眞由美　so-ji 作
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眞由美③

　正面玄関前に回されてきた車に礼を言い乗りこむと、少し強めにアクセルを踏みこむ。
　スキール音を立てて真っ赤なアストンマーチンDB9は走り出す。
　久しぶりのセックスの興奮はなかなか冷めず、身体の芯は疼いたまま翔太の通う中学校の正門前に着くと少し離れた所に車を止めて翔太が出てくるのを待つ。
　暫く待っていると、女生徒と一緒に翔太が出てくるのが見えた。
　翔太より少し背が高いスレンダーな美少女だ。
　眞由美の車を見つけると翔太は女生徒に軽く頭を下げ、眞由美の方へとやってくる。
「ママお待たせ～」
「お疲れ様。彼女？」
　一瞬何を言われたのか分からないといった表情をした後、
「？あ、違うよ～美咲先輩、クラブの先輩だよ」
　と言いながらシートベルトをしめる。
「そうなの？綺麗な子だし、翔ちゃんに彼女ができたのかと思っちゃった」
　眞由美は否定の言葉にどこかホッとしながら、ゆっくり車を走らせ始める。
　美咲は歩道で眞由美たちの乗った車が来るのを待って、軽くお辞儀をする。ストレートのショートヘアがサラサラと音をたてたように思えた。
　眞由美は美咲の前に来ると車を停め、窓を開ける。
「翔太がいつもお世話になってます。翔太の母です。」
　そう話しかけると、美咲は少し驚いたような表情を見せた後しっかりとした声で挨拶をした。
「伊藤美咲です。こちらこそお世話になってます。」
「お家はどちら？」
　そう問われて美咲がとっさに返事に困っていると、助手席から翔太が答える。
「美咲先輩はうちの近くだよ。」
「あら、うちの近くなら送るわ。翔ちゃん後ろに座って、美咲さん乗ってもらって。」
「いえ、そんな…悪いです」
　遠慮して手を振る美咲に、翔太は助手席から降り、
「この車、後ろ狭いんだよなぁ」
　と、ブツブツ言いながらも狭い後席に潜り込むようにして移動すると、
「美咲先輩、どうぞ～」
　と声をかけた。
　そこまでされると遠慮仕切れずに、美咲は助手席に乗り込む。
「なんかすいません。」
　低いシートに脚を投げ出すように座る為、少し短めのセーラー服のスカートの裾から、細く長い脚が伸びて太腿の半分以上が見えている。
　シートベルトを締めながら頭を下げる美咲に、眞由美は微笑みながら
「狭い車でごめんなさい。それにしても綺麗な脚ねぇ。」
　そう言うと、美咲は少し頬を赤らめながらスカートの裾を抑えた。

　走り始めた車の中で、クラブの活動の事などを話しながら美咲は眞由美のファッションに驚いていた。
　低いシートに脚を前に投げ出すように座るシートポジションは、眞由美の両腿の付け根近くまでタイトミニスカートを捲り上げガーターベルトをのぞかせている。
(翔太君のお母さんってスタイルいいわね。胸も大きいし、脚だって綺麗。何してる人なんだろ？)
　そんな事を考えながら他愛もない話をしているうちに、美咲の家の近くまで車は進んだ。
「美咲先輩の家はこの先の角を左に曲がったトコだよ」
　翔太が後席から指差す。
「あ、ここでいいです」
　そう言う美咲に、眞由美は微笑みながら左ウインカーを出して、車を左折させる。
　住宅街に入りスピードを落として暫く行くと、庭で散水している女性がこちらを見ているのが目に入る。
「あ、ママだ」
　その家の前に車を止めると、美咲はきちんとお礼を言って車から降り女性の元にかけていく。
「ママ、翔太君のお母さんが送ってくれたの」
　そう言う娘の顔と眞由美を交互に見て、目を丸くしている。
「ママ、どうしたの？」
　首を傾げる美咲の後ろに、車から降りてきた眞由美が近づく。
「社長…」
「こんにちは。美咲さんのお母さんって美雪さんだったの」
「え？社長って？」
　事態が理解出来ない美咲に、美雪が心底恐縮しながら説明する。
「美咲、あなたって娘は！こちらはママの会社の社長よ。その社長に送ってもらうなんてホントに！」
　そう言いながら何度も頭を下げて、美咲の頭を手で押さえて下げさせる。
「社長のお車に似ていると思って見ていましたが、まさか本当に社長のお車とは…」
「美雪さん、いいのよ。私が無理矢理送るって言ったんだから」
　笑いながら美雪の手を取り、頭を上げさせる。
「こんな近くに住んでたなんて知らなかったわ」
