　思わず声が出てしまい慌てて手を抑える。
「前は自分で洗うからいいわ」
「ママのおっぱい柔らかくて気持ちいいね」
　美雪の制止を聞かず、美咲はやわやわと揉み続けた。
（そんなにされたら感じてきちゃうじゃない）
　事実、美雪の乳房の頂は硬く尖ってきていた。
「ほらほら、いつまでも触ってないで」
　美雪は美咲の手からタオルを取ると自分で前を洗い、シャワーで流すとさっさとバスルームを後にした。
　美咲の触り方はただ触るというより、愛撫に近いものがあり久しく他人に触れられていない美雪の身体は過敏に反応した。
（やだわ…ちょっと感じちゃったじゃない）
　美雪の身体の中心はしっとりと湿り気を帯びており、太腿を捩り合わせるようにすると身体の奥深くからトロッとしたものが流れてきていた。
「また今夜も…」
　自分で慰めないと、という言葉は飲み込み手早く身体を拭くと何も身につけないまま寝室へと向かった。

（ママったら…感じてたみたい）
　美咲は自分の掌を見ながら、先ほどの美雪の反応を思い出していた。
（やっぱりママも寂しいんだ…）
　今日初めてオトコを知ったばかりとはいえ、父と交わっていた母の姿を思い出していた。
（ママかわいそう…）
　そんな事を思いながら、今日の素晴らしい体験を思い出すと身体の芯が熱くなってくる。
（あんなに気持ちいいんだもん。ママだってしたいよね）
　美咲は早く父が帰ってくれは良いのにと思いながら、他の手はないか今度眞由美に相談してみようと考えつく。
「おばさまなら…」
　眞由美の肢体を思い描くと、そこに翔太か重なる。
「あぁ…翔太…」
　美咲は身体に手を這わせ、熱い吐息を漏らした。

「あぁ！いぃ〜翔太！それいぃ〜！ああぁ！ああぁ！」
　美咲は全裸で翔太に跨り腰を振っていた。形の良い乳房が動きに合わせて揺れ動く。
　クラブ活動が終わったあと美咲は翔太を自宅へと誘い、部屋に着くなり着ているものを脱ぎ捨てると翔太を求めた。
「あぁ〜！いぃ〜！おちんちん、気持ちいぃ〜！逝く！逝っちゃう！ああぁ〜！」
　翔太は下から美咲の乳房を揉みながら、激しく腰を突き上げる。
　ズボズボと音をたてて翔太の肉棒が美咲の中に出入りするさまは、とても中学生の性行に見えない激しさだ。
「あぁ〜！ダメ！ホントに逝っちゃう！あぁ！逝っちゃう！逝く〜！」
　ガクガクと身体を震わせながら美咲は絶頂を迎えた。
「あぁ…翔太のおちんちん最高…あぁん！」
　しな垂れかかるように翔太の上に崩れる美咲の背中に手を回し、抱き締めるようにしながら翔太は下半身を再び動かし始める。
「あぁ…たまんない…あぁ！」
　夕暮れ時の赤い光の中、若い２人は再び官能の世界へと没頭していった。

（まさか…）
　そんな２人の激しい性行を、ドアの外から覗き見した美雪は激しく動揺していた。
（やめさせないと…）
　そう思うのだが、身体は動かず声も出せないでいた。
　手がけてたプロジェクトがひと段落し、久しぶりに早く帰宅した美雪は玄関に見慣れない靴があるのを見つけた。
（翔太くん来てるのかな？）
　昨日、眞由美から娘の美咲と付き合っていると聞かされたばかりだ。
　そう思い美咲の部屋に向かうと、何やら声が聞こえてくる。それも普通の会話でなく息遣いも荒い。不審に思い足音を忍ばせドアの前に立ち、耳を澄まし中の様子を伺うと明らかに男女の交わりの時の声だ。
（まさか？）
「あぁ！翔太〜！おちんちんイイ！凄いイイ！ああぁ〜！」
　美咲の声がドアの向こうから聞こえてくる。
「ああぁ！ああぁ！それイイ！翔太のおちんちん凄い！ああぁ！ああぁ〜！」
　美雪は胸の動悸を抑えながら、そっとドアを開け隙間から中を伺う。

