なごり雪 『新・ＳＭ小説書庫２』二次元世界の調教師 作
６．変態おばの近親相姦逆レイプ筆おろし（１）（４０３７字） 　俺が居候で間借りしてる田中さん宅で、夫婦のセックスを見せ付けられて以来、俺は何とも落ち着かない夜を過ごしていた。もうお誘いこそなかったものの、隣室で毎晩欠かさず仲の良い夫婦の性行為は行われてたのだ。特に、優しく上品で綺麗な真理おばさんが、仮面を脱ぎ捨て、獣のような激しいセックスに乱れ狂う痴態を見せたのが、忘れられない。 　もちろん、正志さんから「とてつもないスキモノ」だと聞かされてたし、ここに連れて来られる時も、オシッコ露出プレイで度肝を抜かれてたんだけれど。やっぱり実際に挿入するセックスなんて見るのは初めてだったし、それで異常に興奮し、おばさんにチンポをしゃぶってもらい、顔面射精までやらかしたんだから。相変わらず隣室で行われてる行為を想像しながら、俺が一人で励んでしまうのも、仕方ないだろう。 　そんな日々の中、嬉しい事があった。それは前の家に置いて来てしまってた、愛車「カタナ」が、正志さんの仲間から送られて来た事だった。正志さんも喜んでくれ、次の土日仲間とのツーリング旅行に参加をほのめかされてたんだけど。 「悪い、浩平君。今回は諦めてくれ。真理が寂しがるからな」 「浩平君が一緒ならいいわよ。正志さんは、仲間と羽を伸ばしてらっしゃい」 「くれぐれも、真理をよろしく頼む」 「わかりました」 　こちらでの試乗をやってみたかったんだけど、仕方ない。平日でも平気で休む親父に付き合って、バイクを飛ばしてた事を、懐かしく思い出した。もちろん、今はサボってバイクに乗れるような身ではない。 　もう一つ嬉しかったのは、何と美里から電話が掛かって来た事。どうやら、バイクを送って来てくれた親父の仲間に聞き出したらしい。俺は仕事中だったから、真理おばさんに呼び出されたんだけど、どうして連絡を寄こさないのかと、美里はおかんむりだった。悪い、完全に忘れてたと言って、ますます美里の怒りを買ってしまう。美里は何と本当に東京の学校に通う事になったと言う。今住んでる場所を教えろといわれたが、自慢じゃないが住所すらうろ覚えだ。結局おばさんに代わったんだけど、電話が終わってから、色々詮索される羽目に。 「凄くしっかりした子みたいだったけど。浩平がいつもお世話になってます。今度、お礼を言いに、伺わせていただきます、だって」 　ただの知り合いが、そんな事を言うわけがない。彼女だと言うよりなかった。 「偶然だわ。その子が通う学校って、ここから結構近いのよ。じゃあ、彼女と会ってデートね」 　だが俺は、ここに来てから、ロクに外出もしていない。町の案内も出来ない、と正直に打ち明けると、じゃあ、ツーリングの日に、二人で歩いて、練習しましょ、と言う事になった。 「おばさんとデートだなんて、いやかしら」 「とんでもありません。おばさんみたいな綺麗な女性と歩けるなんて、光栄です」 「あら、意外と口がお上手ね。お世辞でも嬉しいわ」 　これは全くお世辞じゃなく、本音だった。真理おばさんは、誰もが振り返るくらいの、美人なのである。親子みたいなものだけど、幼い頃母親に捨てられた俺にとって、誇らしくもあり、単純に嬉しかった。彼女と言っても、美里とは、二人で過ごした事すらないんだから。ツーリングに付いて行けず、落ち込んでいた気分は一転。美形のおばとのデートに、俺の心は浮き立ち、毎晩のオナニーでも、美里を差し置いて、真理おばさんを思い浮かべてしまうようになっていた。全くどうかしている。俺は自ら、変態なおばさんの策略にはまり、罪深い近親相姦へと突き進む事になった。 　さて、問題の土曜日。半ドンで仕事を早めに切り上げ、正志さんは仲間と共に、バイクで出発した。「くれぐれも、真理をよろしく頼む」とくどいくらいに、言い残して。後から思えば、正志さんも確信犯の共犯だったのである。毎晩欠かさずおばさんとセックスしていたけど、早くも白髪が目立ち始めた正志さんにとって、愛する妻の性的欲求を満たしてやるのは、かなりの苦行だったのではないか。何しろ真理おばさんは、「とてつもないスキモノ」だけど、常に正志さんを立てる理想的な妻であり、浮気なんて考えられない。夫婦にとって、本物の子供同然の俺に、白羽の矢が立ったのではないだろうか。おばさんを性的に慰める相手として。 　外出の準備に着替えたおばさんが、「まずお昼を食べに行きましょ」とニッコリ微笑み、リモコンを手渡して来たので、俺はギョッとした。そう。この人は女優みたいに綺麗なのに、筋金入りの変態なのである。彼女の本性を思い出してしまい、単純に喜んでばかりじゃいられない気分になってしまった。 「ちゃんと４個付けて来たから。見てみる？」 「いや、いいです」 「右と左の乳首でしょ、もちろんクリちゃんは基本ね。それから忘れちゃいけないのが、お尻の穴。これで４個よ。全部一度に動くから、浩平君、おばさんをタップリイジメてね」 　こうして真理おばさんのカラダに貼り付いた、エッチな快楽振動器具を動かすリモコンを持たされた俺は、さっそくおばさんと一緒に、外に繰り出した。