| 桃尻羞恥旅館 桃園元和 作 |
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| プロローグ 山里にある静かなお宿「月光園」 綾子は、板前と数人の仲居を雇う小さな温泉旅館を、女将として切盛りしています。 美魔女というほど妖艶な女将の容姿に男性客のリピーターも多く、客廻りも悪くなく忙しい日々が続いてはいますが、良くしようとすればするほど資金もかさみ、いつのまにか数千万という多額な借金を背負ってしまうと旅館は抵当に…。 先日届いた銀行からの書類には、追加融資には不適合との通告文があり、夫は金策に奔走する日々が続いて毎日留守にしています。 夫と共に、綾子も何とか旅館を守ろうと全精力を尽くして努めているのです。 １．あけぼの銀行頭取 「里子さん、今日の予約はどうなってます？」 綾子が、フロントに立って予約表をめくりながら、仲居長の里子に声を掛ける。 「は〜い」 と、里子が急ぎ足でフロントへ駈けてくる。 「今日は珍しいお客さんがあります、お昼前からお世話になりますとか言われる男性の方がお一人、たしか…、なんとか銀行って」 予約表を覗き込むと、 「あー、この方です、あけぼの銀行ですね」 里子の口から聞こえる銀行名に、表情が引き吊りそうになるのを、綾子は作り笑顔でごまかして、股間をもヒクヒクと反応させてしまう。 （融資関係のお客様には逆らえずうずみ火のように潜む魔性を蘇らせる過去を巡らせる） 「そ、そう…、この方は私が対応しますから…桔梗の間を用意してください」 特別なお客様のために用意された、旅館の最奥で離れ風にしつらえた特別室を指示する。 「わかりました、後はみんなが揃った夕方頃の予定ですから、問題ありません」 と忙しく駆けていく。 お昼に向けて、シャワーも浴び和服姿に身づくろいを済ませた綾子が玄関前でお客様を、お出迎えしている。 時計が１２時のチャイムを鳴らそうかという頃、黒塗りの大きな車が横付けされると、 「こんにちは」 背が高く体格のいい、きりりとしたスーツ姿の紳士然とした男が降り立つ。 「いらっしゃいませ」 最高級の笑顔を向けて、綾子は深く礼をして迎える。 「あけぼの銀行、頭取しております、柴田です、…よろしくお願いします」 軽く頭を下げる柴田は、予想以上の美女の出迎えに満足そうで機嫌がいい。 「女将の綾子です、…お荷物をどうぞ」 綾子は、スポーツバック程度のカバンを預かろうと手を伸ばす。 「すまないねぇ、大切に運んでくださいよ」 思わせぶりな薄笑いを浮かべる柴田は、自慢の巨根で膨らみの目立つ股間と隠す様子もなく、カバンを突き出し、綾子は一泊にしては重すぎるカバンを両手に取る。 「かしこまりました、…柴田さま、フロントで記帳だけお済ませください」 フロントへ案内すると、一組のカップルと見間違う程に寄り添っている。 「昨日、ここの主人から旅館の苦境やお願いも聞いてねぇ、…それで、今日は何とか協力出来ないかと思って、ご相談に伺ったまでですよ、女将さん」 大きな字で住所と名前を書き上げ、ひじを女将の胸辺りを突いている。 「さようですか、主人は留守なんですが…」 「いやいや、女将さんで十分ですよ」 「それでしたら、お部屋にご案内しますので、そちらでお伺いしますわ」 胸を突くひじに手を添えると、そっと引寄せ胸の弾力を伝えるように一押しし、 「こちらです」 準備した桔梗の間へと先に立って案内する。 狭い廊下を伝って桔梗の間の厚い扉を押し開ける。 「…こちらでございます」 部屋へと促すと、カバンを持って後に着いて入る。 「女将さん、このままじゃ落着かないので浴衣に着替えさせてもらいますよ」 するするとスーツを脱ぎ捨てていく。 