眞由美　so-ji 作
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眞由美⑧


　綾乃の家から戻る車の中で、翔太はつい先ほど体験した出来事を思い返していた。
（気持ち良かったなぁ。フェラチオってあんなに気持ちいいんだ。口であれだけ気持ち良かったら、セックスしたらどんなに気持ちいいんだろ？）
　綾乃に咥えてもらった事を思い出すだけで下半身に血が集まっていく。
（ママとセックス出来るようにしてあげるって言ってたけど…それにしてもさっきのママの電話の声、セックスしてる時の声みたいだったな。まさか雅彦兄ちゃんと？）
　　あの時は初めてのフェラチオで頭が混乱していたが、少し落ち着いた今はネットのアダルト動画で見聞きした声と先ほどの眞由美の声が重なる。
　そしてシックスナインの体験で見せた、綾乃の痴態がその思いを確信へと導いている。
　自分は綾乃にフェラチオしてもらっておきながら、雅彦と眞由美の関係を想像し胸が苦しくなると同時にひどく興奮もした。
（ママ、まさか…雅彦兄ちゃんとしてたの？僕もしたいよ！）
　翔太は自分の肉棒を、眞由美の中に突き刺したい欲望を抑えきれそうになくなってきていた。
　車の中でなければこの場で、肉棒を引っ張り出して扱きだしそうなくらいだ。
「翔ちゃん、大丈夫？」
　綾乃がそう言って翔太のジーンズの上から下半身に触れてくる。
「あぁ…」
　そこは期待と不安に大きく容積を増し、ジーンズを突き上げている。
「ふふふ、さっきあんなに出したのにもうこんなにして…やっぱり若いっていいわね。もう少し我慢してね。後でたっぷり出させてあげるから」
　綾乃はその膨らみに触れながら、身体の中心が疼くのを抑える事が出来なくなっていた。
（あぁ…早く私も挿れて欲しいわ…）
　綾乃は無意識にアクセルを踏む右脚に力を入れて、少し飛ばし気味に眞由美の家へと向かった。

「あぁ…ま、雅彦くん、もうそろそろ綾乃さん達が戻ってくるわ…」
　眞由美は全裸で仰向けにベットに横になり両脚を高く上げ、アナルに雅彦を受け入れながら喘いでいる。
　雅彦は眞由美の足首を掴んで大きく開くようにして腰を振っている。
　その動きに合わせて横になっても高さを保っている乳房が、ぷるんぷるんと揺れているのが雅彦の興奮をさらに誘う。
「このまま帰ってくるまでしようよ。こんなおばさん見たら翔ちゃんどんなになるか見てみたいな」
「あぁーダメよ！馬鹿なこと言わないで…」
　眞由美は逃れるように動こうとするが、脚をしっかり掴まれて身動きできない。
「アァ、早く…早く逝ってちょうだい…あぁん！」
　翔太に見られるかもしれないという恐れが、眞由美の肉体をさらに興奮させる。
「冗談だよ。でもおばさん興奮しない？翔ちゃんが見てる前でのセックス。僕は興奮するなぁ」
　雅彦は眞由美の揺れ動く乳房を掴むと腰を動かすスピードを上げていく。
　中学生でありながら実の母親と毎日のように身体を重ね、倶楽部では人前で何人もの女性を相手にする事を体験している雅彦は、他人に見られながらするセックスがより興奮を誘うと知っている。
　そして、それは眞由美にしても同様だ。
　その証拠に、雅彦の言葉に眞由美の身体は反応し、より肉棒を締め付ける。
（翔ちゃんに見られながら…）
　眞由美は普段から身体のラインがハッキリ見える服装を好んで身につける。それは身体に自信がある事もあるが、見られる事で密かに性的興奮にも似た快感を得るからだ。
　その眞由美が愛する息子の前で、見知った少年に犯されている。想像するだけで今までにない興奮が眞由美の身体を襲った。
　キュッ
　雅彦の肉棒は強い力で締め付けられる。
「アァ、おばさんも興奮してるみたいだよ」
「あぁ～そんなこと言わないで…」
　ぐちゅぐちゅぐちゅ
　パンパンパンパンパンパン
　雅彦の腰の動きはどんどん速くなっていく。
「あぁ、おばさん凄い！」
「あぁ～～！逝くぅ～！」
「アアァ～！」
　ドピュッドピュッドピュッ
　直腸に熱い噴出を感じながら眞由美も絶頂を迎えたその時、ベッドサイドのインターホンが鳴った。
　眞由美は息も整えないまま、慌ててモニターを確認する。そこには翔太と綾乃が映っている。
　雅彦がゆっくりと肉棒を抜いていく。
「あぁ…」
　満たされていたモノが無くなる喪失感に、眞由美は知らず知らず声が出てしまう。
「残念、帰って来ちゃったね。もっとしたかったなぁ」
　雅彦は心底残念そうに、眞由美の腰の辺りを触りながらまだ上を向いたままの肉棒をヒクヒクと動かす。
　眞由美もそれを見ながら、残念そうに、
「仕方ないわ…またね」
　そう言ってインターホンの通話スイッチを入れる。
「…翔ちゃん、おかえりなさい…鍵持っていかなかったの？」
「うん…ごめん…」
「ちょっと待ってね、今ロック解除するわ」
　そう言ってモニター横の直通エレベーターのロックを解除する。インターホンを切ってから眞由美は急いでベッドから降りると、
「早く服を着なくちゃ。雅彦くんも早く服着て！」
　そう言いながら脱ぎ捨てていたボディースーツとワンピースを身につける。雅彦も笑いながら手早く服を着る。
「あ…！」
　大量に吐き出された精液が溢れ出てきて脚を伝う。眞由美は急いでティッシュを何枚か取ると脚の間に挟んだ。
「もう、雅彦くんったらたくさん出すから溢れてきちゃったわ」
「ごめんなさい。だっておばさんの身体、最高に気持ち良かったから…」
　悪びれた様子もなく謝る雅彦を睨むように見るが、すぐににっこりと微笑むと
「私も良かったわよ」
　そう言って優しく抱き寄せキスをする。
　ピンポーン
　ドアのチャイムが鳴り2人が到着した事を告げる。
「何とか間に合ったわね」
　そう言うと身体を離し玄関に向かった。

