奥様は接待秘書


奥様は接待秘書浩一作
自供する女　４　失禁でもしたのか、お尻の辺りが冷たくなっていました。全身びっしりにかいた汗に乳首の吸盤は外れ落ち、縄を解く村田の手の温もり、手枷足枷も解かれた縄の痕が痛々しい。　でも、もう抵抗しようとか逃げ出そうとか、そんな気は微塵もありませんでした。　人工の物がもたらす終わりのないエクスタシーに、前と後ろを同時に責められた性的恍惚感に感じ入ってしまった女です。主人の物の代わりに膣中に収まるローターの振動がまだ心地よいんです。　放心状態の中、ローターをコードを持つ村田の手に引き抜かれ、それがニュルリと体内から抜け出るときの感覚と、これで終わりなのと一抹の口惜しさ。無意識に手がなにもなくなったはずの陰部を探ったんです。　膣奥からの分泌液にヌルヌルと糸を引く指先、膣の中にまだ収まる何かがある感覚、それが中にずっと入れて置きたい感覚。　縄が解かれた後も、脚はだらりと開いたままで衣服を脱ぐ村田を見ていたら、分かったんです。わたしの肉体はまだあの快感を求めてるって。　これが主人からの呪縛が解けると言うことなの。これほど男の物が欲しいと思ったことはありませんでした。「ほら、もう俺って、ガマンできないからね」　脱ぎ捨てた衣服から、天を向き反り返った村田の物が目の前に現れたときうれしさ。透明な液をしたたらせた肉棒をブラブラと揺らしながら、肌を合わす間もなく村田はのし掛かりました。　形ばかりの抵抗と言うにはほど遠いですが、村田の重なる胸を両の手で受けました。腕や下半身に感じる男の重さ、力ない腕を両脇に外され、無理に唇を合わせてきて差し込まれたぬめる舌、もう夢中に村田の舌を吸いました。　主人のと違う口臭にぬめる男の舌の恋しさに、肌を合わせ潰れ密着する乳房に抱き合い、わたしから舌を絡めて行ったのです。　抱擁、唾液に糸を引く唇が離れると、固く膨れきった物が毒蛇ような頭の先端が、村田の手で押しつけられ、ニュルリとそのままわたしの中に入ってきました。　生の肉身が入ってくる感覚は、ローターなどと比較できる物ではありませんでした。「あっ…ああ…ああっ…」　思わず喘ぎ声を上げたのです。　固くなっていても弾力のある肉身が膣粘膜を押し広げ、奥へと入ってくる挿入感にたまらずにです。「アア、緋紗ちゃん。やっと一緒になれたんだね」　それが、わたしの中に主人以外の男の物が初めて入れられた瞬間でした。中に膣中に男の物が入っている感覚、研ぎ澄まされた感覚にそれだけで逝きそうになります。　愛する主人を持つ女の身が、昨日まで良人の身を案じると言っていた友人に、重なる下半身に挿入された生身に繋がり、我が身を与えた不貞の行為に感極めるなんて。「アアッ、緋紗ちゃんの中、感じるよ。俺のが気持ちいいよ。アアッ、緋紗子ォ…俺のだ…もうお前は俺の物だよ」　村田が動きます。両腕をわたしの横に着き背を丸め乳房に吸い付いたのです。「あはぁ…っ」吸われた乳首が気持ち良くて、甘息がもれる。　交わした唾液に艶めく唇に吸われた乳首はもう、前とは感覚さえ違ったのです。ツゥ～ンと痺れるような性感が突き抜け脳天に走るのです。「オッパイの大きな緋紗ちゃんってもう最高だ…！」　唾液に濡れ光る乳房を両手に掴み、村田の体を浮かせ腰を使った褶動、小刻みに分身を出入りさせ、また前後に大きく深く突かれたら、それがまた感じるんです。　膣中で感じるんです。膨れた先端の動きが分かるんです。　男を迎えるために広げた脚、剃り上げられた陰唇に淫茎が固く隆起し剥き出した肉芽を、村田の動きに肉棒の付け根が擦り、丸まった睾丸がリズミカルに叩くんです。「うっ…ううん…ううっ…ああぅ…ああっ…」　村田の動きに声までが勝手に。　声を押し殺そうとしてもダメなんです。感じるっていうか、わたしの肉体の反応がもうまったく違ってて、主人としてきた性行為とはまるで別物でした。「緋紗ちゃん…！感じてくれてるんだね。俺のでさァ…」　そう言って、やさしげな目差しに上から目を合わされると、卑劣な行為も忘れ、わたしを抱く男が愛おしくなるのです。