| 惠 ルーズリーフ 『愛と官能の美学』Ｓｈｙｒｏｃｋ 作 |
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| 第７話「三度目の迸り」 真吾があっという間に射精してしまい、惠の女体でくすぶり続けているものは容易に消え去りそうもなかったが、惠の心は自らを求める真吾に抱かれたことで十分満足していた。 「僕も嬉しいよ」 そうささやきながら、さらにギュッと抱きしめ柔らかな乳房に顔を沈めて甘えてくる真吾に、惠は確かに女としての歓びを感じたのだった。 またたく間に終わってしまったものの、精神的には満ち足りたセックスであった。 惠は真吾の髪を慈しむように撫であげていた。 「あぁぁ……真吾くん……はぁぁぁ」 「うぅ……先生」 まだ完全には萎えていない半立ち状態の肉茎がときおりピクピクと痙攣し内壁を軽くノックする。 惠はそのたびに腰を小さくせりだした。 真吾は惠の中にすっぽりと肉柱をおさめたまま、乳房に顔をうずめ頬擦りをしながら、ときおり乳首を吸っていた。 惠は真吾の頭やプリプリした小さなお尻を撫でまわしながらしばらく抱きあっていたが、突然、ある変化がおきた。 「えっ……？、ま、まさかっ……あぁぁっ……！」 たまらず声をあげていた。 何故なら、射精を終え萎えかけていた真吾の肉柱が力を取り戻しはじめたからだ。 「し、真吾くんっ！」 惠は思わず真吾の名を叫んでいた。 「あ、あぁ、僕……また……」 「すごい、すごいわ真吾くん！あぁぁぁ……」 「先生、き、気持ちいいよぉ」 「動いて！動いて真吾くんっ！」 「あっ、あ、あ、あ、うぅぅっ……」 惠は肉壷の中で一気に膨れ上がった肉柱に内壁を圧迫され、たまらず身をくねらせ、真吾に腰の律動を促す。 真吾はすぐに三度目にしてなお余裕のない腰の動きで、がむしゃらに怒張を打ちつけてきたのだった。 「はぅ、んっ！ あ、あ、あぁぁぁっ！ ん、ん、んっ！ だめよ真吾くん……そんな、激しくしちゃ……！ あぁぁぁっ、だめぇぇっ！」 「あぁぁぁぁ！気持ちいいよぉぉぉ！ あ、あ、あ！」 膣内の真吾の肉柱はあれだけ射精したにもかかわらず、若さ特有の反りかえりを保っていて内壁をえぐるように暴れまわりやみくもに突きまくる。 「あぅんっ！ あっ、あっ、あっ、あっ！ あぁぁぁっ！ 真吾くん私もよ、私も気持ちぃぃぃ！」 一定ではないリズムは動きの予測がつかなくて、身体がよじれるほどの思わぬ快感を十八歳の乙女にもたらしていた。 真吾が子宮まで届けとばかりに奥まで猛烈な勢いで肉柱を打ちつける。 惠の柔らかな粘膜を精一杯味わっていた。 惠の太ももが真吾の腰にからみつき、脳天まで突き抜けていくような強烈な快楽を受けとめる。 「あぁぁぁ、真吾くん！ ひゃぁぁぁぁっ」 「うぅぅ！ ダメ、出ちゃうよ！ また出ちゃう！ あぁぁぁっ」 さすがに三度目ということもあり、多少は持ちこたえたものの、これがもう限界だった。 「あ、あ、んっ！ ん、あぁっ、真吾くん出していいのよ！ 我慢しないで！ あぁぁぁぁっ！」 「うわあぁぁぁ、うぅぅ……」 「あぁぁぁぁっ、真吾くん！」 嬌声とともに惠の身体が思いきりのけ反る。 腰がゆらめき、両手が真吾の背中をつかむ。 そして真吾の腰がぐ〜んとせり出し、最後のひと突きを与えると三度目とは思えないほど大量の白い液体を噴出させた。 肉柱からおびただしい量の白い液体が、次から次へと溢れ出て肉壷を満たしていった。 「はぁ、はぁ、はぁぁ……真吾……くん……」 惠の顔はすっかり上気し荒々しい息を吐きながら真吾の名を呼んでいた。 真吾も三度目でさすがに疲れたのか、崩れるように惠の乳房に顔を落とし、息を荒げながらぐったりとしてしまったのだった。 （どうしてこんなに……いっぱい出るの？） 惠は激しい迸りを受けた体内を通じて、心が癒されていくのを感じていた。 （あぁ、真吾くんの……温かいわ……） 惠は長い射精をようやく終えた真吾の肉柱が徐々に力を失い、惠の身体からするりと抜けていくのを感じると同時に体内から大量の精液が漏れだしていくのがわかった。 惠はやさしく真吾を受けとめ抱きしめた。 ふたりの心と身体は溶け合い、ひとつになっていた。 「はぁぁ……素敵だったわ……真吾くん……」 「僕も……気持ちよかった……」 三度目にして驚くほど大量の精を放出するとさすがに疲れてしまったのか、しばらくすると寝息をたてて惠にしがみついたまま眠ってしまっていた。 惠の乳房を枕にして眠る真吾の寝顔はまさに天使であった。 いつしか惠も真吾を優しく抱きしめたまま、眠りの世界に引き込まれていった。 |
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| 2021年5月23日掲載 |
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