「ホントにママはドジなんだからぁ」
　眞由美、翔太、綾乃、雅彦の四人はバルコニーにあるテーブルを囲んで少し遅めのランチを楽しんでいる。
「もう言わないでよ～これでも反省してるんだから。翔ちゃん、付き合ってくれてありがとうね」
「え、えぇ。気にしなくていいですよ」
　翔太は綾乃の家で見て触れた綾乃の肢体が頭から離れない。
　向かいに座る綾乃のワンピースを押し上げる乳房を、ついさっきまで直接揉んでいた自分の手をじっと見る。
（おばさんのおっぱい…柔らかかったなぁ。ママのも触ってみたいな。）
　そんな事を考えていると下半身に血が集まり肉棒が膨張してしまう。
　ニットワンピースは綾乃の身体のラインを悩ましく浮き立たせ、容易にその下の肉体を思い出すことができる。
（おばさんの身体…エッチだよなぁ）
　生の女性の肉体に触れた体験は、翔太の性の興味をさらに高め眞由美を見る目も今朝までとは違っていた。
　すでにワインボトルを1本空けているせいか、眞由美も綾乃も肌がほんのり赤味を帯びている。その為余計にいつもより色っぽく見える。
　荒いニットの編み目を高く押し上げる胸の膨らみが、動くたびに揺れ動いている。
（ママ、今日は何だか一段と色っぽいな。ホントに雅彦兄ちゃんとしてたのかな？）
　翔太は右隣りに座る眞由美とその向かい側に座る雅彦を交互に見る。そう思って見てみると、今までより親密さを増しているようにも思えて仕方がなかった。笑いながら会話している2人を見ていると視線を感じ、そちらを見ると微笑を浮かべる綾乃と目が合う。
　綾乃は悪戯っぽくウインクすると、首回りが大きく開いているワンピースからのぞくワインカラーのブラのストラップをずらしてみせる。
　慌てて視線を外す翔太に綾乃が話しかける。
「翔ちゃんもワイン飲む？」
「綾乃さん翔太はまだ中学生よ」
　眞由美が横から注意するように声をかけるが、
「あら、知ってるわよ。家なんだしちょっとくらいならいいじゃない。雅彦ちゃんも家ではちょっと飲むしね」
　そう言って綾乃は同意を求めるように、雅彦の方を見てワインボトルを差し出す。
「うん、結構美味しいよ。僕も飲もうかな」
　そう答える雅彦に、少し対抗意識が芽生えた翔太はグラスを取り綾乃の方に差し出した。
「翔ちゃん」
　眞由美が心配そうに見ている。
　今までも眞由美が飲んでいるのを横から何度かもらった事があるが、正直あまり美味しいとは感じた事はなかった。
　グラスに注がれた液体を眺めながら、口にするのをためらっていると雅彦もグラスに注いでもらっていた。
「翔ちゃん、かんぱーい」
　そう言ってグラスを差し出す雅彦につられて翔太もグラスを差し出し軽く合わせる。
　チーン
　グラスの澄んだ音が鳴り、雅彦が一気に半分ほど飲んだのを見て翔太も同じように口にする。
「ゴホッゴホッ」
　慌てて飲んだせいか、むせてしまう。
「ほら、まだ翔ちゃんには早いわよ」
　そう言って背中をさする眞由美に
「そんな事ないよ！」
　子供扱いされる事に反抗するように残りのワインを一気に飲み干す。
「あら、翔ちゃん強いのね。もう一杯いかが？」
「綾乃さん！」
　眞由美は止めようとするが、翔太は空になったグラスを差し出した。
「ふふふ、頼もしいわね。眞由美さんも一緒に飲みましょうよ。今日は久しぶりなんだし時間もたっぷりあるわ。積もる話もあるしゆっくり飲みましょうよ」
「でも…」
　心配そうに翔太を見ていると
「僕ももう子供じゃないよ」
　翔太は少し怒ったようにそう言ってグラスに口をつける。
「そうね…たまにはいいわよね」
　眞由美はそう呟いてグラスを綾乃に差し出す。
　明るいうちから飲むアルコールと少年との性交は、眞由美の思考回路を若干麻痺させていた。
「そうこなくっちゃ」
　綾乃は眞由美のグラスに注ぎながら嬉しそうに笑った。
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2014年12月27日掲載
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