「やぁ…やめっ…ああ…ああん…あうううっ…つ…ううぅ…あうっ…」　村田にされるのが気持ち良くって、もうダメ、主人への思いなんかもう遠っくに。「ああぅ…ううっ…ああっ…いいぃ…いいのぅ…」　性行為がこんなに気持ちいいものと、改めて思い知らされました。「緋紗ちゃんはもう俺の物だね、続けたければ言って、緋紗ちゃん言ってよ…！お願いだから俺の物だと言ってくれよっ…！」　わたしの上で激しく突き動きながら、この気持ちよさを続けたければ、村田は俺の物だと言えと言うのです。「ああぅ…いいのぉ…緋紗子はあなたの物…あうっ、やめないで…お願いつづけてぇ…」　こんな気持ちの良いことを、最中にやめるなんて誰にも出来ないと思ったんです。「緋紗ちゃん…！俺ぇ…」　登り詰めるすぐ前に仰ぎ見て村田と目を合わせた。快感に歪んだ顔にだらしなく喘ぎを上げる口元に、わたしは承諾の微笑みを浮かべたのです。　気を良くした村田の激しい抽挿、良人を持った身に許されざること、それはもう止めることの出来ない動きだとわかりました。　終焉に向かう村田の手が、恍惚と反り返らせた顔の下、首っ玉を抱き寄せて。「緋紗子…！お前は俺の女だァ…」と。「あうっ…あひっ、あひさっ…あぁっ緋紗子は…ううっ…あうっ、村田さんのものよ…」　絶頂の寸前に話すのも億劫な中、唇はそう語り、重なる村田の腰の辺りを抱いたのです。　ああ逝くう…っ。その刹那また達しました。「奪ってやったぞ…！緋紗子を浩一から奪ってやったぞ…」　恍惚な絶頂感に悶絶したまま、彷徨うエクスタシーの白昼夢の中に聞いた、村田の勝利の雄叫びが耳を通り過ごして行きました。「緋紗子…緋紗子ぉ…俺の物だぁ…！」　荒々しかった村田の動きが緩く小刻みな動きに。それが村田の射精時の動きでした。　ブシュっと一撃が中に噴き出し、しゃくる動きに次々とヌルミを帯びた精液が噴き出て膣内に広がる。中に出されるあの感覚が更にも増して分かるんです。　しばらく忘れていた女の悦楽、剃られたばかりの恥丘に剥き出された淫茎の肉芽、散々もてあそばれ敏感になった無毛の陰唇を、男の根元で擦り付けられる快感に悶えました。「あっ…ああっ…出てる…出てるのいい…いいぃ…わぁ…」　思わずそう声が出たんです。　中に出させる記憶、主婦として当たり前の主人の射精、白いヌルヌルの精液、その生温かいのが噴き出てくるこの感覚が、こんなに気持ち良いなんて思わなかった。　わたしは出された村田の精子を奥深くへと、逃すまいと女の本能にヒザで男の尻を抱き迎えるのです。「ああ…ああっ…あううん…っ…」　女ってその状況を認めさえすれば、誰のでも感じるんです。主人のとは違うそれ以上の悦びに村田を逃がすまいと手は背を抱き、足を絡ませ挟もうとさえするのです。　縄で拘束され恥毛のすべてを剃り上げられた。まるで屈辱的なマゾヒスティックな行為なのに、縄が解かれた後も、この肉体が意に反して村田を受け入れることを拒みもしなかったのです。　なにが運命なものか、この変態的な快楽をむしろわたしから求めたんです。　村田との関係を、主人には腐れ縁と弁解したけど違うんです。突然おとずれたセレブリティの暮らしに目までが眩んだんです。　村田が買いそろえた下着、値段を聞いてびっくりしました。シルクだと聞いたけど、ストッキングなんて太ももまでしかなくて、しかもレースの装飾まであるんです。　ガーターベルトがなければ着けることさえ出来ないし、ブラジャーなんか乳首が丸見えの薄布造り、パンティはヒモとわずかな布だけの、手に持つのも恥ずかしくなる超セクシー仕様、とても着れないと思ってたんです。　でも違ったんです。女って不思議な生き物、従属するその関係が怪しければ怪しいほど大胆になれた。外からは見えなくとも、そんな下着を着けるだけでワクワクとするんです。　村田の女だと、村田に連れ回られた夜の世界に、以前とは違う女を見つけたんです。清楚だったつもりの女が突然、妖艶に変わったんです。　真白い乳房の膨らみを露出させ深く谷間を刻む、これでもかと肌を露出する超セクシーなカクテルドレス。男性からの胸元に集まる視線が心地よいのです。　大きくて悩んだ乳房がウソのように、男性を魅惑するなんて信じられなかった。　