ユリは、何とか逃れようとするが力が出なかった。
「やめて、お願い。」ユリはこれから行われるであろう陵辱に恐怖心を抱いた。
「バカ野郎、今更何言ってんだ。最初から素直にやらせりゃいいものを。」そう言って男はユリの胸ぐらを掴み一気に引き裂いた。
「ビリビリッ。」ユリの胸元が露わになった。
「きゃぁー。」ユリは叫んだ。
「ほぉ、なかなかいいもの持ってるじゃねぇか。」
　ユリは胸を隠そうとするが男達に手足を押さえられているので身動きがとれない。
「お願いです、お金ならいくらでもあげますから許して下さい。」ユリは泣いて詫びた。
　今のユリには検査官としての面影はなかった。
「ピシッ。うるせぇぞ。」男は容赦なく叩いた。
「さて、そろそろ拝ませてもらうか。」
「いや、いやよ、やめて！」必死に叫んではみるが抵抗できるのは声だけだった。
　男は露わになった胸をブラジャーの上から鷲掴みにした。
「痛い！」
　男が力任せに掴んだのでユリには痛みが走った。
「ピシッ、ピシッ。」男は両頬を叩いた。
　ユリは恐怖から何も言えなくなった。
「やっと観念したらしいな。よし、立たせろ。」
　ユリは他の男に抱えられた。
　男はユリの前に立った。
「しゃぶれ。」
　さすがにユリは戸惑った。
「ボコッ。」すぐさま男の蹴りがユリの腹に打ち込まれた。
「ぐぅっ。」ユリは息を飲んだ。そして男の下半身に近づいた。
　男はただ立っているだけであった。
　ユリは男の表情から悟り自らズボンに手をかけた。
　男がユリを見て勝ち誇り、ユリが屈服した瞬間であった。
　男のものはズボンの上からでもはっきりとわかるほど怒張していた。
　ベルトをはずし肉棒をさらけ出す。それは黒光りし、すごい太さであった。
　ユリは肉棒に手を添え、目を閉じて口に含んだ。
　舌を使い亀頭をナメて、吸い出す。
「ほぉ、なかなかの腕前だ。」
　ユリは率先して頬張り、喉元まで含んだ。
　その光景を見ていた他の男達がユリを囲む。
　男が下着を脱がそうとすれば、脱がされやすい姿勢を取った。
　ユリは全裸にされても構わずフェラチオを続けた。
　ユリは恐怖に支配され自分が自分ではなくなっていた。
　男達がユリに愛撫を始める。
　一人は胸を、また一人は秘部をまさぐり始める。
　乳首を指先で摘み、こねくり回す。
「うぐぅぅぅ。」フェラチオを続けるユリは喘いだ。
　今度は秘部への愛撫。
　ユリは肉棒をくわえたまま、尻を突き出された。
　股を開かれ、男の太い指が差し込まれた。
「痛っ。」一瞬ユリは腰を引いた。
　しかし痛がったのは男の爪が当たったからであった。ユリの秘部からは愛液が流れ、太股まで滴っていた。
「おいおい、レイプされてんのになんでこんなに濡れてんだ？」そういって男は指で秘部をかき回した。
「あぁぁ、いやぁぁ。」ユリは、感じている自分が不思議であった。
「おい、そろそろ入れるから放せ。」そう言って男はフェラチオをやめさせユリの腰を抱える。
「あぁぁぁ、い、痛い。」ユリは腰を引こうとする。
　充分に潤っているはずのユリの秘部であったが、それ以上に男の肉棒は大きかった。
「なかなか狭くていい締め具合だ。」そう言って男は更に奥へと突く。
「痛い、痛い、やめて！」ユリは叫ぶ。
「へへへ、いい声だ。もっと叫べ。」痛がるユリをあざ笑う。
　ユリは男に後ろから突かれているので倒れそうになるが男はしっかり腰を抱えていた。
　しかし突かれる度に痛がっていたユリの秘部は次第に男の肉棒を受け入れ始めた。
「あぁぁ。」思わずユリは声を漏らした。
「な、なにこの感覚は。なんだか変」
　無理やり犯されているのに自分が反応をし始めている。憎しみと快楽と入り混じったこの感覚。ユリは当惑した。
　そして突かれるたびに、その感覚は快楽へと変化してくる。
「あ、あぁぁぁ、いっいぃ」
「おいおい、犯されているのに感じ始めてるぞ、この女。」男から罵声が飛ぶ。
「言わないで、そんなこと。」ユリは恥ずかしさで一杯であったがそれ以上に快楽が襲ってきていた。
「ピチャピチャピチャ」やらしい音が聞こえてくる。
「すごいぞ、この女。感じまくって垂れ流しだ。」男は突きながら嬉しそうに言う。
「あっあっあっあぁぁぁ」
「よーし、そらそらそらっ」男はピッチを上げ始める。
　男の動きに合わせ、ユリも腰を動かす。
「あ、あぁぁぁぁぁ。」ユリは更に声を高くあげる。
「そろそろ出すぞー。」
「はぁはぁはぁはぁ。」ユリも声が途切れ途切れになってくる。
「う、うぉー」男は雄叫びをあげた。
「い、いくぅー」ユリも合わせてイった。