「はぁはぁはぁ。」ユリは汗だくになりながら全身で息をしていた。
「さすが捜査官、すごい頑張りでしたね。」
　支配人に話しかけられても言葉すらでないユリであった。
「ちっ、時間に助けられやがって。賭けに負けちまった。」代議士は悔しがった。
「あとユリ様、先ほどの行為はビデオに撮らせていただきました。」支配人が言った。
「結局また弱味を握られてしまった。」ユリは自分の詰めの甘さを悔やんだ。

「お、お願い許して！」女性達は叫んだが連れて行かれてしまった。
「あの女性達はどうなってしまうの？」ユリは聞いた。
「これから負けた者は罰を受けてもらいます。準備が整い次第始まりますのでご覧になって下さい。」

　しばらくして先ほどの女性達が取り押さえられながら入ってきた。
「お願い、許して下さい！」女性達は叫ぶ。
　女性達は体を床に押しつけられ、床にある止め具に両手両足を固定された。
　ちょうどドックスタイルになった。
　女性達を全員固定し終わると、また控え室に戻っていった。

「ワンッワンッワンッ。」犬の鳴き声が聞こえてくる。それは複数の犬の声だった。
　見るからに凶暴そうな犬を連れてきた。人と同じ位大きく、番犬になるような獰猛そうな犬だった。

　係りの男は女性達のパンティに何かの液体をつけて回った。
「きゃー、やめて、そんなのつけないで！」
　ユリにはわからないが女性達は知っているようだった。
「何をつけているの？」ユリが聞いた。
「そのうちわかりますよ。」薄笑いを浮かべながら支配人は言った。

　係りの者は女性全員に塗り終わると、繋がれていた犬達を一斉に放した。
「わん、わん、わん。」犬達は女性達に飛びかかった。
「きゃー。」女性達の悲鳴が響きわたる。
「あぶないわ！早く助けて。これが罰なんて、女性達が殺されてしまうわ。」ユリが叫ぶ。
　驚いた様子もなく会場の来客は見つめていた。
「ひどい、あまりにも酷すぎる。これじゃ見殺しじゃない。」ユリは怒った。
　しかしよく見ると犬達は飛びかかったが女性の股間に顔を埋めるばかりであった。
　そして犬達は女性のパンティをはぎ取ってしまった。
「お願い、やめてー」女性は泣き叫ぶ。

　次の瞬間、ユリは目の前の光景に目を疑った。
　犬達はパンティをはぎ取ると女性に被いかぶさった。
　そして腰を動かす。
「はっ！」ユリは驚きのあまり声を出す。
　犬達は女性を牝犬と勘違いして交尾をしようとしているのだ。
「どうだ、すごいだろ。さっきの液体は牝犬のフェロモンなんだよ。」客人は興奮しながら言った。
「おかしい、あなた達は狂っている。人間と犬を性交させようなんて。」
「きゃー、怖い、やめてー。」場内は女性達の悲鳴が響いた。
「もうしばらくすると適応できる者とそうでない者がわかる。」客人は言う。
　やがて場内からは悲鳴が消えた。
　そしてかすかに声がする。
「うぅぅ、あぁぁ。」
「あっあぁぁ。」
「はぁはぁはぁ。」
　それは女性達の喘ぎであった。
　すべての女性達は犬の肉棒を受け入れていた。人間のものより遙かに太く長いもので半分も挿入できなかった。
　会場では犬の動きに合わせて腰を振る女性、虚ろな目をして受け入れている女性の二種類があった。
「虚ろな目をしているのはだめだ。たぶん精神が破壊されたな。」客人は言う。
「意志が強いやつほど狂うな。」客人は続けた。
　そうこうしているうちに会場では女性達の喘ぎが充満していた。
「あ、あ、あっあー。」
「い、いい、いくー。」
「はぁはぁはぁ。」
　犬の肉棒の長さ、太さ、そして持久力、人間のとは桁外れに違うのだろう。
　犬達に何度もイカされ女性達は快楽に狂っていた。
　かなりの時間が経ち犬達の射精が始まった。しかしその頃には女性達は失神していた。

「精神が壊れた女性はどうなってしまうのですか？」ユリが聞く。
「ここでは、もう使い物にならないので辞めてもらいます。」支配人は女性達を物を扱うかのように言った。

　罰を受けた女性達は係りの者に抱えられ、その場を去った。
　支配人は係りの者に耳打ちした。「使い物にならなくなった女は、いつもの店に連れていけ。」
　ユリには内容までは聞こえなかった。
　そしてその女性は風俗店へと売られていった。