有名人を招いた超一流ホテルのパーティ会場に、まわりの殿方を魅惑し続ける女がそこにいました。思えば南野社長はその頃から目を付けていたんですね。　男性の視線を意識する度に、湧き出る淫欲に村田との変態的な繋がり。初めてのラブホテルの部屋、いつの間にかお気に入りはカガミの部屋でした。　エステの勧めですべてをワックス除毛のブラジリアン。ワックス処理はカミソリで剃るより簡単で痒くない。　村田の前で脚を開き、無毛の陰部のすべてを晒すなんて、主人の前ではとても出来なかったことが平気に出来る。そんな女があっちにもこっちにも、カガミの中からわたしを見ていた。　村田が見せる無修正のアダルトビデオ、長時間に及ぶ男優陣の抽挿の動き、あどけない少女のような女優が２人の男優に次々と中出しさせるのにもビックリ。　村田の興味は洋物、特に大きいのに魅了されてか黒人物がお気に入りだなんて、さすがに親子、理事長のじいちゃんと一緒でした。　と、言いながらも、テレビに映す白人女性と黒人男性のアブノーマルな性交を、わたしまでがいつの間にか見とれていたんです。「緋紗子ぉ…いつかお前を、あんな黒人に抱かせてみてえんだ。なっ、いいだろ」　どこまで本気なのか、そのときは黒人並の太さのバイブレーターの気持ちよさに、それもいいかなって思ってしまう。　大人の玩具から与えられる悦びは造り出された物。だんだんとエスカレートし、黒人男性の物に負けない。あの太志君でする村田を前にしたオナニー。　村田の好奇な目。ビビビビビビビッ…振動の音。グニュグニュグニュと人工の性器が巨大な亀頭をくねらせる音。バイブ音をくぐもらせ中程まで入れて、村田が言った通りＧスポット辺りを太く盛り上がる膨らみでぐいぐいと。　真っ黒な作り物の亀頭です。それも超極太、あはぁ、逝きそう。それが震動に先をくねらせわたしの中を動くのです。　手に持って中に２０センチばかり入れると奥に当たるという感覚、振動に子宮口を激する新たな性感に３０センチあまりが、わたしの中で蠢き、人工の性器の振動が全身に響いてたまらないんです。　それでもやはり、わたしは禁断の悦びを知ってしまった女です。研ぎ澄まされ敏感になった膣に本物とは比べられない人工物の質感。大人の玩具や早漏の村田より、ＡＶで見たような本物の男が欲しくなるのです。　村田に連れられた夜の盛り場、セレブのシークレットラウンジでのこと。盛りを過ぎたアイドルや厚化粧のとうが立った女優が魅せる、肌を露出しすぎる過激なファッションに彼女らは男を漁り、作り付けの別室へと消えて行く。　隅のソファーには傍目も気にせず、半裸の男女が抱き合い互いに性をむさぼり合う。芸能界の裏側を垣間見せられた。　村田と二人、周りを見つつただ酒を飲むテーブル席に投げかけられる視線。オーナーである有名女優がそっとわたしに耳打ちをした。「ここには芸能記者なんか来ないの。遠慮しなくっていいのよ」って、誰か芸能人と間違えられたのか。「なんだよ、緋紗ちゃんお前、オーナーに気に入られたのか」　オーナーの肩を抱くのは、テレビで見た確かラグビー選手だったはず。　ドレスシャツをはだけさせ肉体自慢にわたしを見る、若き巨躯の男と目を合わせた。「見て見ろアイツ、ジャパンのラグビー選手だってよ。凄えよなあの上半身よ、ヘヘェ…ねえさ緋紗ちゃん、あんなのに抱かれてみたくはない？」「バカぁ…！」　と、否定しながらも目はその筋肉隆々の上半身を追いかける。「なんでぇ…！緋紗子お前、本気に思ってるのか…！？」「な、分けないじゃない」　所詮、肉欲と打算だけで結びついた男、周りにはテレビで見知る有名人が、肉体自慢のプロ選手が事あればと言い寄るばかりに、つい目移りに虚弱な村田は激しく嫉妬します。　社長の存在を知ったのもあの頃。村田の狂気、義兄であるリソノ社長南野正道への抑えられないカインコンプレックス。村田にとって義兄に対し、わたしのことが自慢だったのでしょうか。「兄貴に抱かれろよ」衝撃の言葉でした。でも村田は言ったんです。「次は親父だ」と。　断ったつもりだったのです。強引というか無理やりでした。