龍 晃一 作
| 第８章 真澄も戻って行った 村口淳一は、人と人の出会いは大切なもの。出会いで信頼関係を築ける人、築けない人もいる。その差は何かと言われると、 「波動が合う、会わないがある」 男同士も同じである。男と女になるともっと複雑多義となる。 真澄は、 「半年くらいのセックスを３日でしてしまった。あなたに会えてよかった。また来ても良いですか」 「いつでも来てください」 「淳一と会っているとストレスが解消される。思い切り悶えてしまった。ウフッフ----」 そんな言葉を残し、博多駅で抱き合ってキスして別れた。 去りゆく真澄の笑顔が余りにも素敵で可愛いと思えた。 また、一人になった。明日からは仕事になる。「社長賞」を獲得することが会社内での「居場所の確保」に繋がる。夢を実現させるためにも頑張らなければならない。明日から唐津、伊万里、有田、嬉野、鹿島から佐賀市と出張してくる。この出張で２件目の新店契約を目論んでいた。 クリスタル化粧品は、年商１７００億円を越える業界で１・２位を競っている。製造販売会社である。売上げの目標達成が支社の必須目標である。売上げが２年連続して未達になると支社長降格もありうる厳しい会社環境下にあった。福岡支社で沖縄も含めて、営業が75名、美容部員が７００名を越えている。福岡支社だけで１８０を越える美容部員が所属している。 担当ブロックに分けられて管理されている。女性も結婚相手を捜していると聞いている。飲み会が行われると２次会で誘われる。候補を決めておく。 「俺、真理ちゃんのデパートでの仕事ぶりに感心している。旨い」 と声を掛けておくと、 「村口さん、宜しければ行かない-----」 勿論、ラブホテルである。そこで一夜妻を懸命に演じてくれる。至福の至りである。勿論、お返しもしなければならないが、真理ちゃんが失神するまで逝かせることが必須条件になってくる。 その翌日からはお店に行くと、 「村口さんの大きいって聞いたわ----私もして欲しい----」 「今日の販売目標を達成できたら----」 と言葉を濁しておくが-----。 携帯にメールがくる。 「目標、クリアしました。どこで会えますか」 天神の裏通りのお店と時間を指示する。 約束の場所に行くと制服を脱いだ真理子が待っていた。こんなに可愛かったっけと見間違えるほどに変身していた。 「真理ちゃん、可愛いいんだ。驚いたよ---」 「制服よりも私服での魅力に心を奪われる」 ここは南イタリアンのレストランである。ワインとお店自慢のコースを注文した。 ワインで頬を仄かに染め、酔った笑顔も素敵である。そんな唇にキスを求めていくと目を閉じて応えてくれる。 その仕草で今夜のことは、すべて委ねていると感じる。人目もあるので舌を絡めただけで離れた。 心を寄せる二人には言葉はいらない。 淳一が立ち上がると真理も従った。お店を出ると裏通りを歩き、ネオンの輝いているホテル街のホテルに入った。 室内に入って、真理を抱きしめ口付けをする。舌を絡ませると激しく絡ませてくる。抱き合ったまま、セーターの下から右手を入れて、ブラを持ち上げ、乳房を触る。温かい体温を手の平に感じながら小玉スイカのようなボリュームのある膨らみを握りしめ、乳首を人差し指と中指で挟み、刺激する。 「あう---あぁぁぁぁぁぁぁ------」 小気味よく身体を震わせているが唇は、放さなかった。唾液を送り込みながらも真理の舌を吸い上げる。 やがて、右手でスカートのホックを外してスカートを床に落とした。そのままセーターを捲り上げると御揃いのピンクのブラとパンストに包まれたショーツ姿にさせた。 「お風呂に行こうか」 頷く真理がいた。 真理は興奮していた。お風呂では淳一に寄り添っていたが淳一の肉棒だけはしっかりと握り締め、大きさを確認している。乳房も背中も股間も洗った。為すがままに任せていた。淳一の背中も股間も洗っている。洗いながら大きくなる肉棒を無心で扱く真理がいる。 ベッドまでお嬢様抱っこで運んだ。両脚を開脚させると両手で目を覆った。恥らい心を精一杯表現している。そんな真理の陰毛の陰にあるクリストスを吸い、花弁を啜りあげた。 「あう----あう----あぁ---あぁ---いいい----」 感じるままに声をあげて悶えている。そんな真理を可愛いと思えた。 クリストスを刺激していると愛液が溢れてきた。 「ほしい------」 勃起した肉棒を愛液で溢れている秘口に押し当てゆっくりと挿入していった。肉棒の根元まで入れる前に子宮にコッンと当たった。 「あああああ------いいいい-----」 そんな真理にお構いなく、根元まで押し込んだ。 「あう---------」 それだけで真理が逝ってしまった。 真理が失神しているがお構いなく、ゆっくりと早く、浅く深くピストンを繰り返していると意識が戻ってくる。 「嬉しい------」 と言って両手で腰を抱え込む真理がいる。それからは体力が続く限り真理を追い込んでいった。 「あ---あ---ああああ-----い---い---いいいい----」 「真理の中に出していいい-----」 頷く真理の言葉を信じて、溜まっていた精液を真理の子宮に注いだ。熱い精液を子宮が浴びると、 「嬉しい------」 と言いながら肉体を弓なりに反らすと肉体を震わせて逝ってしまった。 真理の逝ったときの寝顔は、とても可愛いと思えた。唇を少しだけ開け、胸の呼吸で乳房が上下している。右手は淳一の左手と指を絡めたまま離さなかった。 |
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| 2013.9.28掲載 |
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