「あぁ〜！いぃ！おちんちん凄い！あぁ！ああぁ〜！」
　ドアを開けたことで美咲の声がより大きく耳に届く。
　隙間からではよく見えないが、ベッドの上で四つん這いになった娘の乳房が激しく揺れているのが見える。
「ああぁ！翔太！翔太！おちんちん凄い！ああぁ！ダメ！逝っちゃう！私また逝っちゃうよ！ああぁ〜！」
「ホント、美咲はおちんちん好きだねぇ」
　翔太は笑ってそう言いながら器用に腰を動かし続ける。
　見られていることに気付かず、美咲は翔太の責めにあられもない声を上げ身体をくねらせる。
　しかし実は翔太はドアが開いたことに気付いていた。
　一瞬ドキッとして動きを止めかけたが、その後ドアの向こうにいる人物がこちらの様子を伺っている事が分かり、余計に激しく腰を動かしていた。
（おばさんかな？こっちを見てるみたいだな。それなら…）
　眞由美に鍛えられ、他人に見られながらでも平気でセックス出来る翔太は、より興奮し動きを激しくしていた。
　翔太は美咲の背後から前に手を伸ばすと、乳房を掬うように揉み上げ腰を動かす。
「あぁん、翔太！おっぱい触っちゃダメ〜！そんなことしたらホントに逝っちゃう〜」
　美咲は母親に見られているとも知らず、翔太に甘えた声で喘ぎ声をあげる。
「美咲はおっぱい触られるの感じるもんね。これはどう？」
　そう言うと翔太は美咲の身体を起こして、自身はベッドの上に仰向けに横になると美咲に身体をこちらに向けるように指示する。
「あぁん！翔太〜！？」
　騎乗位になると翔太は、下から美咲の乳首を摘むようにして揉みあげる。
「あぁ！いぃ〜！これいぃ〜！あぁ〜おちんちん奥まで届く！あぁ〜！」
「美咲はホントにエッチだねぇ。僕が動かなくても勝手に腰が動いているよ」
　美咲は自身の敏感な所を擦り付けるように腰を動かす。
「だってぇ〜翔太のおちんちん気持ち良いんだもん。ああぁ〜いぃ〜！ねぇ、逝っていい？ああぁ〜！」
「うん、いいよ。ほら！」
　翔太はそう言うと、下から突き上げるように腰を動かす。
「ああぁ〜！逝く！逝く！逝っちゃう！ああぁ〜！いぃ〜！」
　美咲はガクガクと身体を揺らすと絶頂を迎えた。
（あぁ…美咲…逝ったの？なんて…ああぁ…）
　ドアの前で美雪は座り込んで、若い２人の性交を見ていた。気付くと両脚の付け根は溢れるほどに濡れている。
（ああぁ…凄い…）
　美咲がオトコを知ってまだ１日しか経っていない事を知らない美雪は、いったいいつから２人は肉体関係があるのかという疑問すら浮かばずにいた。
　ただ中学生の娘が同じく中学生に犯されながら嬌声をあげている姿に圧倒されていた。
　翔太は上体を起こして、逝ったばかりの美咲を抱き抱えるようにして対面座位になると再び腰を動かし始めていた。
　美雪は無意識のうちに、もっと見ようとドアの隙間に近づく。
　翔太の肉棒が美咲の中に激しく出入りしている様子がハッキリと見えた。
（太い…）
　娘の秘所に出入りする肉棒は、思った以上に太く長いように見える。美雪は知らず知らずのうちに右手を股間に這わせ、左手を胸に置き服の上から揉みしだいていた。
（あぁ…私も欲しい…）
　２人を止める事も、そこから立ち去る事も出来ず美雪は、その場で自らを慰め声を殺しながら絶頂を迎えた。
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2015年11月28日掲載
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