男と女の営みを女を物としか、賭け事のチップのようにしか考えられない男、それが村田でした。「断るだと…！緋紗子、お前何様のつもりなんだよ」　金銭の支援がなければ生活費にも窮する有様、主人と購入したこのマンションのローンさえ村田に頼るしかなかった。　どうすることも出来ない状況に、このマンションだけでも守りたいと承知したのです。　それが自己中心的な村田より、紳士的でやさしく接してくれる父親のような年代の、南野社長に引かれたのは時間の問題でした。祖母との２人暮らしに、両親のいないコンプレックス。年取った理事長とは甘えられる祖父にも似た存在でした。　それは恋愛感情とは別物の、肉体の心地よい関係とでも言うのでしょうか。「どうして緋紗ちゃんって兄貴に色目を使うんだ。大会社の社長だから取り入ろうってか？ふざけんな…！」　虚弱だといっても男の力に、頬を打たれ壁まで吹っ飛びました。「緋紗ちゃんは俺の物だよ。いい…！兄貴に抱かせたって、親父としたってそんなこと構わないんだ！」　この村田って男は親兄弟とさせたくせに、嫉妬に簡単に暴力を振るい、女をそんな視線でしか見れないんだ。　もうイヤだと、蔑んだ目に村田を見た。「いいか…！緋紗子は俺のだ。緋紗子ォ…！お前は俺の言うことを聞きいれ、俺を見てればいいんだ…！」　気違いじみた激昂に、服という服がハサミで切られ、長かった髪を鷲づかみされ乱雑に肩下から切られた。「お仕置きだよ。緋紗子…！」　今でも悪夢に思い出す。あのときの村田の顔。　顔を腫らし引き裂かれた衣服まま、自宅マンションから逃げ出しても、行く所もなくて夜半のタクシーの中、電話したんです。二度三度と肉体関係を結ばされた南野社長に庇護を求めたんです。　おいでとやさしく言われました。　社長秘書、高卒の女がいつしか社長秘書室の中でも、社内にいて夫人のように世話する立場になっていました。社長の手の内に、まわりの先輩秘書さんから見れば、さぞ可笑しかったに違いありません。　スケジュールの管理に身支度に思えば天狗さんでした。男気というか、南野のやさしさと気前の良さ、わたしは社長秘書から愛人の座まで手にし有頂天、それからでした。　女と仕込まれた。歩きにくいはずのタイトスカートにハイヒールを履く意味。一番美しくセクシーなスタイルというのか、細くて高いピンヒールを履き、背を伸ばした姿勢を維持すること。　ビジネスシーンにミニのスーツ、それもタイトスカートからハイヒールでの優雅な歩き方や振る舞い。　ハイソ必須の社交ダンスの先生に言われました。『ハイヒールを履くと腰の位置も高くなるし、体も前傾になって、タンゴ的に言うと抱擁がとてもしやすくなるんだと。それに加えて姿勢がすごくきれいになって、上品になって、男が手をとってリードしたくなる』と。『別にタンゴに限ったことではなく、その女性がぱっと男としての目に映ったときに、ハイヒールが醸し出す雰囲気っていうのが、男にとってはすごく魅力的に感じる』　と、抱擁されてのレッスンの最中に、女がハイヒールを履く意味を教えていただいたのです。　それからは女の戦闘靴、ハイヒールを履くと女のスイッチが入るのです。　それまで女が男を悦ばせる。そんな発想はありませんでしたから、社長に教えられたソープ嬢の肉体を使って奉仕する業は意外でした。社長の手で、ふふふふふふふふ…。わたし淫乱なまでに男を悦ばせる性行為に目覚めちゃって。　村田の父親であり母校の理事長であったじいちゃんからは、古来の四八手の裏表、九六手を指南され、本茶臼から時雨茶臼と女上位を極めてから積極的になれたのです。　口でするのも吸い方舌の使い方まで工夫し、社長や理事長のじいちゃんのおチンポで試してみました。以前と明らかに違う振る舞いに気を良くした社長は、わたしを性の道具かのように、玉川というサオ師に委ね調教までさせたのです。
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2015年12月2日掲載
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