おめかしした真理おばさんは、結婚式にでも出るような、淡い桜色のワンピースドレスで、髪をアップに結い上げ、大きな真珠のイヤリングを着けていた。対して俺は、Gパンに黒いシャツと言う、全くの普段着で、とても女性とデートする格好ではないけど、持ってないから、仕方ない。 　おばさんが俺に近付き、耳打ちする。俺は人目を引く美人に近寄られただけで緊張し、ヒソヒソ話のヤバい内容に、固まってしまった。 「イカない程度に、ちょっと動かしてみて」 「……はい」 「ありがとう。ちょうどいいわよ」 　並ぶと頭一つも低い、小柄なおばさんだけど、リモコンプレイの主導権は、完全に握られていた。快感に満足したおばさんと、手を繋いだだけで、俺はおかしなくらいドキドキし、恥かしくて顔を上げる事も出来ない。これじゃ、どちらが責められてるのか、わからないぞ。快楽を味わってる真理おばさんの体温を感じ、カラダが密かに震えおののくのが、伝わって来る気がした。おばさんの感じるポイント、乳首、クリトリス、そしてお尻の穴。それらが、快楽振動によって、切なく感じてしまってると想像するだけで、俺はひどく興奮して汗をかき、喉がカラカラになっていた。同時に股間は猛烈に張り切ってしまい、痛いくらいドクドク脈動するのを、どうしようもなかった。俺のチンポは、この美しいおばを求めてしまってたのだ。これは男の本能だから、理性じゃ抑えられない。 「ねえ、せっかくデートコース教えてるんだから、ちゃんと見ないと駄目だぞお」 　おどけて話されて、慌てて顔を上げると、おばさんは、ニッコリと優しく微笑んでいた。俺はこの美しい年上女性に、恥をかかせてはいけない、とあり得ない気持ちになった。いやいや、このリモコンプレイは、人前でアクメと言う、恥をかかせてあげるのが目的なんだけどね。そして、お昼を食べにお洒落な喫茶店に入る前、真理おばさんは必殺の耳打ち。 「食べる時に、ちゃんとイカせてね」 　こうして、リモコンアクメ付きの、おばさんとのエッチなデートは続いた。昼食後、デートに着る服を買わなきゃ、と紳士洋服店に連れて行かれ、新人サラリーマンみたいなスーツと、ネクタイまで購入。ネクタイは、正志さんに締めて貰えばいい、と言われる。こりゃ本気でこの人達の息子みたいだぞ。さらに、神社だの、秋葉原の商店街だの、デートコースをいろいろ回って、帰ったのは夕食時だった。 　支度するから、テレビでも見ててと言われ、俺が待っていると、おばさんはとんでもない恰好で台所に現れた。 「正志さんが大好きな、裸エプロンよ。浩平君にもサービス、見せてあげるわね」 　俺は完璧にセックスのお誘いを受けている事に、ようやく気付き、それは絶対にいけない、人の道を外れる行為だぞ、と誘惑をはねのける決意を固める。だが、手早く調理を終えたおばさんが、俺の隣に座り、「はい、アーン」と箸を伸ばして来た時、俺の理性は完全に崩壊。健康な男子が、こんなの、我慢出来るわけがない。 「新婚夫婦みたいね。おばさんも、嬉しいわ」 　すぐ隣に、おばさんの完璧に欲情した、豊満なカラダが迫り、「私を食べて」とアピールしてるのだ。おばさんの熱い吐息まで感じて、俺のチンポは猛烈に勃起し、彼女を求めて止まない。今すぐにでも彼女を押し倒してやりたい、と言う欲求を我慢出来たのは、奇跡のようだった。いや、理由はわかってる。俺が女性とセックスした事のない、情けない童貞だからだ。 　どうしても手を出そうとしない俺に、業を煮やしたおばさんは、食事の後片付けもそこそこに、押し入れから愛用のSM道具を持ち出し、俺に要求した。 「さあ、これを使って、私を大の字に拘束するのよ。このベッド、金具を付けてるから」 「お世話になってるおばさんに、そんな事は出来ません！　勘弁して下さい」 　俺は必死に拒絶した。こんなに良くしてもらってるのに、おばさんを拘束して責めるだなんて、到底許される事ではない。たとえ彼女がマゾでそれを望んでるにしても、だ。だが、彼女の追求は執拗だった。 「私を人前で何度もイカせたクセに！　この意気地なし！　やっぱり童貞って駄目ね」 　まるで人が代わったように、激しく俺を罵倒するおばさん。その権幕に圧倒された俺が、とんでもない思い付きを口にすると、彼女の怒りはすぐに収まったのだけれど。 「あのう……それ使うんだったら、俺を拘束してくれませんか」 「あら。浩平君ったら、そっちの趣味だったのね。SMが好きだって言うから、勘違いしちゃってたわ」 　ヒステリーを起こしてたおばさんが落ち着き、慣れた手付きで、俺の手首足首に円筒状の拘束具を嵌めていく。そしてアッと言う間に、服も奪われた俺は、ベッドの金具に繋がれて、大の字に拘束されてしまったのだった。 ーー何でこうなるんだ。俺ってバカだな
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新・ＳＭ小説書庫２
2024年11月24日掲載
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