数日たったある日、メールが届いた。明日の夜、開催されるパーティーのことだった。
　次の日ユリは、迎えの車に乗り会場へと向かった。途中、ユリは目隠しをされた。着いた場所は誰かの別荘のようだった。
　ユリは、着くとすぐに控え室らしき所に通された。そこにホステスとしてのドレスが置いてあった。ユリは、仕方なく着てみた。体のラインがしっかりわかるようなデザインではあったが決していやらしさはなかった。
「はぁ、ついにこの日が来たわ。」ユリは不安で一杯だった。
　会場には高級そうな応接セットが置かれていた。すでに何人か来ていた。
　来客を見てユリは驚いた。各界を代表する顔ぶればかりだったからだ。
　その後も何人か訪れ十人程が集まった。
　ユリはホステスとして酒の準備をしたりお酌をしてまわった。
「君が今度入った娘だね。」声をかけたのは、大物政治家だった。
「慣れるまで大変だけど、君なら我々にとって充分な素材だ。がんばってくれ。」
「素材？」ユリはちょっと疑問に思ったが特に気にしなかった。
　宴も１時間が過ぎた頃、ユリは先ほどの政治家に呼ばれた。
「新人歓迎の儀式だ。」と言ってグラスを差し出した。
　ユリはグラスを受け取り、みんなと乾杯した。
　飲んでいるうちにユリは立ちくらみをした。
「大丈夫かい、ちょっと疲れたみたいだから横になるといい。」そう言ってソファーに寝かせた。
　ユリはすぐに眠りについてしまった。
「さぁ皆様、第二部の始まりです。本日のホステス、ユリはお初となりますので恒例の儀式から入らせていただきます。」支配人は言った。
　ユリは目を覚ました。ユリの周りを客人が囲っていた。
「？」ユリは驚き体を起こそうとしたが動かない。見るとベッドに手足が固定されていた。
「な、何ですか、これは。解いて下さい。」ユリは叫んだ。
「これから儀式が始まる、解くわけにはいかないなぁ。」大物政治家が言う。
「じゃあ、まず下準備だ。今日の担当はS社長でしたね。」
　支配人はベッドの脇にシェービングクリームとカミソリとハサミを置いた。
　ユリは体を懸命に動かしたが縄はほどけない。「やめなさい、さもないと。」
「さもないと、どうするのかな。」
「・・・、今ここで身分をあかしたらダメだわ。」そう思いユリは黙った。
「じゃあ、始めましょう。」するとS社長がハサミを取った。
「ザクザク」ドレスを切り始めた。
「やめて。」ユリは必死に叫ぶが着ている物は、またたく間に切り裂かれ、ついには下着だけとなっていた。
「ほう、紫の下着ですか、なかなかそそりますね。」野球OBのW氏が言う。
「あぁ、何も抵抗できずに見られるなんて、悔しい。」ユリは思った。
「さて、拝見しますかね。」ヤラシイ目をしながらブラジャーを切り落とす。
　すると形の良いユリの胸がプルンと音をたてて飛び出して来るように現れた。寝ているにも関わらず、ユリの胸は重力に負けずしっかりと上を向いていた。仕事柄、鍛えているので胸は引き締まっていたがふっくらとした感じがあった。乳首は小指ほどの大きさで、薄いピンク色、乳輪も程よい大きさであった。まさに美乳だった。
「ほぉ、これは上物だ。今回はついてるな。」Ｗ氏は喜んだ。
「あぁ、胸が見られている。」ユリは悔しくて涙が出てきた。
「びくっ。」突然、ユリの体が反応した。W氏が乳首をつまんだのだ。
「おぉいい感度だ。」S社長は喜びながら言った。
「どれどれ」とF議員もつまんだ。
　しかし、今度はじっと堪えた。
「けっ、かわいくない女だ。」F代議士は不快だった。
「まぁまぁFさん、それより下にいきますよ。」と言ってパンティーを切った。
「いやぁー見ないで。」ユリが叫ぶ間もなく下半身は露わになった。
　秘部を覆っているヘアは、少し多めだったが色が薄いので見た目は多いとは感じなかった。
「どれ、中身を調べるか。」と言ってF代議士は無造作に指を突っ込んだ。
「痛いっ。」ユリは叫んだ。
　F代議士は突っ込んだ指の匂いを嗅いでみた。「牝の匂いがするなぁ、ちゃんと洗ってるのか？」と大声で言った。
　ユリは、裸にされた上に屈辱なことを言われ恥ずかしさでいっぱいだった。
「さて、準備完了。」S社長はそういうとシェーバークリームをユリの秘部へ塗り始めた。
「あ、何してるんですか？」ユリは、とっさに自分の下半身を見た。
「邪魔ですから、こんなものとっとと剃ってしまいましょう。」S社長はカミソリを当てた。
「きゃっいや。」ユリは嫌がった。
「暴れると怪我しますよ。」
　体を拘束されているユリには、どうするともできなかった。
「ジョリ、ジョリジョリ。」
　ヘアを剃る音が響く。ユリは、うっすらと涙を浮かべ、ただ目を閉じているだけであった。

　ユリの秘部を覆っていたヘアは綺麗に剃られた。
　ユリは、ただ、ただ、泣いているだけだった。
　そんなユリのことなど気にもかけず儀式は進行していった。
　そして今度はカバンを持った男が一人部屋に入ってきた。
「今晩は、皆様。ほぉ今回はこの娘ですか。なかなかの上物ですね。それでは、いつものように仕上げに入ります。」挨拶をしてカバンを開けた。
　男は、注射器を出し薬液を入れた。
「な、何をするつもり？」ユリは叫んだ。
「麻酔ですよ、直に彫ったら痛いでしょ。」男は言った。
「彫る？」ユリには、まったくわからなかった。
「君にはこれから誓いの証として、性器に刺青を入れてもらう。」F代議士が言う。
「何ですって、そんなの絶対イヤ、やめなさい。」ユリは半狂乱気味に言う。
　そんなユリの叫びなど気にもせず男は麻酔を打った。
「あまり暴れると麻酔が利きすぎて危ないですよ。」男は忠告した。
　拘束されているユリには、抵抗をすることもできず、ただじっとしているしか他なかった。
　ユリは掘られている間、周りを睨み続けていた。決してこのような悪事を許すわけにはいけないと心に誓った。
　そうこうしているうちに、刺青が彫り終わった。
　ユリの性器には、くっきりと淫靡な女性が描かれていた。