「はい、どうぞ」 部屋の隅にカバンを置くと、慌てて浴衣と帯を押入れから取出すと、脱ぎ捨てられた衣服を片付ける。 「のりの効き具合もちょうどいいですなぁ」 綾子は、浴衣を羽織った柴田に、匂うほど顔を寄せ取り付くようにして、腰に帯を巻き留める。 「おぉ、お昼だというのに大層な料理を用意して頂いたんですなぁ」 中央のテーブルいっぱいに並べられた料理を見て、上座に用意された座椅子の席にドカッと座る。 綾子は、真向かいに座ると、ビンビールの栓を抜いて、 「柴田さまぁ、いっぱいどうぞ」 「すまないねぇ」 グビグビと注がれたビールを飲み干し 「まぁ、女将も飲めるんだろ」 返杯する、綾子としても断る分けにもいかず、 「ありがとうございます」 と、杯を受取ると、一息ついて飲み干して杯を返す。 「相談と言ってもねぇ、難しい話じゃないんですよ、女将」 なみなみと注がれたコップをテーブルに置いて、柴田は言う、 「月光園さんへの融資は、今現在5000万を超えてましてね、これ以上は新たな抵当物件でもないと追加融資はできないと…担当の者が言っとるんですわ」 「はい」 暗い顔の綾子に、柴田は続ける。 「そうは、言っても、評価額なんてものはあってないような物でしてな…、まぁ…解りやすく言えば、…頭取の立場であればどうとでもなると…そういうことですわなぁ」 言葉を止めた柴田は、ビールを喉に通す。 「と、いうことは、…なんとかご融資頂けると？」 綾子は、遠慮深く聞く。 「そう、そういうことです、…女将、そんな遠い所に座っていては声が届かんでしょう」 左手でポンポンと（ここに来いというように）畳を叩いて、合図する。 「すみません、失礼しますぅ」 素早い動きで、柴田の座る隣へ移動し、 「どうぞ」 綾子は、ビールを注ぐと、柴田は一口飲んでコップを置くと、 「冷たいビールで手が冷えましたなぁ」 女将の懐へ、柴田は冷えた右手を遠慮もなくグイグイ差し入れる。 「し、柴田さまぁ、…あぁっ」 突然の事に驚いて身を引く事もできず、左の乳房を鷲掴みされるとビクッと痙攣を走らせる綾子は、驚きとも、喘ぎともとれる声を発してしまう。 「おぉ、いい声で鳴きますなぁ、女将…やっぱり融資は希望されるんでしょ？」 女将の後ろに廻り込んで、胸をさらにきつく絞り上げる。 「あっ、お願いします」 「そうでしょうなぁ、女将…それには、ちょっと手がきつくてねぇ帯はなんとかならないものかねぇ」 「はい」 隙を見て柴田の右手から離れると、帯止めを解き背中に手を回していく。 「なるほど、それも悪くない…逃げた罰ですよ、足袋一つになるまでストリップショーでも、披露ねがいますかねぇ、あはははは」 柴田は、一瞬きつい目になったものの、すぐ高笑いして、ご機嫌である。 「女将さん、生まれたままの姿を披露願えたら、融資は決定ということでどうです？」 手の動きの鈍い綾子に問いかける。 「わ、わかりました、きっとですよ」 「頭取の立場では何の問題もありませんよ、そう言ったでしょう」 和服に下着を着けていない綾子は、あっと言う間に素肌をさらしてしまう。 ちらっと、綾子の妖艶な躰を見た柴田は、大切な落とし物を拾うように立上がり、脱ぎ捨てられた襦袢を手にすると、ほの暖かい薄絹に顔うずめてしまう。 「うーん、これはこれは甘い雌臭が、たまりませんなぁ」 犬のように匂いを嗅ぐと、不要な着物を脇に寄せる。 「生まれたままの姿の女を目の前に何もしないのは、失礼きわまりないが、…ちょっと時間を頂きますよ」 綾子は、恥ずかしさで、もじもじするしかないが、躰の奥深く潜む魔性の虫にヒクヒク・ヒクヒクと休みなく股間への刺激を与えられ続けている。 