　伊藤美雪は眞由美の会社で、営業を統括するマネージャーを任されている。眞由美の最も信頼している部下の1人だ。
「翔ちゃん、こっち来てご挨拶なさい」
　眞由美にうながされ翔太は眞由美の隣に来てキチンと挨拶する。
「初めまして。母がいつもお世話になってます。小野翔太です。」
「まぁまぁご丁寧に。こちらこそ社長にはお世話になってます。美咲の母の伊藤美雪です。」
　美雪も改めて礼を言い、翔太を間近で改めて見る。
(綺麗な顔をした男の子ね。さすが社長の血を引くだけあるわ。)
　家で美咲が、「男前の後輩が入ってきた」と、よく言っているのが分かる気がした。
　翔太も美雪を間近で見て、
(綺麗なお母さんだな。美咲先輩によく似てる。)
　と声をお互いを観察していた。
　美雪は160cmB80W56H85のスレンダーな身体のラインを強調するかのように、ピッタリとしたUネックのTシャツにスキニージーンズとラフな服装だったが、服飾業界の営業マネージャーだけあって粋に着こなしている。
(オッパイは小さそうだけど、こういうのもいいな)
　などと女性の身体に興味津々の翔太は、見るトコはしっかりと見ていた。
「狭いところですが宜しければお茶でも…」
　そう言う美雪にまたの機会にと、翔太を促し車に乗り込む。
「美咲さん、これからも翔太をお願いね。よかったら美雪さんも一緒にうちに遊びに来てちょうだい。」
　そう言って軽くウインクして車を走らせた。
　走り去る眞由美たちを見送り、車が見えなくなると美雪は大きく息をはいた。
「ホント吃驚させるんだから。まさか社長の車で送ってきてもらうなんて…」
「だってママのトコの社長だなんて知らなかったんだもん」
　そう頬を膨らませて言う美咲に、
「そうよねぇ、でもママ吃驚したわ。さ、お家に入りましょ」
「ママも綺麗だと思ってたけど社長さん綺麗ね。スタイルいいし、スカートなんて中が見えそうな位短いしこっちの方がドキドキしちゃった。」
　興奮気味に話す美咲の頭を撫ぜながら、美雪は家の中に入っていった。

「美咲先輩のお母さん、ママの会社で働いてるんだね。」
「えぇそうよ。とっても優秀でママ助かってるのよ。親子でお世話になってるなんて奇遇よねぇ」
「ホントだね～。ママも綺麗だけど美咲先輩のお母さんも綺麗だね。」
「あら、綺麗だなんてありがと。ママの会社は美人揃いだからね。」
　翔太に綺麗と褒められ、嬉しそうに微笑んだ。
　しかし、そんな事を話しながらも翔太は、眞由美の脚元が気になって横目でチラチラ見てしまう。
　いつもより短い気のするスカートは、脚の付け根まで見えてしまいそうで、翔太は気なって仕方がない。
　眞由美はそれに気付かないフリをして、時々脚を開くようにして翔太の反応を楽しんだ。その動きで徐々にスカートは上に上にと捲れてくる。翔太はいつしか目が離せなくなり股間を大きく膨らませていた。眞由美は息子の肉体の変化と視姦に身体の芯が濡れてくるのを感じた。
　車がマンションの地下ガレージにつく頃には、スカートはすっかり捲れ上がって紫の三角の布が見えるまでになっていた。
「着いたわよ」
　眞由美にそう言われるまで翔太は、眞由美の下半身を凝視していることに気付かなかった。
「あ、あぁ」
　慌てて視線を上に戻すと眞由美と目が合う。
「どこ見てたのかなぁ～？」
　悪戯っぽく笑いながらそう聞いてくる眞由美にドギマギしながら
「べ、別に…」
　とドアを開け慌てたように車から降り、エレベーターの方へ向かう。
「ふふふ」
　微笑を浮かべながら眞由美も車から降り、スカートを直し翔太の後ろに続いた。
　1番奥にあるエレベーターに乗り込み、カードキーを当ててドアを閉める。
　最上階は一軒しかなく、エレベーターは専用になっておりカードキーか部屋から操作しないと上がれないようになっている。
「翔ちゃんも大人になってきたのねぇ～」
　気まずそうにしている翔太の後ろから、胸を押し付けるように抱き締め頬にキスをする。翔太はビクッと身体を震わせ掠れた声で頷く。
「もう中学生だし…」
(ママのおっぱい…)
　背中に眞由美の柔らかな胸を感じ、萎えかけていた肉棒が再びみなぎってくるのを抑えられずにいた。
　眞由美は翔太に身体を密着させたまま、最上階に着くまで何度も何度も繰り返し頬に口付けた。
