| ２． 皆さん、お久しぶりです。サツキです。 私は相変わらずノブオさんに怯えながら暮らす毎日を繰り返してます。とは言っても晩御飯の時しか会いませんからその時だけ覚悟してれば大丈夫なんですが。 それで、私は一つの覚悟のようなものを決めてから、ノブオさんの家に夜に行きました。 ブザーを鳴らしてしばらくしてからノブオさんがカギを開けて、ドアを開けました。ですが、そのノブオさんは凄くニタニタしてて気持ち悪かったんです。 「おおサツキじゃねえか。いいとこに来たなあさっさと上がれや」 すると突然ノブオさんは私の腕を乱暴に掴んで家に引き摺り込んできました。私は素早く靴を脱いでそのまま居間に上がりました、と言うよりは無理矢理引っ張られたと言った方が正しいかもしれません。 「あのなあ、今面白れぇ本読んだんだよ。人間って特に臭い部分があるっつうから、お前でちょっと試してえんだよ。いいだろ？」 突然ノブオさんは凄く変な事を言ってきました。私はただ立ってる事しか出来ませんでした。ただ、一つ何となく分かった事は、これから私が何かされるかもしれないと言う事でした。 「でもお前可愛い顔してっから、多分大丈夫だとは思うけど、確認させろよ？ な？」 私が返事をする前に、ノブオさんは突然私の腕を掴んできました。本当はすぐに振り払いたかったんですが、怖くて出来ませんでした。 「お前昨日ちゃんと洗わさってねえ皿あったじゃねえか。ホントなら殴ってやろうかって思ったけど、今回はこれで簡便してやっから、腕上げろや」 いきなりノブオさんは脅しをかけながら、私の腕を上げてきました。そして腋に顔を埋めてきたんです。自分の身体にノブオさんの鼻が当たってる事を想像するととても怖くなりましたし、嫌にもなりました。 ですが、ブレザーの影響でそこまで敏感には感じられなかったからか、今度はブレザーを脱ぐように命令してきたのです。私は逆らう事も出来ず、ゆっくりと脱ぎました。 「やっぱ学校帰りらしい匂いじゃねえか。匂い無しじゃねえけど女らしさがあるからいいかも」 ワイシャツ越しにまたノブオさんの鼻が当てられました。気持ち悪くてその場から逃げたい気持ちになりましたが、逃げたらまた何かされると思ったからじっと我慢してました。 「後耳の裏も結構やべぇらしいぜ」 今度は私の顔のすぐ横にノブオさんの鼻がやってきました。髪を避けて私の耳を触ってきました。すごく気持ち悪かったですし、ノブオさんって結構息も臭かったから、近寄られるだけで不愉快な気持ちにもなりました。 「お前髪からいい匂いすんなあ。耳の裏なんて全然大丈夫だなお前」 そう下品な事を言い残しながら私の近くを一旦離れてくれました。これで解放してくれるのかと一瞬安心したんですが、まだ終わってなかったのです。 「後はここなんだよなぁ！」 するといきなりノブオさんは私の両足を掴んで転ばせてきたんです。うつ伏せに倒されて、膝も床にぶつけたから凄く痛かったです。 「痛い！」 そしてまたノブオさんが近寄ってきました。 「おい、尻持ち上げろ。突き上げろ」 私の背中を乱暴に掴むと、お尻を突き出すような体勢に無理矢理させられました。背中は床に押し付けられて、お尻だけ突き出された体勢にさせられたから、凄く恥ずかしかったです。 スカートの中が見られてないか心配だったんですが…… 「何お前白パンなんか履いてんだよ？ 丸見えだぜ？」 そう言いながらノブオさんはいきなり私のお尻を触ってきました。直接肌が触れ合う感触が凄く嫌でした。 「あ、言っとくが、抵抗したら殴るぞ？ お前なんか俺の手にかかればイチコロなんだからな？ 分かってんだろうなあ？」 脅されたせいで私はそのままの体勢でいる事を余儀なくされてしまいました。殴られるのは嫌ですから……。 「実はなあ、肛門付近もかなり変な匂いする汗出るらしいぜ？ あ、心配すんな。直接は見ねえからよぉ。見たらお前恥ずかしくて死ぬだろ？」 ノブオさんは凄く嫌な事を言ってきました。ですが、幸いパンツは下ろされないで済んだと思うんですが、嫌らしくお尻を叩き続けてくるノブオさんにはもう憎悪しか湧きません。 なんかその後はと言いますと、お尻を触ってたり、指でなぞってきたり、パンツを触ってきたりともう最悪でした……。 「ほら、ティーバックだぜ？」 更にはパンツをお尻に食い込ませてきたりもしました。もう嫌でたまりませんでした……。それに、鼻息もかかってくるのを覚えてます。多分私のお尻に顔でも近付けてるんだと思いますが、もう最悪です……。 「案外変な匂いはしねえようだなあ。まあこんだけプリプリしたケツだったら変な匂いなんかする訳ねえか。この触り心地もいいしな」 すると今度はまたしつこくお尻を撫でてきました。 ですが、私は逆らう事が出来ません。逆らったら、多分また気絶するまで殴られますから……。 ようやく気が済んだのか、ノブオさんはやっと私を解放してくれました。ですが、その後の私の仕事はこの家での雑用です。もうこんな事になるなら制服で来るのはやめとこうかと考えました。 ですが……。 「あ、これからお前必ず制服で来いよ？ 来なかったら殴るぞ？ 下にジャージとか履いたら階段から突き落とすぞ？」 私の絶望の毎日はまだまだ続きそうです…… |
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| 2010.8.25掲載 |