席に戻ると、しげしげと舐め回すかのような視線を送る柴田の眼には、和服では大きな胸も押し潰してしまうが、これ以上大きいと和服は着られないという限界のＥカップ、年齢の割にはしっかりくびれを残したウエスト、少し大きめとはいえ胸の大きさを考えればそう目立たない尻、白人を思わせるような細い足首、乳首はこの段階での評価は早いが淡いピンクを漂わせる色で大き過ぎることもなく、恥毛は薄く小さく少女のよう縦割れを覗かせその奥に発達した２枚の陰唇が軽く反って見えると、ビーナス級の高評価を与える。 「これはこれは、絶品じゃないですかぁ、ははは…、女将さん、融資は決定してもですねぇ、大事なのはその額なんですよ…100万ごときじゃ足りないでしょ？」 「そ、そんな」 股間をキュンと引き締めてしまう綾子。 「そうなんですよねぇ、女将…そんなとこに棒立ちしてないでお酌でもしてくださいよ」 と、一そう強気になる柴田。 しずしずと移動して、寄り添うように座るとビール瓶を手に、 「どうぞ」 と、差し出し素肌を晒してお酌すると、なみなみと注がれたコップを差出される。 「ほら、コップは冷たいですからねぇ、女将、口移しでお願いできますか？…できないなんていう心配はしてませんけどね」 「柴田さまぁ」 視線を合わせて、許されないことを悟る綾子は、ビールを一口含むと顔を寄せて唇を重ねていく。 （夫以外の人とキスするなんて…） 股間のヒクつきを鼓動の高鳴りに合わせて早めてしまう綾子に隙を与えず、 「旨いビールですなぁ、…おかわりお願いしますよ」 と、綾子がビールを含むと、柴田は大きく浴衣の裾をはだけて今だ起立しない自慢の巨根をひけらかせ、瞳をパチクリさせている綾子の手を引寄せる。 思わず肉棒を握りしめると、ウネウネとしごいてしまう綾子。 「そうそう、さすが人妻は慣れてるねぇ」 満足げな柴田は、綾子の顔を引寄せ唇を奪うと、ぬるいビールと共に柔らかい唇を味わいつくすと、唇に人差し指をあてがい。 「女将、口が寂しいだろ？…無制限一本勝負だ」 意図いを察した綾子は「はい」と言うように小さくうなづき、巨根に顔を寄せる。 「うぐっ…」 亀頭部を含み舌をズルっと絡ませるとムクムクとせり上がり肥大化し、思わず頭を引き上げてしまう。 「女将の口には大き過ぎたかな？」 戸惑う綾子をよそに、股間の巨根をまかせきって、あれこれとテーブルの物を口に運ぶ。 腹を満たした柴田は強い力でグイッと綾子の尻を引寄せると、パシッと一叩きする 「あぁっ」 淫裂に二本の指をヌルッ、ムニュと抵抗なく突き入れる。 「あぁ、あぅぅぅっ…」 巨根に食らいついてふさがれた口からくぐもった声が漏れる。 「ほらほら、こんなにズブ濡れにして、溢れる寸前だったんじゃないか？」 指は、綾子の膣壁が無意識のズリズリとした動きに奥へ奥へと食い絞められ、最奥が収縮すると指は押出され、再びズリズリと引き込むように搾り上げる動きを繰返す。 「おぉっ、ヒクヒクと咥え込むのも抑えられない爛熟牝じゃないか」 （正躰見たり…こんな躰なら咥え込ませた方が話が早いと方針を変え…） 柴田は指を引き抜くと、綾子を押し倒すように仰向けにすると、怒り立った巨根を雌穴めがけてズボッ、と一気に突き入れる。 「あぁっ、あぁぁぁぁぁん」 雌芯を犯されると、両の脚を大きくＶ字に引き上げ、さらに迎えるように尻を浮かせ、女将であることも忘れ去るり、意識も朦朧と快感を追い求める雌獣となって喘ぎ尽くす。 （おぉぉぉっ、思った通りじゃないか…） 上玉をしとめた愉悦と共にひとしきり巨根突きまくる。 …２時間を過ぎた頃、２匹の雌と雄の獣が現実へと目覚める。 つづく |
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| 2016年1月9日掲載 |
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