　玄関から中に入ると翔太はすぐに自分の部屋に飛び込み、下半身を露出させるといきり勃った肉棒を握り締める。
「ママ…」
　先ほどの眞由美の股間、背中に感じた胸の膨らみを思い出しながらしごきあげると、あっという間に絶頂を迎え、白濁したモノを噴出させた。
(しまった！)
　いつもなら絶頂を迎えるまでにティッシュで抑えるのだが、いつもより興奮していたせいか絶頂を迎えるのが早く間に合わなかったのだ。
　床に飛び散った精液を慌ててティッシュで拭き取っていると、ドアをノックして眞由美の声がする。
「翔ちゃん、ママシャワー浴びてくるから水着洗濯機に入れておいてね。」
　そう言ってドアを開けようとする気配に翔太は慌てた。
　下半身を露出したままで床の汚れを拭いている姿を見られたらとんでもないと、慌てて立ち上がりズボンを引き上げるのと、ドアが開けられたのはほぼ同時だった。
　部屋を覗くように半身をのぞかせた眞由美は、ジャケットとスカートを脱いでシャツを羽織っただけの姿である。シャツの裾からのぞくガーターベルトと、白い肌のコントラストが美しい。
「どうしたの？」
「な、なんでもないよ。」
「そう？なんかおかしな翔ちゃん。」
　慌てた様子と、ズボンを突き上げる股間の膨らみ、部屋に広がる栗の香に息子が何をしていたか察した眞由美はクスリと笑うと
「シャワーあがったら洗濯機回すから、水着入れといてね。」
「わ、分かったよ。」
　ドギマギしながら返事をする息子に、追い打ちをかけるように一言加える。
「翔ちゃんも一緒に入る？」
「！」
　翔太はびっくりしたように眞由美を見つめる。
　ついこの前までお風呂に一緒に入っていたが、中学に入学してからは何となく入らなくなっていた。
　女性の身体に興味が強くなってきた最近はまた一緒に入りたいと考えていたが、そう言うには羞恥心が邪魔をしていた。
「ね？」
　久しぶりのセックスの余韻が残っているのか、最初は冗談のつもりで言っただけだったが、翔太の反応が眞由美の悪戯心に火が付ける。
「ね、久しぶりに一緒に入りましょうよ。」
　そう言って翔太の腕を捕まえ、引っ張るようにして風呂場へ向かおうとする。
　女の身体に興味はあるが、一緒に風呂に入るとなると羞恥心の方が勝ってしまう。
「嫌だよ～」
　そう言って腕を振りほどこうとするが、眞由美は強引に脱衣場まで連れてくると、ブラウスを脱ぎブラジャーとTバック、ガーターベルトだけの姿になる。
　目を丸くしたまま固まっている翔太に背を向けるようにしてブラジャーを外し、下も脱ぎ全裸になると、
「翔ちゃんも早く脱いで。それとも脱がせて欲しいの？」
　翔太の方に向きなおると惜しげも無く息子に素肌を晒し、悪戯っぽく笑う。
　久しぶりに直に目にした母の裸体は、眩しいくらいに白く魅力的だった。
　たわわに揺れる乳房の先端には薄いピンク色の乳輪に乳首がピンと立ち、細くくびれた後に大きく張り出したウエストライン、そして遮るものなく盛り上がった恥丘と未知のワレメが翔太の眼前に晒されている。手を伸ばせば届くところにあるその肉体を前に、翔太の萎みかけた肉棒は再び力を取り戻す。
　生唾を飲み込みながら何度も目を上下に動かしその姿を凝視していると、
「ほら、早く脱いで」
　と、眞由美の手が伸びてきた。
「ま、また今度！」
　翔太はとっさに後ろに下がって脱衣場を飛び出し、自分の部屋に戻った。
　ひょっとしたらママが迎えに来るかもと、期待と不安の入り混じった気持ちでドアの向こうに耳をすますが気配は感じない。暫くするとシャワーの音が聞こえ始める。
「ふう…」
　大きく息を吐きベッドに腰掛けると先程の光景を思い出す。
(それにしても…ママのおっぱいは大きいなぁ。やっぱり一緒に入れば良かったかな。そしたらひょっとして触れたかも…)
　そんな事を考えていると、再び肉棒が痛い程に勃起して股間を大きく突き上げる。
　翔太はズボンとパンツを下ろすと、ベッド横になり肉棒を扱いた。
「ママ…」
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あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2014年11月1日掲載
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