龍 晃一 作
| 第３章 真澄との一夜 順子との愛が成就すると思っていたが頭取に邪魔をされてしまった。その怒りが営業所の所長に向ってしまった。クリスマスイブの日に喧嘩してしまった。 公園で虚しくしているところを真澄が助けてくれた。真澄のマンションに転がり込んだことが真澄との愛の交わりとなった。淳一の精液を飲み干してくれたお返しと真澄のクリストスと膣を愛撫した。精液を飲み干したこともあり、膣からは愛液が噴き出している。 透明の熱く燃えた愛液が吸っても吸っても溢れてきた。１６５センチ、４８キロのスレンダーの割に乳房も大きいしヒップも量感がしている。膣の花弁も色素の沈着が少なく、薄桃色をして真赤に爛れた膣壁を包んでいた。 花弁を開くと膣壁が真っ赤に充血している真澄先輩が燃えていることを感じた。何度もクリストスを吸い膣を吸っていると、 「入れて-----真澄の中に入れて----」 起き上がり真澄の燃えている肉道に亀頭を押し当てるとグッグッと肉棒が吸い込まれるように侵入して子宮にコッンと当たって止まったが根元まで入っていなかったのでそのまま押し込むと子宮の中に収まるように嵌った。 「凄い----いいわ---いいわ---動かせて----」 裸の二人は口付けを交わしながら肉棒もピストンを繰り返している。真澄もチーフになってからは男達の誘いを拒絶していた。 「誰とでも寝る女と言われることを嫌っていた」 入社して間もなく、上司との不倫で燃え上がった肉体を制御できなくて、上司のマンションに通ったこともあったが、上司の転勤でそれもできなくなった。 ライバルのＫ社の営業に誘われるまま食事の後にホテルに行ったことがあった。その営業とも転勤するまで逢瀬を繰り返していたが、彼の転勤で相手がいなくなった。転勤して居なくなるとしばらくは肉体の渇きに耐えられなくなったときもあったが、その危機を過ぎると男の必要性を求めないように努力した。 しばらくしてチーフに抜擢された。チーフになって２年間は蜘蛛の巣処女を守った。淳一の車に乗せられて大分市内まで送って貰った。淳一に対して牡の匂いを感じていた。淳一とならばと思えることもあったが、そのチャンスがなかった。クリスマス イブの夜、淳一と会ったことを「運命の出会い」と思えた。 淳一と交われることに悦びを覚え、天からの授ったことと受け止めていた。真澄は２年ぶりの男の味を噛みしめるよう謳歌していた。 「もっとしたい」 夜が明けるまで淳一の肉体を求め続ける真澄がいた。女ならば素敵な男と恋をしたいといつも思っているがいざとなると決断が出来なかった。躊躇する真澄がいたが愛されてみると好きな男に抱かれる快感は何ものにも耐えがたい満足を与えてくれた。 淳一を離さないように騎馬上位になって、子宮にまで響く快感に酔っていた。疲れても疲れても精神を麻痺させる淫靡な快感を求め続けていた。 「淳一さん、愛している。出会えてよかった。好きよ」 「本当に---嬉しいよ」 真澄の子宮と口の中にすでに何回も放出していた。それでも求め続ける真澄がいた。空が白くなってきたとき、二人は満足の眠りについた。 ９時前に真澄が飛び起きた。二人で朝風呂に入り、汗を流した。 真澄は、１１時には竹町のお店に行かなければならない。 「淳一は、ここでいてもいいよ。今日はどうする----」 「-----このままでいると解雇されてしまう。博多の支社に行って社長に会ってくる」 「そう、それがいいわ----いつ、大分に戻れる」 「分からない----」 「これからいつもここで泊ってくれていいよ」 「ありがとう----できるだけ、早く戻るから----」 「真澄に連絡する方法はないの」 「年末の２８日までは竹町のお店なので電話番号書いておく。アカンサス化粧品と言ってね。間違ってもクリスタルとは言わないでね」 熱いキスを交わして別れた。 偶然に出会った夜、二人は出会いの機会を求めていたのかも知れなかった。結ばれた朝、明日を夢見ている。淳一は支社長に会い、昨日の審判を受けなければ前に進むことが出来なかった。 大分駅で特急に乗り込んだ。博多駅までの車中で色々と考えたが弁解はしない。正当性を訴えると心に決め、博多駅から福岡支社に電話した。電話を取ってくれたのが支社長秘書をしている吉竹雅子であった。 「皆が心配しているのよ----今どこなの」 「博多に着いたところ----」 「良かった。今すぐ支社に来てよ」 淳一がタクシーを降りて玄関に向おうとしたとき、玄関で吉竹雅子が待っていてくれた。 「支社長には、私から話してあります。兎に角、謝ってくださいね」 「ありがとう」 吉竹雅子に連れられるようにして支社長室に入った。そこには甲斐支社長と高木支社長代理が待っていた。 「村口です。大分で申し訳ないことをしてしまいました。お詫びします」 「村口、お前らしいことをしてくれた。元気なことはいいが会社の秩序もある。今回のことは白紙にしてやる。その代り福岡に転勤して、佐賀県の市場で社長賞をとれるように頑張れ」 「ハイ、新しい佐賀で社長賞を取れるように頑張ります」 「要し、その息で頑張れ」 支社長代理が口を開いた。 「今日から私の管轄下になる。大分の荷物は福岡の寮に運送してくれと頼んだ。布団が着くまでホテルで泊ればよい。今夜だけになると思うが---大分からの旅費精算をすればいいが、その前に大分の両角所長に謝りの電話をしとけ」 「吉竹、大分に電話してくれ」 「ハイ-----」 「村口です。昨日のことは申し訳ありません」 「企業には、企業の論理と言うものがある。正義だけが常に正しいとは限らない」 「分かりました。すみません」 |
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| 2013.7.24掲載 |
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