処女有美　蹂躙 露稟 作
処女有美　蹂躙（悠斗の場合） 　どうしてこんなことになってしまったんだろう。 　ほんとに今から初体験するんだろうか？ 　有美は、ファミレスのボックス席に座り、ぼんやりと考えていた。 　隣には、有美の処女を奪うであろう悠斗がいた。 　篠田有美　23歳　独身。 　市内でＯＬをしている。 　おとなしい性格から男性と交際したことがなく、いまだ処女である。 　半年前、社内旅行で営業所の浩之と意気投合し付き合うようになった。 　しかし、浩之もおとなしい性格の為か、いまだ有美の体には触れようとはしない。 　それが不満というわけではなかった。 　浩之と食事をしたり、世間話をしたりするのは、それなりに楽しかった。 　ただ、もっぱら話をしているのは有美の方だった。 　有美は、性格的にはおとなしいものの、話をするのは好きだった。 　ただし、他人からすると有美の話は、「天然」と言われるようで、嘲笑されることが多かった。だからと言って、嫌われるわけでもなく、むしろアイドル的な存在となっていた。 　男性たちは、「可愛い」と思いつつも、あの「天然話」を聞かされると、最初のうちは面白そうにしているが、延々と続く天然話にうんざりしてしまい、結局は恋愛には発展しないのである。 　そんな中、浩之だけは、有美の話を最後まで聞いてくれた。それが嬉しかった。 　数か月前、ある投稿サイトで悠斗と知り合った。 　浩之との付き合いに飽きたわけではないが、有美にはちょっとした性癖があった。 　性体験が全く無いにもかかわらず、人一倍ＳＥＸには興味を持っていた。 　特に官能小説が好きで、小説の中の主人公になりきり想像を膨らませては毎夜マスターベーションをしていた。 　また、パソコンでアダルトサイトを見つけては、読みふけっていた。 　ある時、セフレを募集しているサイトを見つけた。 　おもしろそうだと思い、偽名を使って投稿した。 　処女であることをほのめかすと、返信が数十通帰ってきた。 　どれも「処女を俺にくれ」「初体験させてあげる」といった内容だった。 　中には、体験してみたいと思うような内容の文書もあった。 　しかし実際に会うつもりはなく、適当に返信をしては、楽しんだ。 　そんな中、明らかに年下とわかる投稿者がいた。 　それが悠斗だった。 　年齢を聞いたら、中学３年生の15歳だという。 　メールで送ってきた写メは、ちょっと背伸びをした少年って感じだった。 　でも、意外とイケメン少年だった。 　特にイケメンが好きなわけでもないが、中学生でイケメン・・・可愛いと思った。 　なんで中学生がこんなサイトにと思いながら、最初は、からかうつもりで返事を出していた。 　それが意外と真面目で年下らしい返事が返ってくるので、「いい子だな」って思い始め、こちらも真面目に答えてあげなきゃと思うようになった。 　最初は偽名を使っていたが、本名を教えてあげた。 　いろいろと質問をしてくるので、全て本当のことを教えた。 　住所を聞かれ、最初はどうしようか迷ったが、番地以外は本当の住所を教えた。 　いろいろ話しているうちに彼のペースにはまっていった。 　プライベートのこと、仕事のこと・・いろいろと話した。 　意外とＨな話はしてこなかった。 　まだ中学生だし遠慮してるんだなぁと思っていた。 　可愛いなぁと思い、おねぇさん顔で話していた。 　ところが、あることをきっかけに立場が逆転した。 　それは、有美が処女だと分かったときからだ。 　それまで「有美さん」って呼んでいたのが、「有美」って呼び捨てに変わった。 　また、「僕」って言っていたのが、「俺」に変わった。 　そこから彼の強引なリードが始まった。 　どうしてそうなったのか・・・たぶん彼が童貞ではなかったからだろう。
【優斗の場合２】
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2016年10月18日掲載
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